というわけで、私達がゴネた結果前回優勝した鶴喰家vsその他の六家でバトルすることになった。いやー、ゴネてみるもんだね。
……ん? スク水を斬るって脅してただろ、って? いやだなあ、ちょーっとお願いしただけじゃない。
んで、六人メンバーを集めなきゃいけないんだけど……私は友人代表なので、この六人には含まれないことになった。いやー、ゴネてみるもんだね!
ゴネ得ってやつだ。
そんでもって、めだかちゃんと鴎くん以外には、ひとまずめだかちゃんの思う最強メンバー……厳密には、不死身のメンバーが招集された。
一人目、お兄ちゃん──球磨川禊。成功報酬は「めだかちゃんの裸エプロン」。最低だ……。いやいや、でも助けに来てくれているわけだし。
二人目、不知火半袖。成功報酬は「満漢全席」。食いしん坊の半袖ちゃんらしいね。この前はありがとう。これからも仲良くしてね。
三人目、安心院なじみ。成功報酬は「暇つぶし」。ゲームと小説には飽きちゃったんだって。おすすめのネット小説は『転生したら枕木だった件』。果たして面白いのかな、それって。
四人目、不知火半纏。成功報酬は「ドリンクバー」。なんでドリンクバーなんだろ? 多種多様だからかな。今度飲みに行っていい? いいの? ありがと!
そんなわけで、不死身軍団であるオールジョーカーズが結成された。大人気ないよね。でも、人死にが出たら困るからしょうがないよ。
……説明終わり。そういうわけで私達は今、大海原のど真ん中の空母ブラック、通称「黒船」にいるよ。武器子さんが個人所有してる空母なんだって、すごいよね。
そしてここが、第二回漆黒宴の舞台でもある。気ぃ引き締めていかないとね。
……海上が、会場だって。
んふふ。
あー、くだらな!
『いやー、しかしまあ七人も婚約者がいるだなんて羨ましいなあ。道理で僕がいくらアプローチしてもなびかないはずだよ』
「貴様となら明日にだって結婚してやるよ──が、今はそうもいかん。漆黒宴などというふざけた、醜悪な宴など二度と開催できないようにしてやりたいのだ」
「雪ちゃん雪ちゃん、彼女ってああ言ってるけどさ、実際のところまだ家に帰りたくないとか、そんなことも考えているのかな?」
「えっ? わざわざ私に聞かなくても……まあ、それもあるでしょ。せっかくの青春、謳歌しないと損ってもんだよ」
安心院さん、最近私によく構ってくれるんだよね。やっぱり私が端末なのが影響してるのかな?
……いや、そういうのじゃなさそう。多分この人のことだし、みんなに平等に構いまくってるんだろうな。
「三年前の宴の出席者は、私の父を含めて全員亡くなったんだっけ?そう考えると、確かにこんな宴はない方がいいね」
「そう──まあ何にしても、まずは勝たねば話にならん。黒神めだかの新たなる、婚約者達に勝たねばな──」
めだかちゃんが扉の前に立つと、ガシュガシュと無機質な音を立てて、扉のロックが一つずつ外れていく。そして数秒後、完全にロックが外れて開いた扉の向こうへと、めだかちゃんは踏み入れようとして──。
足を接地させる直前で、床に男が寝そべっていることに気が付いた。
「なっ……うおおおっ!?」
めだかちゃんはギリギリで足を戻して、人を踏むのを回避した。踏んであげてもいいと思うんだけどな。
「あ〜〜〜これは残念です、後一歩のところで踏んでいただけませんでしたか。この潜木怪儡悔恨の極みです黒神めだかさま。私の如き卑しい分家の下賤な動物は、高貴な本家の麗しいおみ足で踏まれることが至上の悦びですのに」
「うひぃ……」
……気っ持ち悪い〜! 何だこいつ、こんな奴をめだかちゃんが踏む必要なんてないよ!!
いや……キャラとして見てた時は好きだったけどさ。実際目の前でそんなこと言われると流石に嫌悪感が勝つぞ。
『雪ちゃん、ちょっと耳を塞がせてもらうよ』
「んえ? ああ、うん、ありがとう……」
別にいいのに……いや、やっぱ気持ち悪いからいいや。お兄ちゃんの優しさに甘えるとしよう。
「な……何だこいつ? 新手の変態か!?」
「変態? ありがとう、最高の褒め言葉です! 鶴喰家代表鶴喰鴎くん、お礼にいいことを教えてあげましょう。変態はあと五人いる」
変態1号──傀儡くんが背後を指し示す。そこにはこれまたキャラの濃さそうな奴らが五人控えていた。
「変態2号寿蜃気郎! 好きな幼女は八歳です!」
「変態3号桃園幻実! 二次元が好き! 四次元ポケットより二次元ポケットが欲しいなあ!」
「変態4号贄波錯悟……血……まみれの女の子が好き……だったりして……」
「変態5号叶野仮輝! 眼鏡っ子が好きです! むしろ女子は全員眼鏡置きです!」
「変態0号杠偽造。パンがなければ、パンツを食べればいいのに。」
──うへ……気持ちわるっ。お兄ちゃんが耳を塞いでくれているとはいえ、多少は言ってること聞こえちゃうしな……困ったもんだ。
『はい、もういいよ雪ちゃん。どうやら彼ら、めだかちゃん達に負けず劣らずの変態みたいだ』
「なっ……馬鹿言うな球磨川!! 私は脱ぐのが好きなのではなく見られるのが好きなのだ!!」
「そうだよ球磨川──禊さん!! 女子の上靴が好きなくらい普通だって靴下ならまだしも!!」
『ほらね?』
変態しかいねえのかこの船にはよ。
「──でもさ、みんな婚約者のことを気持ち悪がってるけど、もし万が一億が一兆が一負けちゃったら……めだかちゃんは奴らの誰かと結婚するんだよ? ふざけてる場合でもないんじゃ……」
こういう風に話を進めるのも忘れずにやっておこう。時間かけ過ぎると本物が来ちゃうかもしれないし。
「ちなみに夫婦になった暁には、毎朝私で踏み台昇降をしてもらいます」
「心配するな、お前ならきっと元気な幼女を産める!」
「プレスで潰せば、いい二次元になりそうだ……」
「血まみれ……ふふ、血まみれ血みどろ血だまり……」
「裸眼でも気を落とさないで! 伊達眼鏡には伊達眼鏡の良さがありますから」
「朝はパン派? それともパンツ派?」
うっわあああ。うわ、うーわ。仮輝くん以外全員きしょ過ぎる。何だよ「元気な幼女を産める」って。ムキムキな奴がそんなこと言うな、犯罪チックだろうが。
つーか、まるきり犯罪だよ。
「……負ければ結婚、つまり勝ってしまえばいいのだ。こんなに簡単な方法もなかなかないだろうよ」
「ん? ああ、まあそうですね。でもこの漆黒宴、優勝して殺された人もいますからね、ほらあの鶴喰梟って人──」
「ッ!? 貴様! それは一体どういう意──」
そんな風に怪儡くんの挑発にめだかちゃんが乗りかけたところで、二人の間を武器子ちゃんの槍が遮った。槍っていいよね、かっこいい。
「勝手におっ始めないでくださいよ──第二回漆黒宴の説明、始めてもよろしいですね?」
「……ああ、構わん」
「ええ、構いませんよ」
「それでは……基本的に今回の漆黒宴は6対6の勝ち抜け戦です。勝負の内容は何でも構いません。知力・体力・時の運──何でもいいので、先に6勝したチームの勝利です」
前々から思っていたけど、戦挙戦の会長戦とルールが似てるよね。ほら、あれだよあれ、『人間比べ』。
「鶴喰チームが勝った場合は黒神めだかに連なるあらゆる婚姻関係が破棄され、変態チー……分家合同チームが勝った場合は、続けてその六人で決勝戦を執り行います」
「……つまり今から始まるのは予戦ですか。となるとあまり手の内──足の裏を見せたくありませんね。さて、出場順はどうしましょうか……」
「あっちに比べりゃこっちは気が楽だね、めだ姉。こっちはこれが決勝だから順番に戦略なんていらないし、実際に血も涙もない戦略兵器みたいな人が二人もいるんだから」
「雪ちゃん雪ちゃん、今の『血も涙もない戦略兵器』って暗に僕達のことを仄めかしたんだと思う?」
「え? どうだろう、絶対違うんじゃないかな……」
鴎くんったら失礼しちゃうな、血も涙もあるっつーの。流すところ目の前で見てたでしょうに。
なんてことを考えていたら、めだかちゃんが口を開いて信じられないことを抜かしやがった。
「……そうだな、順番など考える必要はない──私一人で全て終わらせるからな。貴様達はその辺でくつろいでおけ、その間に全て終わる」
「は!? ちょ、めだ姉なんだよそれ!? 人数合わせで呼ぶんだったら、こんな最強メンバー集めなくてもよかっただろ!?」
「人数合わせだが誰でも良いわけではない。既に七人も死んでいるイベントなのだから、最強かつ不死身のメンバーを揃えるしかなかろう」
「……私に『助けてくれ』って言ったのに、一人で戦うわけ?」
「ああ、ありがとう、助かったよ──私の親友である貴様に不甲斐ないところは見せられないからな、これで程よく緊張感を持って戦える」
……んだよ、そんなことで呼ばれたの? いや別に、呼ばれないでも来るつもりだったけどさ、それはないでしょ。
「まあ極端な話、あの中に前回の出場者全員を皆殺しにした殺人犯がいてもおかしくないからな。念には念を入れたのだ」
『おいおいめだかちゃん、それはちょっと話が飛躍しすぎじゃないのかい?いつもの「上から目線性善説」はどうしたのさ』
「そんな奇怪な主義を持った覚えはないが、まあ確かに飛躍だよ。しかしそれでも、やはり用心するのに越したことはない。いざとなれば、雪に書き換えてもらえば──」
あっ。
その、えっと……。
──しょうがない、今のうちに言っておくか。
「その、期待してもらってるところ悪いんだけど……今の私、斬り変えて治療ができなくなっちゃって……」
「──そうなのか? 初耳だったな……ちなみに、理由を聞いてもいいか?」
「うん。ほら、『改稿斬昧』って過負荷寄りのスキルだからさ、この前のアレで幸せになったから、効果弱まっちゃって」
「なるほどな、確か『改稿斬昧』は斬って切り替えるスキルだから、効果が弱まった結果最初に斬るダメージが治療する力を上回ったと、そういうわけか」
「そうそう。だから治療だけは出来なくなっちゃった。他のことはまだ出来るんだけどね……」
幸せになるってのも考えものだね。まさかこんな風にツケが回ってくるとは……おかげさまで私の「改稿斬昧」は「劣化改稿斬昧」に早変わりだ。ちくしょう。
……お兄ちゃんとお揃いだ。んふふ。
「──まあ初めから、あまり頼るつもりもなかったからな。特段問題はあるまい。それと、成功報酬は何もせずとも払わせてもらうから安心してくれ」
大丈夫だ、私なら堪えられる。めだかちゃんに任せておけば、何とかなるんだから──。
「その代わりもしものことがあったら、学園に帰って善吉に伝えてやってくれ。貴様の幼馴染は勇敢に戦ったと──」
──ふざけんな。
私は感情のままに、めだかちゃんの動きを止めるために跳びかかった。合わせるつもりとかはなかったんだけど、同じタイミングでお兄ちゃん・安心院さん・半袖ちゃんも跳びかかってた。
「なっ……貴様達、何のつもりだ!?」
『あはははめだかちゃん、そりゃないよお。こんなとこまで連れてきといて──それに僕達みたいなひねくれ者に、そんなこと言っちゃ駄目だってば!』
「そうそう、戦うなって言われたら戦いたくなるし、戦いたがってる奴を見たら水を差したくなるのがあたし達なんですから☆ あひゃひゃ☆」
「そうだそうだ! そもそも助けてっつったのはそっちなんだから、大人しく助けられておけばいいんだよ!」
「そうだよ、それにめだかちゃん。きみのために戦いたいのは、きみのために戦えて嬉しいのは、何もきみだけじゃあないんだぜ?」
それぞれがめだかちゃんに一言物申した後、一歩前に進み出たのは安心院さんだった。私の方を見てニヤついてやがる。
……ここを見に来たのもお見通しかよ。まったく、敵わないなあ。でも、いつかは勝ってやる。
「というわけで、先鋒は僕だ。しかし7932兆1354億4152万3225個の異常性と、4925兆9165億2611万0642個の過負荷、合わせて一京2858兆0519億6763万3867個のスキルを持つ僕なんかが完全体になったところで、精々六連勝するのがやっとだろうけどね──捨てキャラになりたい奴からかかって来な。と言っても僕は器がちっちゃいから、どんな不利なルールでも呑むくらいのことしかしてあげられないぜ♡」
さて、心して見ておこうか。
私の憧れであり、目標でもある彼女の勇姿を。
「五秒です、五秒以内にあなたを倒すと予告しましょう」
「へえ……思ったよりは楽しめそうだね。リミッターを2……いや3まで外してみるか」
「今の戦いでデータは揃った、私の勝率は97%。なぜならお前の戦い方には致命的な弱点がある!」
「お見事……しかし悲しいかな、僕と戦う前に負けておけばよかったときみは後悔することになるよ」
「やれやれ、まさか私を引っ張り出すとはね。こういう時のために『あれ』を用意しておいてよかった……」
「人生はパンツと同じだ。儚くともまた美しい!」
刀を精製するスキル「見囮刀」影を斬るスキル「闘影の尻尾斬り」肉を斬らずに骨を断つスキル「裁人の手技」命中のスキル「狙数増」一振りで二回斬るスキル「二重走」斬ったら爆発するスキル「大爆傷」追加攻撃のスキル「二の腕三の剣」居合のスキル「健脚の抜き足」刀が曲がるスキル「ひねくれ者」刀を遠隔操作するスキル「想査剣」刀傷が自動増殖するスキル「創傷」刀と同化するスキル「死なば諸友」絶対斬のスキル「これっきりの厄足」刃の長さを変えるスキル「八刀身」どんな刀でも妖刀にするスキル「正恣意妖刀」曲斬りのスキル「舞踊剣」原子を斬るスキル「骨盤号」刀を盾にするスキル「腰のものを盾にする」斬った相手を酔わせるスキル「酔剣」残像剣のスキル「分刀身の術」三回斬れば対象のスキルを封じるスキル「三度目の消自棄」かすり傷が致命傷になるスキル「悪化傷」武器を消すスキル「滅を背負う」刀身を見えなくするスキル「隠身不通」どんな物体でも剣化するスキル「剣化両成胚」剣の重量が自在のスキル「剣重足帝」滅多斬りのスキル「定滅多標的」刀が悲鳴をあげるスキル「とろけた慟哭」刀が成長するスキル「聖挑戦」鎧を斬るスキル「勝って兜の緒を切断」斬ったダメージが対象の愛する者に飛ぶスキル「愛の大掌」全方位同時斬撃のスキル「多手多様」斬らずに斬るスキル「無病死」剣速のスキル「足度違反」斬った相手を刀にするスキル「人類刀化」武器を入れ替えるスキル「武器口噛」後の先を取るスキル「居待ち時間」斬った物体の情報を得るスキル「剣康身断」剣を巨大化させるスキル「体剣断」第三の手で斬るスキル「剣士の禁じ手」彫刻のスキル「仏作って魂入れず」刀剣遠隔操縦のスキル「児童操縦」斬った相手の血液を沸騰させるスキル「瀉血消毒」刀で檻を作るスキル「前人未刀監」二刀流のスキル「双肩術」己を斬ると刀がパワーアップするスキル「身斬り発車」斬った相手を石化するスキル「石の上にも執念」刀が戦い方を教えてくれるスキル「武指導」刀を合体させるスキル「合成樹指」刀が血を流すスキル「流血倫理」剣と会話ができるスキル「言葉は武器の手形」鞘で斬るスキル「恋の鞘痕」柄で斬るスキル「柄見本」必ず折れるが威力絶大のスキル「下手な剣士も一度は名剣」刀を変色させるスキル「血色」格好いい台詞と共に斬ると威力が上がるスキル「鞘走りより口走り」刀身に触れると体力が回復するスキル「疲れ知らず」六本の剣を弾丸にするスキル「弾眼剣」刀に神経を通すスキル「刀剣神経」対象武器破壊のスキル「へしきり叫べ」障壁をすり抜けるスキル「殺陣尽くす」刀傷を腐らせるスキル「腐論理性」自然体のスキル「自護精神」持ち主の代わりに剣がダメージを受けるスキル「肩側離」切腹のスキル「死刑執刀」剣をぐにゃぐにゃに柔らかくしてぐねるスキル「粘性の剣」斬った相手の欲を奪うスキル「煩悩転がし」とどめのスキル「敵度な腕前」刀身修復のスキル「無事これ命剣」光の剣のスキル「光率的刀身」空気を斬るスキル「空胴斬り」木刀のスキル「未だ木鶏足りえず」斬りたいものだけを斬るスキル「血は水よりも薄い」斬った対象を記録するスキル「斬録」剣戟弾幕のスキル「瞳孔隠し」星を斬るスキル「剣を翻せば星雲を斬り剣を覆せば流星雨を斬る」真剣白刃取りのスキル「需要体」剣の所有者の技を使えるスキル「借知剣」斬った直後に修復されるスキル「斬っても斬れない仲」剣を擬人化するスキル「剣者」挟撃のスキル「破砕身」平衡感覚を斬るスキル「斬半規管」斬った回数に応じて剣の形が変わるスキル「改吸剣」適度なダメージを与えるスキル「お安い手加減」感情を剣に乗せるスキル「気乗な構え」隙を消すスキル「一刀骸」手裏剣のスキル「手の裏を返す」剣圧を飛ばすスキル「人を呪わば風穴二つ」生命以外を斬るスキル「命をおおごとに」殺人剣のスキル「絶命が条件」身体を刀にするスキル「自刀本題」遙か上空から剣を降らすスキル「刀下錐体」微塵切りのスキル「斬り砲台」概念を斬るスキル「基本概念の大網」経験値放棄のスキル「私は勝利以外欲しくない」峰打ちのスキル「殺気も軋轢に伏す」振らずにいるほど威力が増すスキル「飛び斬りの一閃」どんなに切っても死なないスキル「急所外し」剣に酔うスキル「思い上がり」残心のスキル「鬼気管理」
防御不可能のスキル「たどたどしい拳」利き腕交換のスキル「両手に花」間合把握のスキル「末端距離走」愛撫のスキル「殴愛」ダメージをキャンセルするスキル「毛頭に戻る」体重を散らすスキル「散重心」急所を突くスキル「人の一差し」歩法のスキル「足並みを揃える」リミッターを解除するスキル「人間的特異点」フェイントのスキル「手品師の左手」相手の打撃を予測するスキル「知識の方向」威力をずらすスキル「威力細胞害」後ろを取るスキル「背中這わせ」動体視力向上のスキル「誰かさんが転んだ」殴って気持ちを伝えるスキル「肉体言語」乱れ撃ちのスキル「溜息呵成」肌で感じるスキル「玄人肌視」壁に立てるスキル「肩肘貼らない」カウンターのスキル「節明責任」打撃を浸透させるスキル「痛信内臓」無傷のスキル「遺体損壊」回転のスキル「手回し蹴り」肉体を最適化するスキル「生理整頓」敵を見切るスキル「朧蔑視」神経強化のスキル「護神経」疲れを消すスキル「疲れない心臓」三倍の経験値を得るスキル「散肺貰い」打撃のリズムが歌になるスキル「殴援歌」飛翔するスキル「闘士の翼賛」殴るごとに相手の五感を奪うスキル「五感性」わざとダメージを受けるスキル「一手故意」死角を消すスキル「開闢六十度の視界」ダウン禁止のスキル「無意味な激励」反撃不可能のスキル「一方的な一撃」空振りしないスキル「歯擦無し」果し合い強制のスキル「一対一体」ダメージを与えず痛みだけ与えるスキル「痛い系」無酸素運動のスキル「深い紋殺」見ずに戦えるスキル「眼を閉じれば見えるもの」空中戦のスキル「常勝理由」水中戦のスキル「反溺死」限界を超えて戦うスキル「馬鹿者には限度がない」心臓の鼓動を操縦するスキル「ご随意に」一度浴びた攻撃は二度と浴びないスキル「免疫効果」報酬を放棄することで力を倍化するスキル「この手に得るものなし、この手から消えるものもなし」敵が武器を持っていると強くなるスキル「不利要塞拳」対象と同じダメージを受けるスキル「同時情映」全体攻撃のスキル「鎧袖一食」コンボのスキル「猛打傷」精神を殴るスキル「精神叩き」戦闘が間延びしないスキル「短気決戦」パワーチャージのスキル「小臼歯」技を封じるスキル「禁じ手」照準を定めるスキル「照準核」拳で切り裂くスキル「薄霧拳」引き分け回避のスキル「拳闘の仲直り」予測不可能な一撃のスキル「奇想憤慨」身代わりのスキル「傷跡はよろしく」相手の動きがゆっくりに見えるスキル「緩覚器」フェアプレイのスキル「反則指定」先攻のスキル「先出しじゃんけん」後遺症を残すスキル「命に別状がないだけ」敵の全力を引き出すスキル「真拳勝負」敵が強いほど強くなるスキル「髪展途上」緊急避難のスキル「反射舞踊」作戦看破のスキル「御身透視」瞬間移動のスキル「足しげく通う」動きを止めるスキル「身じろぎ一つ」倍のダメージを受ける代わりに三倍のダメージを与えるスキル「壊死三倍化」殴られるほどやる気が出るスキル「胃袋叩き」戦闘に条件を設定するスキル「条件付き拳理」俯瞰のスキル「陣考衛星」一回前の攻撃をキャンセルするスキル「私だけは待ったあり」運動力学無視のスキル「非学者論に負けず」気合いで強くなるスキル「怒突合」動作音を消すスキル「忍び体」復讐のスキル「こっちが殴ったら終わり」ダメージ貯金のスキル「痕払い」お互いの技を交換するスキル「お前が使え」やり返すスキル「反撃必殺」足技特化のスキル「手ですることを足でする」鍛錬を前借りするスキル「精進はまた今度」防御力と攻撃力を交換するスキル「紋首交態」大陸砕きのスキル「五体陸満足」タフネスのスキル「体休紐」精密打撃のスキル「毛砕欠陥」奇襲のスキル「間髪相容れず」リラックスのスキル「人唇」手数過多のスキル「意識不明の重体」不可視攻撃のスキル「停視信号」ベストな動きをイメージするスキル「理想像」頭突きのスキル「賢者の石頭」遠当てのスキル「怨敵は遠くにありて殴るもの」痛くはないけど痒くはある打撃のスキル「痛痒門」これまでの対戦相手の技を使用するスキル「人生経験段」オーラが見えるスキル「雰囲気者」技を秘すスキル「とっておきの王技」まぐれを再現するスキル「奇跡は何度でも」決着のスキル「あっけない決まり手」再戦を受け付けないスキル「負け犬お断り」
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怪獣になるスキル「獣軟な姿勢」爪を伸ばすスキル「異爪棚」狩猟本能増大のスキル「猛獣我利」猫耳を生やすスキル「猫の耳も借りたい」首を伸ばすスキル「轆轤首」目を増やすスキル「地獄の一兆目」舌を増やすスキル「舌根回し」殻を作るスキル「喉が殻々」牙を伸ばすスキル「無垢な牙」心臓を増やすスキル「多心房多心室」何でも食べるスキル「喰吐器官」性別変化のスキル「男尊女敬」猛毒を吐くスキル「毒率骨格」腕を増やすスキル「腕が鳴る」足を増やすスキル「歩く足には泥がつく」乾眠するスキル「完眠」脳を増やすスキル「脳だらけ」筋肉増大のスキル「少年肉」翼を生やすスキル「翼を粉砕」翅を生やすスキル「混虫頭観」顔を増やすスキル「体内面相」両手を鋏にするスキル「手技による蟹鋏」角を生やすスキル「同異角」尻尾を生やすスキル「生えている」皮膚を鱗化するスキル「目から鱗が出落ち」警戒色のスキル「血の色に染まれ」泡を吐くスキル「泡れな人生」年齢変化のスキル「若手の甲」保護色のスキル「発想の避役」体内時計のスキル「私の中では五分前」洗脳のスキル「脳と言えない」記憶のスキル「記憶操失」嗅覚発達のスキル「鋭嗅覚」蛇になるスキル「一心胴体」野生の感のスキル「激野生」動物と会話するスキル「文節動物」複眼のスキル「不祥事に目あり」蔦を生やすスキル「蔦笑わない愛情」身体をドリルにするスキル「巻き困れやすい人」群れを作るスキル「群衆真理」粘性の糸を出すスキル「粘膜粘糸」同化するスキル「葬礼が同化」下半身が魚状になるスキル「人魚の肉球」脱皮のスキル「肌飢餓餌」ウイルスになるスキル「私達不在」身体分解のスキル「分解脳」胃液で溶かすスキル「酸性の人は戦慄」天使の輪を作るスキル「天輪現掌」血清を作るスキル「無血清革命」臍を増やすスキル「臍は茶を沸かさない」液状化するスキル「液状化した肉」縞模様になるスキル「白黒眼」分裂するスキル「後天的な双子」粘液を吐き出すスキル「粘ならない液体」骨を伸ばすスキル「一将功成りて万骨萌える」威嚇のスキル「大吠え」血を吸うスキル「窮血鬼」抗生物質を作るスキル「複利抗生」化石になるスキル「石が流れてこの身が沈む」睨みつけるスキル「発砲睨み」自切のスキル「自切の披露」手先を鎌状にするスキル「頭弄の満点」脂肪増減のスキル「脂肪算」鶏冠を生やすスキル「鶏肋の王座」内臓操作のスキル「皮一重」軟体のスキル「母なる海体」地面に潜るスキル「土踏まず」針を生やすスキル「指針渦状」棘を生やすスキル「棘皮権」触手のスキル「蛸は身を食う」全身が口になるスキル「大きな口」吻を作るスキル「吻合粉身」縄張りのスキル「手に取る領域」吸盤を作るスキル「呼吸盤」九種の息を吐くスキル「小粋な死体息」肥大化のスキル「不動の大撲」根を張るスキル「腐らない性根」鰓呼吸のスキル「吸呼伝」毛皮のスキル「毛皮なし」二段変身のスキル「脊髄階段」嘴を生やすスキル「朽ち橋を叩いて渡れ」鰭を生やすスキル「腹幌鰭腯」栄養補給不要のスキル「絶飲絶食」髪質硬化のスキル「白髪燦然状」脳内麻薬のスキル「自分の脳に効いてみろ」鱗粉のスキル「剥蝶の瑞膿」甲羅のスキル「亀は甲羅に似せて落とし穴」水かきを作るスキル「水躓我」肺活量のスキル「肺胞戦肺」丸呑みにするスキル「酔いどれ燕」咀嚼のスキル「噛み砕いて教える」無限軌道のスキル「芋虫の道程」外骨格のスキル「骨肉標本」寄生のスキル「第四寄生」共感覚のスキル「指導共感」炎を吐くスキル「舌火になる」繭のスキル「繭唾の首肯」生物を侵食するスキル「 蠇動幽門」肉体を機械化するスキル「機械文命」人間になるスキル「人間」
神になるスキル「過身様ごっこ」悪魔になるスキル「飽くまで遊び」答えを知るスキル「模範記憶」敵より強いスキル「無様な背比べ」夢落ちにするスキル「現実がちな少女」無限を操るスキル「無人造」因果混乱のスキル「冷や水で手を焼く」敵を味方にするスキル「昨日の敵は今日の奴隷」地獄を呼ぶスキル「豪華地獄をご招待」失敗しないスキル「失態失敗」時を操るスキル「時感作用」バックアップを取るスキル「私の代わりはいくらでも」カリスマのスキル「蹴愚政治」名前を奪うスキル「名乗るほどのものではない」命名権のスキル「名を名乗れ」無を従えるスキル「伊達の素足もないから起こる」巨乳になるスキル「脅威の胸囲」次元を超えるスキル「次元喉果」他者の経験値を奪うスキル「弓矢に選ばれし経験者達」生命を与えるスキル「巣食いの雨」他者を吸収するスキル「人間掃除機」魔界へ行くスキル「魔界予告!」対象をレベル1に戻すスキル「帰路消失」卵を産むスキル「卵々と輝く瞳」永久世界のスキル「いつまでも史話合わせに暮らしました」潜在能力を引き出すスキル「勿体ない資質」言葉が実現するスキル「有言実現」千里眼のスキル「目の届く場所」地獄耳のスキル「話は聞かせてもらった」替え玉のスキル「馬鹿めそれは偽物だ」生殺与奪のスキル「存亡」自爆するスキル「有数の美意識」戦争を起こすスキル「手書きの架空戦記」記憶に残らないスキル「忘脚」因縁無効化のスキル「生合成無視」殺し合わせるスキル「殺人協賛」大量増殖するスキル「舌禍は衆に敵せず」ブラックホールを操るスキル「穴崩離」ステージを選べるスキル「選択の夜討ち」生まれ変わるスキル「収監は第二の転生なり」確率操作のスキル「確率隔離食感」パラメーター操作のスキル「自由自罪」世界創造のスキル「頓智開闢」歴史を変えるスキル「歴史的かなり遠い」生命を合成するスキル「禁断の錬金術」弱点消去のスキル「若輩者の弱点」弱点付与のスキル「溺愛を込めて」リテイクを出すスキル「思いやり直せ」見たら死ぬスキル「即視」時間旅行のスキル「時系列崩壊道中膝栗毛」身体を乗っ取るスキル「全身全霊に転移」予言のスキル「真実八百」スキル強奪のスキル「鹵獲膜」座標操作のスキル「王の座標」受胎のスキル「成功者の後継者」不死のスキル「死なない遺伝子」人格を作るスキル「美調整」死人を操るスキル「行進する死体」より強いものに勝つスキル「数値黙殺」宇宙を作るスキル「生まれたての宇宙」大進化を操るスキル「軽い足取り」消滅のスキル「目障りだ」終戦のスキル「競争排除息」人間を改造するスキル「お気の無垢まま」死んでも戦い続けるスキル「死者会」偉人召喚のスキル「故人的な意見」例外を設けるスキル「起立気を付け異例」天罰を下すスキル「天伐敵面」勝負を切り上げるスキル「頂点衷死」生贄のスキル「逃げ出した人達」遺言を残すスキル「死んでもなお現在」幽霊化するスキル「ぼやけた実体」空間歪曲のスキル「掌握する巨悪」占いのスキル「敵衷率」キャパシティのスキル「懐が深海」拠点を築くスキル「不思議の国の蟻の巣」地の文に干渉するスキル「神の視点」兵隊を指揮するスキル「驚愕私兵」思想感染のスキル「影の影響力」結界を張るスキル「防御爪」運命支配のスキル「命令配達人」森羅万象のスキル「全血全能」暗黒物質を操るスキル「晦冥住み」封印のスキル「寝室胎動」法律制定のスキル「頬規制」成長停止のスキル「不老所得」物質具現化のスキル「控え目に描いた勿論」座ったまま戦うスキル「座して勝利を待つ」魂を吸うスキル「吸魂植物」迷宮制作のスキル「ためらい傷の宮殿」再生のスキル「蘇生組織」神殿召喚のスキル「別想地」後光が差すスキル「光ある者は光ある者を敵とする」最初からやり直すスキル「質問を繰り返す」生命燃焼のスキル「最後の最後の手段」単に強いスキル「人間強度」人体を操るスキル「不自由な体操」心を操るスキル「心神操失」スキルを使い熟すスキル「目一杯」スキルを使わないスキル「実力勝負」
「そして最後に、スキルを数えるスキル『指折り確認』。」
──ありえない。
「刀剣系スキル×100、格闘系スキル×100、魔法系スキル×100、精神系スキル×100、生物系スキル×100、ボス系スキル×100。へー600個か、使ったもんだ。どちらが勝ってもおかしくない名勝負ばかりだったぜ」
『……あれが完全版安心院さん、通称完全院さんなわけだけど、めだかちゃんあれ勝てる?』
「無理無理無理無理絶対無理! 何一つ悪いことしてないけど土下座する!」
『だよねえ、普通は……というか、異常でもそう思うだろうさ。なのにこの子は本当に──まるで憧れを直視したみたいな顔をしてやがる』
ありえない、ありえない、ありえない……! うわー……! 本当に600個だよやっぱり凄いよ安心院さん最高! かわいい! かっこいい!!
「本当は漆黒宴にちなんで459個に抑えたかったんだけどなー、何やら物欲しげなちびっ子がいたもんだから、ついつい張り切っちゃった!」
安心院さんは私の方を向きながら、ピースをしつつ、パチリとウィンクを一回してくれた。まぶたから星が出たけど、☆ミって本当に出せるんだ……やっぱりスキル使ってるのかな。
そんな細かいところを気にしてたら、安心院さんは突然武器子ちゃんに話しかけ始めた。あと何回かウィンクしてくれてもいいのに。
「ところで月氷会の兎洞さん──余興は終わったんだから、さっさと本物の婚約者を呼んで来たらどうなんだい?」
「え……!? 本物の婚約者って、安心院さん、それじゃあ今の六人は……?」
「なんだよ、気付いていたのは僕だけかい? だとしたら素直すぎるだろきみ達」
「はいはい! 私気付いてたよ!」
「僕の端末なんだからそれくらい気付いてもらえないと困るんだよ。とはいえ何もないのもアレだし、ご褒美に後で褒めてやるぜ」
むー……距離感近くなって取っ付きやすくなったけどさ、なんか私のこと子供扱いしてくるんだよな。端末だからって別に子供ってわけじゃないのに。
「ともかく、こいつらは影武者さ。大方こちらの実力を計るためとかで、本物の六人がかませてきたんだろうよ」
「……きっと、こいつらも相当な実力者だよね? 私の勘が狂ってなければ、それこそ学園の中では出会えないくらいには」
「ええ、まあ……そうですね。騙したことは謝りますけど、しかしこちらとしては影武者の参戦を断れなかったんですよ。ほら、あなたがたも部外者ばかりの参戦ですし」
武器子ちゃん、意外と苦労人だよなあ。あっちからもこっちからも板挟み……上手く立ち回らないと、すぐさま四面楚歌なんだから。
……そうならないためにも、飯塚くんと孤呑ちゃんを音もなく倒せるくらいに強くなったのかな? それならなんか納得いくかも。
「安心院さん、まさか私に無駄な戦いをさせないために、わざわざ先鋒を……!?」
「いや? それはただの嫌がらせだけどね?」
「……悪ガキめ」
めだかちゃんが悪ガキって言った途端、安心院さんが凄い顔をした。面白いよね、あんなに超人然としてる人が人並みに動揺してるの。
「……ただね、本物の皆さんが影武者を代変に立てたのは、別に実力測るとか警戒してとか、そんな理由じゃないんですよ別に」
「そんな理由じゃないって……おいおい、じゃあなんで本物はここにいないんだよ」
「……いえ、その……」
安心院さんの問いかけに、武器子ちゃんはものすごくバツの悪そうな顔を浮かべた。うーん……まあ、そりゃあ言えないよねえ。だって──。
全員寝坊で、遅刻してるんだから。
私達はその後甲板に上がって、こともあろうにパジャマのまま漆黒宴会場に来やがった──ここでは敢えて名前は出さないが──めだかちゃんの本物の婚約者達と合流した。
「んなっ……六人の婚約者が全員女の子……!?」
「ふあー……あれ? なんか全員甲板に上がってきてますよ。ひょっとしたらもう、影武者連中全員六人共負けたんじゃないですか?」
「……だから男は、使えない……」
六人のうちの甚兵衛を身に纏った子と、缶コーヒーの缶を食べている凶悪なロリがそんなことを言っていると──すぐさまうちのお兄ちゃんが噛みついた。
『おいおいきみ達、今頃到着してなに余裕ぶってるのさ。代返だろうが代理だろうが影武者だろうが、その通り僕達はもう六連勝しちゃったんだぜ? これでもう漆黒宴お開きだろ? おうちに帰って二度寝でもすれば?』
お兄ちゃんはあいも変わらず、人を小馬鹿にしながら、へらへら笑って言いにくいことをズバッと口にする。敵を作る話し方が上手くていいね。
ただまあ、これは私の好みの問題だから、やはり好ましく思わない人もいるわけで──この場合は婚約者の人達だね。流石に若干イラついてそうだった。実際に一人は日本刀を持ち出してるし。
しかし凶悪ロリが日本刀の子の動きを制止した……凶悪ロリって字面、結構酷いな……。
「待てい、あやつの言うことも一理ある──しからば証明するしかなかろうて。あんな影武者六人合わせても、吾輩達の一人にも足りないことを。」
……さて、もういいかな。うし、全力でやるか。あれはもう見切ってる。だから、うっかりここで、私が全員倒しちゃっても問題ないよね?
いざ、尋常に──勝負。
「……消息不明?」
「ええ、完全に消息不明です──黒神めだか・安心院なじみ・不知火半纏・不知火半袖・球磨川禊・球磨川雪・鶴喰鴎──以上七名、今日でかれこれ一週間所在がつかめておりません」
──消息不明? 他の面子はともかくとして、あの雪ちゃんが?
ありえない。
「まああの人達のことですから、心配はいらないでしょうけどね。一応ご報告だけでもと思いまして。では次の議題ですが──」
「いや、それは後回しだ。その七人を助けに行くぞ」
立ち上がって生徒会室を出て行こうとする善吉くんに、ぼくも追従しようとする。しかしクソ真面目な新しい書記──虎居砕くんは許してくれなさそうだった。
「……は!? ち、ちょっと!! 会長!?」
「戦ってるとかトラブってるとかならまだしも、あんな目立つ連中が揃いも揃って『消息不明』ってのは明らかに異常事態だ。ひょっとすると、何かあったのかもしれない」
「そうそう。それに、色々と有利に立ち回れるはずの雪ちゃんが帰ってきてないってことは、結構な大事かもしれないよ」
色々と有利っていうのは、ほら。この世界の知識を持ってるらしい雪ちゃんが、その辺のやつに負けるはずないじゃん?
それなのに帰ってこないってことは……中々やる相手だったのか、予想外の何かがあったかの二択。いやまあ、知ってても勝てない相手だったとかもあるけどね。
「ひょっとすると……? かもしれない……!? まさかそんな理由で公務を投げ出して学園の外に行こうというんですか!? 人吉善吉! あなたは箱庭学園の生徒会長なんですよ!?」
うーん、まあ虎居くんの言うことにも一理ある……というより、この場合は彼女が正しいんだよね。責任ある立場の人間が、曖昧な理由で動くわけにもいかないし。
しかし虎居くんは一つ見落としてるよ。
「もちろんそうだ──だからこそだろ? 学園の生徒が七人も消息を絶ったんだ、ここで動いてこその生徒会執行部だぜ」
「いえ! あなたは黒神前会長の理念を否定して当選したはずです! そのあなたがここで人助けに走ったら、政権公約に反します! あなたに投票してくれたみんなの信頼を裏切るおつもりですか、人吉生徒会長!!」
「分かってねーなあ、二年十組虎居第一庶務。俺的にはここで行かない方がみんなに対する裏切りなんだよ。『めだかちゃんのそばにいる』──今も昔もそれだけが、俺の掲げるマニフェストなんだから」
……んふふ、虎居くんもこれは流石に黙らざるを得ないみたいだね。ひとまずこれで、説得はおしまいかな?
よしっ。それじゃあみんなを助けに行こうか。ここ最近人助けにも慣れてきたところだから、ここらで一発人命救助と洒落込みましょう。
──箱庭学園第百代生徒会執行部第二庶務、球磨川雪の初陣だ。
期待に応えられるよう、頑張らなきゃね。