色んな子(主にスケバンポニテ)に好かれてる女の子 作:人の一欠片
時系列的にはエデン条約後....位が丁度いい気がする
あとサオリちゃん多分キャラ崩壊してるので注意です
世界線はまぁ、本編とは関係ない感じでオナシャス
評価星9
ドムドムバーガーさん、曇らせが日々の糧さん
ありがとうございます、神様ァ…!
【遊園地に行こうサオリちゃん】
その後に続く時間と待ち合わせ場所のメールに目を通す。
久しぶりにあの人からモモトークが送られてきた文面に少しの驚きと多くの幸福感に酔いしれながら私は支度を整え始めた。
あの人と私の繋がりはさほど太くもなく、まだアリウス分校に所属されマダムに飼われていた頃に半ば強引に作られたもので、別に消す理由もなかったからそのままにしていただけだった。たまにあの人がマダムの目を盗んで私たちの様子を見に来てくれたり世話を焼いてくれたりしたことはあったが、私は別にあの人が来ても来なくても構わなかったので、何をされても全く興味なかった。
───嘘でーす。彼女、錠前サオリはスクワッドの中でも1番モミジが彼女たちに会いに来るのを待っており、居ない時と居る時の差が最も激しいのである
(今日はどんな服で行こうか...)
そういえば、今更ながら思うがあの人はなんでこんな私に構ってくれたのだろうか。私は私自身も感じるほどに感情を表に出すことが苦手だ。そこに関してはもはや思うところは無い、感情を持つことは無意味で虚しいと長い間教えられ、そうでなければ苦しい環境に身を置いていたのもあるが、そのせいで不便に感じたことは無い。あの人いわく私はわかりやすいらしいからな、姫たちとあの人さえわかってくれればそれでいいのだ。
結局何故なんだ?
(あっ、コレがいいかもしれない)
降りてきた服の組み合わせに我ながらなかなかセンスがいいのではと思い、内心「ふんすっ!」と胸を張りながら支度を整えていく。あぁそうだ、遊園地に行くのだ、事前に調べることは大切だ。道中の電車で色々調べてみよう。ポーチにしっかりと財布を入れ、ハンカチ、ティッシュ、そしてスマホとキーケースを持った私はしっかりと部屋の確認を済ませて、家の鍵を済ませ目的地へと向かう。
(ほうほう、遊園地などのテーマパークはパートナーとの相性を確かめる上でかなり重要になってくる....と)
(なに!?、遊園地デートはカップルは別れさせるのか....え?大丈夫なのかそれ)
(待ち時間が退屈になったらダメなのか。過ごし方にも違いがある....だと。アトラクションに乗るだけが遊園地じゃないのか)
電車に揺られながら最寄り駅につき、待ち合わせ場所に向かう。途中見知った後ろ姿を見た気はするが、気のせいだと割り切り歩き続けた。そもそも見かけるわけが無いのだ、今日は平日だからな。なに?バイト?仕事はどうしたのかだって?、元々今日は何も無い日だ、安心しろ。サボタージュしている訳では無い。
そして、待ち合わせ場所まで着くと、そこにはあの人がたっていた。ただ立っているだけなのに綺麗が過ぎないだろうか。顔が良すぎると感じるのは私だけか?
「お、来たねサオリちゃん、おはよう」
........あっ好き
「あぁ、おはようモミジ姉さん」
大丈夫だろうか、服装は似合っているだろうか、化粧は軽くしかしてないのは大丈夫か?笑顔変だったりしないか?
「うんうん、似合ってるよサオリちゃん、今日は少しいつもと変えてきたんだね、カワイイ系だ。メイクも綺麗だね。大丈夫、君は可愛い女の子だよ」
「そっ、そうか、モミジ姉さんも似合っているぞ」
「ありがとうサオリちゃん、それじゃ今日は楽しもー!」
そう言って私の手を取ってみんなが並んでいる中スっと脇の方を通って何やら社員の方にカードを見せながら中に入っていく。大丈夫なのだろうか、私、チケットとか何も持っていないのだが。
「君の分も私が手配してるから、安心して」
.....そうか、あなたがそう言うなら、そうなのだろうな
どうやら今日はアトラクションではなく食べ歩きや、グッズを買う方に重きを置いているそうだ。メールで伝えて欲しいものだが、こうして最初の方に言ってくれるのもありがたい、どうやらアトラクションの方は観覧車は絶対乗るらしいのでそれ以外はその都度私の判断に任せるそうだ。気になるのも沢山あるが、今はカチューシャを沢山付け替えてはしゃいでいる姉さんが尊いので今日一日は乗り物は遠慮しておくことにする。姉さん、こっちのネズミ耳のものはどうだろうか。、あっ可愛い。なに?お揃いのものだと?是非ともつけさせてもらおう。可愛い?そ、そうか、ありがとう。
色んな店を回ってお昼頃になった、ご飯はしっかりとカレーを食べた、キャラクターが模された盛り付け方が可愛く、それを見てまたはしゃいでいる姉さんの姿を写真に収めながら食べていく。
「姉さんはもっとクールだと思っていたんだが、案外少女のような姿も見せるのだな」
「まぁ、こっちが素のような気もするけどね、可愛いものには目がないのよ?」
「そうなのか、どうしてもあのころのイメージが拭いきれなくてな、あの時の姉さんはかっこよかったな、その姿に憧れたものだ」
「おぉぉ...サオリちゃんって、もしかしてその頃の私を真似してたりするの?」
「....まぁ、そういう節が無いわけでも.....ない」
「えぇぇ?!可愛いところあるじゃないの~」
そう言って姉さんは私の頭を撫でてくれる、髪が崩れないように最大限気遣った優しい触り方。この撫で方に私は救われたんだなと、昔を思い返しながらご飯を食べていく。
「そうだねぇ、少しの休憩も兼ねて、そこのベンチで休もっか」
私たちのどちらも体力的な問題は全くと言っていいほど縁遠いものなのだが、こうも人が多いと精神的に疲れてしまうものなんだなと、そんなことをぼんやりと考えながら腰掛ける、姉さんはそこのスイーツ買ってくる!と言って行ってしまった。この間にナンパとかされたりするものなのだろうかとか考えていたが、全くそんなことが起きることはなく、姉さんは帰ってきた。どうやらアイスクリームを買ってきたようだ。日が照っていたのもあって、冷たさが体に気持ちよく染み渡っていく。あぁ、ポカポカして、暖かいなぁ....
その後もゆっくりとみて回った、途中迷子の黄色い髪の小悪魔っぽい見た目の子を保護者の元まで送り届ける事があったが、どうやら姉さんとその保護者の方は顔見知りらしく、受け渡しはとてもスムーズに行われた。彼女ともっと話さなくても良かったのか?....今日は私が最優先?....そういうところだぞ姉さん
時間というものはあっという間にすぎていくもので、観覧車に乗る時間となった。夕焼けの景色を見る姉さんの横顔を見ながら私は話しかける。
「姉さん」
「ん?」
「姉さんは、なんで私たちに手を差し伸べてくれたんだ?」
「.....そうだねぇ、強いて言うなら」
そこで区切って姉さんはこちらに顔を向けた、その顔には聖女のような美しい微笑みが浮かんでいた、その口から紡がれる言葉は、私の胸中に残っていたしこりを取り除くのに、十分なものだった。
「君たちが、心のどこかで望んでいた救いを望む手を、私が見つけて引っ張り上げたの、子供なら誰もが持つような甘えたい、認めて欲しい、苦しいから助けて欲しい、そんなありふれた思い。私はそれを感じ取って世話を焼いたの。それだけ、だったそれだけなんだよ。」
まぁ、思いのほかみんな強かだったから私が居なくても結果は変わらなかったと思うけどね〜
そう呑気に言っている姉さん、そんなことは無いんだ、私たちは姉さんがいたからここまで頑張れたんだ。
vanitas vanitatum et omnia vanitas
全ては虚しい。どこまで行こうとも全ては虚しいものだ
マダムに教えこまれた言葉の通りに私たちは過ごしてきた。それに対して反抗する気など起きなかったし、起こしてもどうせ虚しいだけ、それならばいっそただ従順に付き従うだけでよかった。でも出来なかった、私には家族同然の彼女たちが居た、私が何とかしなくてはいけない家族が居た、でも私だけ頑張るには、その時の私は幼すぎたんだ、そんな時に姉さんは来てくれた。来てしまった、マダム以外に見る、人。こちらに警戒心など微塵も起きさせないような慈愛に満ちた顔で私たちを抱きしめて救ってくれた。泣いた、姫も泣いた、ヒヨリも泣いた、驚きだったのがミサキが1番キツく抱きしめて泣きじゃくっていた事だ。あんなことがあったから、私たちはみんなモミジ姉さんが好きだ。
その後も2人で談笑していたら、いつの間にか別れの時が来ていた。私は目の前が真っ暗になった。
「姉さん」
「どうしたの?」
「全ては.....虚しいな、こんなに楽しかった遊園地デートも、こうして日が落ちてしまえば終わってしまい、明日にはこれまで通りの日常を迎える。見た夢がより良いものだと、その落差でより虚しさを感じてしまう。」
「そんなに楽しかったんだね今日のデート。」
「あぁ、楽しかった、楽しかったんだ」
「それなら、また来ようねサオリちゃん」
大丈夫、私たちにはたくさんの時間があるんだから。
じゃあまたね。そう言って去っていく姉さんの後ろ姿を見て、いつか来る姉さんとの遊園地デートに思いを馳せて、私も帰路に着いた。
アツコ、ミサキ、ヒヨリ
「正直狡いと思ってる」
1,設定資料はいる?2,出すキャラクターは(作者の)弊シャでいい?
-
1,いる 2,いい
-
1,いらない 2,だめ
-
1,いる 2,だめ
-
1,いらない 2,いい