酒の子   作:スピリタス3世

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この物語はフィクションです。
未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。


七十杯目 猛吹雪の温泉郷/戦への誘い

  side 伊織

 

 乳頭温泉に到着するや否や、俺たちは早速部屋に入ることにした。

 

「………って一部屋しかねえじゃん‼︎」

 

 しかも全員同じ部屋に通された。

 

「ちょっとフリル⁉︎勝手に予約変えたでしょ‼︎」

「愛菜、何故私を疑うの?」

「フリルしかそれする人いない‼︎」

「バレたか。」

「お前何してんだよ⁉︎」

 

 全く、コイツは相変わらずだな。どんだけ性欲有り余ってんだよ。というか芸能界にいい人いないのか?コイツくらい有名だったらもっといい男も女もいるだろ。

 

「伊織、外で寝てくれる?」

「俺に死ねと?」

 

 そして、外は大雪。秋田の冬に野宿は軽く死ねるだろう。

 

「ダメ、伊織には何かあったら困るから、私の布団で寝てもらう。」

「そ、そんなのダメに決まってるでしょ⁉︎///」

「なら全員同じ布団で。」

「「「もっとダメ‼︎」」」

 

 全員同じ布団は流石に変態すぎる。相変わらずすごい発想力だな。

 

「とりあえず3人とは離れた場所で寝るよ。」

「まあ、この部屋そこそこ広いし………」

「別に1回くらい死んでもいいんじゃない?」

「千紗、人は一回死んだら蘇らないんだぞ。」

「ルビーとマリンは生まれ変わったって言ってたよ。」

「そりゃあ頭の悪いアイツらの妄言だ。」

 

 とりあえず俺は死にたくない。とはいえ女子3人のそばで寝るわけにもいかない。だから部屋の隅っこで寝ることにした。

 

 

 

 そして、俺が荷物を置いて整理していると………

 

「よし、それじゃあ浴衣に着替えよっか。」

 

 フリルが脱ぎ始めた。

 

「ちょっとフリル⁉︎まだ伊織いるって‼︎」

「大丈夫、ニップレス。」

「そういう問題じゃない‼︎」

「あっ、つけ忘れてた。」

「もっとダメじゃん‼︎」

「伊織、出てって。」

「分かったよ、千紗………」

 

 全く、コイツは羞恥心をどこに置いてきたんだ?頼むからちょっとは恥じらってくれ。心臓がもたないから。そんなことを思いながら、俺は一旦部屋の外に出た。

 

 

 

 

 

 この温泉宿は、平屋で出来た複数の棟に別れていて、その間は完全に外になっている。温泉に行くにも飯を食うにも別の建物に移動する必要があるため、その度に雪の中を歩く必要がある。まあ、それがなんかいいんだが。

 

 歩いていると、すごい声が聞こえてきた。

 

「えっ、何してるの⁉︎」

「ダブル酒飲みです!酒瓶2つ持てば、2倍の速度で酔えるじゃないですか!先に酔ってる先生を待たせるわけにはいかないので、倍速で飲んでます‼︎」

「バカじゃないの⁉︎やめなさい‼︎」

 

 ダブル酒瓶…………だとっ⁉︎しかも聞いたことない2人の女の声………まさかPaB以外の人にも、酒豪はいるのか‼︎すげえ‼︎

 

 ただ、今声かけたら明らかに不審者だ。これは声をかけずに見過ごして、帰ってから飲み会でやるとしよう。

 

 そんな事を考えながら、しばらく歩いていると……

 

「俺は仕事のためならな………」

 

 今度は酔ってるおっさんの声がした。さっきの可愛らしい女声とは正反対。すぐに立ち去ろう………

 

「チ○ポの1つや2つしゃぶる覚悟だって出来てるんだ‼︎」

 

 コイツは何を言ってるんだ⁉︎頭おかしいにもほどがあるだろ‼︎どんな仕事してんだよ⁉︎とりあえず、近寄らないようにしよう………

 

 さてと、次は…………

 

「こんにちは、お嬢さん。」

「我々は幼女愛護団体の者です。」

「貴女を素晴らしい世界に連れていってあげましょう!」

「パパ、ママ!へんなひとたち!」

「おいお前ら、うちの娘に何するつもりだ⁉︎」

「あなた方こそ虐待されているのでは?」

 

 なんか揉めてるな………というか幼女愛護団体ってなんだよ?ヤバそうだから通報しとこ………

 

 

 

 

 

 散歩を終えると、そこには浴衣に着替えた3人が待っていた。

 

「どう、伊織………?///」

「ケバ子か、似合ってると思うぞ。」

「ありがとう………///」

「伊織、私にはないの?」

「千紗、お前も似合ってると思うぞ。」

「ふ〜ん。ありがと。」

「エッチしたくなった?」

「フリル、お前は何を言ってるんだ?」

 

 確かにしたくなるが、流石にこの俺、そんな事をするわけない。何故ならここでしたが最後、奈々華さんに殺されることが約束されているからだ。旅行前に千紗と何かあったらダメ、もちろん他の女ともダメ、と圧をかけられた。だから見るだけにしておこう。

 

「それじゃあ、本日の大目玉………行こうか。」

「大目玉………まさかっ⁉︎」

「そう………混浴露天風呂。」

「「えええええ⁉︎」」

 

 と思った矢先、とんでもないイベントが待ち構えていた。

 

「ちょっとフリル、混浴は却下したはずじゃ⁉︎」

「大丈夫、ここの温泉はおっぱいみたく白濁しているのが特徴。故に立ち上がらなければ見えない。」

「でも、流石にちょっと………///」

「もちろん隠れて温泉の中でエッチなこともできる。」

「するなぁぁぁぁぁぁ‼︎」

 

 確かに乳頭温泉はその名の通りな温泉。その中でも俺たちが今いる宿は混浴を売りにしている。フリルめ、それを黙っていたな………っ!

 

「フリル………」

「大丈夫。伊織のために、ちょうど色んな女性芸能人が来る日を選んだから。」

「流石だ、俺の戦友よ。」

 

 だが、それも全てよしとしよう。だからさっき可愛い女の子の声がしたんだな。全て納得だ。

 

ねえ千紗………殺っちゃう?

そうだね、愛菜。2人には2万回死んでもらおうか。

「待て待て待て待て!」

「早まらないで、2人とも!」

 

 そんな事を言ってたら、危うく2人に殺されそうになった。流石に童貞で死ぬわけにはいかない。

 

「俺は紳士だ。」

「そして私は淑女よ。」

「「間違いなんて起きるはずがない。」」

「「嘘でしょ。」」

「「信用ゼロ⁉︎」」

 

 俺はそう思ってるのに、どうやら全く信用されてないようだ。仕方ないな。この旅行中に行動で示すしかないか………。そんな事を思いながら、俺は温泉へと向かった。

 

 

 

 

 

 

  side アクア

 

 北原が不知火・古手川・吉原の3人と混浴しに行くというクソ羨ましい状況の中、俺は浮気の折檻からようやく解放されたところだった。

 

「まったく〜、いい加減にしてよね!」

「次やったら本当に殺すわよ。」

「承知いたしました。」

 

 ちなみにルビーは折檻した後今村とコミケ巡りに戻った。今度は俺が今村を折檻する番だ。確実に息の根を仕留めてやろう。

 

 そんな事を思ってると、

 

「それで、この後どうするんだ?」

「実はね、アクアくんにきて欲しい飲み会があって………」

「今日はそれを誘いに来ただけなのにね。」

 

 なんと2人から飲み会に誘われた。なんか新鮮だ。普段は誘われる前に強制的に参加させられてるし。拒否権を与えられたのが、久しぶりに人権を貰えたみたいで、なんだか嬉しい。

 

「それでどんな飲み会だ………?」

「「それはね…………」」

 

 そして、俺に提案された飲み会は…………なんとも面白い飲み会だった。

 

 

 

 

 目的の居酒屋に着くと、そこには見知ったメンツがいた。

 

「星野、ようやく来たのか。」

「姫川さん、お久しぶりです。」

「お前、また浮気したのか………」

「しゃあねえだろ、メルト。」

「バレてるようじゃ二流だぜ〜!」

「鴨志田さん、あかね相手にやれるならやってみてください。」

 

 東京ブレイドの時のメンバーだった。更には………

 

「これで揃ったみたいだね………」

『こっちらあきたですべにはじめてま〜ふ♪』(こっちは秋田で既に始めてま〜す♪)

『アビ子先生。ほら、水飲んで……』

『えっ、秋田⁉︎僕も秋田いるんですけど⁉︎』

「収拾つかねえから話広げんな。」

 

 GOAさんに鏑木さんまで。またリモートでアビ子先生に吉祥寺先生、更には雷田さんまで参加している。そういや東ブレの原作がやっと完結したんだったな。今日はその記念の飲み会ということか………

 

「それじゃあ全員揃ったところで、今から東ブレ完結記念………」

 

 鏑木さんが司会をする。やっぱりそういうことか……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新宿クラスタvs渋谷クラスタ、潰し合い対決を開催する。」

 

 そんな事を思ってた俺が甘かった。正真正銘の、命を賭けた戦いが幕を開けたのだった。




なんか原作ヤバい事になってるらしいですね。
そんなのどこ吹く風で書いてます。
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