未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
side アクア
俺が目を覚ますと、そこはいつもの控室だった。部屋自体は蛍光灯で明るいものの、外は真っ暗で、時計は既に夜中であることを示していた。そして………
「よぉ、浮気糞野郎‼︎」
「あかねのビンタはどうだったか?」
「気持ちよかったか〜?」
「あんな美少女にビンタされるとか、ご褒美だよな〜?」
「うるせえ死ね‼︎」
クソ共は相変わらず嘲笑っていた。こいつらは人の命の危機なのにも関わらず、全然助けようとしなかった。マジで許さねえからな。一回くらいあかねにビンタされろ!
そんな事を考えてると………
「た〜いへん‼︎」
なんと古手川ではなくmemがやってきた。しかもちょっと慌てている様子。
「そうだな。俺の頬が大変だな。」
「アクたんの浮気はどうでもいいの!」
「よくねえ‼︎」
「それより、ちーちゃんがお化けに拐われちゃった〜!」
「「「「「えっ⁉︎」」」」」
お化けにさらわれた?どういうこと?
「これは皆で助けに行くしかないね!」
「お化け?そんなもんいます?」
「深夜の病院………確かに居てもおかしくないですが……」
「どうせくだらないお化け屋敷だろ?」
まあ、絶対何か裏はあるんだろうが………。一体何をするつもりだ?
「ということで、深夜の特別企画〜!絶対に驚いてはいけない、真夜中の病院編が始まりま〜す!」
「「「「「絶対に驚いてはいけない⁉︎」」」」」
本当に何をするつもりなんだ⁉︎
「ルールは簡単!今から皆には校舎内のどこかに拐われたちーちゃんを探してもらいます!」
「で、道中で驚いたらケツバットか?」
「いや、今回そういうのはナシ!ちなみに笑ってもオッケーだよ!」
「「「「「よかった〜!」」」」」
思わず安堵の声をあげてしまう。要するにただのお化け屋敷だろ。チョロいな。俺たちが今更お化けなんかにビビると思うか?普段から命の削り合いしてるんだぞ?
「ということで〜、皆頑張ってね!」
「「「「「うっす。」」」」」
ということで、お化け屋敷in深夜の病院編が幕を開けた。
古手川の捜索か………。まずやる事といえば、役割分担だな。
「それじゃあ、分担して探すか。」
「つってもどう探すよ。」
「ここの構造知らねえし。」
「俺に任せろ。前B小町の収録で来たことあるからな。」
「「おお、たまには役に立つんだな。」」
「うるせえ‼︎」
この病院は3階建て+屋上がある。その中でも一番薄暗くて怖い2階をさっきバカにした野島と山本に、1階は北原と今村に任せるとするか。
「それはさておき、ここは3階建て。だから北原と今村が1階、野島と山本が2階、俺が3階で行くぞ。」
「コイツと一緒か………バカが移るぜ。」
「あぁん⁉︎俺もオカマが移りたくねえぞ‼︎」
「北原、ちゃんと迷子にならずに出来るか?」
「お前こそビビってしょんべん漏らさねえだろうなぁ、耕平‼︎」
「階段はこの部屋を出たとこにあるから、各自行動開始で。」
「「「「おうよ!」」」」
まあ、俺が3階担当なのには理由がある。1つは狭いから、そしてもう1つは、演者の控え室が可能なのが3階にある部屋しかないから。更にmemは部屋を出てすぐに階段を降りず、そのまま真っ直ぐ向かった。だから俺は控え室に行って、適当な女の子と喋ったり休憩したりすることができる。無様な絵面は奴らだけで十分。俺は高みの見物をさせてもらおう。
side 伊織
俺は今耕平と一緒に、病院の1階を探索していた。
「千紗の奴、どこ行ったんだ?」
「お前の彼女だろ。お前でなんとかしろ。」
「何言ってるんだ?千紗は妹だぞ?お前の守備範囲じゃないのか?」
「古手川はなんか違う。」
「酷えな。」
ルビーはオッケーで千紗がダメな理由がよく分からんが。愛想の良さ?いや、栞は愛想そんなに良くないしな。まあいいや、考えるのはやめておこう。
そんな事を思っていると…………
「う〜ら〜め〜し〜や〜‼︎」ケバ~ン⭐︎
白いおばけの格好にケバメイクをしたケバ子が出現した。
「なんだ、お前か。」
「暇なのか?」
「もうちょっと驚きなさいよ‼︎」
お化け屋敷といっても、こんなもんか。やっぱり大した怖くなかったな。
ビニョ~ン
「きゃあ‼︎」
「お前が驚いてどうすんだ、ケバ子。」
「だって怖いじゃん!」
上からこんにゃくが落ちてきたが………こんなんで俺たちが驚くんだろうと思ってるんだな。全く、浅はかだぜ。さっさと通り過ぎるか………
ん?このこんにゃく、真ん中に穴が空いてね?しかも隣に文字………1時間前使用済み⁉︎
「「ぎゃああああああああ⁉︎」」
「ちょっと待ってぇ〜!逃げないで〜‼︎」
誰だ、こんな気持ち悪いこんにゃくをぶら下げたのは⁉︎汚すぎるだろ‼︎地味に温もりが漂ってくるし‼︎怖すぎるだろ‼︎
気持ち悪いこんにゃくから一目散に逃げた後、俺と耕平と帰れなくなったケバ子は、引き続き廊下を歩いていた。
「お前、出番終わったんだろ。」
「でも、怖くて無理………帰れない………」
「スピリタス風呂の時のお前のが怖かったぞ。」
「あれはっ………気にしないで!///」ビタッ
ん?今後ろから足音が聞こえなかったか?
「なっ、なんか聞こえた!」
「どれどれ………」
気になったので、後ろを向くと………遠くに白い服を着た、髪の長い女性の霊が見えた。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」
「慌てるなよ、ケバ子。」
「どうせコスプレした誰かだろ?」
俺たちはあんなものぐらいでびびったりしない。むしろあの女性の中身が誰か、気になるくらいだ。もう少し観察してみようか………
「耕平、あれは誰だと思う?」
「う〜ん、そうだな………チラッと見える筋肉質な生脚………」
「堂々とした肩幅………」
「筋肉ムキムキのおっぱい………」
「天井に着くほど高い背丈………」
う〜ん、なるほどな……………
「あれ、男じゃねえか⁉︎」
「しかも先輩方やぴえヨンみたいなゴツい男‼︎」
「あんなのに襲われたらひとたまりもないぞ‼︎」
怖すぎるじゃねえか‼︎ムキムキの男が女装だと⁉︎山本のとはまた違った気持ち悪さがあるぞ‼︎
「……………」ダッダッダッ
しかもこっちに向かって入ってきたぁぁぁぁぁぁ⁉︎
「「「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ⁉︎」」」
これは逃げるしかない‼︎あの変態に捕まったら、何されるかたまったもんじゃねえ‼︎
side 野島
俺は2階に降りた後、すぐさま山本と別れた。あんなオカマと一緒に行動なんて出来るか‼︎それに、俺1人が古手川さんを見つけ出せれば………そのままイチャイチャ出来るしなぁ‼︎
ということで、俺はしばらく真夜中の病院を1人歩いていた。やはり常にお化けみたいにブサイクな連中といるからか、全然怖くない。むしろ可愛い女の子のお化けが出ないか期待しているくらいだ。
「……………っ!」
「…………だろ!」
そんな事を思っていると、2人の声が聞こえてきた。どうやら喧嘩しているみたいだが………。暗くて見えないから、近づくか…………
「なんで心中したのよ、清十郎⁉︎」
「お前がガキと不倫したからだろ、愛梨‼︎」
リア充………だどっ⁉︎ふざけんな‼︎しかも女の方めっちゃ美人じゃねえか‼︎許せねえ………っ‼︎俺が寝取ってやる‼︎
「テメェら、誰に断ってイチャイチャしてんだごらぁ……っ!」
「「ひぃ、お化け⁉︎」」
「いや、いや、お化けは俺たちだろ!」
「なにビビってるのよ⁉︎」
「死ねぇ‼︎」
「「もう死んでますぅぅぅぅ‼︎」」
くそっ、アイツらに逃げられちまった。最悪だ。別の女を探すとするか………
そしてしばらく歩いていると………
「……………」
女の影を見つけた。暗くてよく見えないが、ここは勝負だ‼︎よしっ、声をかけるぞ‼︎
「お姉さん、この後一発如何?」
さてと、これでイチコロ……………
「わ゛た゛し゛は頂き女子し゛ん゛ち゛ゃ゛ん゛………」(^з^)-☆っ
近づいて見ると、そこには気持ちの悪いお化けが立っていた。
「「お化けだぁぁぁぁぁぁ‼︎」」
怖い、怖い、早くこの化け物から逃げねえと‼︎
side 山本
暗くてよく見えなかったが、気持ち悪い化け物がいたんだけど⁉︎ブサイクなナンパ師の幽霊か⁉︎くそっ、なんなんだよ、アイツ⁉︎せっかく人が女路線でもイケるかもとか思ったのに‼︎
side カミキ
さてと、そろそろターゲットが来る頃だな。精一杯驚かせてやる、星野愛久愛海‼︎
「ど〜も〜、片寄ゆらで〜す!」
「リョースケだ。」
「昨日死刑になった、ニノよ。」
は?なんでお前らが………ここに………?
「えっ?」
「それじゃあ早速だけど………」
「「「こっちに来なよ‼︎」」」
「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁ⁉︎」
なんで死人がいるんだよ‼︎しかも僕はお化け役だぞ⁉︎なんで本物のお化けに会わなくちゃいけねえんだ‼︎ふざけんなよ‼︎
side アクア
さてと、バカどもを騙したことだし………俺は控え室にいる女の子とゴローするか。
ポンポン
ん?肩を今、叩かれた?まさか仕掛けか?特段怖がるようなものじゃねえし、軽くあしらってやるか………。
そう思って振り向いた先には、信じられない人物がいた。忘れもしない、いや、絶対に忘れたくない人……………
「アイ……………」
「アクア、大きくなったね!」
星野アイ。俺の実母で推しだ。
次回で笑ってはいけない編は終わりです!最後までお楽しみください!