未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
side アクア
いよいよ伊豆春祭が開幕。したのだが………
「どうしたマリンちゃん、テンション低いな。」
「接客は愛想だぞ、マリンちゃん!」
「うるせえよ。それに今はアクアだ。」
「星野さんか今村君、ソース取ってくれる?」
「今村が君なら俺も君だろ‼︎」
どうにも気が進まない。何故なら数時間後にはミスコンに出なきゃいけないから。ちなみに今は1年全員で店番をやっている。
「きゃ〜!イケメンが2人〜!」
「しかも片方星野アクアじゃない⁉︎」
「すいません!店員さん下さい!」
「それは無理です。」
「あれ、もう片方ってshipsの勇一君じゃ………」
「そいつは池越じゃないです。」
しかもめちゃくちゃ女性客が来る。どうやら俺や今村目当てで。しかも今村は池越だと勘違いされている。確かに見た目は似てるな。アニメTシャツにばかり目がいくもんだから、あと池越自体影薄いし。だから今まで気づかなかったよ。
「ねえねえ、バラエティーでの毒舌みたいな〜♪」
「ここはお好み焼き屋だ、握手会の会場じゃない。お前ら看板すらちゃんと読めないんか?」
「「キャー‼︎」」
とりあえずファンサでもしておこう。これでPaBに金が入るなら儲けもんだ。あと女子にチヤホヤされるのは悪くない。ゴロー時代を思い出すな。
「なぁ耕平、星野アクア味のお好み焼きを作りたいんだが………」
「まずは
「お前ら、馬鹿なことやってないで手を動かせ。」
ただ、めちゃくちゃ忙しいのも事実。鉄板の熱風と太陽光で暑さもあるので、思った以上に疲れる。だから喋るのはいいが働いてくれ。
そんなこと思ってると………
「よう、大繁盛じゃねえか!」
「見ての通りだ。寿、手伝ってく………」
寿が………
「アクアくん、久しぶりやね〜!」
「れ?」
なんとみなみを連れてやってきた。なんで?どういう繋がり?
「みなみ、お前なんでここに?」
「お兄ちゃんと学祭巡りしとるんよ〜!」
「兄妹なのかよ⁉︎」
「妹…………」
確かに、寿みなみと寿竜次郎。苗字は同じである。しかし性格も顔も違い過ぎて、ただの偶然だと思ってた。こんなことがあるのか………
「いや〜、まさかみなみがアクアの同級生だったとはなぁ〜。」
「アクア、お前………っ‼︎」
「北原、落ち着け。ただの高校の同級生だ。」
「そうか。ならお前の日頃の言動をばらしても問題ないな。」
「それはダメだ。」
「妹………」
ただ、高校の奴らが俺の現在を聞いたら絶対ドン引きする。ここは隠し通すしか………
「アクア君も、お酒飲んで野球拳しとるんよね〜。なんか意外やな〜。」
「えっ⁉︎」
「アクアも立派なPaB一員だからな。既に履修済みだ。」
「なんかすごいなぁ〜。」
「妹…………」
バレてるしぃぃぃぃ⁉︎つーか寿兄の日頃の言動説明してんのかよ⁉︎頭おかしいだろ‼︎普通隠せよ‼︎頭も隠さず尻も隠さずじゃねえか‼︎
「なんでお前、普段のこと言ってんだよ⁉︎」
「別に恥じることじゃないだろ?」
「恥じることだ‼︎ましてや妹相手に言うか⁉︎」
「ウチは気にせんで〜!お兄ちゃん楽しんではるな〜、って思っただけ!ウチはやらんけど。」
「妹…………」
家族の雑談にPaBの惨状はあまりにキツ過ぎる。現にルビーやみやこさんには絶対言わないし。というかみなみ経由でルビーにバレたら大問題だ‼︎絶対ドン引きされる‼︎
「みなみ。」
「どしたん、アクア君?」
「頼むからルビーにだけは言わないでくれ。」
「ええで〜。」
「妹…………」
良かった、とりあえず兄としての尊厳は守れた。
あとさっきから、今村は何ぶつぶつ妹妹と呟いてるんだ………?まさか寿家の隠し子か、お前?
「寿先輩‼︎俺をみなみちゃんのお兄ちゃんにして下さい‼︎」
「「えっ?」」
「「「は?」」」
コイツは何言ってんだ?初対面の女にプロポーズ………いや、プロポーズですらないな。お兄ちゃんにして下さい、ってどういうことだ?
「いや、お兄ちゃんにはなれないだろ………」
「俺は可愛い妹が沢山欲しいです‼︎」
「それは両親に頼め。」
「つーかアクアの同級生だから、妹にはならなくね?」
「た、確かに………っ‼︎俺としたことが………」
妹が欲しいからって、他人の妹を自分の妹にするのはおかしくねえか?妹よりは彼女にしたい、とかが普通だろ。
「今村、普通彼女じゃね?」
「分かってないな、星野。妹もののエロゲーを多数プレイしてきた俺からすれば、現実の妹は最高なものなんだ‼︎」
「ただの妹フェチじゃねえか。」
「変わった人やな〜。」
なんとなく分かった。コイツ妹に興奮するタイプの人間だ。
「俺は全妹のお兄ちゃんになりたいんだ。」
「だってさ千紗。」
「嫌。」
「古手川は………なんか違う。」
「それはそれでどうなんだ。」
決めた。ルビーを今村に会わせるわけにはいかない。絶対にコイツならせがんでくるだろう。ルビーのお兄ちゃんになりたい、と。まあそもそもルビーの存在すら、コイツに教えるつもりは無いからな。memにもちゃんと口封じしとこう。
そんなことを思ってると、
「んで、売り上げはどんな感じだ?」
「かなり売れてます。」
「どこぞの芸能人に会えるとかなんとかで大人気ですよ。」
「どこぞとか言うな。」
売り上げの話になった。まあこれは見ての通り順調だ。
「マジか、ティンカーベルが居るのに。」
「ティンカーベル?」
なんだそれは?どんな団体だ………?
「男が美形揃いで、女子比率No.1のテニサーだ。」
「あのイケメン多いとこやね!」
「なるほど。」
「通りで客に女子が多いわけだ。」
テニサーか。メンツ的に、多分ヤリサーだな。確かにそんなサークルが作るお好み焼きとなれば、かなりの人気となるだろう。まあ今年はウチらが勝ってるっぽいが。
「生ゴミがいいか?」
「いや、ブタの血だろ。」
「お前ら嫉妬し過ぎだ。」
「真顔で何を投げ込むか話し合うのやめて。」
そして、相変わらず北原と今村は嫉妬してる。そんなんだからモテないんだぞ。
しばらく雑談しながら店番してると、
「1年生諸君、交代の時間じゃ〜い!」
「あとは私たちに任せて!」
「好きに遊んでこい。」
「「「はい!」」」
「よろしく。」
memに浜岡、時田がやってきたので、俺たちは交代することにした。
交代後、古手川は姉と一緒に回ることになったため別れた。今は俺たち男3人だけだ。
「まったく、高校の同級生にあんなボインちゃんがいるとは‼︎」
「けしからんなぁ星野。」
「アイツはそもそもグラドルだ。」
「「なにっ⁉︎」」
まあ、そういう反応になるよな。コイツらは普通の一般人っぽいし。
「元々ウチの高校芸能人多いんだよ。不知火フリルとか同級生に居たぞ。」
「不知火フリルだと………っ⁉︎」
「知らないフリルだな。」
「アホか、
「お前不知火フリルを知らないのかよ⁉︎俺アイツで何回45ったか分からんぞ⁉︎」
「世界一要らない報告だな、北原。」
あと、流石に不知火は有名らしい。それか北原のことだから、男は知らんけど女なら知ってる、とかはありそう。今村は声優しか知らないだろうな。
「他にはどんな奴がいた⁉︎」
「他だと………1個上に有馬かなとか?」
「10秒で泣ける天才子役………だっけか。懐かしいな。」
「一応今も女優なんだが………」
有馬もどうやら知られてるみたい。まあアイツは昔有名だったしな………
「呼んだかしら?あーくん♪」
は、嘘だろ?この声は………っ⁉︎
「有馬、お前なんで⁉︎」
「やっほ〜!」
間違いなかった。あどけない童顔に鮮やかな赤髪、そして私を見てと言わんばかりの輝かしい目。紛れもない、有馬かな本人だ。
「おい耕平、コイツ有馬かなとただならぬ関係みたいだぞ………」
「ひとまず裏山に埋めるか………」
「いきなり人を殺す話すんな。」
もちろん、これを見た北原と今村はすぐに武力行使に出ようとする。
「アンタの友達治安悪過ぎない?」
「コイツらは見なかったことにしてくれ。もっとまともな友人を探して紹介するから。」
「「あぁ⁉︎」」
「てことは他に友達いないのね。」
「残念ながら。」
本当に友人選びを間違えたと思う。というより、選ぶ余地がなかった。いきなり記憶が飛んでて、気がついたら隣で裸で寝てたのだから。仕方がないだろう。あとはだいたいmemのせいだ。
「んで、お前は何しにきたんだよ?」
それより、コイツがここにいる理由を知らないとな。
「今ガチの大学編が始まるのよ!今度の水曜夜8時から!観てね!」
「アレ大学編やるのか………」
「誰かさんのおかげで好評だったからね。メンツを替えてやるってわけ。」
「誰のおかげだろうな。」
確かに好評ではあったが、よりによって大学編をやるのか………。しかもこの大学で。鏑木Pも思い切ったことするな〜。となると、今後何度も有馬は来るようになるな………
「あと有馬、リアタイは厳しいかもしれん。」
「その時間忙しいの?」
「最近夕方から深夜にかけての記憶が無いんだ。」
「アンタヤバい病気じゃないの⁉︎」
急性アルコール中毒だな。
「奇遇だな、俺もだ。」
「俺もだなぁ。」
「アンタら揃いも揃って何してんのよ⁉︎」
飲み会だな。
「お二人さん、ちなみに今ガチ高校編で、あーくんが出た映像なんだけど………」
『アクアです!なんかめっちゃ緊張するわ〜。皆、よろしくね!』
「「誰だお前w」」
「勝手に見せるな‼︎」
有馬め、俺の黒歴史を見せるんじゃねえよ‼︎コイツらにバカにされるだろうが‼︎
『え〜、かっこいい〜!役者さんって、憧れる〜!』
「mem先輩も出てたのか………」
「こっちはキャラ変わってないな。」
「そうだな。」
『memちょも可愛いね。めっちゃ照れる。』
「「「は?死ね。」」」
「3人でハモるな‼︎」
ったく、memみたく普通にやればよかった‼︎これじゃ俺だけが恥ずかしいじゃねえか‼︎しかもコイツらなんか波長合いそうだし!嫌だぞ、有馬まで俺を異端審問する、とか言い出したら。
そんなことを思ってると、
「おっ、かなちゃんじゃ〜ん!おひさ〜!」
「memちょ、久しぶり。あーくんがお世話になってるわ。」
「かなちゃんアクたんの親だっけ………?」
memまでやってきた。まるで苺プロの事務所だな。後はルビーがいれば完璧だが、絶対ここに来ることはないだろう。いや、頼むから来ないでくれ。
「そういやいいところにいるね〜、かなちゃん!」
「どういうこと………?」
いいとこにいる?memは有馬を使って何をしたかったんだ………?
「今からアクたんを可愛いマリンちゃんにするのさ!」
「どういうこと⁉︎」
化粧の時間ということか………
「ミスコンだよミスコン!アクたん規定でミスターの方に出られないから、代わりにミスコンに出るの!」
「なんでミスコンなの⁉︎」
「俺が聞きたい。」
「それでね、アクたんを可愛く化粧したいんだけど………」
「化粧要らねえだろ。そのままの顔で出てやる!」
「マリンちゃん計画……いいねそれ!私も協力するわ!」
「協力すんな!」
「「可愛くなったら俺らが推してやるよ、マリンちゃん♪」」
「推すな‼︎」
「それじゃあレッツゴー♪」
「嫌だ………」
ということで、俺の最期がやってきてしまった………
みなみの苗字が寿でよかった!おかげで多少出しやすくなりました!
そしてようやく重曹が登場!どう絡むかお楽しみに!