酒の子   作:スピリタス3世

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この物語はフィクションです。
未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
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今回はしゃべくりです。


百七杯目 喋りまくれ・セブンメンバーズ!

  side アクア

 

 俺はB小町&B小町んちんのトーク企画を収録する事になった。メンバーはちんちんから俺・北原・今村と、何故かメンバーを名乗っている不知火、そしてB小町からマリンとmem*1以外の3人だ。更にゲストが+1人。司会の有馬以外がひな壇に座り、ゲストとのトークを視聴者に届けるという構成だ。

 

「皆さんこんにちは。喋りまくれ・セブンメンバーズの時間がやってまいりました。司会の有馬かなです。」

「星野ルビーだよ!」

「黒川あかねです!」

「全裸の北原伊織です!」

「どんな自己紹介よ⁉︎」

「同じく全裸の今村耕平だ。」

「同じくで紹介していい恰好じゃないから!」

「同じく全裸………になりたかった不知火フリルよ。」

「アンタはなんでそっち側なのよ⁉︎」

「全裸の星野アクアだ。」

「あーくんはこの後私とホテルに行こうね♡」

「「「「黙れアル中‼︎」」」」

「なんでよ⁉︎」

 

 軽くメンバー紹介を済ませたところで、オープニングトークだ。

 

「そういえばゲストは居ないのか?」

「それらしい人は見てないね〜!」

「実はゲストに誰が来るかは、私たちにも伏せられてるの。だからそこのドアが開いてからのお楽しみよ。」

「誰も居なかったりして。」

「そんなわけないだろ。」

「でも北原や今村に近づきたい人間なんているのか?」

「俺は居るだろうけどお前らは居ないだろ。」

「まさかまさか北原さんご冗談を。」

 

 なんとこのトーク番組は、どうやらゲストが出演者にもサプライズらしい。一体誰が来るのだろうか。まあ有名どころだとは思うが………

 

「なんと今回のゲストは………こちらの方です。どうぞ!」

 

 有馬に紹介されドアが開くと……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「皆さんこんばんは。北原栞と申します。」

「はぁ⁉︎」

 

 なんと意外も意外、北原の妹がやってきた。

 

「ご紹介させていただきましょう。北原栞さんは最近SNSで、『可愛すぎる女将さん』としてバズり、有名になってきた方です。」

「栞ちゃん、久しぶり〜!」

「元気だった〜?」

「はい!皆様お久しぶりです!」

 

 てっきり芸能人が来ると思ってたから、これは意外だった。確かにこの間バズってたな。まあ可愛いし素質あるか。頭悪くてブサイクな北原兄とは正反対だ。

 

「いやいや待て待て、栞は有名人じゃないだろ!誰が得するんだ⁉︎」

「そりゃ耕平お兄ちゃんだろう!」

「フリルお姉ちゃんもだね。」

「テメェらのせいか!」

「別に俺が呼んだわけじゃないけどな。栞ちゃんの魂が俺という兄を欲したんだよ。」

「違います。」

「お姉ちゃんのおっぱいが欲しくなったのかな?」

「違います。」

「お前ら、気持ち悪いことこの上ないな。」

「2人とも警察に突き出そうかな?」

「嘘だろ、ルビーちゃぁぁぁぁぁん‼︎」

「ルビー、親友だと思っていたのに………」

 

 それに、今村はルビーと結婚したんだから大人しくしろ。他の女にうつつを抜かしてるんじゃねえぞ。*2あと不知火、相手は中学生だ。頼むから手を出すなよ?

 

「それじゃあ早速始めるわね。今回の企画はこちら!題して……『ロリかわ女将・北原栞ちゃんの7つの秘密を暴いちゃおう007!』です!」

「うわ、ロリ先輩7って2回も言った!間違えた〜!」

「そういう企画名なのよ!仕方ないでしょ!」

「かなちゃん、間違えたって素直に言っていいんだよ?」

「だから間違えてないって!」

「罰として服を脱いで欲しいね。」

「誰が脱ぐかぁ、このスケベ‼︎」

 

 ということで、有馬の鋭いツッコミと共に、栞の7つの秘密を暴こうという企画が始まった。

 

 

 

 まず1つ目は………

 

「それはさておき、まず1つ目の秘密はこちら!栞さん、実はお兄さんがいるとのことで………」

「はい、そうです。私には大学生の兄がいるんです。」

 

 一応秘密だったらしい兄の存在だ。まあ栞としても、あんな恥ずかしい兄のことは隠したいだろう。俺だって北原が兄だったらそうするからな。

 

「へ〜!どんな人なの?」

「えっと………」

「はい‼︎栞ちゃんのお兄ちゃんをしております、今村耕平です‼︎」

「アンタじゃないでしょ‼︎」

「栞の姉の不知火フリルです。必要とあらば生やして兄になります。」

「だからアンタでもない‼︎あと生やすな‼︎」

「私の兄は星野アクアです!」

「アンタには聞いてない!」

「俺は違うかもな。」

「アンタでしょ‼︎」

「ほんと馬鹿兄様ですね………」

 

 バカは北原だけじゃないな。というか雛壇組は俺以外みんなボケじゃねえか。あかねも天然ボケ寄りだし。ここは俺がしっかりしないとな。

 

「なんと、お兄さんはB小町んちんの北原伊織さんだそうで。なんか正直言うと、似てない2人ですね。」

「逆に似てるところのが少ないかもな。」

「目の数とかか。」

「それは似てて当然でしょ!」

「足の数とかも似てるよね!」

「それも当然だろ!」

「苗字とか似てるよな。」

「逆に同じじゃなかったら複雑!」

「どっちも私の恋人。」

「んなわけあるかぁ‼︎」

「他はなさそうだな。」

「兄様とこれだけ共通点があって嬉しいです!」

「逆にそれしか無いの⁉︎」

 

 にしても、本当に真逆な2人だな。頭の良さしかり、体格然り。ぱっと見道端でこの2人を見ても、JCとロリコンにしか見えねえ。真のロリコンは別にいるけど。

 

「では続いての秘密はこちら………!栞さんはなんと、お兄さんが作曲した歌を皆に聞いてもらうのが好きだそうで。」

「それ栞じゃなくて俺の秘密じゃねえか‼︎」

「音源もちゃんとありますよ!」

「今すぐよこせ‼︎俺が壊す‼︎」

 

 2つ目は栞というより兄の秘密。栞も中々に鬼畜な性格だな。案外PaBに合うかもしれん。入学する頃には俺たち卒業してるだろうけど。

 

「では続いての秘密はこちら………!好きなタイプは細かい気遣いが出来る人!うんうんいいよね〜!分かる〜!」

「細かい気遣い、か。モテるのに大切な要素だな。」

「お恥ずかしい話です…………///」

「恥ずかしくないよ、栞ちゃん!普通普通!」

「ありがとうございます、あかねさん。」

「栞ちゃんで恥ずかしがってたら、お前の兄貴はどうなっちゃうんだろうなぁ⁉︎」

「そっくりそのままお前に返してやるよ‼︎」

「例えば急に寒くなってきて、『寒いから俺のコート着なよ。』的な?」

「そんな感じですね、ルビーさん!」

「栞、暑いから脱いじゃおっか。」

「フリル、逆はダメ‼︎」

 

 3つ目は恋愛関連。確かに栞も恋愛したい年頃だしな。よしっ、ここは一つ経験豊富な年上としてアドバイスしておくか。

 

「栞、悪い男ほど気遣いが出来るから気をつけな。」

「「「「「どの口が言ってんだ‼︎」」」」」

「アクアくん、あんまりふざけたこと言ってると監禁するよ?」

「頼むからやめてください、あかね様。」

 

 何故か全員にブーイングされた。解せぬ。少なくとも不知火はこっち側だろうが。ふざけやがって。 

 

「あーくんの戯言はさておき………」

「戯言言うな。」

「4つ目の秘密はこちら!最近の悩みは兄の頭が良くならないこと!」

「はい。非常に困っております。」

「ふざけんな‼︎俺の秘密を暴露するんじゃねえよ‼︎」

「秘密も何も常に曝け出してるでしょ‼︎」

 

 4つ目は1つ目と少し似てる内容かもな。バカな兄を持つと大変そうだ。

 

「兄様、お願いです!妹に誇れるような兄になって下さい!」

「うるせえ!俺は俺のままだ!」

「北原、それだと妹に失望されるぞ。」

「そうだね、チンスピ・ウォシュレットシャンプー・チンブレーキ・ケツファイヤーお兄ちゃん。」

「ルビー、俺のは言わなくていい。」

「実際に失望されてる奴が言うと説得力あるなぁ。」

「アクアくんも頑張ろうね!」

「あかね、優しい口調で厳しい事言うな。」

 

 そんな事を思っていたら俺に被弾した。別にやりたくてやってるわけじゃないのに。人よりも窮地に追い込まれる回数が多いだけだ。

 

「そんな貴方も好きよ………さて、5つ目の秘密はこちら!」

「今のいるか?」

「うるさい伊織‼︎えっと、北原栞さんの好きな食べ物は………」

「不知火フリルよ。」

「邪魔するな‼︎」

「ドーナツです!」

「ああ、乳首のことね。」

「ああ、乳首のことね………じゃないよ‼︎邪魔するなって言ってるの、この変態‼︎」

「いやあそれほどでも。」

「謙遜するな‼︎」

 

 にしても、コイツはホントにブレないな。なんなら一切酒を飲まずにこれだもの。ある意味すごいと思う。全く見習いたくはないけど。

 

「さて、6つ目の秘密はこちら!バズった事によって変なストーカーが現れないか心配だそうで………」

「大丈夫、栞?私がそばで見守ってあげようか?」

「変な虫がついたらいけないからなぁ‼︎ここは耕平お兄ちゃんとルビーお姉ちゃんが見守らないとだなぁ‼︎」

「お前らだよ‼︎」

「私を巻き込まないで‼︎」

 

 ルビーはロリコンじゃなくてアイに対してだけ気持ち悪くなるからセーフだろう。今村はなんだかんだルビーにべったりだからいいとして………不知火はいずれ捕まるだろうな。

 

「それじゃあ最後の秘密………なんだけど、ここでクイズ!北原栞さんが抱える最後の秘密とはなんでしょう⁉︎」

 

 そしていよいよ最後………なんだが、ここでクイズときたか。栞が抱える最後の秘密。だが、ちょっと答える範囲が広すぎるな。ここはヒントを出させて絞らせるか。

 

「有馬、正直分からん。ヒントくれ。」

「ヒントね。えっと………栞さんはある思いを抱えているみたいね。」

「そうなんですよ………」

「なるほどな。」

 

 思い系か。北原栞、いったいコイツは何を考えているんだ?難しいな。ちょっと考えよう。

 

「ロリ先輩、正直分かんない!答えちょうだい‼︎」

「答えね。えっと………って言えるかぁ‼︎」

「かなちゃん、日本語で大丈夫だよ!」

「日本語で言ったら全部バレるだろ‼︎」

「分かったぞ。」

「おっ、伊織!兄らしくちゃんと答えられるかしら?」

「酒が飲みたい、だ!」

「それはアンタの思いだよ‼︎」

「耕平お兄ちゃん、分かったぞ〜!」

「はい、耕平。」

「星野の浮気が酷い‼︎」

「それは私の思い‼︎」

「いや、私だよ、かなちゃん⁉︎」

 

 コイツらがトンチンカンなのはさておき………、一体悩みはなんなのだろうか?バズって困ってるとか。あんまり目立ちたいタイプじゃないだろうし。ただ、そんな単純なことか?いや、違うな。栞は北原と違って色々と考えてそうだし………。ダメだ、分からんな。

 

「有馬、答え言わんかい。」

「発表せんかい‼︎」

「もしかしてあれか?旅館継ぎたくないってやつ。」

「「「「えっ⁉︎」」」」

「はい、それが7つ目の秘密です………」

「正解ね。」

 

 有馬と戯れてたら、北原が答えを言ってくれた。コイツ元から知ってたのか。にしても意外だな。旅館継ぎたくないって。だからバズってもあんまり嬉しそうじゃなかったのか。

 

「もしかして栞ちゃん、他にやりたいことある的な?」

「いえ、そういうわけではないんですが………。こんな事言うのもあれなんですが、もっと街に出て自由に過ごしたいなと思いまして。」

「星野みたいに自由に恋愛する感じか?」

「それは真似しちゃダメだよ。死ぬ事になるからね?」

「殺す前提なのやめろ。」

「栞、自由に過ごす方法教えてあげる。まずは身体の売り方なんだけど………」

「アンタは変な事教えるんじゃないわよ‼︎」

「俺も継ぐ気はないから、あの旅館は廃業だな。」

「別に他の人に譲ればいいでしょ⁉︎」

「いいえ馬鹿兄様、馬鹿でも旅館は継げますよ?」

「馬鹿には継がせない方がよくない⁉︎」

 

 まあ正直、従業員から優秀な人を選んで継がせればいいと思うけどな。小さい頃からやりたくもない道に進むことが確定してるのも大変だろう。そういや俺も、この道に入ったのは本意じゃなかったな。アイが殺されてなかったら別のことやってただろうし。

 

「ということで、北原栞さんの秘密を全部暴いたところで今日はおしまいです!また今度!」

「よしっ、栞。ホテルに行こうか。」

「こらそこ、誘うな‼︎」

「お断りします。」

「えっ………?」

「何断られるのが信じられないみたいな顔してんのよ⁉︎」

 

 俺はいったい何をしてたんだろうな。サラリーマンか?芸能人か?マネージャーか?それともまた医者か?そんな事をぼんやりと考えた日だった。

 

 

 

 

  鏑木視点

 

 収録を終えたその日、ある企画書を吉住と読み込んでいた。

 

「日本全土で逃走中………ですか。」

「ああ。これはルビー君の持ち込み企画さ。」

「なるほど………」

 

 日本全国を舞台にした、壮大な鬼ごっこ。彼女もたいそうな企画を考えるもんだね。

*1
ブッキーとデートなう

*2
お前が言うな。




再現地味にむずいですね!あの7人のトーク力が凄すぎます!
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