ひろがるスカイ!プリキュア~選択者の継承~ 作:ディロイ・ファントム
白い少女「シャボン・サモン!」
紫の少女「アイス・フィンガー!」
空間内で白と紫の少女が戦っている。片方はシャボン・サモンでシャボン玉の防壁の様な物を作り、もう片方は自身の手を氷を纏わせるアイス・フィンガーを使う。更にその応用で自身に纏わせてる氷を爆破させ、その破片を白い少女に撃ち込む
白い少女「・・・グロウ!」
紫の少女「戦闘スタイルの変更・・・私も昔やったから分かるけど、結構便利よね。それ」
白い少女は赤に染まった。赤くなった少女は紫の少女に突撃していく
紫の少女「オリオンズ・バブル」
ドドトドドドドドドォーン!
赤の少女「・・・」
紫の少女「・・・無策で突っ込むのは御法度。ま、しょうがないか」
赤の少女だった者「む、難しい・・・です」
紫の少女だった者「・・・ま、良いわ。それよりも、お姉さんと買い物行くんでしょ?送ってくわ」
赤の少女だった者「ありがとう・・・ございます」
この空間から出て、ソラシド市に入る。ソラシド市の街で買い物途中の姉に合流するまでの間、2人は少しお喋りをする事にした
紫の少女だった者「所で、おとはちゃんの家族さんは貴女の事を知ってるの?」
おとは「ううん、知らないはず。黒羽さんって確か・・・18?」
黒羽「・・・23よ。今年で24ね」
おとは「最近の大人より、落ち着いてるの」
黒羽「私は貴女くらいの頃からこんな感じよ。何も変わっていない。服のセンスとかも含めて、ね」
おとは「見えてる世界、なの?」
黒羽「見えてる世界・・・か。多分、そう言うのに興味無いんだと思う。それと、一応忠告だけはしとくけど、もし・・・もしも、『プリキュア』を名乗る存在が現れたのなら、1人目がピンチな時に2人目が覚醒するはず。その時まで『これ』を使わない事をオススメするわ」
おとは「分かった・・・あ、お姉ちゃん!」
黒羽「あの人が・・・」
おとは「・・・ッ!」
おとはは姉であるましろに飛びついた
おとは「お姉ちゃん」
ましろ「おとは!?用事は?」
黒羽「初めてまして」
ましろ「貴女は?」
黒羽「私は白月黒羽。おとはちゃんの仲間です。おとはちゃんからは自慢の姉だと聞いていますよ。虹ヶ丘ましろさん」
ましろ「ご、ご丁寧にどうも・・・」
黒羽「?あぁ、そうですよ。貴女の想像通り、今年で18になります」
ましろ「え?なんでその事を・・・」
おとは「黒羽さんは同年代よりも、優秀なの」
ましろ「え?そうなの?」
黒羽「そうとは限らないけどね?まぁ、これでも医療を勉強してましたので。簡単なものであれば治療や精神面の回復等は一通り出来ますよ」
おとは「でしょ?」
ましろ「うん・・・確かに凄い」
パサッ!
ましろ「・・・手帳?」
黒羽「・・・人が落ちてくる?」
ましろ「え?」
3人が上を見上げると青い髪の女の子が降って来ていた。その女の子が騒いでる間におとはが遅いボケをする
おとは「親方!空から女の子なの!」
黒羽「あのね?既に地面にいるから。それに遅い」
ましろ「タァーイム!」
黒羽「・・・貴女のお姉さん、面白いね」
おとは「・・・自慢の姉なの。面白いの」
黒羽「あの子、ソラって言うみたいよ?」
おとは「ソラ・・・所で、空を飛ぶのは楽しいの?」
黒羽「空を飛ぶ?まぁ、楽しいと言えばそうかも」
おとは「手帳はあの子のみたいなの」
黒羽「そうでしょうね。・・・ん?紫の豚?」
黒羽とおとはは外野状態(半分は自分達の意思でなってた)だったが、紫の豚が出現した事でそんな呑気にしてられなくなった
黒羽「・・・あの世界と同じって訳ね。おとは、残念だけど、貴女は姉を連れて逃げなさい!」
豚「ソラ!許さないのねん!お前をボコボコにして!プリンセスを頂くのねん!」
黒羽「成る程、読みは外れたけど、誘拐犯なら容赦し無くても良いから楽ね」
豚「カモン!アンダーグエナジー!」
ショベルカーに黒いエネルギーが注がれ、モンスターへと変化した。・・・何故かモヒカンが乗ってるが
ランボーグ「ランボーグ!」
黒羽「ランボーグ?アカンベェじゃない!?」
黒羽はアカンベェでは無くランボーグである事に一瞬戸惑ったが、すぐに切り替えて戦闘体制にはいる
ましろ「・・・痛った!?夢じゃない!?」
おとは「お姉ちゃん、巫山戯てないで逃げるの!」
ましろ「でも・・・」
ソラ「私は大丈夫です!それより!その子を連れて速く逃げて下さい!・・・時間は稼ぎますから!」
黒羽「・・・私も手伝います!2人は出来るだけ遠くに!おとは!万が一の事があったら後は任せます!」
おとは「分かったの!」
ソラと黒羽はランボーグに対し、生身での戦闘を行う。最初は少し優勢だったが、紫の豚が妨害をした事によりソラはすぐにダウンしてしまう。黒羽も粘れるだけ粘るが、それでもダウンしてしまった
紫の豚「まったく・・・手こずらせやがって」
ましろとおとはは逃げていた。が、追い付かれてしまい、既に八方ふさがりの状態であった
紫の豚「無駄な抵抗は辞めるのねん!さっさとプリンセスを渡すのねん!」
おとは「・・・シャボン」
おとはは怒っているのか、数歩だけ前に出る。そして何かを小声で口ずさんだ
紫の豚「・・・何をしようとしてるかは知らないが、ランボーグ!やれ!」
ランボーグ「ランボーグ!」
ましろ「おとは!」
おとは「・・・サモンッ!」
おとははカウンター(と言ってもこけおどしだが)としてシャボン・サモンを使用した。すると何も無い所からいきなりシャボン玉が出現する。いきなりの事でランボーグは驚き、攻撃せず後退した
紫の豚「なんなのねんお前は!人間じゃ無いのかねん!」
ましろ「シャボン玉・・・でも、なんで・・・」
紫の豚「ぐっ・・・脇役の癖に・・・ランボーグ!やっちまうのねん!」
ソラ「待ちなさい!貴方達の相手は・・・ぐっ・・・」
ソラは守ろうとするが、体が既にボロボロの為、守る事が出来ないでいた。しかも最悪な事にソラのヒーロー手帳が紫の豚に渡ってしまう。それだけならまだしも、その内容を読み上げ、あげくの果てにそれを馬鹿にするのだ
黒羽「やっと追い付いた・・・見た目通り最低な奴ね。ソラ・・・だっけ?内容は聞いたけど、心意気は素晴らしいと思うわ。でもね、今の貴女は相応しく無い。何でだと思う?」
ソラ「えっ・・・と・・・」
黒羽「・・・それはね。・・・どんなに辛くとも、どんなに勝てなかろうと、己を信じ、最後まで抗う。私の見てたヒーロー像とは言え、貴女はそれが!『今』!出来ていない!」
ソラ「ッ!そう・・・ですね。相手がどれだけ強くても、諦めず、最後まで戦う!それが!ヒーローです!・・・ッ!?」
ソラが決心した時、ソラは光に包まれた。そして、それに呼応するかの様にプリンセスと呼ばれた赤子も光を纏った
黒羽「・・・そう、貴女が」
プリンセスと呼ばれた赤子「っ!ぷいきゅあーっ!」
赤子から発射(?)された物をソラはつかむ。その使い方が分かったのか、それともわかってもいたのか。どちらにせよ再度覚悟が決まった様で、端から見ても分かる位には魂が燃えていた
ソラ「ヒーローの出番ですッ!」
ソラから出現したペンの様な物と赤子から出現した丸い物を構え、宣言する
ソラ「スカイミラージュ!トーンコネクト!ひろがるチェンジ!スカイ!」
ソラの周りの空間が変化し、変身が開始される
ソラ「煌めきホップ!爽やかステップ!ハレバレジャンプ!」
スカイ「無限にひろがる青い空!キュアスカイ!」
黒羽「・・・恐れていた事が、実現した。・・・おとは、私は帰るから」
おとは「あ、はい」
黒羽「・・・くれぐれも、扱いには気を付けてね」
スカイ「私・・・どうしちゃったんですか・・・」
ましろ「凄い・・・」
紫の豚「ランボーグ!アイツをやっつけろ!」
ランボーグ「ランボーグ!」
おとは「!?唯のジャンプで、あそこまで跳べるの!?・・・でも、確かにこれなら納得出来るの」
キュアスカイは凄く跳べた事に動揺するも、1秒あるかどうかの時間で我に返り、ランボーグをすぐさま追い詰めていった
おとは「(これ・・・勝てる気がしない・・・と言うかこれ後で黒羽さんに相談した方が良いね)」
スカイ「ヒーローガール!スカイパァーンチ!」
ランボーグ「スミキッタァ・・・」
紫の豚「ひぃ!?カバトントン!」
おとは「・・・逃げたの。意気地無しなの。最低なの」
ましろ「(凄い毒吐くなぁ・・・)」
ソラ「怪我はありませんか!?」
ましろ「貴女も・・・さっきまであんなにボロボロだったのに」
ソラ「私は大丈夫です!」
おとは「・・・とりあえず、全員無事だったの。それで良いし、ここだと目立つの」
ましろ「あ、うん」
虹ヶ丘 おとは
虹ヶ丘ましろの双子の妹である。髪はましろと同じ色をしており、ミディアム。姉であるましろとは仲は良い方で趣味はドラム演奏。自分が「元人間」であり、「現セレクター」である事は誰にも知られておらず、叔母であるヨヨにすら知られていない。他のセレクターには無い、ある特殊な能力を持つ
シャボン・サモン
シャボン玉を大量に呼び出すアーツ。威力は変更可能で、最低出力なら唯のシャボン玉を呼び出す。出力を上げれば爆弾として使用可能。なお、最低出力で使用する時のみ、タウィルである必要は無い