未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
side memちょ
学園祭。そんな若者の賑わうイベントに、三十路の私は参加していた。
「いや〜、学祭はいいね〜!昼間っから酒飲める!」
「梓ちゃんはいつも飲んでるでしょ〜!」
「そうだっけ?」
この子は私の親友の浜岡梓、通称梓ちゃん。ノリが良すぎて人前でもよく脱ぐよ!
「にしても、芸能人効果は凄いな。去年の比じゃないくらい入っている。」
「去年までmemちょしかいなかったもんね〜。」
この子は私の親友の時田信治、通称トッキー。身体がデカすぎて前が見えないよ‼︎
「今年は星野兄妹に黒川に有馬だもんな〜。不知火も入り浸っているし。」
「しかも皆売れっ子だからねっ!」
「お前も売れてるだろ。」
「まあそうだけどね〜♪」
この子は私の親友………を超えて実は彼氏*1の寿竜次郎、通称ブッキー。付き合ってるのは皆に内緒だよ!
「姉上の可愛さは天まで届きますからな。」
「YouTubeはプラチナ盾も作るべきぞ。」
「「「確かに………いや、誰⁉︎」」」
そして突然合流してきたこの2人はなんと…………っ‼︎
「あれっ、いつからいたの?」
「先程姉上が御学友と戯れている姿を見て………」
「弟として見定めに来ましたぞ。」
「「「弟⁉︎」」」
「こら〜、2人とも!私の友達を品評しない!」
「申し訳ない。」
「ぞ。」
私の弟たちです!ちょうどいいからみんなに紹介しよ〜っと!
「まずこの子が………」
「我が名は
「なんか名前違くない⁉︎」
「身長180cmにして体重85kgの健康体也。」
「「「85kg…………?」」」
あれ、体重そんなに軽かったっけ…………?この子結構デブだった気が…………
「すまぬ、115kgだ。」
「だいぶ盛ったな。」
「恥ずかしかったんだろうな。」
「お姉ちゃんと同じくサバ読む子なのね!」
「うるさい!」
そんなとこまで真似しなくてもいいのに‼︎YouTubeの名前を真似るのはいいけどさ‼︎恥ずかしがるなら痩せなさい‼︎
「次!この子が末っ子の………」
「我は
「確かに、俺たちよりマッチョだな。」
「一緒に筋トレするか。」
「あれ、身長memちょとあんまり変わらなくない………?」
「申し訳ない、158cmぞ。」
「
1cmくらいならともかく、15cmはやり過ぎだって‼︎ここに7歳盛った人いるけどさぁ‼︎今も公称23歳の30歳JDだけどさぁ‼︎
「それより姉上………」
そういや、この子たちは連絡も無しになんで来たんだろう?いや、会いに来てくれたのは嬉しいんだけどさ………ちょっと気になるよね。何か話したいことでもあったのかな?
「この金髪が彼氏ぞ?」
「んんんんんん⁉︎」
彼氏………っ⁉︎嘘でしょ⁉︎ブッキーのこと一度も話したことなかったのに⁉︎なんなら彼氏いることすら隠してたのに⁉︎
「やだな〜!お姉ちゃん彼氏いないって言ってなかったっけ〜?」
「俺が彼氏?なんの冗談だ?」
「姉上、我々は血を分けた姉弟。」
「隠し事なぞ分かりますぞ。」
マズい‼︎ここで皆にバレたら大変なことになる‼︎仮にも私はアイドル‼︎嘘で隠し通さなきゃ‼︎
「なになに〜、その話ちょっとあっちで聞かせて〜!」
「ひとまず、あっちの物陰に行こうか。」
「梓ちゃんにトッキーもノらない‼︎」
「………とりあえず行くか。」
「ブッキー⁉︎」
なんかブッキーは覚悟決まった目つきしてるし‼︎いい嘘でも思いついたのかな⁉︎とりあえず任せよっか‼︎
「分かった分かった‼︎ついてくよ〜‼︎」
ということで、私たちは人通りの無い実験棟の裏までやってきたのだった。
目的地に着くと、早速私は嘘をつこうとした。
「もしかして、ずっとバレてないと思ってた?」
「2年前には気づいてたぞ。」
「「えっ⁉︎」」
だけど、梓ちゃんとトッキーにとんでもないことを言われた。あんなに必死に隠してたのに⁉︎1年の頃から気づいてたの⁉︎
「その言い草………姉上、やはり隠しておったのですな。」
「我らも怪しいと思ってたぞ。」
「そんなぁ〜‼︎」
「マジか。」
更には弟たちにも気づかれてた。こりゃもう完敗か。
「まあアイドルは恋愛バレたらヤバいもんね〜。」
「仕方のないことだな。」
「お前らに言われたら終わりか………」
「そうだよ。ずっと付き合ってるよ〜。」
「1年の夏からな。」
ということで、私とトッキーは諦めて、正直に打ち明けることにした。
「で〜、馴れ初めは〜w?」
「確かに、気になるな。」
そうしたら、早速梓ちゃんがニヤけた顔で聞いてきた。トッキーもいつものどっしりした笑顔で同調する。馴れ初めか………懐かしいな。
「それはね………」
こうして、私は2年前に想いを遡らせることにした。
私はミヤコさんの提案で、なんと大学に入学することになった。
「わっ、私がJDですか⁉︎」
「そう。アラサーJD。面白くない?」
「面白くないですよ‼︎流石に浮きまくりですって‼︎」
「25歳で恋愛リアリティーショーに出てたんなら余裕でしょ。」
「それはそれ、これはこれですよぉ〜‼︎」
「まあ若いとき苦労した分、楽しんできなさい。」
そうミヤコさんに後押しされて入学したものの、実際はとても不安だらけだった。新入生は18歳〜20歳ぐらいで、自分はもうすぐ28歳。しかもそれが4年間。短期間で仕事だけの恋愛リアリティーショーならともかく、身も心もずっと居続けるには、長すぎる時間だった。
「そういやYouTuberのmemちょが入学してきたらしいよ〜!」
「確か2個上の今年21歳だっけ?」
「2個上の同級生ってなんか変な感じだよね〜。」
実際2歳差ですらこの反応。ましてや本当は9歳差。私が本来大学1年生の時に、この子たちはまだ小学4年生。話など合うはずがない。
それに、28歳なんてとっくに卒業して就職、なんなら結婚して子供がいるのが普通くらいの歳。その年齢で大学生として遊び歩いている人となんて、関わりたいとは思わないだろう。それに、こんな年齢になって遊び歩いてたら………家族は心配しないだろうか。言葉では快く後押ししてくれたけど、内心不安じゃないか。そういった不安がずっと胸の中に残り続けていた。
だからサークルとか、とてもじゃないけど入ろうと思えなかった。一応ミヤコさんがいたダイビングサークルには挨拶はするけれど、多分そんなに入り浸らないだろう。そんな事を思いながら、私は店に足を踏み入れた。
店に着くと、私はとりあえず挨拶をする事にした。
「初めまして!ミヤコさんのツテできました、memちょです!」
「お〜、本物のYouTuberだ〜!」
「凄いな‼︎」
「みやこか。懐かしいな。イケメン求めて飲み散らかしてたな。」
「そうだったんですね〜。意外に遊んでるな〜!流石にアラサーの私には無理だな〜!」
「「「アラサー⁉︎」」」
「ど〜も〜!今年28で〜す♪」
さらっと暴露されたミヤコさんの黒歴史に笑いながらも、心の底では周りの若さに圧倒されていた。だから今日を終えたら来ないつもりでいた。そのつもりだから、年齢もすぐにバラすことにした。
ダイビング自体はとても楽しかった。海の中から見る景色は新鮮だし、潜った後に飲むお酒はとても美味しかった。出来ればこれを若い頃に知りたかった。そうしたら、なんの躊躇いもなく楽しめたのに………
「よう、浮かない顔してんな。」
そんな事を思ってたら、同じく新入生のブッキーに話しかけられた。
memちょ回、長くなったんで分けます‼︎次回はmemちょ回後半からB小町のライブに突入します!
ちなみにDEBちょが次男で27歳(memちょの3つ下)、MATちょが末っ子で25歳(memちょの5つ下)です。
あと、就活も落ち着いてきたので投稿頻度が増えると思います‼︎よろしくお願いします!