未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
side 伊織
俺は宿のある建物を出てクソ寒い外を通り、いよいよ更衣室までやってきた。隣には女子更衣室があり、中ではあの3人が着替えているだろう。その事実にものすごく緊張するし、何より今から混浴するという事実に震えている。もしかしたら、不可抗力のあんなことやこんなことがあったりして…………。もちろん俺から仕掛けるような真似は命がかかってるからしないがな。
そんな事を思いながら、脱衣所を抜けて露天風呂へと向かうと…………
「やあ、北原。」
「いい湯だな。」
「野島、山本⁉︎」
「俺もいるぞ………」
そこには美少女ではなく、クソ野郎どもが待ち構えていた。
「なんでいるんだよ⁉︎」
「いやぁ、御手洗のデートを潰そうと思ってな。」
「はるばる秋田まで来たんだよ。」
「そしたらお前も見つけたわけ。」
そういや同日に御手洗デート妨害計画を立ててたな………。偶然その日はこの予定があったから渋々キャンセルしたわけ。流石にクソ野郎共と一緒にいるのとフリルたちと一緒にいるのなら、後者を選ぶのが自然だろう。
「そういや、御手洗はどうした?もう殺したのか?」
「そのつもりだったんだが………」
「彼女に浮気がバレて、既に殺されてたんだ。」
「だから暇になって、女の子と混浴露天風呂に入りに来たってわけ。」
「そうか………」
アイツもアクアも本当にバカだな。彼女がいるなら大人しくその子にしておけばいいのに。たびたび浮気して、その度に殺される。頼むからその女たちを俺たちに分けてくれよ。
「で、人の不幸で生きてるお前がキャンセルして混浴温泉とは、どういうつもりだ?」
それにしてもマズいな………。コイツらにフリルたちといるのがバレたら、ただじゃ済まなくなる‼︎ここは秋田の雪山、殺すのも埋めるのも簡単だ‼︎だからなんとしてでも誤魔化さないと‼︎
「今日はお前らより先にここに行くって決めてたんだよ。」
「なんでだ?」
「混浴露天風呂、数ヶ月前から行きたかったんだ。」
「なんだ、いつもの童貞北原か。」
「くだらな過ぎて安心したぜ。」
よしっ、なんとか誤魔化せた。本当はコイツらを殺してやりたいが、今は耐える時だ。
混浴露天風呂は結構広いため、俺たちは脱衣所からだいぶ離れた場所に陣取ることにした。ちなみに女子の脱衣所は男子の隣。女子脱衣所に向かう途中は温泉で満たされており、かつ暖簾がある。女子はしゃがんで秘部を隠しながら脱衣所から入ってくるというわけだ。
そして、
「愛菜、千紗、立ち上がっていい?」
「ダメ、見えちゃうでしょ‼︎」
「でも、男は丸出しじゃん。」
「男は男。女は女。」
ようやく女性陣3人がしゃがみながら入ってきた。温泉がかなり白濁しているため、うまい具合に隠れている。その姿にそそられながらも、同行者だと野島らにバレないようにしなければならない。
「おいおい北原、若い女の子が入ってきたぞ‼︎」
「ナンパしようぜ、ナンパ‼︎」
しかもマズい。こいつらがフリルたちの存在に気がつきやがった。なんとかして俺の存在を隠しつつ、フリルたちにバレないようにしないと‼︎
「バカいえ。」
「無理だって言うのか⁉︎」
「捕まるに決まってるだろ‼︎」
「「そこまで⁉︎」」
「とりあえず、俺は潜る。外は寒いからな。」
「コイツ、中から覗こうと………っ‼︎」
幸い、外はクソ寒い。マイナス10℃を下回る気温の中、雪がビュービュー降ってやがる。エッチな気分もあまりの寒さに無くなってしまった。他の可愛い女の子もいるにはいるが、それに目移りできるほど余裕がない。そして、正直水は怖い。今でもダイビング以外で潜るのは嫌だ。でも、生き延びるためには………やるしかない‼︎
「そういや、伊織は?」
「なに千紗、そんなにヤりたいの?」
「違うから‼︎///」
「確かに、見当たらないね〜。」
向こうも俺の話をし出したようだ。だが俺は既に水面下。見つかるはずが……………
「私の股間はあっちの方に反応してるから………あの辺じゃない?」
なんで分かるんだよ⁉︎頭おかしいんか⁉︎流石に俺でも気配で美女は探れねえぞ‼︎
「あれ、伊織の友達がいる。」
「伊織は…………えっ、居なくない?」
「なぁ、北原さんよぉ………」
「あれって古手川さんたちだよなぁ?」
しかも気づかれたし‼︎これはマズい‼︎温泉の中を潜って移動するしかない‼︎水深はめちゃくちゃ浅いが、頑張れば………っ‼︎
「マイダーリン、伊織。見つけた。」
「ぷはぁ………っ⁉︎」
フリルに見つかったぁぁぁぁぁぁぁ⁉︎コイツ頭おかしすぎだろ⁉︎俺は白濁している水中を完璧に潜っていたんだぞ⁉︎
「伊織、何してんのよ⁉︎」
「まさか水苦手なのを克服しようと………?」
「そんなわけないでしょ⁉︎」
「ちょっとちょっと不知火さん………?」
「彼をお貸ししてくれませんかね?」
「友人同士で飲み明かしたくてね……」
マズい、完全に殺される………っ‼︎童貞より先に、人生を卒業するとはな……………
「ごめん、伊織は今夜3人で使うからダメ。」
「「「えっ?」」」
「「使わないよ⁉︎」」
「お金あげるからまた今度でお願い。」
「「「ええ…………」」」
と思ったら、フリルの財力と変態力でなんとかなった………こんな事ある…………⁉︎
side アクア
北原が美女3人と混浴露天風呂を楽しんでいる中、俺はPaB以外で初となる飲み会で殺し合いを行うことになった。
「みんな、私頑張ります!」
「俺に任せな。今まで女を酒で落としてきたテクを見せてやるよ!」
「楽しみだな〜‼︎」
「俺も大人だ。やってやるぜ!」
「ふふっ………面白い戦いになりそうですね!」
俺がいる渋谷クラスタからは、あかねを筆頭に鴨志田さん、船戸さん、林原さん、三田さん、そして俺。PaBが2人もいる上に、飲み慣れてそうな鴨志田さん、更には何か強そうな三田のりおと、戦力は十分。ただ………
「久しぶりに本気で飲んでやるか。」
「渋谷には負けないわよ‼︎」
「「女だからって舐めないでよね!」」
「大丈夫かな………」
新宿はヤバい。飲み慣れてそうな化野さんと吉冨さんにメルト。更には経験豊富な姫川さん。そして…………3年引退後PaB最強と化した、天才アル中有馬かな。人数は渋谷の方が1人多いが、戦力としては正直新宿の方が上だ。
「それじゃあ、乾杯の音頭をアビ子先生にお願いします。」
『みんなふご〜ひ!かんは〜い‼︎』(皆すご〜い!かんぱ〜い!)
「「「「「『『かんぱ〜い‼︎』』」」」」」
そんな不安をよそに、出来上がってるアビ子先生の音頭で戦いは幕を開けた。
「では、まずは私の力をお見せしましょう。鳴嶋君、ビールで勝負です!」ゴクッ
「お、俺でいいんですか………?」ゴクッ
先陣を切ったのは三田のりお。コイツならやってくれるだろう………
「zzzzzzz」バタン
「「「「「はやっ⁉︎」」」」」
「ええ……………」
もう潰れたんだが⁉︎お前その雰囲気出しといて弱いのかよ⁉︎メルトも言葉失ってるし。ふざけんな、数的優位が無くなったじゃねえか‼︎
「全く、渋谷は弱いわね〜。私はとっとと鞘姫を潰すわ。」
「「なにっ⁉︎」」
「アンタらは大人しく寝てなさい。」ゴクッ
「「くっ、これは…………っ‼︎」」バタン
更に有馬に片手間で殺された船戸さんと林原さん。しかも飲ませたのはただのウイスキーストレート。スピリタスじゃないということは………まだ本気じゃねえ‼︎くそっ、どうすれば………
「有馬ちゃん、な〜に勘違いしてんの〜?おたくの女2人、既に俺が潰しちゃった♪」
「なっ⁉︎」
「「zzzzzzzzz」」
と思ったら、鴨志田さんが化野さんと吉冨さんを潰した。流石ヤリチン、女を落とすのに慣れてるな‼︎
「ありがとうございます!」
「これで3vs3ですね!」
「そうだな‼︎」
なんとか形勢を取り戻し、活気づく渋谷クラスタ。
「こうなったら………本気で潰すわよ‼︎」
「そうだな。これ以上好きにはさせねえ。」
「俺も………頑張るぜ‼︎」
そして、本気になった新宿クラスタ。さて、どうする………?
「鴨志田………俺と勝負しろ!」
「威勢だけはいいな、鳴嶋!演技ヘッタクソなのによぉ‼︎」
「かなちゃん、私負けないからね‼︎」
「アンタなんかが私の相手になると思ってんの?」
なるほど、東ブレでやりあったコンビと、仲良しコンビ。なら俺の相手は…………
「じゃあ、あん時出来なかった兄弟飲みしようじゃねえか。」
「そうだな‼︎」
腹違いの兄だ‼︎
僕は前秋田の乳頭温泉に行ってみたのですが、混浴露天風呂には若い女の人もいました。でも外が寒すぎてそれどころじゃなかったです。頭の上に乗せてたタオルが凍りました。