酒の子   作:スピリタス3世

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この物語はフィクションです。
未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
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フィンランド編の最中ですが、ふと思いついてしまった短編を書きます。


第十八章 はちゃめちゃ大学生活 Part4編
九十七杯目 B小町&B小町んちん大喜利大会 Part1


  side アクア

 

 なんとB小町とB小町んちんで大喜利大会をすることになってしまった。マジで意味がわからない。

 

「ちなみに俺?私?はどっちで出ればいいんだ?の?」

「アクアマリンにはこの衣装を着てもらうわ。」

「上半身が青の色紋付き袴で下半身が裸⁉︎」

「名義はアクアのほうでお願い。」

「分かりました…………」

 

 しかも俺に至ってはどっちもやらなきゃいけない始末。最悪じゃねえか。下手したらバレんぞ、これ。そんな事を思いながら、俺は大喜利の舞台へと上がっていった。

 

 

 

 

 舞台にはB小町とB小町んちんのメンバーで入場した。衣装はB小町が色紋付き袴、B小町んちんが全裸だった。ちなみに俺以外の色はメンバーカラーとなっており、ルビーが赤、memが黄色、有馬が白、あかねが黒だった。

 

「皆、今日は来てくれてありがと〜!B小町&B小町んちんの大喜利イベント、始まるよ〜!司会は私memが担当します!よろmem〜!」

「「「「よろmem〜!」」」」

 

 観客席からの歓声。どんな挨拶だよと思いながら、3枚敷かれた座布団の上に座る。前には何もない。また司会のmemは座ってる目の前に小さい机があり、閉じた扇子と和風の本が置いてある。恐らく台本だろう。

 

 そして、次は回答者の自己紹介だ。

 

「それでは次に、お酒のことで常に頭がいっぱいな皆さんの挨拶です!」

 

 どんな振り方だよ。そこまで頭いっぱいじゃねえし。まあいいや、まずは北原の分から聞くか。

 

「近頃千紗に教わりながら、ダイビングライセンス*1の勉強をしております。するとですね、色んな人に声かけられるわけですよ。なんでダイビングの勉強してんの、って。一応PaBはダイビングサークルです。珍珍亭北原(ちんちんていきたはら)です。」

 

 そういや最近勉強してたな。うちはダイビングサークルなの、たまに忘れそうになる。

 

 それはさておき、次は有馬か。

 

「女優として色んな役を演じていますと、時々本当の自分が分からなくなることがあります。そういう時は自分らしさを感じる写真を見て、自分を取り戻すようにしています。例えば愛しの彼とのデート写真とか。星野アクアの真の彼女、重曹亭有馬です。」

 

 お前は何言ってんだよ⁉︎勝手なこと言うな‼︎

 

 それはさておけないが、次はとりあえず野島か。

 

「最近の日本では、『声かけ事案』が多発しております。不審な男性が女性に声をかけるという、恐ろしいものです。その事がニュースになるたび、よく(とも)から言われます。お前まだ捕まってないの、って。イケメンだから許されております、珍珍亭野島です。」

 

 お前は捕まれ。イケメンじゃねえし。

 

 それはさておき、次は山本の番か。

 

「大学生は酒・たばこ・女とよく言われております。しかし自分はお酒が弱いです。タバコも吸えません。女もいません。本当に大学生なのでしょうか、童亭(どうてい)山本です。」

 

 悲しいこと言うな。酒とタバコはなんとかなるだろ。

 

 それはさておき、次は俺だな。

 

「クール系毒舌キャラで売っていた自分が、いつの間にか身ぐるみを剥がされていました。最近はもっぱら全裸芸人です。しかし何故か今日は上を着ています。星野マリンさんの代わりだそうで。そうでないと服を着れないのか、星野家愛久(ほしのやあくあ)です。」

 

 星野マリンの代わりというか、俺が星野マリンなんだけどな。いい加減バラしたいのに、一向に許してくれない。悲しい気分だ。

 

 それはさておき、最後はルビーなんだが…………

 

「最近色んな人から結婚おめでとう、の挨拶をいただきます!本当にありがとうございます!ただルビーちゃんは旦那を尻に敷けなそうと言われたので、こうして尻に敷いてみました!」

「敷かれてみました!」

「夫婦二人三脚で頑張ります!星野家瑠美衣(ほしのやるびー)と、」

珍珍亭耕平(ちんちんていこうへい)です!」

 

 何故か今村の上に座っている。そのため座布団が他の人より1枚少ない。こいつ座布団カウントなのかよ‼︎頭おかしいだろ‼︎

 

 にしても、こいつらと大喜利か………。なんか嫌だな。

 

「では続いて、彼氏の浮気に頭を悩ませている、座布団運びのあかね君の挨拶です!」

 

 そして、今回は裏方のあかね。怪力のコイツにとって、座布団運びは楽勝だろう。

 

「ピーマン食べたらスーパーマン♪皆で踊ればピーターパン♪子供の頃苦手だったピーマンも、いつの間にか食べられるようになりました。これは成長ですね。しかし私の彼氏はいつまで経っても浮気がやめられません。早く成長してください、黒川あかねです。」

 

 おいあかね‼︎人のことをバカにすんなよ‼︎せっかく最初のピーマン体操可愛いと思ったのにさ‼︎つーかなんでお前がピーマン体操なんだよ⁉︎前にからかって歌わせたけどさ‼︎

 

 

 

 それはさておき、次はルール説明か。司会のmemが口を開く。

 

「皆さんには今から私がお題を出しますので、それに回答してください。その中で私がいいな、と思ったものには、座布団を差し上げます!」

 

 大喜利でいい回答をすれば、座布団がもらえる。なんとも単純な仕組みだな。

 

「そして座布団が10枚たまった方には、なんと豪華な賞品をプレゼントしちゃいます!」

 

 そして、全員最初は3枚。つまりあと7枚ためればいいわけだな。

 

「賞品のキーワードは、スピリタス!これを目指して頑張って下さい!」

 

 それキーワードか⁉︎賞品そのものじゃねえか⁉︎本当にこの企画、大丈夫なのか………?そんな事を思いながら、大喜利大会は幕を開けた。

 

 

 

 

〜第一問〜

 

「それでは第一問!今日は雪が凄くて、辺りが真っ白になっています!とても綺麗ですね!」

 

 確かに、今日はすごい雪だな。今は北原の実家に遊びに来てるんだが、さすがは山だな。東京や伊豆だとこんなに降らないから、なんか新鮮な景色だ。

 

「そこで皆さんには、『お〜、真っ白〜!』と感動してる風に言ってもらいます!そこで私が、『えっ、何が〜?』と答えますので、皆さんはそこに続けて答えてください!」

 

 よくある大喜利か。真っ白なものを答えればいいんだな。ただ雪については最初にmemが言ったから、これ以外だな。よしっ、これが良さそうだ。

 

「はい。」

「おっ、アクアさん早かった!」

「お〜、真っ白だな。」

「えっ、何が〜?」

「皆の心。」

「お〜、イカした答え出すじゃん!あかね君、アクアさんに座布団1枚!」

「はい!」

 

 よしっ、座布団1枚ゲット。B小町んちんの刺すような視線がむしろ誇らしい。俺はお前らとは違うんだよ。

 

「はい。」

「おっ、有馬さん!」

 

 そんな事を思ってると、有馬が手を挙げた。コイツはどう答える? 

 

「お〜、真っ白ね〜。」

「えっ、何が〜?」

「私の衣装!」

「確かに真っ白だね!あかね君、有馬さんに座布団1枚!」

「はい!」

 

 確かに白だな。B小町での担当カラー的にそうなってるわけだが。

 

「はい!」

「おっ、次はルビーさんだね!」

 

 続いてはルビー。下に敷かれている今村にはこの際目をつぶるとしよう。

 

「うわぁ〜、真っ白〜!」

「えっ、何が〜?」

「ロリ先輩の予定表‼︎」

「誰が暇だコラァ⁉︎」

 

 なるほど、そういうのもありか‼︎

 

「確かに!」

「確かにじゃないでしょ‼︎」

「あかね君、ルビーさんに1枚!」

「はい!」

「これで貰えるのおかしくない⁉︎」

 

 これならアイツらを思う存分叩ける‼︎やりたい放題だ‼︎

 

「はい。」

「おっ、アクアさん!」

「うわっ、真っ白だな。」

「えっ、何が〜?」

「野島の解答用紙。」

「おい星野‼︎俺はそこまでバカじゃねえ‼︎」

「それじゃあ留年しちゃうよね〜。あかね君、野島さんの座布団1枚持っていって!」

「はい!」

「ちょっと⁉︎俺没収されるの可哀想じゃないですか⁉︎」

 

 自分のは増えなかったが、相手のは減らせた。こういうのもあるのか。まあなんにせよ、万々歳だ‼︎

 

「それじゃあ次は俺だ‼︎」

「おっ、今度は野島さん!」

 

 コイツに何か言えるのか?

 

「うわっ、真っ白じゃねえか。」

「えっ、何が〜?」

「浮気がバレた時の星野アクアの頭。」

 

 ふざけんなよ‼︎仕返しするんじゃねえ‼︎

 

「浮気はダメだよねえ。あかね君、アクアさんの1枚持っていって!」

「おい野島、ふざけんじゃねえ‼︎」

「もっと持って行っていい?」

「おいあかね、流石にそれはマズいだろ‼︎」

「一応1枚でお願いね!」

「は〜い。」

 

 なんであかねは不服なんだよ‼︎俺だって座布団持ってかれてんだぞ‼︎ふざけんな‼︎

 

「そろそろ俺も混ぜろよ!」

「おっ、北原さん!」

 

 そんな事を思っていると、ようやく北原が参戦してきた。

 

「うわっ、真っ白だな。」

「えっ、何が〜?」

「俺のパンツ!」

「「「汚っ‼︎」」」

 

 と思ったら、とんでもなくクソだった。

 

「うるせえ、汚くねえだろ‼︎むしろ真っ白だから綺麗だぜ‼︎」

「あかね君、北原さんの1枚持っていって‼︎」

「はい!」

「嘘でしょ、mem先輩⁉︎」

「そもそもお前パンツ履いてねえだろ‼︎」

「確かに、そういうことか………」

「出し過ぎて真っ白なのかもな。」

「あかね君‼︎山本さんのも1枚持って行って‼︎」

「はい!」

「あぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

 

 更には山本がクソな返しをして没収される。コイツら本当にバカばっかだな。せっかくの綺麗なB小町の絵面も、B小町んちんのせいで台無しだ。

 

「では気を取り直して第二問!」

 

 まあいいや、次で座布団を取り返すか。

*1
原作でとったのより上のコース

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