未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
side アクア
俺たちはプライベートビーチ………とのことで、水着もとい全裸で動き回っていた。
「私のアルバムモザイクだらけ‼︎」
吉原が喚いているけど、気にすることは無いだろう。
「カットォォォォォ‼︎」
「大変です、鏑木さん!」
「野生のちんちんが映り込んでおります‼︎」
「星野君たちか………」
「あーくんホント馬鹿ね………」
「アイツら今度からB小町んちんって呼んでやるか……」*1
離れたところで収録している今ガチ勢も喚いているけど、気にすることはないだろう。
そんなことを思ってると、
「移動するよ、皆。」
吉原から移動を提案された。
「何故だ?」
「ここなら人がいなくて、自由な格好で居られるだろ。」
「今ガチの収録に映ったらどうするの⁉︎」
「モザイク使ったらいいだろ。」
「恋愛リアリティーショーがモザイク多用しちゃダメでしょ‼︎とにかく移動するよ‼︎」
「「「お、おう…………」」」
しかもめちゃくちゃ圧をかけてくるもんだから、思わず移動してしまった。
ということで、俺たちは水着という重荷を着、近くの海水浴場までやってきた。
「ここならOK!」
「普通のビーチだな。」
「これはこれで楽しそう〜♪」
そこは大勢の人で賑わうビーチ。まあこういうところで楽しむのもありだな…………ん、あかねからLINEが来てる?浮気すんなってか?安心しろ。警察いる前じゃそんなことしねえっつーの………
『アクアくん、千紗ちゃんからイヤリングもらった?』
『イヤリング……?貰ってないが……』
古手川が俺にイヤリングか。そんなことするタイプには見えないが………
そんなことを思ってると………
「マリン、あかねから公共のビーチに出た時にこのイヤリングつけて、って頼まれたんだけど。」
「お、おう………」
古手川がイヤリングを持ってきた。見た目はよくある金色のイヤリング。どうやらあかねからのプレゼントらしい。俺が説教で死んでた時に古手川に渡したのか。まあいいや。あかねからのプレゼントは嬉しいし、とりあえずつけるか………
つけ終えた後、あかねからLINEが来た。
『それ盗聴器付きイヤリング!浮気したら電流流れるから!』
『ふざけんな‼︎』
どうやらこれは呪いの装備だった。
『外してもバレるからね。』
『何故そこまで酷いことをするんだ⁉︎』
『この間浮気したからでしょ。』
ぐうの音も出ない正論。返す言葉もない。ならばやり返すか………
『ならお前もつけろよ?』
『いいよ!これでアクアくんといつでも話せるね!』
『確かに………』
そこまでも読まれていたか‼︎確かにお互いに盗聴器をつけてたら、普通に会話できるけども‼︎というか、こんなのどこで手に入れたんだよ………。ますますアイツが怖くなってきたな………
ということで、皆に隠れて遊ぶことが出来なくなってしまった。
その後しばらく海水浴場で遊んでいると……
「お前ら、あのバナナボートで勝負しようじゃないか。」
今村がガラに合わない提案を始めた。バナナボート、それは水上を駆けるソファーのようなもので、何人かで座って爽快感を楽しむ遊びだ。パッと見た感じ、ここのは3人乗りのよう。
「俺と今村と北原で乗るのか。」
「その通りだ。」
「いや、俺は………」
「それで、今夜の寝床を決めようじゃないか。」
今夜の寝床か………。確か1人分足りなくて簡易寝台だったはず。無論そんなもので寝たくはない。それは皆も同じ。ならば勝負には降りて、ここは普通のベッドで先に寝るまで。そうしてしまえば、文句は言えないからな。
「俺は断る。」
「何故だ?そんなに簡易寝台で寝たいのか?」
「いや、お前らが何と言おうと、普通のベッドで寝させてもらう。」
「なるほどな………」
今村はどうやら考えがあるみたいだが、乗る気は無い………
「星野アクアさん、あちらの岩陰に行けばいいんですよね?(女声)」
は?今村の口から女声が出てるんだけど⁉︎何、何、どういうこと⁉︎えっ、コイツ誰…………というかマズい‼︎これじゃあ盗聴器越しにあかねが浮気判定してしまう‼︎
「違う、違うぞあかね‼︎アレは今村がだな……あがががががが‼︎」
「「ぎゃははははは‼︎」」
俺の身体に電流が流れる。しかも思ったより強い‼︎クソっ、痺れる‼︎最悪だ、こんな勘違いで電流喰らうとは………っ‼︎クソ野郎どもも爆笑しやがって………っ‼︎人の不幸がそんなに嬉しいか‼︎
「なぁ星野………参加するよな?」
「分かったよ………っ‼︎」
「ということで、あのボートから先に落ちたやつが簡易寝台。いいな?」
「「おう。」」
ということで、俺は寝床争奪バナナボート対決に参加する事になった。
この対決で重要なのはポジショニング。バナナボートは3人乗りで3人が横並びのため、真ん中に座ればほぼ不戦勝となる。だからこそ、このジャンケンこそが真の勝負所だ………っ‼︎
「「「誰もが、服奪われてく‼︎君は、完璧で究極のアルコール‼︎」」」
「公共の場で野球拳するな‼︎」
結果は………俺の勝ちだった。
「しゃぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」
「くそっ、チンスピに負けたのか………」
「お前らはチンスピ以下な。」
「さっき浮気してた奴に………」
「お前が捏造しただけだろ!」
という事で、俺は悠々自適に今村と北原の争いを見守る事になった。
そんなことを思いながら、俺は真ん中に座ると………
「「「………」」」ぬるっ
全ての取手にサンオイルが塗られていた。このボートは取手を掴む以外に身体を固定する方法がない。そのため、取手がぬるぬるしてると滑って落下しやすくなるのだ。
「「「貴様ぁぁぁぁぁ‼︎」」」
「なんて卑劣なんだ、お前らは⁉︎」
「お前こそよくこんなゲスな事思いつくな‼︎」
「恥を知れ、恥を‼︎」
しかも取手以外掴む場所が無いせいで、真ん中でも普通に落下する可能性がある。なんなら慣性の法則で前に吹っ飛ぶ可能性が極めて高い場所だ。だからなんとかして俺が落ちる前に、コイツらを海に叩き落とさないと………っ‼︎
「どうした、お前ら‼︎顔が引き攣ってるぜ‼︎」
「北原こそ、水が怖くてチビってるんじゃないのか⁉︎」
「よし提案だ、片手で勝負しよう‼︎」
「いいぜ‼︎」
ホントはやりたくない片手乗り。しかしここでやらないと、また電流を流される。しかも落ちたら海水。つまり陸以上に身体が痺れるってわけだ。くそっ、復讐も終わってないのに死ねるかよ‼︎
「「「おおおおおおお‼︎」」」
ヤバい、足で踏ん張らないとキツい‼︎落とされる‼︎しかしそれは奴らも同じこと‼︎アイツらの足元にサンオイルを塗ればよし‼︎
「あそこに水樹カヤがいるぞ‼︎」
「あそこにAV女優が‼︎」
よしっ、今のうちだ‼︎サンオイルを大量に塗って………
「あそこに黒川あかねが‼︎」
あかね⁉︎マジ⁉︎どこにいんの⁉︎さっきのこと勘違いされて殺される⁉︎嘘だろ、勘弁……ってしまった‼︎足元にサンオイルが塗られてる……っ‼︎踏ん張りが効かない………っ‼︎
「「「あぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」」」
こうして、俺たちは全員まとめて振り落とされることとなった。
陸に上がると、審判員のmemに判定を聞いていた。
「「で、どうでした⁉︎」」
「波の差でいおりんの負け!」
「あぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」
「「っしゃあ‼︎」」
ということで、俺は簡易寝台を北原に押し付ける事に成功したのだった。