未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
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無人島編の最中ですが、ふと思いついた短編を書きます。
四十六杯目 脱衣麻雀
side アクア
それはある日のことだった。
「なんで麻雀牌がうちにあるんだ?」
「倉庫を片付けてたら出てきたのよ。」
「そんなのあったんだな。」
店の倉庫から麻雀牌が出てきたのだ。どうやら有馬が片付けてる時に発見したらしい。
「せっかくだからやってみない、あーくん?」
「あり……だが、やれる奴いるのか?」
ちょうどいい機会だからと有馬に誘われたが、残念ながら麻雀は2人では出来ない。最低でも後1人、出来れば2人欲しいところだが………
「2人きりで17歩*1よ♡」
「なんだよそれ。」
「今から私がルールを説明………」
2人でやる麻雀?それは聞いたことないな…………
「かなちゃんの思い通りにはさせない‼︎私も混ざるよ‼︎」
「来るんじゃないわよ、黒川あかね‼︎」
そんなことを言ってたら、あかねが来た。これで3人か。3人麻雀は正直やったことがないから、4人目が欲しいが…………
「二日酔いだ…………」
おっ、ちょうどいいところに北原がいる。アイツを誘うか……
「おい北原、お前も麻雀しないか?」
「麻雀………?う〜ん、あんまり気乗りしないな………」
なんだよ、ノリが悪い奴だな。だったらこうしてやろうか‼︎
「残念だな。せっかく有馬やあかねと脱衣麻雀が出来るチャンスだったのに。」
「「えっ⁉︎」」
「是非とも参加させていただこう‼︎」
北原は己の下半身に正直。ということは、脱衣麻雀にすれば釣れるだろう。その予想は当たった。こうして、俺は4人集めることに成功した。
ただ脱衣麻雀といっても、一局単位で行う通常の脱衣麻雀では運要素が大きくなりすぎる。そこで有馬やあかねが参加する見返りとして、一半荘単位*2での脱衣麻雀を提案してきた。半荘を一回打ち、4位の人が1位の人に全裸を見せる。麻雀のゲーム性と勝った時の全クリ感が凄まじいルールだ。
「しゃあ‼︎やってやるぜ‼︎」
「北原をラスにしないことを最優先しなければ………」
「アクアくん………♡」
「私の実力、見せてやるわ‼︎」
そして、いよいよ脱衣麻雀が幕を開けた。俺vs北原vsあかねvs有馬。なんとしても1位になって、あかねか有馬の裸を見ないとな‼︎
東一局0本場 ドラ 6*3
親 有馬かな 25,000
南 黒川あかね 25,000
西 星野アクア 25,000
北 北原伊織 25,000
さてと、配牌*4は………
一二七⑤⑤⑧4567白白中
まあ悪くはない。とりあえずツモ*5次第ではあるが、だいたい中を捨てることになるだろうな。いつ白を鳴く*6かが問題だろう。さてと、最初のツモは…………
ツモ 三
手牌 一二三七⑤⑤⑧4567白白中
急所を引いた‼︎よしっ、この手はもうすぐ
そしてしばらくした後…………有馬が⑧を捨てた。それを見たあかねがツモ切りリーチ。山から引いた牌をそのまま捨ててリーチ、ということか…………。ということは、リーチの前後で手牌が変わってないから、さっき通った⑧は当たらないな。
さてと、自分の手は………
ツモ ⑦
手牌 一二三⑤⑤⑥⑦⑧4567白白
一応4か7を捨てれば聴牌*8でリーチが打てる。だがリーチのあかねには危なそう。ドラ*9が6だし、当たった時に点数も高くなるだろう。ここは大人しく、さっき通った⑧を捨てるか………
「ロン!」
「は…………?」
えっ?なんで当たるの…………?
「メン*10ピン*11一発*12ドラ1!えっと……8,000!」
しかも高え⁉︎
「アクアくん、ひっかかったね!」
「お前………まさか有馬の⑧を………っ⁉︎」
「見逃したよ*13!かなちゃん脱がせても意味ないもん♪」
「くっそ…………っ‼︎」
「……………?」
してやられた‼︎コイツ、そこまでして俺を脱がせたかったのか………っ‼︎
「平和ドラ1のダマとか、随分と舐めプ*14するのね黒川あかね。」
「舐めプじゃないよ。これが私なりの本気。」
「あっそ。なら余裕で勝てそうね。」
「むしろ私に助けられたことに感謝しなよ、かなちゃん。」
「……………?」
幸い北原だけは全く会話を分かってない。まあコイツは慣れてない感じもしたしな。コイツがトップを取ることはないだろう。
東二局0本場 ドラ北
北 有馬かな 25,000
親 黒川あかね 33,000
南 星野アクア 17,000
西 北原伊織 25,000
とりあえず、この局で多少巻き返したい。そう思っていたら………
手牌 五六⑦⑧⑨3456西西北北
めっちゃいい手が来た‼︎よしっ、女2人を脱がせにいくぞ‼︎
side あかね
やった‼︎アクアくんを脱がせるのに一歩近づいた‼︎この局は親だし、頑張って連荘*15するぞ〜‼︎
「ポン。」
そんな事を思ってたら、かなちゃんが中のポン*16。も〜、この時くらい邪魔しないでよ‼︎
またしばらくして………
「チー。」
かなちゃんが伊織君の6を45を晒してチー*17。厄介だなぁ!
「あかね、さっきのを取り返させてもらうぞ。リーチ。」
そんな事を思ってたら、アクアくんからリーチ。さて、どうしようかな………
ツモ 2
手牌 一三③③④⑤⑥2555689
う〜ん、今引いてきた2は全く要らないけど………アクアくんのリーチに危なそう。だったらアクアくんのリーチに絶対通る③を切って迂回しよう‼︎
「ロン。3,900。」
は?かなちゃん………?嘘でしょ………?いたの………?
「何キョトンとしてんのよ?索子チーしてチーだし*18④なんだから、本命中の本命じゃない?そんな事も分からなかったの?」
「そ、そんなわけないじゃん‼︎」
くっ………かなちゃんに邪魔された‼︎最悪なんだけど………っ‼︎
side アクア
あれから時はしばらく経って…………南入。後半戦へと突入した。
南一局0本場 ドラ9
親 有馬かな 35,900
南 黒川あかね 27,500
西 星野アクア 3,800
北 北原伊織 32,800
しかし俺は瀕死。あれから他の3人に和了られ続け、地獄を見ている。正直1人での逆転は難しいだろう。だから俺は北原と同盟を組むことにした。
(北原、欲しいところはどこだ?)
(北だ!北!)
(分かった!)
今回の俺の手は正直和了れそうにない。だから俺は北原にアシストをして、北原に女性陣の点数を削ってもらう作戦だ。さて、まずは北を捨ててアシストを………
「チー‼︎」
「「は?」」
それはチー出来ねえんだよ‼︎ポンだけなんだよ‼︎
「これどうすんのよ?」
くそっ、こうなったらチョンボ*19にして北原の点数を削る‼︎使えない味方への制裁だ‼︎
「チョンボでいいだろ。」
「和了り放棄じゃないかなぁ?チョンボは厳し過ぎると思う。」
あかねの奴、和了り放棄を提案してきただと⁉︎和了り放棄はその局和了ることが禁止されるだけで、直ちに点数を失うわけではない。これでは北原の点数を大きく削れないじゃないか‼︎
「私もあかねに賛成。多数決で和了り放棄ね。」
「くそぉぉぉぉぉ‼︎」
「なんで悔しがってるんだよ、アクア⁉︎」
「お前は知らなくていい。知らなくていいんだ………」
あかねならともかく、麻雀に厳しそうな有馬まで和了り放棄を提案………なんでだよ………
「伊織の裸なんて興味ないしね。」
「かなちゃんも思ってたんだ。」
「「あぁぁぁぁぁぁ‼︎」」
そういうことかよ‼︎2人とも俺の裸にしか眼中にないから、北原の点数は削りたくなかったのか‼︎くそっ、ふざけやがって………っ‼︎北原もがっかりすんなし‼︎不知火と吉原がいるんだから満足しとけ‼︎
その局は意地を見せたかったが、北原があかねに放銃*20してしまったので何も出来なかった。
南二局0本場 ドラ三
北 有馬かな 35,900
親 黒川あかね 30,100
南 星野アクア 3,800
西 北原伊織 30,200
さてと、北原が味方として使えなくなったから、自力で頑張るしかないか………
「リーチ!」
何っ、親のあかねのダブリー*21だと⁉︎ここで親に4,000オールをツモられたら、俺が0点未満になり、ゲームが終わる‼︎だからなんとしてでも避けないと‼︎
「くそっ、通せ‼︎」
「アクアくん、やる気だね?」
「当たり前だろ………っ‼︎」
ゼンツゼンツ‼︎リーチガン無視で手を進めてやる‼︎
「それだけ私の前で脱ぎたいってことかな………?」
「アクア、返答次第ではお前の命は無いが?」
「俺は脱ぎたいんじゃない‼︎脱がせたいんだ‼︎」
「う〜ん、半分死刑といったところか………」
「えっ………?///」
あかねの赤面とか、今はどうでもいい‼︎半分死刑もどうだっていい‼︎ただ己のプライドのために、突き進む‼︎
「あかね、それロン。1,000。」
「か゛な゛ち゛ゃ゛ん゛‼︎‼︎」
そんな事を思ってたら、なんか有馬が助けてくれた。ありがとう‼︎
南三局0本場 ドラ5
西 有馬かな 37,900
北 黒川あかね 28,100
親 星野アクア 3,800
南 北原伊織 30,200
さてと、いよいよ回ってきた俺の親番。ここから大逆転してやるぜ‼︎
「ツモ*22‼︎えっと………重曹、これ何点?」
「1,300/2,600よ。」
「ふざけんな北原‼︎」
「アクア………残念だったな♪」
と思ってたら、北原にあっさり和了られて終わった。ふざけんなよ。
南四局0本場 ドラ六
西 有馬かな 36,600
北 黒川あかね 26,800
親 星野アクア 1,200
南 北原伊織 35,400
ということで、圧倒的大差で最終局を迎えてしまった………。単純にあかねを逆転するだけでも24,600点差。三倍満ツモとかいうほぼ出来そうにないことをしなきゃいけない。しかもあかねを逆転したとて、点数はこうなる。
有馬かな 30,600 (-6,000)
黒川あかね 20,800 (-6,000)
星野アクア 25,200 (+24,000)
北原伊織 23,400 (-12,000)
これではあかね4位の有馬1位となり、あかねが有馬に裸を見せることになる。それでは何も面白くない。だったら俺が1位になるしかないな。幸いあかねが3位にいるから、役満をツモれば………点数はこうなる。
有馬かな 28,600 (-8,000)
黒川あかね 18,800 (-8,000)
星野アクア 33,200 (+32,000)
北原伊織 19,400 (-16,000)
これなら俺が1位であかねが4位。つまりあかねの裸を俺が見ることができる‼︎狙うは役満ツモ、大逆転をしてやるぜ‼︎
side 重曹
私はトップ目。この局をさっさと終わらせれば、晴れてあーくんの全裸ね。やってやろうじゃない‼︎
side あかね
耐えた。なんとかトップ目のかなちゃんと10,000点差未満におさめた。これなら満貫*23ツモ*24でトップになれる‼︎アクアくんの裸は、私が見るんだ‼︎
side アクア
最終局10巡目、とうとう俺の手は………
六⑨⑨222555白白中中南
役満、四暗刻*25が目の前に見えるところまで来た。さあ、引くんだ、⑨か白か中を‼︎とりあえずドラの六なんて要らねえ‼︎
「ポン‼︎」
しかし、ここであかねがドラの六をポン。来たかっ、心なしかウキウキしてんな‼︎断么*26ドラ3でもう満貫になるから、ツモればトップになる条件を満たしたってわけか‼︎
「ポン‼︎」
そして、あかねが捨てた發を有馬がポン。こっちも来たか‼︎だが俺だって負けてらんない‼︎
「さて、これで私の和了牌が………こない‼︎」
そしてあかねが切った⑨。くそっ、これは鳴けない‼︎鳴くと四暗刻ではなくなるから‼︎役満縛りの俺は黙って見ることしか出来ない‼︎さて、俺の次のツモは………③、要らん‼︎ぶった切る‼︎
「アクアくん、それじゃないよ!」
「あーくん、まさかあかねに差し込んだんじゃないわよね?」
「んなわけねえだろ。俺は役満ツモしか興味ねえ。」
「流石ね、あーくん!」
「いや、この状況なら普通でしょ、かなちゃん。」
何も嘘はついてない。俺が目指すのは女の裸。ただそれだけだ。
「リーチ‼︎アクアの下に堕ちろォ‼︎」
北原からもリーチ‼︎コイツの狙いは有馬かあかねの裸。特に今は女性陣が2人とも前に出やすい状況だから、直撃を取れると見込んだか‼︎だが俺だって諦めてはいない‼︎
「くそっ!これじゃないわ‼︎」
「私のも違う‼︎」
女性陣も次々にツモ切る。よしっ、和了られずに済んだ‼︎さあ引け、⑨か白か中‼︎
ツモ→⑨
手牌→⑨⑨⑨222555白白中中南
来たっ‼︎よしっ、これで南を叩き切る‼︎
「オラァ‼︎」バシン‼︎
「遂にアクアくんも来たんだね……っ!」
「そりゃ来るだろ、あかね!」
「アクアテメェ、邪魔すんじゃねえぞ‼︎」
「邪魔はお前だ、北原‼︎」
「えっ………?」
「惚けた面すんなよ、有馬‼︎」
さあ、引け‼︎白か中‼︎これさえ引けば、あかねの裸が手に入る‼︎さあ、引くんだ‼︎
そしていよいよ最終ツモ番。手に取ったそれは……………
誰が見ても分かりやすいほどぬるりとしていた。牌に何も書いていない。そう、俺が渇望した白、正式名称パイパン*27だ。
「ツモ。8,000/16,000。」
手牌 ⑨⑨⑨222555白白白中中
こうして、俺はあかねの裸を手に入れた。
「さぁ、罰ゲームだ。あかね、見せてもらおうか。」
「えっと、アクアくん………」
「何、恥じることはない。これはあくまでゲームの罰ゲームでだな……」
あかねはどうやら恥ずかしがってる様子。それか、俺のあまりにもな大逆転劇に驚いているのだろうか?まあいい。どちらにせよ、あかねの裸が見れる事実には変わりない………
「アンタ、ちゃんと点数見てみなさいよ。」
有馬、今更どうしてそんな確認を?不思議だったので、よくみて見ると………
有馬かな 28,600
黒川あかね 18,800
星野アクア 34,200
北原伊織 18,400
何故か北原が最下位になっていた。
「伊織がリーチして1,000点出したから、あかねとの点差が8,600差から7,600差になったわけ。それで役満ツモ親被りで捲られる、8,000点差未満になったのよ。」
つまり北原がリーチしたせいで、俺が見ることになる裸はあかねじゃなくて北原になったというわけか…………
「北原テメェ、ふざけんじゃねえ‼︎お前の裸なんていつも見てんだろ‼︎」
「アクアだって、俺の女の子丸はぎ計画を台無しにしやがって‼︎今夜は
「ああ、かかってこいよ誤チー野郎‼︎」
こうして、俺は北原の裸をいつも通り見る羽目になったのだった。
思いついたので書いてみました。僕のTwitterのトプ画のシーンが出てきましたね。