未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
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僕テニスのルール知らないんで、そこんとこよろしくお願いします。
side アクア
PaBでは一応、というか結構ガッツリダイビングの活動もやっている。昼間は至って普通の真面目なサークルだ。
「で、今日は何をするんです?」
「言われた通り、動きやすい服装を持って来ました!」
「まあそう慌てるな。」
「今日の活動はだな………」
そして、今日は動きやすい服装で、とのこと。寝巻きにも使ってたジャージを持って来たが………果たして陸上でどうやってダイビングの練習を行うんだ?
「「「テニスでダブルスの試合を行う。」」」
「「「ちょい待てや。」」」
どうやってダイビングの練習を行うんだ?
「何故にテニス⁉︎」
「潜らないだけならまだしも、テニスって‼︎」
「何を練習するんだ?」
「いいから落ち着け。」
「これには理由があるんだ。」
「君たち、バディ・システムってのは知ってるカナ〜?」
「まあ。」
memが言ってるバディ・システムって………確か潜る時にペアを組むやつだよな。毎回毎回有馬が先輩らに俺とのペアを頼んでは、たまに断られてるやつ。理由は色んな人とペアを組むのが大切だから。それは納得だ。
「水中で命を預けるバディとの信頼感を育むのはとても重要なんだ。」
「これはダブルスの試合を行うことで信頼感を得るという、立派なサークル活動だよ〜!」
「おお、なるほど……!」
「そんな深い理由があったとは………」
「で、建前抜きで話すと?」
「賞金目的だ。」
「「「だろうな。」」」
ただ、わざわざテニスじゃなくていい。やっぱり何事も金か。芸能界みたいだな。服の有無が異なるけど。
「ところで賞金って、大会でもあんのか?」
「いや。」
ただ、大会とかじゃないらしい。それじゃあ一体………?
「実はティンベルの会長から打診があってな。」
「ティンベルって学祭の時のアイツらですか⁉︎」
「テニサーとテニスで勝てるわけないでしょうに‼︎」
「絶対男コンの仕返しじゃねえか。」
そういうことかよ‼︎これじゃあただの恥晒しじゃねえか‼︎
「それだけじゃないわよ。」
そんなことを思ってると、有馬がやって来た。コイツが何か知ってる?他に事情があったりして………
「ティンベルにも今ガチの出演者がいてね。番組の企画でテニス対決をすることになったのよ。」
「それの出演料もあるってわけ〜!」
「マジかよ。」
そういうことか。確かに有馬のPaB入りがOKなら、ティンベルに入ってる奴も居るよな。それでテニス対決ってわけか。確かに番組の構成としてみれば面白いな。
「「俺たちついにテレビデビューしちまうのか………っ⁉︎」」
「お前らのシーンは全カットされるから安心しろ。」
「「なんでだよ⁉︎」」
まあ、コイツらが画面に映ることは無いだろう。恋愛リアリティーショーがお笑い番組になりかねないし。何より鏑木Pはそういうのを作らないだろう。
「とりあえず、テニスコート行くぞ〜。」
「うっす!」
「緊張してきた………」
ということで、芸人2人のうち北原はノリノリ、今村はガチガチでテニスコートに向かった。
テニスコートにつくと、俺は早速鏑木Pに挨拶した。
「お久しぶりです。」
「久しぶりだな、アクアくん。最近どうだ?」
「ダイビング楽しんでますよ。中から見る海はとても綺麗です。」
「そうか。酒飲んで全裸になって大学で寝てるって噂は嘘だったか。」
「……………はい。」
「目を見て話せ。」
どうやら有馬がPaBでの活動を収録の休憩時間に喋ったのだろう。そのおかげで、俺の醜態がバレちまった。後でアイツに酒飲ませないと………
「それで、今回はどんな感じで収録するんです?」
「ダブルスのワンセットマッチを3回。男女混合と男子と女子をそれぞれ1回ずつ。そして、各試合に必ず1人芸能人を両陣営から出す、だ。」
「視聴率稼ぎ………ですね。」
「当たり前だな。」
それにしても、ただのサークルの遊びをここまで番組として成り立たせるとは………。この人も流石だな。
「君の活躍も期待している。芸能人はちょうど3人だと聞いてるからな。」
「もちろん、頑張りますよ。」
そして、これで俺の出番も確定した。さてと、いっちょやってやるか。
しばらくすると、第一試合が始まった。最初は男女混合マッチ。男1人と女1人のダブルスだ。
「アクア、カメラの前に映り込んでいいか⁉︎」
「カットされるだけだ。やめておけ。」
「カメラがいっぱい………知らない人だらけ……」
「そういや
俺は観戦。さてと、第一試合で出番があるのは………
「よし、行くぞmem‼︎」
「そうだね、ブッキー!」
memと寿だ。対するティンベルは…………
「まさかアンタと組むとはね。」
女の方は知らんな。じゃあ男の方は………
「そうですね。よろしくお願いします、先輩!」
鳴嶋メルトか‼︎確かにイケメンだから、リアリティーショーにはうってつけだな。となると、あの女とも因縁があるのか?*1
「それでは第一試合を始めます!」
まあいいや。mem&寿vs鳴嶋&鳴嶋関係の女、さあどうなる?
「よ〜し、行くぞ‼︎」
「ブッキー頑張れ〜‼︎」
サーブは寿。あの見た目なら、すごいのが入るだろう………
「オラァ‼︎」バゴン‼︎
いや、すごすぎだろ⁉︎音も爆音だし、ワンバンした時の衝撃もヤバいし、何より早い‼︎そしてフェンスがあっという間に凹んだ。アレが人間の成せる技なのか⁉︎
「15-0。」
「「えっ…………?」」
あまりの衝撃に、女はともかく鳴嶋までもが固まってる。アイツ確か運動神経めちゃくちゃ良くなかった?そんな奴ですら反応できないって……
「ブッキーありがと〜♪」
「上手くいってよかったぜ。」
「「すげえ…………」」
いつもなら、memに褒められる寿に嫉妬するはずの2人も、ただただ固まるだけになっている。そりゃそうだ。あんなもん見せられたら、誰だってビビるし。
「あの人本当に人間なの?」
「有馬、そりゃ失礼だろ。」
「でも思うじゃない。」
「………まあ。」
有馬は人間かどうか疑ってるし。
「時田先輩もあんなだよ。」
「千紗、それマジぃ〜?」
「すごいね、2人とも…………」
古手川の話マジかよ。確かに見た目的にあり得そうだが………。この間までティンベルに居た吉原は、ずっと開いた口が塞がらないという。
とにかく、寿の活躍をもっと見るか…………
「今度はこっちの番です………!」
「レシーバーは俺だな。」
「頼んだ、ブッキー!」
「メルト、任せたわよ!」
次は鳴嶋のサーブ。
「えいっ‼︎」バシン!
奴のもキレのあるサーブなんだが………
「オラァ‼︎」バゴン
いかんせん寿がヤバすぎる。
「くっそ…………っ‼︎」バシン!
というか鳴嶋もよく打ち返せたな。しかも上手くmemのとこに弾いた‼︎
「私だって、負けないよ〜!」パシン!
memもなんとか返して、
「また俺のとこ……っ!」バシン!
それをまた鳴嶋が返す………ってまたmemのところか。流石にそうくるよな。
「まだまだ〜!」パシン!
「えいっ!」バシン!
「おりゃ!」パシン!
「私だっているわよ‼︎」バシン!
「ありがとうございます!」
そして、しばらく相手2人はmemばかりを狙う。memも頑張って返しているが………
「はぁ………あっ、間に合わない!」
マズいな………。奴は単純に歳だ。B小町で激しい練習をやってたとはいえ、もう30の大台に乗ってしまった。20代前半の運動神経が良い人たちの前では、どうしても劣ってしまう。
「任せろ‼︎」バゴン
「「しまった………っ!」」
「ブッキーありがと……はぁ……っ!」
「30-0!」
しかし、そこは寿がフォロー。流石の運動神経だ。
しばらく良い勝負が続いたが………
「ウォンバイ、Peek a Boo!」
なんとか俺らの勝利に持ち込めた。
「「「「よっしゃぁぁぁぁぁ‼︎」」」」
「流石だな、寿。」
「memもあの歳でよく頑張ったね〜。」
「あの歳って………梓さん、同い年では?」
「あら、1年生は知らないんだね。あの子この間30になったんだよ。」
「お姉ちゃん(奈々華)より歳上だし。」
「「えっ⁉︎」」
「私、最初1年生だと思ってました………」
「あはは!それ言ったら喜びそう!」
あと、memの歳はコイツら知らなかったのか。まあ自分から言うもんじゃないしな。
「ブッキー、………はぁっ………本当にありがと♪」
「memこそありがとな。肩貸そうか?」
「手、届かないよ……はぁっ………」
「それもそうだな!」
それにしても、memが30って本当に見えないよな。寿の方が7つも歳下なんだろ?下手したらmemのが歳下っぽく見えるし。
そんなことを思いながらしばらくすると、
「次は女子ダブルスね。行ってくるわ!」
「頑張れ、有馬。」
次は有馬の出番となった。