酒の子   作:スピリタス3世

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この物語はフィクションです。
未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。


八十二杯目 院長

  side アクア

 

 それにしても、院長は誰なんだろうな?

 

「失礼します。」コンコン

 

 古手川がドアを開けると、そこに居たのは……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 ミヤコさんだった。

 

「ぶっw!」

デデーン『マリン、アウト。』

「あぁぁぁぁぁぁ‼︎」バン!

 

 確かにいちごプロの社長だけどさ‼︎長繋がりでやらなくていいだろ‼︎自分の母親が変なコスプレしてるみたいでなんか恥ずかしいし‼︎

 

「斎藤院長、新人医師及び看護師を連れてきました。」

「ありがとう、古手川さん。」

「皆、この人はパーブースピリタス病院の院長・斉藤ミヤコさん。挨拶して。」

 

 それに、この人の前で挨拶するのすごい違和感あるなぁ。お互いのこと知ってるし。

 

「いいや、挨拶はしなくて大丈夫。」

 

 しなくていいんかい‼︎

 

「あなたたちの事は、知り尽くしているから。」

「……分かりました。」

 

 そう言いながら、北原の前に立つミヤコさん。知り尽くしている?俺はともかく、北原や今村はオトーリの時にその場にいたくらいで、全然知らなくないか?野島や山本に至っては初対面だぞ?古手川もあっさり引き下がるなし。

 

「北原伊織。2024年4月に伊豆大学に入学。ダイビングサークル『Peek a Boo』に入部し、充実した学生生活を送っている。」

 

 まずは北原のターン。まあこれくらいのことは言えるな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「2018年7月にファーストソング『Dark Magicians 〜闇の魔法使いたち〜』を作曲。」

 

 作曲してたのバレたのかよ⁉︎しかも引き出しの時のとは違う曲だし‼︎

 

「「「「ぶっwwww」」」」

デデーン『野島君、今村君、山本君、マリン、アウト。』

「「「「あぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」」」」バン!

「ちょっ、それは………」

「静かに。まだ私が喋ってるでしょ?」

「「「「ぶっwwww」」」」

デデーン『野島君、今村君、山本君、マリン、アウト。』

「「「「あぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」」」」バン!

 

 しかも黙らされてるし‼︎何してんだよ‼︎全く、ネタに困らない奴だな‼︎

 

「続いて野島元。」

 

 だけど、この調子で他の3人の恥も晒されるのか。これは笑わない自信がないな。

 

「2024年4月に伊豆大学に入学。サークルには所属していない。」

 

 まずここまでは普通。というか、初対面の人間のことよく知ってるな。

 

 

 

 

 

 

 

 

「前期の取得単位数は4。既に留年が決定している。」

 

 嘘だろ⁉︎コイツこんなバカだったのか⁉︎笑うしかないだろ‼︎

 

「「「「ぶっw」」」」

デデーン『伊織、今村君、山本君、マリン、アウト。』

「「「「あぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」」」」バン!

「お前、全然勉強できなかったかw」

「そういや午前中の授業は全然居なかったなぁ?」

 

 確かにサボってたけどさぁ‼︎カンニングバレて追試からの落単もしてたけど‼︎想像以上に頭悪すぎるだろ‼︎

 

「なんで俺たちに言わなかった?そんな面白そうな話?」

「忙しかったんだよ‼︎なんせ俺には彼女がいてな………」

「彼女は今まで一度も出来たことがない。」

「「「「ぶっw」」」」

デデーン『伊織、今村君、山本君、マリン、アウト。』

「「「「あぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」」」」バン!

 

 食い気味にミヤコさんに否定されてるし‼︎コイツ面白すぎるだろ‼︎もう見栄張るのやめろって‼︎

 

「続いて今村耕平。」

 

 そんなバカはさておき、次は今村の番か。コイツはオタクネタが大量にあるからな。楽しみにしておこう。

 

「2024年4月に伊豆大学に入学。また、2024年の伊豆秋祭後にB小町の星野ルビーに告白し、そのまま交際をスタート。」

 

 アイツそんな前から付き合ってたの⁉︎もう12月だぞ‼︎ふざけんなよ‼︎兄として許せねえ………

 

「そして先週の栗拾いにて、実の父親カミキヒカルに対し星野ルビーと2人でイガグリを股間に投げつけプロポーズ。」

 

 コイツ何してんだよ⁉︎俺が監禁されてる時に‼︎いがぐりを股間に投げつけてプロポーズ⁉︎頼むから日本語を話してくれ!笑っちまうじゃねえか!

 

「「「ぶっw」」」

デデーン『野島君、山本君、マリン、アウト。』

「「「あぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」」」バン!

 

 しかし、カミキがチンコにいがぐり当てられたのだけは良かった。ざまあみやがれって感じだ。なんで居たのかはよく分からんが。

 

「ちなみに、私への挨拶は未だ無い。」

 

 えっ?マジ?そうなの………?

 

「ルビーから聞いている通り、私はルビーの事務所の社長。そして幼い時から育ててきた育ての親。なのにまだ何も言ってない。」

「す、すいません…………」

「罰として…………」

 

 俺にも挨拶がないけど、ミヤコさんに挨拶が無いのはマズいんじゃ…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「タイキック。」

「「「「「えっ?」」」」」

デデーン『今村君、タイキック。』

 

 タイキック?えっ?確か格闘家がケツにキックするヤツだよな………?確か、めちゃくちゃ痛いっていう………

 

 

 

デンデン、「目指せムキムキマッスル〜♪」

 

 しかもぴえヨンが出てきやがった⁉︎コイツにケツ蹴られるのか⁉︎絶対死ぬだろ‼︎クラス男子のケツバットの比じゃねえって‼︎

 

「嘘だろ⁉︎やばいやばいやばいやばい‼︎」

「「「「ぶっw」」」」

デデーン『伊織、野島君、山本君、マリン、アウト。』

「「「「あぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」」」」バン!

 

 今村がめちゃくちゃ慌ててるのが分かる。そりゃあの虚弱体質であのマッチョに蹴られたらひとたまりもないもんな。可哀想にw

 

「ちょっと待て‼︎アレをケツに喰らったら確実に死ぬ‼︎」

「覚悟しろ、耕平♪」

「1人だけ既婚者になるんだぞ?」

「友達を差し置いて幸せになるとか、申し訳ないと思わないのか?」

「さっさと死ね。」

「嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎ケツ、ケツがぁぁぁぁぁ‼︎」

「ほら、大人しくして〜♪」ガッ

「頼む、優しくして、優しくしてくれ‼︎」

「「「「ぶっw」」」」

デデーン『伊織、野島君、山本君、マリン、アウト。』

「「「「あぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」」」」バン!

 

 くっそ……!テメェがタイキックするまでの間にどれだけ笑わせるんだよ‼︎ふざけんな‼︎悪あがきすんなって‼︎

 

「それではいくよ〜♪」

「嫌、嫌ぁぁぁぁぁ‼︎」

「ヤー‼︎」バゴォ‼︎

「あぁぁぁぁぁ娘さんを下さぁぁぁぁぁい‼︎」

「いいわよ。」

 

 こうして、ぴえヨンは今村のケツに豪快な蹴りをかまし、そのまま去っていったのだった。あとどんな結婚の挨拶だよ‼︎タイキックされながら言ってる奴初めてみた。

 

「「「「ぶっw」」」」

デデーン『伊織、野島君、山本君、マリン、アウト。』

「「「「あぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」」」」バン!

「んん…………んん…………」

 

 ちなみに今村はまだ悶えている。俺はアレを喰らいたくないな。

 

「では続いて、山本真一郎。」

 

 そういえば、山本と俺の分がまだだったな。

 

「2024年4月に伊豆大学に入学。そして現在に至るまで、彼女はおろか女友達すら居ない。」

「い、居るかもしれないだろ……」

 

 まあコイツは当然こうだろうな。もはや笑うまでもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ところであなた…………『マー』は出来るかしら?」

 

 えっ?何?マー?なんで?

 

「…………マー?」

 

 山本は気恥ずかしいそうに、小声でマーをやった。腰を前に出し、上半身を少しのけぞり、両腕を上げ、手を下に向ける。このポーズになんの意味があるのか、よく分からない。でも一つだけ言える。なんかウケる!

 

「もっと大きな声で。」

「マー‼︎」

 

 Take2入れるな‼︎

 

「もう一度。」

「マー‼︎」

 

 だからいいって‼︎

 

「野島元で。」

「マー。」キリッ!

「「「ぶっw」」」

 

 野島の真似すんなし‼︎

 

デデーン『伊織、今村君、マリン、アウト。』

「「「あぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」」」バン!

「俺そんな気持ち悪くねえよ‼︎」

「いや、気持ち悪いだろ。」

「十分似てたぞ。」

 

 野島が気持ち悪いのは置いといて、次は俺の番なんだが………俺もマーをやらされるのか?とりあえず最初に紹介があって………

 

「最後に星野愛久愛海………」

「………はい。」

「特に言うことは無いわ。」

 

 俺だけ何も無いのかよ⁉︎

 

「「「「ぶっw」」」」

デデーン『伊織、野島君、今村君、山本君、アウト。』

「「「「あぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」」」」バン!

 

 一応アンタの息子みたいなもんだろ‼︎少しくらい適当でもいいから、何か言えよ‼︎女ネタとか、チンスピとか、いくらでもあるだろ‼︎

 

「それでは皆、私は忙しいからこれで。」

「ミヤコさん、ありがとうございました。」ペコリ

「嵐のような時間だったな………」

「だな………」

 

 ということで、みやこさんがどこかへ行き、波乱の院長戦は幕を閉じたのだった………




意外なところでタイキックを出してみました。この後もありますよ!
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