酒の子   作:スピリタス3世

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この物語はフィクションです。
未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。


五十八杯目 海

  side アクア

 

 野島&山本というクソストーカーを撒いた後、俺と林は海に来ていた。

 

「やっぱ綺麗だね。」

「う、うん!」

「こうなると、前乗ったオープンカーが恋しくなるな。」

「オープンカー?そんな凄いの乗ったの?」

「白い車体のマニュアル車で、後ろの荷台が開放的なの。」

「それって軽トラでしょ⁉︎」

「まあそうだけど………」

「まさか………軽トラでオープンカーセックス………っ⁉︎」

「そんな事するわけないでしょ。」

 

 ツッコミ適性もありつつ、ボケ適性もある彼女。この女、だいぶ面白いな。これだけでも来てよかったと思える。

 

「ほんと………貴女と来れて良かったわ。」

「へっ⁉︎ど、どういたしまして………」

 

 それにしても、流石は沖縄だな。色んな人で賑わっている。

 

「雄二、見ちゃダメ。」

「うわぁぁぁぁ‼︎やめろ、翔子‼︎」

 

 あそこにはちょっと彼女がヤンデレ気味のカップル。

 

「ねえ優お兄ちゃん、となりの女、誰?」

「貴女こそ誰?」

「りえ、あや、これは違うんだ‼︎」

 

 あそこには二股が下手くそな御手洗。

 

「お客様、ちゃんと水着の上を着てください‼︎」

「ワシは男じゃぞ⁉︎これでいいじゃろ‼︎」

「秀吉…………アンタ何してんのよ………ホントバカ‼︎」

 

 あそこには可愛らしい双子の姉妹………じゃなくて姉弟っぽい人らと係員。

 

「それでね、前にロリコンの医者がいたのよ。ホント仕事しないろくでなしでね………」

「ねえ、○○*1。前もその話、してたよね?」

「ごめんごめん。」

 

 あそこには、ゴロー時代の看護師………ってなんでいるんだよ⁉︎しかも俺の話してるし!人のことバカにしやがって………っ‼︎

 

「どうしたの、マリン?」

「い、いや、なんでもない…………」

 

 だけど、アクアの姿で行ったところであっちは認識出来ない。ましてやマリンの姿なら尚更。ここは大人しく引き下がるか………

 

「それより、着替えよっか。」

「うん………」

 

 さてと、林の言う通り着替え…………いや、マズい‼︎このままだと、女子更衣室に入る流れになる‼︎そこで脱がないなら眼福だが、俺も脱ぐ羽目になる‼︎するとどうだろうか………周りの色んな人にアクアだとバレる‼︎俺は2人きりの時にマリン砲を出すのであって、今は違う‼︎間違いなく刑務所行きだ‼︎

 

「じゃあ、私は車で着替えるね。」

「えっ⁉︎だ、大丈夫⁉︎」

「大丈夫大丈夫‼︎」

 

 男だから‼︎大丈夫だから‼︎

 

「じゃ、じゃあ私行ってくるね…………」

「うん‼︎」

 

 危なかった…………危うく早バレするところだった…………。こうして、俺は無事車で着替える事ができたのだった。

 

 

 

 

 

  side 林雪子

 

 女子更衣室じゃなくて、車で着替えるって………っ⁉︎あの車、カーテンとか付いてた記憶ないんだけど⁉︎まさか…………男に襲われるの待ちってこと………っ⁉︎やっぱり星野マリンは、とんでもないビッチじゃない‼︎

 

 

 

 

 とりあえず、水着に着替えて出てみると…………

 

「それじゃあ、海行こっか。」

 

 そこにはなんとも可愛らしい水着に包まれた星野マリンがいた。露出はかなり少なめで、特に首から肩にかけてはスカーフのようなもので巻かれている。清楚系ビッチといったところか………

 

「林の水着、可愛いね。」

「あ、ありがとう‼︎ほ、星野さんこそ‼︎」

「そう?ありがとね。」

 

 にしてもこのビッチ、たらしみたいな事言うな。こんな感じで男も口説いてるのかな?この着替えの速さからして、何もなかったと思うけど…………

 

「よし、じゃあ海入ろっか。」

「はい!」

 

 とりあえず、海の水の中に行くっぽい。幸い歩き出す方向は男性客の少ないところ。流石にこんな公衆の面前でおっ始めたりはしないか………

 

 

 

 

  side アクア

 

 海の水の程よい冷たさと燦々と輝く太陽の程よい暖かさに包まれて、俺は林と幸せな時間を過ごしていた。

 

「久しぶりに泳ぐのも気持ちいいね。」

「気持ちいい⁉︎」

「なに想像してんの?」

「い、いや、なんでもないよ‼︎」

 

 にしても、コイツ本当にむっつりだな。よほど興味があるのだろう。夜は楽しませてやるか…………

 

 

 

 

 

  side memちょ

 

 私はあかねやかなちゃん、そしてルビーと一緒に沖縄に来ていた…………

 

「よ〜し!アクアくんの浮気を見つけて現行犯逮捕するぞ〜‼︎」

「「オー‼︎」」

「ええ…………」

 

 アクたんの浮気捜査で。

 

「んで、とりあえずどこ当たるのよ?」

「まずは定番のデートスポットじゃないかな?」

「アクアくんが行きそうなところといえば…………」

 

 しかもこの3人、尋常じゃないくらいやる気を感じる。その眼には、パラオ旅行を中断してでもアクたんを制裁しようという確固たる意志が伝わってくる。なんか怖い…………

 

「う〜ん、やっぱりGPS無いと厳しいね………」

「GPS付けてたの⁉︎」

「アクアくんも私に付けた事あったからね。当然だよ。」

「アクたんもしてたの⁉︎」

「あかね、アンタの盗聴器他に無いの?」

「盗聴器⁉︎」

「ごめんかなちゃん、それが無くて………」

「あったら怖いからね⁉︎」

 

 ヤバい‼︎この3人なんて事してんの⁉︎ちょっと重い程度の話じゃないんだけど⁉︎アクたんもアクたんでヤバいし‼︎私、凄いことに巻き込まれてるんだけど〜!

 

「とりあえず、レンタカー屋行きましょ。mem、運転頼んだわ。」

「は〜い。」

 

 ひとまず私は運転手として、皆の事を運びますか〜。あ〜、なんか不安だな〜。

 

 

 

 

 レンタカー屋に行った後、借りた車を運転していると、早速私の不安は当たった。

 

「ルビー、どう?あーくんの匂い感じる?」

「う〜ん、とりあえず真っ直ぐかなぁ?」

 

 ルビーが窓を開けて鼻を出し、匂いを嗅ぎ始めたのだ。

 

「危ないから顔出しちゃダメだよ〜。」

「大丈夫だよ、memちょ!顔は出してない!」

「頼むからね………」

 

 そんなただの空気を嗅いだくらいで分かったら怖すぎるって‼︎一流のスパイでもそんな事出来ないよ‼︎

 

「そういや先輩、水は?」

「この先に酒屋があるらしいからそこで買うわ。」

「持ってこなかったの⁉︎」

「あれ、度数高すぎて飛行機持ち込めないのよ。」

「そうなんだ‼︎皆普通に飲んでるからいけると思った‼︎」

「普通に飲んでるのはPaB(うち)だけだよ〜。」

 

 そして当たり前のようにスピリタスで殺そうとしてる。この子達も染まったな〜。特にかなちゃん。最近仕事場にペットポトルの水を持ち込む感覚でスピリタスを持ち込んでるからね。共演者の間でもアル中って呼ばれてるし。お酒のCMが増えてるけど、本人曰く全部ソフドリだからつまんない、と。いや、焼酎とかは立派なお酒だからね⁉︎他もだし‼︎私が言うのもなんだけど‼︎

 

「………………」

 

 そして、あかねはさっきからずっと目を閉じて瞑想している。

 

「あかね、何してんの?」

「mem、今のあかねに話しかけないで。」

「お義姉ちゃん、メンタルトレース中だから。」

「ホントに何してんの⁉︎」

 

 どうやら人間を辞めたらしい。元からそういうとこあったけど、まさかここまでだとはね…………

 

「memちゃん、分かったよ。とりあえず私が言う場所に向かってくれる?」

「は、は〜い…………」

 

 分かるんだ。怖っ。

 

 ということで、私はアクたんの恋人たち?を連れて目的地へと向かった。

*1
名前分からじ。




memちょには胃薬が似合いますね。
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