未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
side アクア
なんでここにあかねが⁉︎マズイ、なんとかして誤魔化さないと‼︎
「俺は星野アクアに似ているだけで別人だ。」
「でも私の名前呼んだよね?」
「突然の有名人にびっくりしただけ。」
「へぇ〜。」ピロン
しまった、スマホの通知‼︎旅行の日程を決めるために出しっぱなしだった‼︎あかねの奴、俺にLINE送りやがったな‼︎
「アクアくん、スマホ鳴ったよ?」
「…………」
「これで誤魔化せなくなったね。」
マズイ‼︎正体がバレたなら、次は役者演技だ‼︎
「これは友達に話を合わせているという演技でな。」
「すごく楽しそうに見えたけど?」
「それなら役者冥利に尽きるよ。」
今までのは全て演技‼︎あかねすら騙せたのなら、主演男優賞も間違いないだろう。この場を演技と言ってしまえば、後はそれで終わり。それ以上の証拠は掴みようがあるまい。
「黒川あかねさん、
「「俺たちも‼︎」
「貴様らぁぁぁぁ‼︎」
北原ァ‼︎余計な証拠を出すんじゃねえよ‼︎野島に山本も便乗しやがって‼︎それだけ俺の不幸が羨ましいか‼︎クソ野郎どもめ‼︎そうだ、女性陣は何か反応無いのか……っ‼︎
「「「………っ!」」」ブルブル
完全にビビってるじゃねえか‼︎お前らこういう時は、『彼女がそんなんだから浮気するんだよ♪』とか言うタイプだろ‼︎くそっ、完全にあかねの恐怖に押されていやがる‼︎*1マズい………っ‼︎
「何がマズいの、アクアくん?」
コイツ……っ、俺の心が読めるのか⁉︎
「アクアくんの心くらい、プロファイリングすればだいたい分かるよ。さあ、あっちでお話ししよっか?」
クソ……っ‼︎ならば最終手段だ‼︎
「やれるもんならやってみろ、黒川あかね‼︎」
そう言いながら、脚で思い切り地面を蹴って、あかねとは逆方向に走り出す。それはもう、誰にも追いつけないスピードで。俺は走る。ただひたすら、鬼嫁から逃げるために………ん?下腹部に衝撃……っ⁉︎
「ぐふぁ………!」
「今度のお仕事でね、霊長類最強女子を演じることになったの。だから役作りのためにプロファイリングしてたら、彼女のタックルが出来るようになっちゃった。」
あかねのタックルだったのか………っ‼︎くそっ、腹が痛い‼︎吐きそうだ‼︎酒飲んでないのに‼︎
「さあアクアくん、お話ししよっか。」
こうして、俺はあかねに連行されたのだった。
side 伊織
アレがアクアの彼女で、超有名な舞台女優の黒川あかね。なんていうか………怖すぎるだろ。俺たちにはキレていないはずなのに、アクアに手を出したら殺すというオーラ。しかも金あるのが分かるから、本当に何されるか分からない。しょんべんちびるかと思ったぜ。
にしてもこれは………アクアを脅すのに使えるな‼︎
side アクア
あかねの説教の後、俺はケバっ子カフェの飲み物置き場に搬送されてきた。
「アンタほんとバカよねぇ〜。出禁にしたけど、逆に監禁するハメになるとは………」
「ちなみに
「私はもうアクアを家族だと思わない。」
「私はもうマリンを男だと思わない。」
「そこは女だと思わない、じゃないのか?」
するとそこには、俺の死体を見つめる有馬や吉原やルビーや古手川がいた。
「というか、なんであかねがここに居るんだよ?」
「仕事が終わったから来たの。連絡入れずにごめんね。完全に忘れてて……」
そして、音もなく現れた黒川あかね。いつもの弱々モードに戻ってる。先程までの鬼神の如き笑みはどこへ行ったのやら……
「チケットはどうした?」
「愛菜ちゃんので入った!」
「私とかなとルビーとあかねの4人ってこと!」
「私がお義姉ちゃんと愛菜ちゃんに提案したんだよ!」
「そうか、1人余ってたのか………つーか、もう仲良くなったんだな。」
「うん!」
言われてみれば、1人分余ってたな。それをルビーが提案して、あかねを招き入れたというわけか……。仕事があるから来ないと思って、油断してたのに………っ‼︎あと、あかねも吉原や古手川と仲良くなるの早いな。さっき会ったばかりだろ。やはりルビーや有馬がいると違うのか?
「ということで、アクアくんに何かあったら困るから、私もPaBに入るね。」
そして、あかねの加入。まあ入る分にはいいだろう。コイツにもダイビングを楽しんでもらいたいし。ただ、飲み会が心配だ。コイツあんまりお酒飲めるイメージが無い上に、ああいうノリは得意じゃなかったはず………
「あかね。うちのサークル、飲み会激しいけどいいのか?」
「大丈夫だよ!」
「ちょっとどころじゃないけど………」
「野球拳したり、服脱いだり、火がつく水を飲んだり、股間にスピリタス当てたりするんでしょ?大丈夫だよ?」
「最後のはあーくんだけよ。」
嘘………だろっ⁉︎なんで知ってる⁉︎
「おい有馬!お前教えたな⁉︎」
「私じゃないわよ。」
「私だよ、お兄ちゃん!」
「ルビー‼︎」
くそっ、ルビーだけ口封じするのを忘れてた‼︎最悪だ‼︎あの醜態をあかねに見られてしまった………っ!終わりだ………
「大丈夫だよ。私はアクアくんが楽しんでる姿を見れて嬉しいから!」
「あかね………」
そんな惨めな俺を、聖母のような笑みで優しく受け入れてくれるあかね。なんていい人なんだ。これならきっと、さっきの事も許してくれるだろう………
「でも浮気したら殺すからね?」
「承知しました。」
そんな事はなかった。まあ、あのノリを楽しめるなら、PaBに入ってもいいだろう。俺もあかねが楽しんでるところ見たいしな。
そんな事を思ってると………
「あ〜、ライブ楽しかった〜!」
「さっすがカヤちゃ〜ん!あっ、今は摩耶ちゃんのがいい〜?」
「どっちでもいいよ〜。」
「じゃあ池越で!」
「梓、それだけは無し。」
水樹カヤにmemに浜岡が、なんとセットでやってきた。memと浜岡はわかるが、そこに水樹カヤとは。
「あっ、浮気してたアクアじゃん!」
「またあかねを怒らせたんでしょ〜?ダメだよ〜?」
「本気じゃなければ浮気じゃないと思ったんだがな。」
「アクアくん、また説教されたい?」
「申し訳ございません。」
「「ぎゃはははは‼︎」」
水樹がいる理由を聞こうとしたら、めちゃくちゃ笑われた。悔しい。
「それより、なんで水樹カヤさんとお前らが知り合いなんだ?」
「私が幼馴染なんだよ〜!」
「なるほど。」
「そういうこと、私は梓の友達!で、梓と仲良いmemちょとも友達になったってわけ!」
「たまにYouTubeで共演してるよ〜!最近からだけど。」
「公認だったのか。」
なるほどな。浜岡が2人の架け橋だったわけか。まあこの2人なら仲良くなれそうだしな。あとそういや、最近はYouTube見てないな。なんせずっと記憶が飛んでるか、奴らに命を狙われてるかのどちらかだったから。
「わ〜、本物の水樹カヤだ〜!美人〜!」
「星野ルビーちゃんも可愛いよ!」
「ありがと〜!」
そして、ルビーが持ち前のコミュ力で早速仲良くなっていた。というより、ただ単にルビーが声優一の美人って推してただけだがな。そういうところは、案外今村と仲良くなれそうだ。
「尊い…………」バタン
ちなみに、その2人のやり取りを見た今村は死んだ。通りすがりだったのに、よく分かったな。
その後、俺は学祭が終わるまで、マリンちゃんとして働くことになった。俺の時間と性別を奪い、浮気を出来なくする仕組みだとのこと。まさか本当に出禁から監禁にランクアップするとはな………
「マリンちゃん!マリンちゃん!星野マリン‼︎」
「あかね、興奮しないで。(裏声)」
「あかね、とりあえずマリンのスカートもう少し短くしとく?」
「分かってないなぁ〜、かなちゃんは。マリンちゃんはロングがいいんだよ!」
「何言ってんのあかね?マリンが恥ずかしがるのがいいんでしょ⁉︎」
「やめて、2人とも。私のことで争わないで。(裏声)」
「じゃあかなちゃんが短いスカート履いて、マリンちゃんの隣に並んでよ。」
「私に恥ずかしがれと?」
「うん!」
「殺すぞ。」
だが、それがかえって火種を生んでいた。正直どうでもいいがな。早く服を脱がせてくれ。俺は酒が飲みたいんだ。
「なんと今話題の伊豆美人、星野マリンちゃんです!」
「どうも。(裏声)」
しかもテレビで中継される始末。第二部は普通に可愛い女の子たちがいっぱいいるんだぞ?なのになんで俺なんだよ?そんなに男に見えないのか、俺は。カメラマンの目は腐ってんのか?こんなの、屈辱的過ぎるだろ………
side カミキヒカル
TVをたまたま観てたら………星野マリン、あの白い星の目………彼女の価値がどんどんと重くなってゆくのを感じる。そして、偶然にも苗字が星野。これは将来、僕が手にかけたくなる重さに成長するぞ。
side アクア
マリンとしての仕事が終わった後、俺は浜岡とmemからある話を聞いていた。
「そういや1年生たち、今度合宿するけど来る?」
「沖縄でダイビングだよ〜♪是非是非おいで〜♪」
沖縄で合宿か。なんだか楽しそうだな。是非とも参加させてもらうか!
あかねはプロファイリングってことにすればなんでも出来るようになるの便利ですよね。
そして、青女祭の次は飛ばした沖縄編です!お楽しみに!