酒の子   作:スピリタス3世

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この物語はフィクションです。
未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
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元ネタが少し分かりにくいですが、出川や上島たちのコーナーです。


八十六杯目 水風呂対決

  side アクア

 

 病院に戻って早々、

 

「皆、予定が変わった。リハビリ室で患者達が暴れているから、そこに向かうよ。」

「マジかよ………」

「暴れる患者か………」

 

 俺たちは別の部屋へと向かわされた。全く、次から次へとなんなんだ?いい加減にしてくれ!

 

 

 

 

 部屋に着くと………

 

「なんだこれ………」

「プール……熱湯か冷水か?」

 

 熱湯プールっぽい水槽が3つあった。

 

「時田‼︎奴らはまだなのか⁉︎」

「寿、来たみたいだぞ‼︎」

 

 そして、The身体張る系にいそうなPaBの3年男子たちがたくさんいた。しかも全裸で。それはまるで、PaBでよく見る光景だった。

 

「お待たせしてすいません。医師の者たちを連れてきました。」

「おう、ありがとよ‼︎」

 

 まさか、ただでさえケツが痛いのに、別の身体張るイベントもやらなきゃいけねえのか………

 

「よしっ!お前らには今から俺たちと勝負してもらう‼︎」

「勝ったら豪華な晩飯だ‼︎」

「「よっしゃぁぁぁぁぁぁ‼︎」」

 

 まあそれならいいか。北原と今村は昼おにぎり1個しか食べれなかったから、余計に頑張るだろうな。

 

「ちなみにこの企画は笑ったらダメだから。気をつけて。」

「あいよ。」

「お前らの醜態を見て笑わねえ自信がねえぜ。」

「………………」

 

 ちなみに山本はみなみに酔い潰されてしまったため、しばらくは寝かせている。1人だけこの罰ゲームから解放されやがって。後でいじめてやろう。

 

 

 

 

 さてと、勝負の内容を聞くとするか………

 

「ルールは簡単‼︎今から3種類のプールで勝負を行ってもらう‼︎」

「勝負する人が入るプールを選んで、より長い時間いた方が勝ち‼︎」

「1つは冷水、1つは熱湯‼︎」

「そして最後は…………」

 

 勝負の内容はよくあるバライティーの内容だ。冷水はちょっとレアだが、熱湯はよく見かけるだろう。ただ、残り1個はなんなんだ…………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「スピリタス‼︎」」

 

 バカじゃねえの⁉︎スピリタス風呂とか死ぬだろうが‼︎浸かりたくねえって‼︎

 

「それじゃあ最初は誰が行く?」

 

 くそっ、今回のイベントは絶対に参加したくねえ‼︎だから5番目を狙って、それまでに決着が着くことを祈るしかない‼︎

 

「トリは俺がやるよ。」

「何言ってるんだ?俺が向いてるだろう?」

「いいや、俺のはずだ!」

「真のイケメン野島様は最後に出るものさ!」

「……………」

 

 くそっ!どいつもこいつも自分のことしか考えていない!何か策は………?

 

「めんどくさいから、五十音順で。」

「千紗ぁぁぁぁぁぁぁ⁉︎」

「古手川貴様ぁぁぁぁぁぁ‼︎」

 

 そんな事をするまでもなかった。古手川の素晴らしい機転により、俺が酒浸しになる事は回避したのだった。

 

「俺は『の』で始まる。だから最後の方になる定めだ!」

「星野と山本がいるからお前は3番目な。」

「なんだとっ⁉︎」

「「「ぶっw」」」

 

 あと、コイツアホすぎるだろ。留年するのも納得だな。

 

デデーン『伊織、今村君、マリン、アウト。』

「「「あぁぁぁぁぁぁ‼︎」」」バン!

 

 ただ、そのせいで笑っちまってケツを叩かれた。マジで痛え…………。まあいいや。最初の3人で決めてくれたら、俺の出番は無いわけだ。だからそれを祈るか……

 

「それじゃあ、最初の人は前に出て。」

 

 ということで、地獄の勝負が幕を開けた。

 

 

 

 

〜先鋒戦〜

 

 最初に出るのは、今村だ。

 

「くそっ、なんで俺が………」

「耕平、勝負だな。」

「時田先輩⁉︎」

 

 そういや、向こうは五十音順じゃないのか?いきなり寿兄じゃなくて、時田が出てきたんだが?

 

「いや、五十音順じゃないんですか?」

「それはお前らがごねるから千紗ちゃんに決めてもらっただけでな。俺たちは最初から決めてたんだ。」

「そういうことですか………」

 

 なるほどな。まああっちは揉めたりしなそうだしな。他誰が出るかは知らねえけど。

 

「では、どの風呂に入りますか?」

「それはもちろん………」

「「スピリタス‼︎」」

 

 あと、今村もアホだな。時田に酒で挑んでどうする?

 

「おっ、耕平が真っ向勝負に挑んでくるとは。意外だな。」

「俺たちは引退した先輩方と違って、日々切磋琢磨してるんですよ。だからブランクある人らには負けたくないですねえ‼︎」

「おお、いい心がけだな‼︎それでこそPaBを任せられる‼︎」

 

 確かに毎日飲んで鍛えてるだろうが、相手はまあまあな化け物だぞ。有馬ならまだしも、お前じゃ勝てるわけないだろ!

 

「それじゃあまずは……」

「服を脱いで………」

 

 まあいいや、今村の負け姿をこの目に焼き付けるか………

 

「更衣室で脱いでください。」

「「「「「なんだとっ⁉︎」」」」」

「ダメに決まってるだろ。」

 

 今この場で脱いじゃダメなのか⁉︎留年ナルシ野郎になんでそんな冷静にツッコまれなきゃいけないんだ⁉︎意味が分かんねえ………

 

 それはさておき、今村vs時田の戦いは………

 

「うっ………」zzz

「だいぶ時間がかかるとは………っ。成長したなっ、耕平!」

「今村君水没により、時田先輩の勝ちで。」

 

 時田の勝ちだった。でも意外にもいいところまで勝負できていた。アイツなりに成長したんだな。いや、ただ酒強くなっただけじゃねえか‼︎

 

 

 

〜次鋒戦〜

 

 さてと、次は北原の番か………

 

「それじゃあ、次の人出てきて。」

「俺の相手は誰だ〜?」

 

 一方、敵陣営は誰も出てこない。寿兄じゃないとすると、一体…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「伊織、私が脱がしちゃる‼︎」ケバ~ン⭐︎

「ケバ子か………」

 

 ケバメイクをしてベロンベロンに酔っ払った吉原だった。くそっ、なんで既に飲んでるんだよ⁉︎PaB一酒癖が悪いから、シラフの状態で戦いたかったのに。アイツはそこまで強くないが、あのスピリタス風呂で絶対暴れる。もしや北原と合体したり………いや、それは古手川が止めるか。

 

「残念ながら、俺は既に脱いでいる!」

「なっ⁉︎」

「「ぶっw」」

デデーン『野島君、マリン、アウト。』

「「あぁぁぁぁぁぁ‼︎」」バン!

 

 何カッコつけてんだよ‼︎醜態を晒しておきながら‼︎

 

「では、どの風呂で戦いますか?」

「「スピリタス‼︎」」

 

 そしてどいつもこいつも酒浸しじゃねえか‼︎このサークルはアル中しかいねえのか‼︎

 

「それじゃあはじめ。」

「っしやあ飲み尽くすぞ‼︎」

 

 とまあ、そんな事を思ってると、戦いが幕を開けた。まあ北原のが酒強いし、北原が勝つな………

 

 

 

 

 

 

 

「アンタの搾り取っちゃる‼︎」

「えっ⁉︎」

 

 ちょっと待て⁉︎ケバ子がスピリタス風呂の中で北原に襲いかかってるんだが⁉︎酒癖ぶっ壊れてんだろ‼︎これが秋田の時の真実か……っ⁉︎

 

「ちょっと愛菜‼︎///」

 

 古手川も焦ってる。そりゃそうだ。こんな事態、避けなければな………

 

「おらよっ‼︎」ガシッ

「なっ⁉︎」ブクブクブク

 

 と思ったら、北原が機転を効かせ、吉原の頭を思いっきりスピリタスの水面につけた。そして強引に吉原にスピリタスを飲ませた。なるほどな、これで相手を潰す作戦か。

 

「うぅ………zzz」

「しゃあ‼︎」

「勝利、伊織。」

 

 これで北原の貞操と俺たちの勝利は守られた………ってこれじゃあ俺の出番があるじゃねえか‼︎

 

「北原、卒業しなかったことは褒めるが、俺の出番が増えたことは許さん。」

「アクアが楽するのは良くねえからなぁ‼︎」

「いいじゃねえか、俺にとっては一石二鳥だ。」

「死ね‼︎」

「伊織、良かったね。あのまま愛菜に手を出してたら二万回タイキックだったよ。」

「俺を殺そうとするな、千紗‼︎」

 

 まあいい。俺の勝負で必ず勝つしかないな。

 

 

 

〜中堅戦〜

 

 この次は、野島が寿兄にスピリタス風呂で挑んで秒殺された。当然の結果だった。

 

 

 

〜副将戦〜

 

 さてと、俺の出番となったわけだが………相手は誰だ?

 

「それじゃあ、次の人出てきて。」

「はいよ。」

「お前…………っ⁉︎星野愛久愛海⁉︎」

 

 カミキヒカル⁉︎嘘だろ⁉︎

 

「カミキ、なんでお前なんだよ⁉︎」

「それは僕のセリフだ、この二股女装家クソ野郎‼︎」

「黙れ、いがぐりキンタマプロポーズ‼︎」

 

 まあいい。ちょうどコイツに復讐する機会も出来たしな………。精一杯殺してやる‼︎

 

「では、どの風呂に入り……」

「スピリタス‼︎」

「ちょっ、貴様ぁ⁉︎」

 

 もちろんスピリタスで。これならば奴に確実に勝てる‼︎

 

「それじゃあはじめ。」

「「おらぁ‼︎」」

 

 ということで、俺とカミキは早速スピリタス風呂に入った。

 

 さて、まずはどうするか、だ。とりあえず潜ったものの、どうくるかが分からない。

 

「「……………」」ブクブクブク

 

 あとこうして潜っていると、3年前に崖から海に突き落としたのを思い出す。あの時もコイツと一緒に水中にいたな。

 

 

 

  

  side カミキ

 

 なんでコイツ、雨宮吾郎の格好をしてるんだよ⁉︎あの時見えた奴の幻影の恐怖が掘り起こされるじゃないか‼︎

 

 

 

 

 

  side アクア

 

 なんか知らんが、カミキが怖いものを見るような目で見てきた。そうだよな。雨宮吾郎はお前が殺した人間。しかもここはそいつがいた病院。死人が目の前に現れたような感覚だろうな‼︎

 

「……………」ガッ

「んんんんんん‼︎」ブクブクブクブク

 

 肩を掴み、更にスピリタスの水底へと奴の身体を沈める。このままコイツを呪い殺して……………

 

 

 

 

 

「今ガチで君に与えられた、黒川あかねという『彼女』。けれども君の記憶には、幼少期から関わり合った『彼女』がいる。その2人が、『あかねとかな』という2人の恋人を、君の心に2人の『彼女』を作った。」

 

 くそっ、俺は俺で酔いすぎて、ツクヨミの幻覚が見えてきた‼︎あの時と同じじゃねえか‼︎マズい、意識が飛ぶ………っ‼︎だけど、ここで死ぬわけにはいかない……っ‼︎俺はこの企画が終わった後、道で逆ナンされた子とゴローするイベントがあるんだ‼︎

 

「んんんんんん」ブクブクブクブク、ガッ

「んっ………ごほっ‼︎んぶぶぶぶ……………」カクッ

 

 こうして俺はカミキのキンタマを水中でなんとか蹴り上げ、そのまま酒の海に溺れさせて勝利を得ることが出来た。

 

「勝者、マリン。」

「アイツ、すげえな。」

「あんなギリギリの勝負に勝つなんて。」

「大切な人でも………思い出したんだろうな……ウェッ」

「「野島、気持ち悪いから吐くな。」」

 

 これで2勝2敗。あとは山本が戦うだけだが…………

 

「………………」

「「山本、起きて戦え。」」

 

 いかんせん、その山本が目覚めなかった。

 

 

 

〜大将戦〜

 

 最後の戦い、といきたいんだが、このままでは不戦敗。しかしコイツらの代わりに2回目出るとか絶対に嫌だ。

 

「皆、安心して。代わりは連れてきたから。」

「「「良かった〜。」」」

 

 なんだ、それなら安心だ。だが一体誰が出るのか。確実に豪華な飯がもらえる、酒に強い奴がいいな…………

 

 

 

 

 

 

 

「ねえ千紗、私休憩じゃなかったの⁉︎」

「ごめん、かな。山本君が死んだから。」

 

 一番うってつけのやつが来た。

 

「そんなスピリタス如きで死んでんじゃないわよ!情けないわね〜。」

「普通の人はスピリタス飲んだら死ぬから。」

「嘘でしょ⁉︎」

 

 そして、対戦相手はというと…………

 

「おっ、有馬か!東ブレの時以来だな!」

「メルト、久しぶりね。」

「俺は熱湯も冷水もいけるぜ!好きな方選んでいいよ!」

 

 良かった、鳴嶋で。コイツアホだし。

 

「ならスピリタスね。」

「えっ⁉︎マジ⁉︎この酒超強いけど大丈夫………?」

「それじゃあ、はじめ。」

「それじゃあ入るわよ〜!」ブクブクブク

「えっ、ちょっ、マジ………?」

「…………」ガッ

「ちょっ⁉︎スピリタスに口つけあがががが………ごほぉ!」バタン

「勝者、かな。」

 

 有馬に常人が酒で勝てると思うなよ。俺なんてあかねがいない日は毎回潰されてお持ち帰りされてんだし。なんならあかねがいる日はあかねごと潰そうとするからな。古手川と吉原との3vs1にされて抑え込まれてるけど。

 

「くそっ、あと一歩だったな。」

「実に惜しかったぜ!」

「褒美として、これをあげよう。」

「かなちゃんにもな‼︎」

「「「「「おおおおおおお‼︎」」」」」

 

 ちなみに、勝負は3-2で俺たちの勝ち。褒美として、国産うなぎ弁当を手に入れたのだった。あと山本は死んでたので、その分を有馬がもらうかたちとなった。

 

「それじゃあ皆、あの控え室戻るよ。」

「「「「おう!」」」」

 

 そして、俺たちは再び引き出しと戦うことになったのだ。

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