未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
side 伊織
ケバ子が消えた後、俺と耕平は先輩らに誘われてラグビー部との合同飲み会をすることになっていた。そして、その会場に重曹も連れてきていた。
「なんで私が大学の飲み会に……」
「まあまあ。」
それはもちろん…………
「おい有馬。」
「あーくん⁉︎」
「俺のことをよくもコケにしてくれたな‼︎」
「待って待って‼︎殺さないで‼︎」
彼女持ちを隠してたクソ野郎を誘き寄せるためだ。
「私はあーく……マリンが可愛く映るために努力しただけだし‼︎」
「でもスカートを捲らせる必要は無かっただろ‼︎」
「いいじゃん、可愛かったんだし‼︎」
「可愛くてたまるか‼︎」
どうやら奴は被害者ぶっているようだ。明らかに彼女持ちを隠したという、俺らへの精神的加害者なのに。
「ちなみに写真とか撮ってないだろうな………」
「大丈夫だって〜!私は撮ってないし‼︎」
「かなちゃ〜ん、例の写真だよ〜!」
「ありがと、memちょ*1。」
「人に撮らせてただけじゃねえか⁉︎」
どうやら重曹はmem先輩にマリンちゃんの写真を撮らせてたらしい。確かにあの可愛さなら、スカートの中とか絶対に撮りたくなるな。
「よし分かった有馬。」
「よかった〜、あーくんが落ち着いてくれて。」
「お前に俺ら目線の今ガチを提供してやる。」
「今ガチ⁉︎本当⁉︎今から私とガチ恋始めちゃう感じ⁉︎」
どうやらアクアは、この期に及んで現地妻を作ろうとしてるらしい。これは許されざる行為だ。今すぐに処刑を………
「伊織、おはよう。」
「千紗………っ⁉︎」
されるのは俺だった。
side 重曹
あーくんが自分目線の今ガチを提供してくれるって………つまりあかねのことは忘れて、私とガチ恋始めちゃうってこと⁉︎
「ということで皆さん、今からガチ飲み始めます‼︎」
「「「「Vamos‼︎」」」」
「なんでよ⁉︎」
酒飲みかよ⁉︎恋じゃないのかよ‼︎
「それじゃあまず時田。どっちが先に酒飲むかジャンケンしようぜ。」
「おう。」
「「「誰もが、服奪われてく‼︎君は、完璧で究極のアルコール‼︎」」」
そう言って、いきなりじゃんけんをし始めたあーくんとゴツい先輩。なんていうか、低俗な大学生のノリだ。あーくん、こういうの嫌いそうなイメージあったんだけどな………
「アクア、お前は威勢だけみたいだな。」
「敢えて負けてあげただけだ、時田。」ぬぎっ
そして、あーくんが負けて服を抜き始めた………えっ⁉︎
「なんで脱いでんのよ⁉︎ここ人前よ⁉︎///」
「は?野球拳なんだから脱ぐに決まってんだろ。」
「じゃんけんとしか言ってないじゃん‼︎」
「野球拳以外にジャンケンってあんのか?」
「あるでしょ‼︎アホか‼︎」
なんかあーくんがアホになってんだけど⁉︎嘘でしょ⁉︎
「ねえmemちょ、これどういうこと⁉︎」
「これが私たちの飲み会だよ♪」
「これいつもやってんの⁉︎」
「うん!」
memちょもノリノリだし‼︎
「これじゃあ恋愛リアリティーショーじゃなくて、変態リアリティーショーじゃない⁉︎」
「そうだが、何か?」
「何か、じゃないわよ‼︎」
なんなのよ、コイツら⁉︎
「有馬、とりあえず水飲んで落ち着け。」
「落ち着けるわけないけど、とりあえずありがと。」
まあいい、あーくんが出してくれた水を飲むか………って!
「うげっ、これお酒じゃん‼︎しかも強っ‼︎」
「どうしたんだ、有馬?火がつくだけの水だぞ?」
「普通は水に火はつかない‼︎」
これ酒じゃない‼︎しかも言い訳が雑‼︎
「もういい、私帰る‼︎」
こんなバカな飲み会とか、やってらんない‼︎
「頼む、有馬かな。俺たちの飲み会に居てくれ。」
は?急にコイツは真面目に頼み出すのよ⁉︎アンタに頼まれたら、断りたくなくなるじゃない!
「でも私、そこまでお酒好きじゃ………」
「いや好きだろ。それに、お前お酒飲んでる姿可愛いし。俺も酔狂で可愛いなんて言わない。」
「いや、可愛く………」
「有馬は、そこらのアイドルよりずっとお酒が似合う。有馬になら、大事な飲み会に参加させられると思ってる。」
「でも…………///」
なんでコイツはこんなに押してくんのよ⁉︎
「頼む。酒飲んでくれ。」
「無理ぃ‼︎///」
「頼む。」
「やらないって‼︎///」
「有馬のこと、信頼して頼んでるんだ。」
「もう!何度言われても無理なものは無理‼︎絶対やらないから‼︎///」
side アクア
そう言った有馬は数分後………
「Peek a Booへようこそ。歓迎するぞ。」
「も〜‼︎頭ではダメって分かってるのにぃぃぃ‼︎なんで私はいつもこう……っ‼︎ヒック………っ!」
「一緒に楽しも、かなちゃん♪」
Peek a Booの入会届けにサインした。インカレだから、非大学生でも大丈夫だろ。にしても読み通りだな。有馬かなは共感力が強くて押しに弱い。性格上、泣き落としやゴリ押しが有効かなと思って試したら、案の定有効だった。前から変わってないな、こういうとこ。
「さあ、飲むぞ有馬。」
さてと、有馬に飲ませて今回の罰とするか………
「もう飲んでるわよ‼︎だからアンタもとっとと飲みなさい‼︎ヒック………っ!」
「なに……っ⁉︎」
嘘だろ、もうコイツ飲んでんのかよ⁉︎早すぎだろ‼︎
「分かった分かった、飲むから。」
「早く飲め‼︎そして私と野球拳しろぉ‼︎ヒック……っ‼︎」
「ちょっと待て、それは流石に………」
しかもバリバリ酔ってる‼︎ヤバいなこれは。有馬と野球拳したら、確実に北原や今村に殺される………
そう思って辺りを見渡すと………今村は浜岡との野球拳後に潰れていて、北原は古手川に酒で潰されていた。よしっ、これなら俺が死ぬ心配はないな。
「そうやってあーくんはいっつもいっつも私を避けてぇ‼︎だいたいなんで私じゃなくてあかねなの⁉︎理由言ってよ‼︎」
「ちょっ………‼︎」
マジかよ、コイツ酔うとクソめんどくさいじゃん‼︎
「だからそれはだな……っ‼︎」
「私に色気が足りないってこと⁉︎色気なのね⁉︎あーくんはあかねみたいな、色気のある女が好きなのね⁉︎ヒック……っ‼︎」
「だから落ち着けって…………」
「そもそも、一回別れたんならずっと別れときなさいよ‼︎なんで今更復縁するのさ‼︎もぅ‼︎ヒック……っ!」
今はまだアイツら死んでるからいいけど、もし生きてるところで聞かれたら大変なことになる。だから早いとこコイツをアイツらから遠ざけないと………
「ほぅ、アクアの彼女は黒川あかねか………」
「随分といいご身分じゃねえか、星野………」
嘘だろ、アイツらもう復活してんだけど⁉︎
「お前ら、待ってくれ‼︎有馬は酔ってて、夢の話をしてるだけなんだ‼︎」
「そんなわけないじゃん‼︎」
「「は、死ね?」」
「待てって言ってるだろうが‼︎」
嘘だろ⁉︎また俺殺されんじゃん…………
目を覚ますと、隣にはmemが居た。しかもここはトイレの前だった。
「アクたん、落ち着いた〜?」
「えっ………?」
「安心して、吐いてただけだから!」
「なんか………ごめん………」
そういや、めちゃくちゃ頭痛い。しかも身体も痛い。アイツら殴った上に飲ませやがったな………っ!
「でもまだゲロが残ってそうだね〜!吐かせとくよ〜!」
とりあえず、コイツにこれ以上迷惑をかけるのもあれだし、1人になるか………
「いや、それくらい自分で………」
「アクたんはどこに手を入れてどのくらい水をあげるのが一番ゲロを出せて、どれくらい飲んだら潰れるか知ってるの〜?」
「いや………」
「私は酔い潰れたメンバーの介抱と、ガールズバーでの経験でここまで過ごしたんだよ。こう見えて、吐かせのプロなんだけど〜?」
「なんだそれ………」
完全に介抱要員じゃねえか、mem………。こんなとこでも伊達に年長者やってないな。時田とか寿とかも、1年の頃は多分コイツに介抱されてたんだろうな………
そんなことを思ってると………
「うげぇぇぇ、気持ち悪い………」
有馬がやってきた。完全に酒飲みすぎたヤツだな、これは。
「アクたん、一旦トイレ外の壁にもたれかかってて水飲んでて!私かなちゃん吐かせてくるから!」
「分かった………」
「なっ………⁉︎あーふんれむひょとやったの⁉︎(あーくんmemちょとヤったの⁉︎)」
「そんなわけないでしょ〜!吐かせてただけだよ!」
「なんら(なんだ)………うっ………」
「お〜お〜かなちゃんちょっとだけ頑張ってね〜!ほらほら、トイレはすぐそこだよ〜!」
「ありあと(ありがと)………」
これじゃあ10秒で泣ける天才子役じゃなくて、10秒で吐ける天才子役だな………って、そんな事言ってる場合じゃないか………。あとで今村と北原に仕返ししないと………今頃、多分男コンだからな………
「こ〜ら、アクたんはまだゆっくり休んでなさい!」
「はい………」
とりあえず、しばらくは休むか…………
memちょを先輩枠にした最大の理由がこれです。ガールズバーでのバイト経験や30というお酒の経験が豊富な年齢、更には元々の面倒見のいい性格がこうさせました。