色んな子(主にスケバンポニテ)に好かれてる女の子 作:人の一欠片
評価星9
わけみたまさん LOKI PRIMEさん TRTRMGさん 七味大福さん
ありがとうございます。感想をくれてもいいんだよ
それは、とある日の昼下がりの事だった。そろそろアビドスで砂祭りが開かれる頃合だったなと思いながらカフェでキャラメルラテを飲んでた時、急に電話がかかってきた。画面を見てみるとユメちゃんからだった、交換した頃からよく電話する中だったので特に疑問を抱くことなく応答ボタンを押した。
「助けてください!!!!!」
気づいたときには勘定を済ませアビドス方向に全速力で駆けていた。声はホシノちゃんだったけど、その鬼気迫る声の前には些細なことで、何も情報なんかないただの嘆願。だけど、それで十分だった。
「絶対、助ける」
目と鼻の先には大きな砂埃が上がっていた。原因はあれか
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しまったなぁ、ホシノちゃんと喧嘩別れみたいな感じになっちゃったけど、これ、帰してくれる気がしないや。こんなことなら最後に謝るぐらいすればよかったのにな〜
「スマホはどっかに落としちゃったみたいだし、それもできないけどさ」
ハハっ、なんて乾いた笑いしか出てこないや、もう何度もミサイルが飛んできたり、砂漠の砂を巻き起こして攻撃をたくさんしてくるのを捌くのも大変なんだけど、もう限界だよ〜、でもなんだか調子いいかも
「ハイになっちゃってるのかな、この調子なら、ホシノちゃんが到着するまでなら持たせられるかな?なんて.....っぅあ」
少し口角を上げながらそれを見上げると、今までとは比べ物にならないほどの恐怖が襲ってきた。さっきから弾幕が薄いと感じていた原因が目の前で放たれることで理解できた。アレのためだ、直撃すれば文字通り即死の光線で私を焼き払うつもりで、それを悟らせないように、この瞬間のためにこれまで溜めてきていたんだ。今ならまだ避けられると思い動こうとしていつまで経っても動かない自分の体に今度こそ絶望した。
服もぼろぼろだし、あちこちから血が出てるし、膝も腕も笑ってる。みっともないにも程がある。こんな姿モミジちゃんには見せられないや、彼女にはいいところ見せたかったんだけど。でも、私のこともそうだし、ホシノちゃん関係でもたくさん心配させちゃったな。
.......あっホシノちゃん、来てくれたんだ。でも、ちょっと遅かったかなぁ
「......ッ゙!!」
ごめんねホシノちゃん、なんてこんな短い言葉も喉の水分が枯れている私の口は吐き出してくれなかった。結局何も残せないまま私は私の人生の幕を下ろした。
きいぃん
ちゅどおおおおおぉおぉおおぉぉぉん!!!!
「ギリセーフ.......よね?」
爆風に髪を靡かせながら、それでもなお美しくこちらを振り向いた彼女は、心配そうに私の顔を覗き込んだ。あぁ......やっぱりキレイだなぁ
あまりにも場違いなことを考えながらそこで私の意識は途絶えた
次に意識が戻ったのはタイミングよくホシノちゃんを連れたモミジちゃんが私の病室に入ってきたときだった。すぐさま私のそばに駆け寄ってくるホシノちゃんと冷静にお医者さん達を呼びに行くモミジちゃんの落ち着く度合いの差を見てなんだか面白かったのは内緒だ。もう少し取り乱してくれてもいいんだよモミジちゃん?!
あとから来たことだけど、気絶した私をホシノちゃんに預けたあともモミジちゃんは戦ってたそうだ、しっかりと息の根を止めたらしい。凄いね。なんでも、急に深刻化していく砂漠化になにか感じ取ったモミジちゃんは前々から調べていたらしい、本人曰く
「私がこれまで生きてきた中でこんな事があった例がない、確かに開発が進みすぎた結果や、天候気候に影響され進行が進む事はあるが、ここ数年のものは度が過ぎている。砂の波が襲ってくるなど災害にしてはたちが悪いし頻度が高いからな、ああも災害に酷似した攻撃をされると嫌でもわかる。」
とのこと、口調が変わっているのを指摘すると、顔を赤くしながら最近は気が立っている事を話してくれた、なんでもゲマトリア?なるものの接触が後をたたないらしい、大変だね。それで今は砂まつりに乗っかってもう砂に怯えなくても大丈夫だということを発表するらしい。これで少しでも昔の雰囲気を取り戻せるといいな、なんて笑う彼女の姿を見てると、ようやく体が安心できたのか鼻がツーンとしてきてワンワン泣いてしまった。こんなときでも落ち着いてタオルを濡らしてきて、それを泣きじゃくる私の目に当ててくれて、もう片方の手で背中を擦ってくれる彼女の姿がまるでおばあちゃんみたいで、より一層安心できてしまって。もう尊厳なんかそっちのけで泣いてしまった。それだけ怖かったんだ、死ぬことが、そして何より、みんなともう二度と会えなくなることが。
「なんで取り乱さないのモミジちゃん!!」
2回目は声に出した、泣きながら言ったので呂律が回っていなかったがしっかりと私の言葉を理解したのか答えてくれた、昔から全くと言っていいほど取り乱すことが少ない彼女の秘密を知れると思いしゃっくりで肩を震わせながらも耳を傾けた
「年の功だよ、生きた年数が違うのさ」
私は泣いた、少しぐらいまともに答えてもいいじゃん
でも、ありがとう、モミジちゃん。私達のことを助けてくれて
ほんとに違うんだけどなぁ
1,設定資料はいる?2,出すキャラクターは(作者の)弊シャでいい?
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1,いる 2,いい
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1,いらない 2,だめ
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1,いる 2,だめ
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1,いらない 2,いい