酒の子   作:スピリタス3世

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この物語はフィクションです。
未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。


二十二杯目 再びの女子大

  side アクア

 

 俺たちは一度大学の外へ追い出された。しかしケバっ子カフェ第二部への参加を諦めきれず、北原や野島らと一緒に警備員に頭を下げることにした。

 

「絶対に迷惑かけませんから!」

「肩揉みますよ‼︎」

「メシ奢りますよ‼︎」

「うまくいったら友達紹介しますよ‼︎」

「俳優とかアイドルとか‼︎」

「だからそういう問題じゃなくてね。」

 

 警備員に止められても動じない。ならばこれだな。

 

「全員で脱いで踊るのはどうだろうか?」

「ダメに決まっているだろう?」

 

 くそっ、通してもらえないか………。ならばここは通してもらうのは諦めて………強行突破だ。

 

 

 

 

 しかし、どう突破すべきか………?

 

「壁を上るのはどうだろうか?」

「それは目立ちすぎるな。」

「ならアクアが賄賂で!」

「それはマジでヤバいことになるから無し。」

「そうか。ならば………」

「「アレしかないな。」」

 

 どうやら、野島と北原に策があるみたい。しかし、俺も今策を思いついたところだ。ここは一旦奴らの話を聞くとするか。

 

 

 

 ということで、北原たちはまず普通に構内に入ることにした。北原はヘッドフォンで聞こえないフリ、御手洗はチケットを間違えたフリ、山本は青女生のフリ、そして野島が女子小学生のフリをして入る。

 

「色々言いたいことはあるがねえ。」

「君たちは私たちをバカにしているのか?」

「滅相もない。」

「混じりっ気無しの本気です。」

「なんて事だ………」

「日本の教育はここまで………」

 

 そして、奴らが警備員に捕まる。警備室の中から奴らが警備員に怒られている声が、外までこだましている。

 

「とにかく何度来ても無駄だよ。大人しく帰りなさい。」

「わかりました。」

「大人しく帰りますので、駅までの道を教えてくれませんか?」

 

 そして、野島と北原が警備員に道を聞いている間に………

 

「「しまった……!」」

「「遅い………っ!」」

 

 御手洗と山本がダッシュで警備室から出ようとする。

 

「「待ちなさい‼︎」」

「「くっ………!」」

 

 そして御手洗と山本が警備員に捕まったところを………

 

「「ソイツらは囮だ。」」

「「何っ⁉︎」」

 

 野島と北原が見捨てて脱走。

 

「放さねえ‼︎絶対に‼︎」

「バカな行動って罵られても構わない‼︎」

「俺たちの友情の名の下に………」

「「お前らだけで行かせはしねえ‼︎」」

 

 そしてそれを止める山本と御手洗という構図だ。

 

 この一連の流れには、重大な隙があった。それは、これらが全て警備室の中で行われているという点。部屋の中で警備員とやりとりしてるということは、外など誰も見ていないということ。ちょっと帰ったフリをして、奴らを囮に警備員の目を誤魔化せば………

 

「すんなり入れたな。」

 

 こうして簡単に構内に入ることが出来るのだ。こうして俺は、奴ら4人を囮にして、再び女子大に入ることができた。

 

 入った後は、もちろん奴らと距離を取る必要がある。出来るだけ遠くに、そして迂回しながら、ケバっ子カフェを目指すとするか………

 

 

 

 

 しばらく歩いていると、俺は………

 

「ねえ、そこの君!」

「もしかして星野アクア?」

「私たちと一緒に飲まない?」

 

 女3人組に話しかけられた。

 

「まあ、別にいいけど。」

「「「やった〜!」」」

「「「「おい待て、貴様ぁ………」」」」

 

 もちろん、北原らが俺の幸せを嗅ぎつけてやってくることも想定済み。奴らは友の幸福には敏感だからな。だからここは、

 

「アイツらも一緒でいいか?」

「えっ?う〜ん、まあいいけど!」

「マジか⁉︎」

「俺たちと………いいのかっ⁉︎」

「うん!」

 

 素直に呼ぶ。こうしないと殺されるしな。しかも別にコイツらが一緒だろうが、この女の子たちが俺に話しかけてくることは明白。だから呼ぶだけ呼んでやろう。それに、俺は本気で相手するわけじゃないし。本気だと浮気になるからな。あくまでここは遊び。頭の中のゴロースイッチを入れて、楽しむとするか。

 

 

 

 ということで、俺たちは女子大の中庭にあるテントの中で、プチ飲み会をすることにした。

 

「アタシ桜子!」

「私ユキ!」

「んで、アタシが菜摘ね。」

 

 女の子たちの名前は桜子とユキと菜摘か。ユキは見た目おっとり系だが遊んでそう。菜摘は見た目活発系でサバサバして遊んでそう。そして桜子は、将来ATMみたいな男と結婚しそうなタイプだな。

 

 さてと、俺も自己紹介するか………

 

「俺は雨宮吾郎。星野アクアと似てると言われるが、別人だ。」

「「「えっ、本当⁉︎」」」

 

 戸籍上はな。後雨宮吾郎と中身は同じだからいいだろ。

 

「ちなみにコイツらは右から、北原伊織、野島元、山本真一郎、御手洗優だ。」

「「よろしくな〜。」」

「「うへへ、よ、よろしく!」」

「「「よろしくねー。」」」

 

 そして、コイツらは明らかに北原たちには興味が無いのが分かる。まあそうだろうな。アイツらは特にモテるような見た目も性格もしてないしな。北原だけは内面を知れば意外とモテるタイプだが、初対面じゃ絶対分からないだろうし。

 

 

 

 しばらく雑談していると、

 

「そういや、沖縄に貸別荘があるらしいよ〜!」

「今度ここのみんなで行ってみようよ!」

 

 貸別荘の話になった。確か有馬が今度今ガチの収録で行くって言ってたな。そして皆で行くってことは、ここのメンバー全員か。素晴らしい提案だな。

 

「そそそそ、それはいいな。」

「いいいい、いつ頃がいいかなぁ〜!」

「ほほほほ、他の行き先も決めないとね!」

 

 他の連中は恋愛経験が無いからか、この程度で動揺してるのがすぐ分かる。わかりやすく酒までこぼしてるし。別に男女で旅行とか、普通の話だろ。

 

「よしっ、それじゃあ日程決めようぜ!」

「「「やった〜!」」」

 

 唯一御手洗だけは彼女持ちだから、平然としてるな。俺も前世含めて色々あったから、この程度は動揺するまでもない。

 

「旅行、楽しみだな。」

「そうなの、アクアくん?」

「えっ、あ、あかね………っ⁉︎」

 

 動揺………するまでも…………ない………っ⁉︎

 

「ふぁ〜、眠いんだよね〜。さっきまで仕事だったからさぁ〜。」

 

 嘘だろ………?なんで………?音もなく………?しかも俺の居場所まで…………?

 

「で、女の子と旅行って、どういうこと?」

 

 ヤバい、マズい、殺される……っ‼︎




ようやくあかねが登場です‼︎登場シーンにはメフィストでも流しといて下さい!

また、メインヒロインをmemちょ→重曹→ルビー→あかねの順番で早めに出すために、沖縄編を後にして妹編と青女編を先にやりました!
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