青い春、死の境界   作:ニゴリエース

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戦闘シーンって難しいね
今回ちょっと短めです


魔眼覚醒

 

 

 得物──問題なし。

 肉体──異常なし。

 魔眼──絶好調。

 

 「よし、イケるな」

 

 標的は合計で十三、そのうち大物が二。状況に適さないため術式は使用しない。……1分もあれば十分か。

 現状確認を終えた俺は、一歩踏み出す。一番近くにいた呪霊、その体に走る複数の歪な青い線を視認し──

 

 「フッ──!」

 

 ()()()()()()()()()()なます斬りにする。ひとつ。

 この程度の相手にわざわざ線をなぞるまでもない。……いい刀だな、ちょっと欲しくなってきちゃった。

 

 「シィッ!」

 

 ふたつ、みっつ、よっつ。とんでむっつ。ナイフの時点でサクサク解体(バラ)せていたのだから、刀を使えば楽なものだな。

 

 「◾️◾️◾️◾️◾️!!」

 

 背後から呪霊が迫るが、甘いな……っ、見えた、()

 思考が走り、呪霊の胸にある青い点を貫手で貫くと、呪霊はビクンと痙攣し、そのまま消える。ななつ。

 

 これで近場にいた奴らは一掃した。残りは部屋の奥に屯してるやつと……大物が二。

 

 「まずは雑魚どもから、だな」

 

 呟きつつも、動きは止めない。寄らば斬る、寄らねば寄って斬る。たまに貫手でぶち殺す。この程度の相手なら実家にいる時でも散々やった。

 気づけば残りは大物二体。猿とムカデが合体したような見た目の彼らは、奇声を上げつつこちらへ向かってくる。

 

 「でもまあ、遅いよな」

 

 まずは向かって左側の呪霊の下に走り込み、そのままの勢いで線をなぞる。胴を真一文字にぶった斬り、唐竹割り。そうこうしているうちにもう一体が突っ込んできたので、蹴り飛ばして壁に叩きつけ──投擲。

 呪霊の頭に突き立った刀は寸分の違いなく、その頭にあった死の点を貫いていた。

 

 「うし、おしまい」

 

 まあなかなかいい運動になった。次はもうちょい高難度の任務を振ってもらうように夜蛾先生に頼んでみるか?

 

 「任務終了です。これ、返しますね」

 

 眼鏡をかけて入口へ戻り、そこでなんとも微妙な表情をしていた日下部さんに刀を返す。刃こぼれもしてないし、なんなら血だってついてないか消えるかしてるから、賠償とかは考えなくてもいいだろう。自分の刀だったらもうちょっと雑に使うんだけどなあ。

 

 「あ、もしもし○○さん?任務終了しました、これより帰投します」

 

 さて、今日の夕食はなんだろなっと。

 

 

 

▼ ▼ ▼

 

 

 

 高専に帰った俺は、日下部さんとともに任務の終了報告をしていた。相手は夜蛾先生。

 

 「ぶっちゃけこいつすぐにでも1級昇格させていいんじゃないですかね?両儀の出なら経験もそれなりに豊富だろうし、多分こいつ俺よりやれますよ」

 

 うわーい高評価いただきました。マジ?1級昇格きちゃう?五条に追いついちゃう?

 やっぱなー!俺って天才ですわ!異例の即日昇格しちゃいます?いやー辛いわー己の才能が辛いわー!

 

 「うむ、今回の任務での活躍と両儀家にいた頃の活動内容を考慮すれば、例外的に試験なしの1級昇格を認められるだろう。今年はすでに1人例外がいるわけだしな」

 

 イエーイ夜蛾先生にも褒められたー!いやーやっぱね?わかる人にはわかるんですよ、俺の『才能』ってやつ。

 これはもう五条なんてメじゃないなガハハ!俺が現代最強だー!

 

 「ありがとうございます。それでは失礼します」

 

 それはそれとしてちゃんと挨拶してから去る。礼節だいじ。

 

 

 

 

 ちなみにその後俺は五条が特級術師になると言う話を聞いて憤死した。

 

 

 

 

▼ ▼ ▼

 

 

 

 「ってことがあったんだけど硝子ちゃんどう思う?」

 

 「うーん、馬鹿?」

 

 「ひどっ」

 

 五条にまたしても置き去りにされ、傷心の俺は硝子ちゃんに慰めてもらいにいったところ、辛辣な反応された。悲しい。

 

 「慰めて欲しいんだったら夏油に言えばいいじゃん。あいつ真面目だからそういえばやってくれるかもよ」

 

 うーん夏油は五条とラブラブイチャイチャすきすきチュッチュ(誇張した表現)だからなあ……

 

 「あいつ五条の味方するじゃん」

 

 「いや味方も何も累が勝手に調子乗って勝手に落ち込んだだけじゃん」

 

 「硝子ちゃんまで俺を否定するのか……!」

 

 「うわめんどっ」

 

 「でもでもだって〜」

 

 そう言いつつ俺は床をゴロゴロと転がる。

 

 「散らかるからやめて?」

 

 「はい」

 

 絶対零度の視線を浴びたのでそろそろやめておく。気分も晴れたしね。でも五条許さん。

 

 「んでさ、硝子はなんか任務あったの?」

 

 「ん。ちょうど今日出た怪我人を治しただけだけどね」

 

 いいよなあ反転術式。俺アウトプットどころか自分にすら使えねえもん。

 ……ハッ!?先に俺が反転術式を身につければ五条にマウント取れるのでは!?

 

 「硝子ちゃん硝子ちゃん反転術式のやり方教えて」

 

 「ヒューッとやってヒョイって感じ」

 

 アテにならねえ〜!これだから感覚派は嫌いなんだよ!ちったあ論理的な説明とかないんか?ないんだろうなあ……反転術式はセンスが一番大事って聞くしなあ……まあ呪術全般そうなんだけどね。やっぱ呪術はクソよクソ、時代は退魔の業だわ。没落したけど。

 

 「教えたから報酬に飯奢って」

 

 「マジ?仕事量に対して報酬が釣り合ってねえだろ……」

 

 「叙々苑でいい」

 

 「図々しっ」

 

 

 

 最終的に俺は硝子ちゃんに回らない寿司を奢る羽目になった。いや任務で結構お金入ったからよかったもののそれなかったら一気に金欠生活だったわ。実家の金?ほぼ分家みたいなウチにそんなお金ありません。

 

 まあ美人さんの硝子ちゃんとご飯一緒にできたから役得と思うことにしとこう。うん。

 

 




後半脳みそ停止で書きました。後悔はない。
……やっぱちょっとある。家入さんのエミュむずくね?

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