酒の子   作:スピリタス3世

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この物語はフィクションです。
未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
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またまた思いついた短編を


百一杯目 ぐらんぶる華金ラジオ Part2

  side 重曹

 

 なんと華金ラジオの2回目をやることになった。私としてはあーくんと2人きりの仕事が増えると思っていたのに………

 

「今回のパーソナリティーは、私黒川あかねと、」

「有馬かながお送りいたします。」

 

 相方はまさかのあかねだった。

 

「なんであーくんじゃないのよ⁉︎」

「アクアくんは初回のゲスト扱いだって。」

「それじゃあ私がメイン⁉︎」

「そうだよ!」

 

 このラジオは収録時間に1本酒を開けるというルールがある。だからPaBの中でもアル中が担当するみたいな雰囲気になっている。そんな中での私だけメイン。

 

「これじゃあ私がアル中みたいじゃない⁉︎」

「違うの?」

「違うよ‼︎」

「ふ〜ん、そういう設定なんだ〜。」

「設定言うな‼︎」

 

 こんなはずじゃなかったのに。私はお淑やかな正統派女優。あーくんと結婚して、ラブラブな新婚生活を送るつもりだったのに‼︎

 

「ちなみに今回のお酒は日本酒だよ!私の好きな銘柄『石見桜(いわみざくら)』だそうです!」

「一升瓶を開けるのね。」

「そうだよ!」

 

 そして、今回も例の如く弱すぎる酒、というよりソフドリ。こんなんじゃ全然酔えないから、常備のスピリタスを一応持ってきている。酒を飲むラジオなんだから、スタッフもちゃんとアルコールが大部分を占めるものを持ってきて欲しいわね。

 

「それじゃあ〜、盃を干すと書いて!」

「「「「「乾杯!」」」」」

 

 そんな事を思っていると、いよいよラジオが幕を開けた。

 

 

 

 

 

 しばらくすると、視聴者からのお便りコーナーの時間となった。のだが…………

 

「ちゅじゅいへは〜、お便りこ〜にゃ〜!///」

 

 あかねがあっという間に出来上がってしまったのだ。どんだけ酒弱いのよ‼︎顔真っ赤だしフラフラだし呂律回ってないし‼︎日本酒なんて所詮20%も無い雑魚なのに‼︎それをちょっと飲んだだけなのに‼︎

 

「もう酔ってんの⁉︎早すぎ‼︎」

「かなひゃ〜ん!おてがみどこだっけ〜?///」

「ここよここ‼︎ああもう、私が読むわ‼︎」

「ひゃ〜い‼︎///」

 

 めちゃくちゃグダグダじゃん‼︎全く、誰よコイツをゲストにした奴‼︎せめてまともに飲める奴にしなさいよ‼︎これじゃあ私があかねの介抱をすることになるじゃない‼︎

 

「まずはこの人、ペンネーム『大道寺海斗(だいどうじかいと)』さんからいただきました。ありがとうございます。」

「ありがと〜ごじゃいまひゅ!///」

「Grand Blue開店20周年おめでとうございます。」

「おめでとうこしゃいましゅ〜‼︎///」

「僕は幼馴染の女の子の恋を応援していたのですが、いざその子がフラれたところを見ると何故か安心してしまいました。本当に酷い人間だと自分のことを思うのですが、学校の友達に相談すると大丈夫だと言われました。皆さんもこんな僕を見てどう思いますか?」

 

 さてと、最初のお便りは恋愛相談ね。前回はホント酷いお便りばかりだったから、なんか安心するわ。

 

「わ〜、ういういしい〜!///」

「そうね。大道寺君はもしかして自分がその幼馴染の子の事を好きなのに気づいてないんじゃないかな?」

「ぜっちぁいそうだひょ〜!今度はきみが告る番だ‼︎///」

「いい報告、楽しみにしてるわ。」

 

 私とあーくんの恋もこんな感じだったらよかったのに。隣の酔っ払い泥棒猫に奪われそうになっているのが腹立つ。絶対取り返してやるんだから‼︎

 

 

 

 さてと、次を読むか。

 

「続いてのお便りはこちら!ペンネーム『ふりふりフリル』さんからいただきました。ありがとうございます。」

「ありがと〜ごじゃいまひゅ!///」

「最近4pにハマって………って読むかぁ‼︎」

 

 こんなど下ネタ送ってくるんじゃないわよ‼︎というか絶対これフリルじゃん‼︎アイツ何してんのよ‼︎

 

「にゃんで読まにゃいの、かなひゃん?///」

「公共の電波で読むもんじゃない‼︎次、次‼︎」

「わかった!///」

 

 次の人はまともなんでしょうね……………

 

「続いてのお便りはこちら!ペンネーム『酒蔵の寿娘』さんからいただきました。ありがとうございます。」

「ありがと〜ごじゃいまひゅ!///」

「うちと飲み勝負してくれはる人が全然おりません。どこに隠れてはるんですか?」

 

 これ書いたの絶対みなみでしょ‼︎なんで2枚連続知り合いなのよ⁉︎

 

「アンタみたいなスピリタスがぶ飲み女と飲み勝負できる奴なんかいるわけないでしょ‼︎」

「は〜い!ここにいま〜しゅ!///」

「アンタがやったら即死よ‼︎」

「そんなに弱くにゃひ‼︎///」

「嘘つけ‼︎」

 

 しかもあかねは酔ってるからか誰だか分かってない様子。東ブレ完結飲み会の時のアイツよ!あの化け物よ‼︎そんな奴に日本酒一杯でベロベロになる奴が挑むな‼︎

 

 

 

 もういいや、次行くよ次‼︎

 

「続いてのお便りはこちら!ペンネーム『奇人な歌姫』さんからいただきました、ありがとうございます。」

「ありがと〜ごじゃいまひゅ!///」

 

 ん?これは知り合いじゃないみたい。よかった、まともなお便りの予感ね。

 

「私は先日伊豆に仕事で来たのですが、その時にお酒を飲んで全裸で暴れ回っている人たちをお見かけしました。」

 

 嘘でしょ⁉︎

 

「って完全にPaBの連中を見かけてるじゃない⁉︎大丈夫だったの⁉︎迷惑かけてない⁉︎」

「びっくりしたのかな〜?///」

「びっくりどころじゃ済まないでしょ‼︎」

「とにかく続き読んれ〜‼︎///」

 

 知らない人が見たら完全に百鬼夜行よね‼︎本当に大丈夫だったのかな?話しかけられたりしたら悲惨よ⁉︎とりあえず、続きを読むか………

 

「その時、私は彼らの奇人っぷりに感動しました。」

 

 嘘でしょ⁉︎

 

「感動したの⁉︎アレに⁉︎というか奇人に感動って、日本語合ってる⁉︎」

「しゅごいね〜!///」

「適当か‼︎」

 

 絶対に憧れる人を間違えてるって‼︎変態にならなくていいのに‼︎

 

「つづきは〜?///」

「どうやったら彼らのような奇人になれますか………ってなるな‼︎」

「じゅうぶん奇人だね!///」

 

 全く、知り合いじゃないのに頭おかしいお便りを読まされるのはやめて欲しい‼︎スタッフもちゃんとお便り厳選しなさいよ‼︎とりあえず呆れた!次、次‼︎

 

「続いてのお便りはこちら!ペンネーム『北原伊織』さんから………って本名じゃん‼︎どこがペンネームだよ‼︎」

 

 知り合いに戻るな‼︎しかもバカか‼︎ペンネームの意味を調べ直してこい‼︎

 

「えっと〜、重曹へ〜。さいきんバカってよく言われりゅんだけど〜、気のせいかな………だって、かなひゃん‼︎///」

「気のせいじゃない‼︎それに前から‼︎」

 

 しかも質問内容もバカ‼︎もっと中身のあるお便りを送りなさいよ‼︎呆れた、次行こう‼︎

 

「続いてのお便りはこちら。ペンネーム『大塚』さんからいただきました。ありがとうございます。」

「ありがと〜ごじゃいまひゅ!///」

 

 よし、今度は知らない人だ。恐らくお酒の残り的にもこれで最後だろう。よかった、ラストがまともそうで。さてと、どんなお便りかな………

 

「世の中には多くの素敵な女性がいるのに、怖い彼女のせいで全然その人たちと関わることができません。心は移ってないから、遊びだからと言っても聞く耳を持たず。最近は妹や友人だけでなく、自称彼女まで現れて俺の行動を拘束してきます。どうしたらいいでしょうか?」

 

 ってこれあーくんからじゃん‼︎アイツなんて最悪なお便り送ってんのよ‼︎私のこと自称彼女って言うな‼︎

 

「アクアくん、あんまりふざけた事言ってると大変なことになるからね?」

 

 あかねも一瞬で酔い醒めたし‼︎さっきまであんなにベロベロだったのに‼︎もう、これはこう言って締めるしかないわね‼︎

 

「とりあえず、女遊びをやめて私と結婚しましょう。そうしたら解決するわ。」

「かなちゃんじゃなくて私と結婚しゅるの〜‼︎///」

「いいや、私とよ‼︎というかまた酔ってるじゃん‼︎」

「えへへ〜!///」

「えへへ〜、じゃない‼︎」

 

 ああもう、本当に邪魔ね、この女‼︎早く別れろっつーのに‼︎

 

「かなちゃん、しゅき〜!///」

「抱きつくんじゃないわよ、鬱陶しい‼︎」

「えへへ〜‼︎///」

 

 ああもう、酒瓶も空になったし、あかねは抱きついてきて離れないし‼︎

 

「お酒が無くなったので、今週の華金ラジオはこれにて終了‼︎ありがとうございました‼︎」

「ばいば〜い‼︎///」

 

 ということで、私はあかねを引っ剥がしながらラジオを終えたのだった。




月朝ですが華金ラジオでした。
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