12時間遅れで更新です。
課題が忙しかったんです。本当にすまない。
さて、本日はお日柄もよろしく……めんどくさ、以下省略。どうも、球磨川
「もう集合時間はとっくに過ぎてるんだけど……これってあれみたいだよね、一人だけ早めの集合時間伝えられてる的な」
『まあまあ、気楽に待とうよ。開始時間までに間に合わなかったら僕達の不戦勝になるわけだしね』
「んー……釈然としないなあ。
そうなのだ、なんとなんと私が庶務戦に出る事になった。つまりめでたく原作を破壊できたわけだが……本当に条件が分からない。まあ今考えてもしょうがないことだけれど。
……おや、やっと来たか、生徒会ご一行。
「もー! すごくすっごく待ったんだけど! 詫びの言葉の一つくらいよこしてくれてもいいんじゃないかなー!?」
『まったくだよ。プリントには時間厳守って書いてあったじゃない』
「……球磨川兄妹。貴様ら、まさか二人だけか?」
無視かよ。まあいいや、別に謝られたところでなんも嬉しくないし、戦挙には関係ないもんな。
「そーなんだよねー。いやなんかさ、私達人望無いみたいでね」
『他の
………………あれ? 瞳くんに絡みに行かないのかな? 小声で話しかけてみるか。
「ねえねえお兄ちゃん? 瞳くんいるけど……話しかけに行かなくていいの?」
『いや別にいいよ。妹の前で変な事言いたくないし』
じゃあ終業式のあれはなんだったんだ。時代が時代ならセクハラ……いや普通にセクハラだよあれ。
「ちょっと待て、まさか庶務戦から貴様達のどちらかが出馬するつもりか?」
『ひょっとしなくてもそのつもりさ。ただまあ、僕の昔からの夢は会長になることだからね。それに、庶務戦は剣道で言えば先鋒戦だ。だったら適任がいるだろう?』
「そーゆーこと! どうも私達のチームは真剣味に欠けるからね、だったら私が! 正々堂々!
ふふん、驚け驚け。だって私元々は副会長代理だもん。まさか庶務戦で出てくるとは思うまい。さ! 善吉くんのお顔は……不敵な笑み? あるいは不適な笑み……。
まさか。
「師匠の読み通りだぜ
「……お兄ちゃん、今からチェンジとか……」
『ま、無理だろうね。ほら、
「それでは定刻になりましたので──」
──もしかして、やっちまった?
ルールを人より上に置いているため、彼はどんな圧力にも屈しない。徹底的にフェアに、ありえないほど公平に戦挙を取り仕切ってくれる。それは負けてしまった場合、取り返しがつかないということでもあるが……。
善吉とその師匠……まあぶっちゃけてしまうとくじらの読みの的中により、流れは完全に現生徒会側の背中を押していた。
めだかと禊は戦挙中に生じた負傷や死亡に関しては、全て事故として処理されるというとんでもない規則に同意し、そうしてようやく生徒会戦挙庶務戦が開幕する。
挑戦者である
「……はあ、腹括るか……えっと、この中から一枚選べばいいんだよね。それなら私が選ぶのは『
ブラックすぎるジョークは全くと言っていいほどウケず、結局そのまま決闘は「巳」のカード、『毒蛇の巣窟』に決定した。
この選挙形式のルールは、縦十メートル、横十メートル、深さ十メートルの大穴の中に毒蛇であるハブを大量に仕込んだフィールドで戦うというものだ。足場となるのは、四隅にあるポールに嵌め込まれた
動いていても動いていなくても、固定されていない金網は当然徐々に落下していく。そんな極限状態の中で、善吉が腕につけている腕章を奪えば
一見すると善吉にとって不公平なルールに思えるかもしれないが、実際その通りである。現生徒会は、挑戦者を圧倒的な実力で打ちのめさなければならないのだから、多少の不利は跳ね除けなければならないのだ。
そして今、舞台の準備は整った。あとは善吉と
ただまあ、普通であればこんなフィールドに足を進められるわけがない。善吉は未だ、金網の直前で二の足を踏んでいた。
「ねえねえ善吉くん。この庶務戦なんだけどさあ……」
「ん? なんだよ
『
「──ッ!? なっ、
「……なーんてね、冗談冗談。私をお兄ちゃんと一緒にしないでよ、私は私だぜ? それより善吉くん、そんなに怒んないでよー。それに、そんな風にお兄ちゃんを、そして
『受け入れることだよ、善吉ちゃん』
『
『
『
『
『いかがわしさを』「いぶかしさを」
『インチキを』「イカサマを」
『
『
『
『
『
『
『
『
『
『みっともなさを』「どんくささを」
『
『
『
『
『
『
『
『
『「
──この二人は、どこか欠けているとか、人間として欠落しているとか、そういうレベルではなかった。
ただ、それでも。
「……人吉、あんたさっきから心底あいつらを怖がってるようだけどさ。別に逃げたっていいんだよ? 逃げることは恥じゃない。むしろ、負けると分かってるのに意地で逃げない方が……」
「……いえ、ご忠告ありがとうございます、古賀先輩。だけど俺は恥知らずでいるより、恥ずかしがり屋でいたいと思う。それに──」
それでも善吉は古賀の忠告を聞いた後、ごく普通に怖がりながら、ごく普通に怖気付きながら、ごく普通に一歩を踏み出しながら言い放った。
「間違ってあんな危ない所に行っちまった」
連れ戻してやんねえとな!」
善吉は自分を奮い立たせるためにも、友に本心をぶつけるためにも大きな声で叫んだ。そしてごく普通に、金網の上へと進んだ。
「さあおっ始めようぜ庶務戦……おい、
「い……っや、なんでも、なんでもないけど? んふ、んふふ……友達……おっと、いけないいけない。善吉くんなら頼めばいくらでも友達って言ってくれるだろうしね。今は悪役ロールに集中っとさ、やろうか」
突然態度を急変させた
が、しかし。善吉もこの一週間暇を持て余していたわけではない。くじらの下で対
「うわー、いったーい。右腕がぐちゃぐちゃだあ。それになんだか呼吸も苦しいぞー。善吉くんのせいで傷物になっちゃったよー、責任とってよー。あれっ、でもあんまり痛く無くなってきたなー。治る兆候? それとも壊死したのかなー? 腕は剣士の命なのになー」
叩きつけられた
だがしかし、それらは今の善吉にとって、メリットではあってもデメリット足り得ない。なぜなら目を瞑って音を頼りに戦っているからだ。
何度
「カッ! これで分かったかよ
「酷いなあ酷いよねえ。140センチとちょっとしかない幼気な女の子を足蹴にしまくるなんて、週刊少年ジャンプだったら規制されかねないいじめの描写だよ」
とはいえ
さすがにちっちゃい女の子蹴るのはどうなんだろう。ちなみにちゃんと骨とか折れてるしちゃんと血とか吐いてます。やりすぎ。
感想・評価・ここすき等よろしくね。