未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
side 重曹
いつもの仕事、いつもの飲み会………
「耕平、お前はすぐ野球拳負けるなぁ‼︎」
「北原、お前こそ弱いじゃねえか‼︎」
「どっちもどっち。」
「あっという間に全裸だね!」
「とりあえず、2人とも脱ぐな〜‼︎///」
なのに、足りない………足りない………足りない………
「あぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」
「どうした、重曹?」
「酒が切れたか?」
「そんなわけないでしょ‼︎」
愛しの貴方が、足りなぁぁぁぁぁぁぁい‼︎愛菜も千紗も耕平も伊織もルビーもいるのに、あーくんだけがいなぁぁぁぁぁぁい‼︎
「あーくんよ、あーくん!私のあーくんにぜっっんぜん会えない‼︎」
「そりゃお兄ちゃんは監禁されてるからね。」
「あと5日だっけ?」
「確かそうだったと思う………」
「やらかしてあかねにバレて延長だっけか……」
「本当馬鹿だよな。」
まだ5日もあるの⁉︎そんなの待てるわけないじゃない‼︎私はもう我慢の限界なのよ‼︎
「ねえ皆、あーくん足りないと思わない⁉︎」
「マリンは修行の時。仕方ない。」
「足りないのはアイツの頭だと思うが……」
「あかね同伴で呼べたりしないの⁉︎」
「それは無理だな。」
「授業や仕事以外は外出禁止だからね、お兄ちゃん。」
「あかねだけが飲み会に来るなら出来るよ!」
「それは嫌‼︎」
しかも飲み会すら禁止………。本当に可哀想‼︎私が救ってあげなきゃ‼︎そして助けられた暁には…………
「重曹、どうした?」
「何ニヤけてるんだ、重曹?」
「ロリ先輩、気持ち悪いよ?」
「うるさい‼︎それと重曹って言うな‼︎」
よしっ、決めた。私があーくんをあかねから救い出す‼︎そして、そのまま私の家に直行だ〜‼︎そのためには、まずはこの場から去らないとね!
「それじゃあ皆、私は忙しいからこれで。」
「忙しくないでしょ、ロリ先輩。」
「うるさい‼︎」
「重曹、大の大人が酒から逃げるつもりか?」
「恥ずかしくないのか?」
「恥ずかしいのはアンタらよ‼︎」
にしても、コイツら本当にムカつくわね。酒で潰してやろうかしら。いやいや、待て。ここで体力を使うわけにはいかない‼︎
「かな、もしかしてあかねの家行くつもり?」
「もしアクアを連れ出そうとするなら、私たちが全力で止めるよ‼︎」
くっそ………っ!千紗も愛菜も完全にあかねの味方じゃん‼︎最悪‼︎でも私の演技力、ナメるんじゃないわよ‼︎大女優の力、みせてやる‼︎
「違うわよ。明日朝から仕事なの。だから東京の家に帰るの。」
「あっ、そうなんだ〜!」
「本当に帰るやつか。」
「珍しいけど、しょうがないね‼︎」
「ルビー、アンタマジでぶっ飛ばす‼︎」
「ごめんって〜♪」
もちろん明日は休みだしあーくんと朝までランデブーして大丈夫。だからこれは完全な嘘。よかった、愛菜も千紗もルビーも納得してくれたみたいだ。
「「それが飲み会を断る理由になるか?」」
「はぁ⁉︎」
だけど、バカ2人は納得してくれなかった。
「仕事は明日の朝からなんだろ?」
「今は夜9時………だからあと9時間も飲めるじゃねえか‼︎」
「授業と違って仕事は万全のコンディションで挑まなきゃいけないの‼︎」
「「じゃあ飲まねえとな。」」
「うるさいわね、この酒浸し‼︎」
コイツらには常識が通じないのかしら⁉︎それとも脳みそ酒で縮んだ⁉︎本当にどうしようもない連中ね‼︎
「ルビー、仕事の大変さを教えてあげなさい。それじゃあまた。」
「は〜い!耕平君〜、伊織君〜、私たちと飲むよ〜!」
「「いつもはガブガブ飲んでるくせに〜‼︎」」
「それはあーくんがいるからよ。」
ということで、私は東京へ戻ることにした。そして、勇者有馬かなによる、傾国の美女マリン姫を救う物語が今幕を開けた。
さてと、まずは電車に乗って東京へ…………
「あれっ、かなちゃんじゃん!何してんの?」
「何してんだ、有馬?」
「伊織たちと飲み会じゃ………?」
行こうとしたら、memと姫川さんとフリルが現れた。
「明日仕事だから、今から東京に戻らなきゃいけないの。」
「なるほどね〜。」
「それよりアンタらは何してんの?」
「収録終わりにYouTubeでコラボしてたんだ。」
「そういうことね。」
今日の昼に今ガチの収録があったけど、その後にmemとコラボしてたのね。
「私とだいきゅん*1はこの後車で東京に戻るよ〜。」
「私は店に行って飲み会。そのまま乱交………」
「PaBは健全な集団だからね⁉︎そんなことしないよ⁉︎」
「健全ではないでしょ。」
さてと、フリル以外は車で帰るのね。ならタクシー代を出して、一緒に東京に行こうかな?なんなら、この2人ならあかねの家を知ってるかもしれない。
「ところでかなちゃん、よかったら私の車乗る〜?」
「俺の車の方がいいぞ。」
そして、乗る車といえば、絶対……………
「じゃあmem、お願い。」
「おっけ〜♪」
「嘘だろ⁉︎俺の車じゃないのか⁉︎」
「どうせまたすぐ事故るでしょ。」
「命がいくつあっても足りないじゃない。」
「大丈夫。今度こそいけるはず!」
「そう言って何度事故ったか………」
ゴールド免許の方。流石に1分で廃車にする人には運転してもらいたくないしね。ということで、勇者有馬はmemの馬車に乗って魔王城・黒川あかね家に向かったのだった。
運転中、私はのんびりmemと喋ってた。
「明日は何の仕事なの〜?」
「ちょっとしたCMの撮影よ。」
「お酒のCM?」
「お酒じゃない‼︎ピーマン!」
「ピーマン⁉︎今になってピーマン体操なの⁉︎」
「なんかそうなのよ。」
ちなみにピーマンの仕事があるのは本当だ。今ガチ大学編で料理にピーマンが出てきてから、私が久しぶりにピーマンでネタにされることになった。もちろんお酒ではネタにされていない。公式にはクールにちょびっと嗜むキャラで通っているから。なんか最近お酒のCMが多いけど、嗜む系のお酒だからセーフ………だと信じている。
「ちなみにアンタはCMとかあるの?」
「最近収録があるのは2つくらいかな〜。青汁のやつと湿布のやつ。」
「完全にババアじゃない。」
「ババアじゃないよ⁉︎まだ30だよ⁉︎」
「あんまり30には見えないけどね。」
「それはどっちの意味で⁉︎」
「若く見えるのよ若く。私も人のこと言えないけど。」
「よかった〜♪」
さてと、適当に喋りながら、あかねの家に突撃する方法を考えないとね。到着するのは夜だから、郵便局のフリは難しいわね。ご飯の配達員は………いけるか?いや、頼んでるか頼んでないかでバレてお釈迦か。それに、あーくんが中から頼める環境なのかも分からないしね。とすると………
「そういやかなちゃん、引っ越してないよね?」
「そうだけど、今日はあかねの家までお願い。」
「あかねの家………?」
「あかねに用があるの。」
「なるほど〜。」
低層皆ならなんとか外から入れるだろうけど、多分違うだろうし。こうなったら、正面突破だ‼︎
「………あかねはそんな用知らないって言ってるけど?まさかアクたんを連れ去るつもりじゃないよね?」
バレ…………た⁉︎まさか私の思惑が、memに………っ⁉︎
「あかねが忘れてるだけなんじゃないの?」
「あのあかねが忘れることある?」
「それか私が言い忘れてたとか。」
「なら急に言われても無理だよね〜。」
こうなったら、memをこのスピリタスで潰すしか………っ!いや、でも彼女だけは格上疑惑があるし………
「お酒?飲んだら誰も運転出来なくなっちゃうよ?」
「確かに………っ‼︎」
しかも絶対に運転させなきゃいけない……っ‼︎このジレンマ、どうするの⁉︎
「かなちゃん、私はかなちゃんの恋も応援したいよ。」
「なら素直に応援しなさいよ。」
「でも冷たいことを言うけど………アクたんはあかねを選んだの。ならばそっちの味方するしかないよね?」
「でも浮気ばっかしてるじゃない。」
「それはアクたんが悪い‼︎」
くそっ!昔は応援してくれてたのに‼︎あーくんも浮気するくせに、一応彼女にあかねを選んじゃうから‼︎
「ということで、かなちゃんの家に送るね〜。」
「大丈夫、mem?疲れてない?運転代わろうか?」
「かなちゃん免許持ってたっけ?」
「お酒飲んでるから無免でも平気よ。」
「ダブルでアウトじゃん‼︎」
にしても、あかねの家にはどうやって…………
「こうしてみると、私たち家族みたいだね。」
「お父さんが女装してる家族ってどういうことよ?」
「役者夫婦に生まれた健気な娘。それが私。」
「アンタのどこが健気なのよ、ツクヨミ?」
なんと………っ⁉︎あーくんたちが家に帰る現場じゃん、あれ‼︎しかもツクヨミ連れてるし‼︎完全な子連れの家族じゃん‼︎
「あっ………!」
「mem、今すぐここで降ろしなさい‼︎」
「む〜り〜‼︎」
「今ここでアンタに飲ませれば、運転できなくなる‼︎」
「ちょっとかなちゃん、やめて‼︎危ないから‼︎」
なんとしても降りないと‼︎そしてあーくんを救ってあげないと‼︎
「分かった、降ろすから‼︎それでアクたんでも問い詰めてきて‼︎」
「ありがとう、mem。お礼にタクシー代とスピリタスあげる。」
「タクシー代はいいから〜。」
「運んでくれたお礼よ。」
「そこで常識あるのみせるなら、もっと別のところでみせてくれないかな〜?」
ということで、私は運転手memに別れを告げ、魔王城黒川家へと向かった。
そしていよいよ………魔王との対面の時だ。
「見つけた…………っ‼︎魔王・黒川あかね‼︎」
「か、かなちゃん…………っ⁉︎」
「あれま。父親の不倫がバレたのかな?」
「不倫って言わないで。」
「と、とりあえずここ外だから‼︎家の中入ろっ‼︎」
「そうすることにするわ。」
さぁ、後はこの女を倒すだけね。マリン姫、待ってて‼︎今すぐ私が救ってあげるから‼︎
家の中に入ると、私はあかねと話をすることにした。
「かなちゃん⁉︎急にどうしたの………⁉︎」
「どうしたの、じゃないわよ‼︎私のあーくんを解放しなさい‼︎」
「memから連絡きたのってこれか。」
「よほど好きなんだね。まるで昼間のドラマみたいだ。」
なんでツクヨミがいるのかはよく分かんないけど、とりあえず問い詰めよう。
「解放って言われても………これは皆で決めた罰ゲームだし……」
「でも延長したのはアンタの意思じゃない?」
「それはアクアくんが逃げ出そうとするから!」
「逃げ出したいほど辛いってことじゃないの?」
「その通りだな。」
「アクアくんは黙ってて。」
「すいません………」
あーくんは完全に逃げたがっている。きっとあかねじゃなくて、私の元にいたいのね。*2分かったわ!
「とにかく、あーくんは私と帰るから。いい?」
「ダメ。」
「なんでよ⁉︎」
「だって私の彼女なんだもん‼︎」
「彼氏だぞ。」
「最近ずっとマリンだったもんね。性別間違えて当然だよね。」
とにかく、あーくんは私のもの。それを分からせるためにも………お酒を飲ませて潰すしかないわね‼︎
「それじゃあ、潰れてちょうだい。はい、スピリタス。」
「かなちゃん、私負けないから………っ‼︎」
「やめとけ。」
「なんでよ、アクアくん!私じゃかなちゃんに勝てないってこと?」
「そっちはそうだな。有馬に酒で圧勝できるのは、寿みなみだけだ。*3」
あーくんはあかねに諦めるように言ってる様子。いいよ、その調子‼︎このままあかねを追い詰めて‼︎
「そっちは……?有馬かなには何かあるの?」
「ああ。有馬は有馬で無理だ。」
「私も⁉︎なんでよ⁉︎」
まさか、解放されたら浮気するって言うの………っ⁉︎
「この家、あかねしか外に出る方法を知らないんだ。」
「ガチの牢屋じゃない⁉︎」
あーくんならなんだかんだ監禁中でも上手く浮気してると思ってた。それが本当に出来ないとは………。恐ろしいわね、黒川あかね‼︎
「ということ。だからかなちゃん、諦めて死んでね!」
「アンタもね‼︎」
「とかいいつつ、有馬が家にいて嬉しいんだろ。」
「顔が赤いもんね。」
「うるさい、2人とも‼︎///」
ということで、私はあーくん&あかね&ツクヨミと朝まで飲み会をすることになった…………
side あかね
かなちゃんに潰された次の日、ズキズキと痛む頭を抑えながら、私は今届いたメールを見た。
「なになに………みやこさんから仕事の依頼…………それとアクアくんに内緒で…………?」
監禁期間中の2週間、私はアクアくんの分の仕事の連絡まで代わりにもらっている。ちなみにアクアくんもかなちゃんもツクヨミちゃんも潰れて寝ているため、起きてるのは私だけだ。
「えっと、主役は………アクアくんと、伊織くんと、耕平くんと、野島くんと、山本くん………。変わった組み合わせだな………」
それにしても、一般の4人を含んで仕事。しかも主役には内緒。一体何をするつもりなの?
「笑ってはいけない 高千穂病院24時………?」
本当に何をするつもりなの?
ツクヨミはアクアに潰された日からしれっと黒川家に居候しています。
そして、次回から別の章になります。笑ってはいけない編、お楽しみに‼︎