ちょっとやることがいっぱいあるので今日は短めです。
「善吉くん、なんであんなことしたんだろ……」
ぼくは周りに誰もいない廊下を歩きながら、誰に向けてでもなくそう呟いた。
思い返されるのは、今から約数分前のこと。ぼく達がまだ着替えてたのに突然生徒会室に乗り込んで来た善吉くんは、これまた突然めだかくんに「お前は間違っている」と口にした。
めだかくんはついさっきまで、善吉くんのことを本当に
善吉くんはボコボコにされるし、めだかくんはそのまま生徒会室から出ていっちゃったし──なんなんだ本当に。
それに。
「
「人の頭を勝手に覗き見て声を当てるのはやめてくれないかな、
「まあいいじゃないか。僕と君の仲だろう?」
はあ……まあ別にいいけどさ。ぼくの頭に
「で、何? ぼくに喧嘩でも売ってるの? 買うけど」
「嫌だなあ
「それは
「怒らせるつもりはないんだがね。さっき善吉くんに会った時も言ったんだけど、僕はむしろ、
へえ、そうなの。ありがとね。
「ぼくの言いたいこと分かんねえかな?
「……やめてくれよ
「関係ないよ。ぼくと
そうでなくとも、ぼくが
「だからって刀を突きつけるのはどうなんだろうね。そもそも僕は君と戦いに来たわけじゃねーし……まあその辺は善吉くんが目覚めた後に聞きなさい。僕は信用できなくとも、彼の言うことなら信用できるだろう?」
ふーん……善吉くんが突撃してきたのは
そしてわざわざ明言したと言うことは、
「それなら、まあ……信用はするよ。ひとまず刀も納める。で、どうして
「
「刀突きつけてごめんなさい……!」
嘘だろ本当に命の恩人なことあるの? この人外、他人に気を遣うとかそういうことできたんだ。
「いやー、放っておいてもよかったんだけどね、それじゃああまりに不憫だろう? 命がもったいない。復活できるとはいえ、ね」
「そりゃあそうだけどさ……」
その
「で? 要件は何。わざわざぼく一人の時を狙ってきたところを見るに、どうせまた碌でもないことなんだろうけど」
「せっかちだね、
「生憎、
「どうだかね。僕から見れば、なんなら君が一番強いように見えるんだけど」
「
「そんなことを言ってるが、もし
やけに煽ってくるけど……これはわざとだな。
残念だけど、それには乗らないよ。
「諦めるわけないじゃん。そうなった時、別にぼく一人で戦うわけじゃないんだ。お兄ちゃんだって止めようとするだろうし、めだかくんや善吉くんだっている。友達に『死ぬな』って言われてるのに死ぬような子じゃないでしょ」
「ふーん、まあ君がそう思うならそれでいいさ。まあこんなのは仮定の話で、実際に起こるわけじゃないけどさ。で、そうそう、僕が君に接触した要件だったね」
「うん。話が逸れまくっちゃったから、手短に、なおかつ分かりやすくお願いね、
さて、どうくるか……と言っても、大方の予想はついてるけどさ。めだかくんと善吉くんが対立して、そこに
ここから
「
「善吉くんに決まってるでしょ」
「……だろうね、君ならそう答えると思っていたさ。ちなみになんだが、念のため理由を聞いても?」
「理由なんて簡単なことだよ。だって──」
だって。
思い返せば、ぼくはめだかくんに助けてもらったことがない。一応中学生の頃──あの時の僕はほとんど
「
「…………」
「きっと
「──ああ、そうだね。その通りさ、
「やっぱり他にもいるんだ、善吉くん派。誰がいるの?」
「それは着いてからのお楽しみに取っておきなさい。きっと驚きで腰を抜かすぜ」
へえ、ってことは意外な人物がいるってことか。誰だろう……鍋島くんとかかな? いたら面白いかも。
「──ここは、どこだ……保健室?」
保健室のベッドで目を覚ました善吉は、辺りを見渡し、気絶する前のことを思い出した。
焦った心のままに生徒会室へと入って行き、そして──。
「呆気なくボコボコにされたんだよな……焦ってたとはいえ、自分で自分が情けないぜ」
「そうだね、正直言って私も情けないと思うよ。赤さんの治療に感謝しなくちゃね、善吉くん」
「ッ!? 誰だお前!?」
突如としてベッドの横からかけられた声に、善吉が驚いて声を上げ、飛び起きる。
「私かい? 私の名前は
そこにいたのは、いかにも陰気そうな顔をして、独りで
感想・評価・ここすき等よろしくね。