未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
side アクア
俺と林はレンタカーに乗り、早速沖縄の海沿いをドライブした。
「ま、星野さん、運転ありがとう!」
「うん………あの、そんなに緊張しなくていいよ?」
「い、いや、してないよ!」
そう答えたのとは裏腹に、明らかに動作の一つ一つにぎこちなさがある。まあほぼ喋ったことない女と急に沖縄だもんな。無理もない。だからここは俺のエスコート力が試される時。前世で培った力を見せるとするか。
「話変わるけどさ、林って料理するの?」
「えっ?ま、まあするね………」
「それじゃあカレーって作る?」
「スカトロ⁉︎」
コイツの頭ん中どうなってんだ?カレー→うんこは想像しやすいけど、わざわざその単語使わなくていいだろ。さてはコイツ、意外と性癖エグいんだな。
「カレーよ。」
「ああ、カレーね!作る作る!」
「実はこの間共演者から、とっておきのカレーのレシピを教わってね。今度一緒に作ってみない?」
「い、いいね!」
とりあえず、まずはお手軽な話題作りから。しれっと次の予定も作らせてもらうか。
「あ。」
「どうしたの、星野さん?」
「バックミラー、直してなかった。」
「本当だ。気づかなかった。」
次に、完璧超人にみせて隙を作る。これで親しみやすさもアップ…………ん?
後方にいる車に違和感を感じる。ブラインドな特殊ガラスを使ってるのか、中に誰がいるかは分からんが…………俺たちの車と気持ち悪いぐらいに一定の安定した距離を取り、曲がり角も全部同じところを曲がってくる。こっちはドライブで行き先を今探しているところ。ここまでついて来るなんて、ストーカー以外に考えられない。
「………どうしたの?」
「ちょっとスピード上げるね。つけられてるかも。」
「へっ?う、うん…………」
林、怖い思いをさせてすまない。しばらく頑張って撒くから、辛抱してくれ。そう思いながら、俺はアクセルを踏んだ。
その後、俺はしばらく複雑な運転を繰り返した後、
「あった、交番。」
「助かった…………」
交番へと到着し、ストーカーの車のナンバーと車種を交番の人に届け出た。
ストーカー車両は、驚くほど簡単に捕まった。
「星野、お前かよぉぉぉぉ⁉︎」
「また浮気しやがって‼︎」
しかも正体は、野島と山本だった。
「浮気…………?」
「なんかこの人たちが勘違いしてるの。」
「お前、さてはじょそ………」
「すいません、この人たちを連れて行ってください。」
「はい。」
「「くそぉぉぉぉぉ‼︎友のスクープ見つけたのにぃぃぃぃ‼︎」」
友達をスクープするとか、本当に最低な奴らだな。刑務者で反省してもらおう。ついでに全てのデータも消去して、証拠を隠滅してもらわないとな。
side あかね
ずっと感じる違和感。盗聴器から聞こえるアクアくんの声、どうも地面が近い気がする。酔い潰れてずっと寝ているのかもしれないけど、それでもやっぱり変だ。更には波形。ほんのわずかながら、角張っている、いわゆる録音要素を感じる。もしかしたら、私は偽の録音を掴まされている…………?
そんな事を思いながら、パラオで過ごしていると…………
「「黒川あかね様、我々は恐ろしい情報を入手致しました。」」
北原くんと今村くんが不敵な笑みを浮かべながら、私のところに近づいてきた。
「えっ?2人とも、どうしたの…………?」
「実はこちらは私の知人が撮影した映像なのですが………」
「ご覧の通り、星野マリンが女と沖縄でデートしております。」
ふ〜ん、そういうことかぁ〜。ここ数日の違和感の正体が分かったよ。
「かなちゃん、ルビーちゃん*1、集合。」
「あーくんの浮気ね。」
「とりあえず死刑だね!」
「「話早すぎだろ。」」
という事で、私はかなちゃんとルビーちゃんを呼んで作戦会議をする事にした。
side memちょ
ブッキーが最近研究室忙しいから暇なんだよね〜。もうちょっと遊びたいな〜。そんな事を思いながら編集していると………
「memちゃん、ここ数日空いてたりする?」
あかねからLINEが来た。これは遊びの誘いかな?
「暇だよ〜♪」
「なら夜から沖縄行かない?私とかなちゃんとルビーちゃんで。」
「あれ?3人ともパラオにいるんじゃ………?」
遊びの誘いだった。だけどあの3人は今パラオ。それなら私がパラオ行く方がいい気がするけど…………。なんで今沖縄なんだろう?
「アクアくんの浮気を現行犯逮捕したいからさ。運転手が欲しくて………」
「なにしようとしてんの⁉︎」
その理由は、とんでもなかった。