青い春、死の境界   作:ニゴリエース

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 ルーキー1位&UA10000突破、ありがとうございます。これからもこの小説をよろしくお願いします。


クソガキ、模擬戦をやる

 

 

 五条に現代の遊びを教えてからしばらく。俺たちは授業の一環としては模擬戦を行うためにグラウンドに集合させられていた。

 ちなみにあの後、どうやら硝子ちゃんが夜蛾先生にチクってたらしく、思いっきり怒られた。ひでーや。

 

 

 「つーか今更模擬戦とかナイワー。俺が勝つのが目に見えてんじゃん」

 

 かっちーん。相変わらずこいつクソうぜー。解体(バラ)してやろうかなマジで。事故ってことにすりゃいけるだろ。

 

 「つーかさ、夏油どうすんの?模擬戦で呪霊消費すんのも馬鹿馬鹿しいだろ」

 

 「まあ、雑魚しか使わないようにすれば問題ないだろう。模擬戦で全力を出すわけにもいかないからね」

 

 おっそうだな。

 

 「だってさ。本気でやろうとしてた累さん?」

 

 「うっせ」

 

 なんで普段は知らぬ存ぜぬなのにこういう時だけ心読んでくるの?嫌がらせ?

 

 「そうだけど」

 

 「ほらまたぁ!」

 

 仕方ないなあ、そこそこにするさ、そこそこにな。そこそこに半殺しにする。

 

 「やめてよね。私の仕事が増えるでしょ」

 

 ちぇー。

 

 「ていうかさ、そもそも勝てるの?」

 

 うーんそうだなあ……

 チラリと五条の方を見る。五条は夏油と話していてこちらには一才注意を払っていない。

 

 「まあそうだな、初戦に限っちゃ10:0で勝てる。それ以降は知らん」

 

 「へー大した自信じゃん。夏油は?」

 

 「夏油はなあ……呪霊にもよるんだよなあ。雑魚だけならまあ勝てるとは思うけど、ガチったら何が出てくるかわからんしその場合は断言できん。五分五分?」

 

 まあ逆に言えば五条はあいつがどんだけガチったところで初戦は確実に勝てる。まあ夏油がガチっても初戦なら勝てるとは思うけどね。

 

 「ほら、俺って戦士というより暗殺者だし」

 

 「へーそうなの」

 

 「興味ないなら聞くなよ……」

 

 まあ、いっちょ頑張りますかね。

 

 

 

▼ ▼ ▼

 

 

 

 模擬戦最初の対面は五条VS夏油だった。夏油も健闘していたのだが、あえなく無下限呪術の前に敗北。領域展開などを使える呪霊も出していたら勝負は分からなかったが、この条件では夏油に勝ち目はない。

 

 「次は俺VS五条か。硝子ちゃん五条を治す準備しといて」

 

 「えらい自信あるね。がんばれー」

 

 家入の心のこもってない声援を背に受けつつ、眼鏡を外した両儀は五条と相対する。

 

 「ゲームやら何やらの恩はあるけどね、入学の時に売られた喧嘩まだ買ってなかったし、ここらで一回ボコってやるよ」

 

 「ケケケ、ほざけクソガキ」

 

 「オメーも同い年だろ」

 

 「うっせ」

 

 お互いに構えは取らない。両儀は構えから動きを悟られないため、五条は慢心のため。

 

 「シッ!」

 

 先に動き出したのは両儀。近場に転がっていた石を全力で投擲しつつ走り出す。

 投げた石は五条の顔面に向かって飛んでいき、途中でぴたりと止まる。これが五条の無下限呪術、その一端だ。

 

 「いきなり石とか……消えた!?」

 

 余裕そうにする五条だったが、石に意識を割いたその一瞬で両儀が視界から消えたことに驚く。慌てて六眼による探知に切り替え、背後にいる両儀を発見する。

 

 「ちょこまか動きやがって……!」

 

 若干キレた五条は、とっとと勝負を決めに掛かろうとする。

 

 術式順転 「蒼」

 

 無下限呪術を強化し、収束させる。その力場に引きずられ、五条の方へと勢いよく吸い寄せられる両儀。そのままの勢いで拳を叩き込もうとした五条の目論見は、しかし外れることとなる。

 

 「直死」

 

 つぶやき、ナイフを一閃する両儀。すると両儀を吸い寄せていた力場が消える。否、両儀によって殺されたのだ。

 

 「んなっ!?」

 

 いきなり自らの能力を打ち消された五条は、慌てて「蒼」を今度は距離を取るために使用しようとしたのだが、その行動が致命的な隙になった。

 

 力場を殺した両儀は、そのまま突撃。青い眼を輝かせて五条に迫り、展開された無限の壁に触る。そして……

 

 「フッ!」

 

 再びナイフを閃かせ、五条の周りに展開されていた無限の壁を──殺した。

 

 「ツッ──!」

 

 自らを守る無限の鎧を剥がされ、動揺し硬直する五条。彼がもっと経験値を積んだ後ならまだしも、現時点の五条にはそこまでの能力はない。

 

 「もらった!」

 

 結果として、五条は硬直した隙に両儀に首元に取り付かれ、絞め落とされるのであった。

 

 「とりあえず俺の勝ち……次はもう無理かも知れないがな」

 

 結果だけ見れば両儀は終始圧倒していたが、もう同じ手は通用しないだろうと考える両儀。五条悟は天才だ。次は何かしら対策を取ってくるだろう。

 

 「フフフ……いよっしゃあああああ!勝ったあああああ!!」

 

 それはそれとして、スカしたクソガキ(両儀視点)に1勝したので大喜びし雄叫びをあげた。彼はなんだかんだ言って俗物であった。

 

 

 

 

▼ ▼ ▼

 

 

 

 五条に勝った後、俺は続けて夏油とも戦った。といっても内容は至ってシンプルなもので、俺も魔眼は使わずに戦い、そのまま競り勝った。かなり消耗させられたが。あぶねー、下手したら負けてたかもしれん。雑魚の群れとはいえ、物量ってシンプルに厄介だわ。こう言うとき範囲攻撃が欲しい〜

 

 夏油と戦い終わる頃には五条もとっくに目を覚ましており、眼について色々聞かれることになってしまった。めんどくせ。

 

 「『蒼』と無限バリアを無効化したあれはなんだよ」

 

 うーん、まあ黙ってる理由もさしてないし、しゃべっていいか。

 

 「俺の眼は五条と同じく特殊でね。名を“直死の魔眼“という。特殊な物の見え方をするという浄眼が一種で、五条の六眼も浄眼の一つらしいな。簡単に言えば“モノの死を観測する“ことができるのさ。この場合のモノってのは何も物理的なものだけじゃない、さっきみたいな無限そのものの“死“だって視える。そしてそれに触れ、殺すことで無効化したってわけ」

 

 「んだよそれチートじゃんチート!つうか厨二くさっ!」

 

 「おまいう」

 

 「それをいったら無下限だって大概だよ悟」

 

 まあ弱点なんていくらでもあるんだけどね。わざわざ教えてあげたりはしないけど。と言うか呪術師が厨二ってなんの冗談だよ

 

 「大丈夫?眼が疲れたりしないの?」

 

 「まあ疲れるね。だから普段はこうして“魔眼殺し“を掛けてるわけだ。ほれ五条、かけてみ」

 

 まあ疲れるどころか場合によっちゃ発狂すら普通にありうるんだよなあ……

 そんなことを思いつつ俺は眼鏡──魔眼殺しを五条に手渡す。グラサンを外し、恐る恐るかける五条。そして……

 

 「うわなんだこれ!六眼が機能しねえ!めっちゃ便利じゃんこれ!俺にもくれよ!」

 

 「残念ながらワンオフ品なのだ。なんかで手に入った時にはあげるけどまあないだろうね」

 

 「ちえっ」

 

 ちなみに俺は『魔法使い』を名乗る謎の美女にもらった。なんでもこれ盗品らしいんだよね。こわ〜。

 

 

 

 「あっそうだ、本日全敗の夏油くんには今日の夕飯を奢ってもらいま〜す」

 

 「えっ」

 

 「いいなそれ賛成、俺ザギンでシースー」

 

 「えっえっ」

 

 「私叙々苑がいい」

 

 「えっえっえっ」

 

 哀れ夏油。ナムナム。

 

 




 色々と雑。戦闘描写って難しいね(n度目)
 ここまでオリ主が圧勝できるのは五条が覚醒前&かなり油断してたからです。あとまだ1年だし。
 この時点じゃできないけど夏油相手でも特級ポンポン出されたら流石にきつい。戦闘カットしたけど。



 魔法使いを名乗る謎の美女

 一体何崎誰子なんだろう……(すっとぼけ)(詳しく知りたい人は「魔法使いの夜」「月姫」をやろう!)

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