未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
side アクア
まさか20年ぶりに、アイと話すことになるとは………
「私が死んだ歳よりもう上か〜!お酒も飲めるんだもんね〜!い〜な〜、私も飲んでみたかった!」
「そんな………いいもんじゃ………ないし………」
「そうかな?アクアすっごい楽しそうだったよ?」
「見て………たのか………」
「うん!」
「そうか………」
頭の中が混乱して情報を正確に処理できない。なんで俺は今アイと話してるんだ?酒が抜けてないのか?それとも深夜の病院だからって、本当にお化けが出たのか?
「それからね!さっきルビーとも話してきたよ!いいお婿さん捕まえたんだってね〜!は〜、私も早く孫の顔見てみたいな〜!」
「そ、そうだな…………」
ルビーにも会って話してた………?本当に一体どうなってるんだ………?
「ねえアクア、どうしたの?元気ないよ?」
「混乱………してるんだ………俺は今、誰と話してるんだ………?」
「アイだよアイ!忘れちゃったの?君のお母さん!」
「アイ………死んだんじゃ………?」
「うん、死んだよ!でもこうしてお化けとして出てきたのさ〜!」
「お化け………」
死んだ人間が出てくるなんて……。いや、俺みたいに死んで生まれ変わることもあるけども………。でも間違いない、いや、間違いようがない。この人は確実にアイだ………
「うん、お化け〜!どう?怖いでしょ〜!」
「全然………」
「ガーン!ひどい!」
でもこうして、また話せるなんて………。あの時は、もう2度と叶わないと思ったのに………
「あれっ、アクア泣いてる?」
「そんな………ぐすっ、また会えるなんて、ぐすっ、思ってなかったから………」
「そっか。まぁそうだよね!ほら、ママの胸においで〜!」
「アイ………っ‼︎」
「うんうん、アクアはよく頑張ったね〜!えらいえらい!」
胸の中で堪えてたものが溢れ出し、もう自分では止められなくなった。あの日言ってくれた言葉。せっかく俺の事を愛してくれてたのに、そんなアイを俺は守ることが出来なかった。だから今までずっと後悔しながら生きてきて、それが復讐という形でずっと引きずってきてた。
「この20年、ママはず〜っと楽しかったよ!2人の活躍を見れたさ!何もしてあげられなかったのは、ごめんだけども!」
「謝らなくて………いい………」
もう見れないと思った笑顔、それを俺は再び見ることが出来た。こんな奇跡があるんだな。推しの子に生まれ変わるくらいの奇跡が。
「あと、そのコスプレの人なんだけど………」
「雨宮吾郎……だってか?」
そういや、俺は今ゴローの格好をしてるんだったな。ただ、アイは覚えているんだろうか?多分そんな昔のこと、忘れたはず………
「アクアは知らないと思うけど、とってもいいお医者さんだったんだよ!私の出産を全力で手伝ってくれたし、秘密を守ってくれたし!ある日ぱたっといなくなっちゃって、お礼が言えなくて困ってたんだよね〜!」
「そうか………そうか………ぐすっ。」
「ええ〜っ⁉︎なんでまた泣くの〜⁉︎よしよし、大丈夫?」
覚えててくれたのか………っ!思わず涙が溢れてしまう。俺の中のゴローも救われた。アクアとゴロー、両方の救済。それが嬉しくて嬉しくて、たまらなかった。
「とにかく、演じる時の参考にしてね!」
「あぁ…………」
演じるも何も、俺が本人なんだけどな。こればかりは、アイにも秘密だ。
「あっ、あと、女の子泣かせちゃダメだよ?」
「善処する………」
「も〜っ!そういうところはパパに似たんだから〜‼︎」
それは………出来るかわからん。でもまあ、頑張ってみるか………
「それじゃあ、私はそろそろ時間だから行かなきゃ!」
「アイ…………っ!」
そして、アイとはまたお別れの時がやってきた。嫌だ、もっと話していたい。また前みたいに、家族で話がしたい。
「そんな心配しなくていいって〜!また化けて出るからさ〜!」
「その言葉、信じるよ………」
でも、その時間も限られている。この時間が終わったら、アイはまた天国に行くのだろうか。それとも現世を彷徨うのだろうか。どちらであっても、やる事は変わらないだろう。何はともあれ、俺はその言葉を信じるしかない。蘇らせたりなんて出来ないし、そうするしかないのだ。
「うん!それじゃあまたね!」
「あぁ………じゃあな………」
「愛してる!」
また会える日を………願って………
side ツクヨミ
お化け屋敷ということで、一瞬だけ死者の魂を生者と話せるようにしてみた*1。星野兄妹への恩返しは、これで十分かな………?
side 伊織
千紗を救出したはいいものの…………
「「「「「うらめしや〜‼︎」」」」」*2
なんか大量のお化けが追いかけて来るんだが⁉︎おかげで俺たちは病棟から抜け出して、全力疾走するハメになってるんだぞ⁉︎
「ちょっと千紗‼︎なんだこれ⁉︎」
「驚くと思って。」
「やりすぎだろうが‼︎」
「私でもびっくりするよ〜‼︎」
つーか他の連中はどうした⁉︎死んだのか⁉︎
「「テメェがお化けだったとか………許せねえ‼︎」」
野島と山本もこっちに向かって走ってきた。
「アイィィィィィィィ‼︎」
アクアに至っては、大声で泣きながらこっちに向かって走ってきた。
「なんなんだよ、この状況⁉︎」
「お化け屋敷の集大成か‼︎」
「仕掛け人なのに怖いんだけど〜‼︎」
「あっ、そういや皆に言って欲しいセリフがあるんだった。」
「「悠長にしてる場合か‼︎」」
この期に及んで言って欲しいセリフってなんだよ⁉︎そんなものあるか⁉︎
「ではこれを…………」
「「あぁもう、分かったよ!」」
なるほどな。いや、全然なるほどじゃねえけど‼︎じゃあ思いっきり言ってやろうじゃねえか‼︎
「「「「「明けましておめでとうございます‼︎」」」」」
ということで、『絶対に笑ってはいけない 高千穂病院24時』は幕を閉じたのだった。
〜エンディング〜
作詞・作曲 ケンゴ PV作成 アネモネ
曲名 Sake in 2
歌手 B小町んちん
(イオリ・バカ・キタハラ、
コウ・ヘイ・ロリータ・コンプレクス、
ダブリナルシ・ノジマ、
ドウ・テイ、
ホシノ・チンスピ・アクアマリン)
全員 Sake in‼︎ Sake in 2‼︎ Vamos‼︎
Sake in‼︎ Sake in 2‼︎
伊織 さ・けのんで 脱いで脱いで脱いで出して
耕平 の・みかい 昨日今日明日続けるかな
アクア 笑わるあたしは行く先々
後先々など考えない
野島 馬鹿だ、馬鹿だ、あらびっくりスピリタス
手っ取り早く虜になれ
山本 だって焼酎だけじゃ足りないでしょ?
全員 一瞬たりとも(口から酒が)離れない ゴクッ♪
全員 I love you 酒よ戻し吐いてね
魔羅あらわになり爪楊枝じゃん
行く先々笑るSake you love
ずっとおバカだね
ポッケからSake in
忍ばずSake in 2
飲んだり吐いたりSake in
野球拳
ポッケからSake in
忍ばずSake in 2
ゴクッ!現るSake in Alcohol
Sake in Happy to you
Sake in‼︎ Sake in 2‼︎ Vamos‼︎
Sake in‼︎ Sake in 2‼︎
side アクア
そうして公開されたSake in 2のPVは瞬く間に2,000万再生を突破し、B小町んちんは一躍有名なお笑い芸人となった。そのため、アクアとしての仕事がほとんどお笑いばかりになってしまった。ただ、それでもマリンとしての収入は超えていない。その事実に涙が止まらない、そんな正月だった。
これで笑ってはいけない編は終了です!全11話、長い間お読み下さり、ありがとうございました!