ひろがるスカイ!プリキュア~選択者の継承~   作:ディロイ・ファントム

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スカイランドへ!再会と戦闘

 

おとは「痛たたたたた・・・尻餅ついたの・・・」

 

 

 長い長いゲートをくぐり抜けた先はスカイランドの城内であった。ソラ、ましろ、ツバサの3人は王様を下敷きにしてしまい、おとはは微妙に位置がずれたので床に落ちた

 

 

王妃「お帰りなさい。プリンセス・エル」

 

 

エル「える!」

 

 

 エルちゃんが立ち上がり、下敷きにされている王様を差し置いて王妃様のもとまで歩いて行く

 

 

王様「歩いた!プリンセスが歩いたぞ!」

 

 

王妃「えぇ!」

 

 

おとは「いやお姉ちゃん達は速く退くの」

 

 

 おとはの声で3人は王様の上からやっと退いた。そして、王様と王妃様にアンダーグ帝国の事を含めた今後の話しをしようとする

 

 

王様「そなた達、よくぞプリンセスを取り戻してくれた。深い愛情をもってして我が娘の世話をしてくれた事。心から礼を言う。そなた達が守ってくれたのはあの子の身の安全だけでは無い。笑顔だ」

 

 

王妃「ソラ、ましろ、おとは、ツバサ。あなた達はスカイランドのヒーローです」

 

 

おとは「こんなのでヒーロー扱いされるなら、他の人達の方がよっぽどヒーローなの。・・・だからなのもだけど、なんか、皮肉を言われてる気分なの」

 

 

ましろ「そんな事無いと思うんだけどなぁ」

 

 

ソラ・ツバサ「「スカイランドの・・・ヒーロー・・・」」

 

 

おとは「・・・あ、王様。エルちゃんを攫った輩の事でお話があるの」

 

 

王様「まぁ待て」

 

 

王妃「プリンセスが帰ってくるのを待っていたのは私達だけではないのです」

 

 

おとは「それって・・・あ、もしかして国民?」

 

 

王妃「はい、そうです」

 

 

 それから王様と王妃様は国民に対し、エルちゃんが帰ってきた事を宣言する。それを受けたスカイランドの人達は喜びの声を上げる。その後、別室で再びアンダーグ帝国の事を含めた今後の話しを行う

 

 

王様「何故アンダーグ帝国はプリンセスを狙う・・・」

 

 

 

王妃「あなた・・・」

 

 

 

王様「あぁいや、すまなかった。この件は全て私が預かる。そなた達は安心して家に帰るが良い。親元でゆっくりと体を休め」

 

 

ソラ「プリキュアの力!お貸しします!」

 

 

ましろ「私も!」

 

 

ツバサ「僕もです!」

 

 

おとは「うーん、そうなると私はプリキュアじゃ無いから力を貸せないの。その代わり1人の選択者として、1個人として力を貸すの」

 

 

王妃「しかし、貴女達を危険に」

 

 

ソラ「相手がどんなに強くても、正しい事を最後までやり抜く!それがヒーローです!」

 

 

シャララ「ヒーローか」

 

 

おとは「ッ!?」

 

 

 背後から突然声が聞こえ、おとは以外がその声の主の方に顔を向ける。おとはは警戒して無かったとは言え認知していなかった所から声が聞こえたのでその方向を向いて警戒する

 

 

シャララ「プリンセス、よくぞご無事で」

 

 

王様「おお、戻ってくれたか」

 

 

シャララ「都を留守にしていた間とはいえ、プリンセスをお守りできず……」

 

 

王妃「いいえ、辺境の地の大火災であなたが指揮をしていたそうですね」

 

 

ましろ「・・・誰?」

 

 

ソラ「シャララ隊長ですよ!スカイランドを守るヒーローチーム、青の護衛隊。シャララ隊長はそのリーダー。世界で一番強い戦士ですよ!」

 

 

おとは「(世界最強の戦士・・・多分剣をメインで使うんだろうけど強いとは感じない。間違いなく青タマや幸、リルよりは弱い。ううん。本能が戦いたいって言ってるから最低限私と互角にやり合えるだけの実力はある!)」

 

 

 おとはが目の前の女性、シャララ隊長の強さを感じ取ってる間にソラがシャララ隊長の後ろから抱きしめていた

 

 

シャララ「大きくなったな。ソラ」

 

 

ソラ「はい!」

 

 

シャララ「あれからもう十年になるのか」

 

 

ソラ「はい!」

 

 

ましろ「「(そっか、あの人がソラちゃんの憧れの……ヒーロー)」

 

 

王様「・・・話しの途中だったが、もし褒美が欲しいと言うのであれば出来る範囲でそれを叶えよう」

 

 

おとは「・・・なら、今の私がどれだけの力があるか、確かめたいの!だから、強い人との決闘をお願いしたいの!」

 

 

王様「分かった。では青の騎士団の誰かと戦う事を提案する。シャララ隊長、宜しいですかな?」

 

 

シャララ「問題ありません。・・・君、疲れてそうだったし、明日でもいいかい?」

 

 

おとは「問題無いの。明日はお願いしますなの」

 

 

ソラ「・・・でしたら、私は────」

 

 

 そして次の日、シャララ隊長、ソラと共におとはは騎士団の元へ向かった

 

 

おとは「(おぉ・・・強そうなの・・・この中から戦い放題なのか、それとも強い人1人と戦えるのか・・・どっちにしても楽しみ!)」

 

 

 と、目をキラキラさせていたおとは。だが、ある言葉がおとはの耳に入ってしまった

 

 

ベリィベリー「弱い奴を仲間に入れるなんて反対です!邪魔ですから!」

 

 

おとは「聞き捨てならないの。・・・弱い?何を根拠に弱いと言ってるの?」

 

 

ベリィベリー「お前もそうだ!寧ろお前の方が軟弱者だろう!そんな奴がなんの用だ!」

 

 

 ベリィベリーのその発言を聞いたおとはは、声色を変えて喋り出した

 

 

おとは「・・・シャララ隊長」

 

 

シャララ「なんだ?」

 

 

おとは「・・・私とソラ対あの人とシャララ隊長のタッグマッチを所望します。私達を弱いと言うなら、こちら側がハンデを背負った状態で戦えば、楽に勝利出来るハズですよね?」

 

 

シャララ「・・・良いだろう。では外に行こう」

 

 

 そう言って青の騎士団とソラ、おとはは外に用意してあるフィールドに行く。そしてそのフィールドにソラとおとは、シャララ隊長とベリィベリーが出る

 

 

シャララ「君達は、そこにある物から選んでくれて構わない。勿論持ち込んでいるならそれを使えば良い」

 

 

 シャララ隊長は剣1本、ベリィベリーはグローブを見せる。使う武器はお互いに見せる様だ

 

 

ソラ「・・・」

 

 

 ソラは武器を取りに行かず、戦闘体制に入る

 

 

ベリィベリー「舐めるな・・・後悔する事になるぞ」

 

 

 おとはは武器を見に行く。が、気に入らなかった様で、戻ってきた

 

 

おとは「私は記憶を使わせて頂きます」

 

 

 相も変わらず声色が変わったまま。それでもシャララ隊長もベリィベリーも臆さずにいる

 

 

隊員「それでは・・・始め!」

 

 

 最初にしかけたのはベリィベリーだった。ソラに対して殴りかかるも、避けられる。それを合図と言わんばかりにシャララ隊長も攻撃に入る

 

 

シャララ「では、私達も!」

 

 

 シャララ隊長はおとはに対して攻撃を仕掛ける。それに対しおとはは肉弾戦で勝負をする。が、ほぼ全てを避けられる

 

 

シャララ「こんなものかい?」

 

 

おとは「流石は隊長と呼ばれるだけはありますね・・・そろそろ記憶を使います」

 

 

 シャララ隊長は何が来ても良いように構える

 

 

おとは「・・・来るなら来いッ!」

 

 

シャララ「・・・遠慮無くッ!」

 

 

 シャララ隊長はおとはの挑発に乗ってしまい、突撃する。だが、それが命取りとなる

 

 

おとは「コインベット!アンロック!」

 

 

 おとはの手からいきなりおとはに似た存在が飛び出して来て殴られる

 

 

シャララ「・・・増えている・・・だと」

 

 

おとは「まだある・・・コインベット!アンロック!」

 

 

 今度は地面に横長の長方形の光の線が出現する。更にその光の線から同じ大きさの光の線が上に上っていく。すると光が通った所から女性が現れる

 

 

おとは「タウィルの力とウリスの力。人ならざる者達の力が今、解き放たれた」

 

 

シャララ「・・・面白い!」

 

 

 戦闘が激化する。タウィルとウリス、そしておとはの一糸乱れぬ連携でシャララ隊長が少しずつ追い込まれていく

 

 

おとは「タウィル!ウリス!」

 

 

タウィル・ウリス「「グロウ!」」

 

 

 タウィルとウリスの強さが次のステージへと上がる

 

 

おとは「行くよ!」

 

 

 おとはの一声で一斉攻撃を行う

 

 

タウィル「アーツ!炎翼の翔破!」

 

 

ウリス「アーツ、ブラッディ・ストライク」

 

 

 タウィル・トヴォとウリス・ブラッディの攻撃で完全に怯んだ隙におとはが今日一番の一撃をシャララ隊長に与える

 

 

シャララ「・・・私の負けだ」

 

 

おとは「やったの!・・・ソラの方は・・・勝ったっぽいの。・・・キー、ロック」

 

 

 丁度同じタイミングでソラもベリィベリーに勝利していた。それを確認したおとははタウィルとウリスをキーにロックをかけた

 

 

ソラ「やりましたね!」

 

 

おとは「私は私で記憶を失わないかハラハラしたの」

 

 

ソラ「それにしても、よく勝てましたね?」

 

 

おとは「3人掛かりでやったからなの。勝つのは当然なの」

 

 

ソラ「それは卑怯じゃないですか?」

 

 

おとは「私は宣言通り、『記憶』しか使って無いの。ズルでは無いの」

 

 

ソラ「そもそも、記憶を使うってなんですか?」

 

 

おとは「記憶は主にコインを指す言葉だけど、稀にキーも含まれる時があるの。だから嘘は言って無いし、宣言は守ってるの」

 

 

シャララ「成る程。そう言う事だったのか」

 

 

おとは「戦いは情報も大事なの。戦う相手には俗に言う隠語の様な物や業界用語を使って騙す事も大事なの」

 

 

シャララ「ほう?まさかそこまで考えていたのか」

 

 

おとは「当たり前田の助なの。最も、キーを記憶に含むかについては補足があって、実際は9割以上の確率で含まないの。勿論、状況に依っては含むの」

 

 

ソラ「じゃぁやっぱり反則じゃないですか!」

 

 

おとは「だから言ったの。『稀にキーも記憶に含む時がある』って。それの何処が間違ってるの?」

 

 

ソラ「うっ・・・」

 

 

シャララ「ハハハッ。彼女の方が一枚上手だった様だな」

 

 

 おとはが「記憶を使う」と言う意味を2人に教えていた。が、結果に納得し無い者が1人居た

 

 

ベリィベリー「巫山戯るな!私は認めない!お前なんかが!隊長に勝てるもんか!」

 

 

 認めない。その言葉におとはが少し反応した。シャララ隊長と言う青の護衛隊で最も強い者に勝ったにも関わらず認めないと言われ、おとはは悪巧みを考えついた

 

 

おとは「・・・なら、私がまだ出していない、禁じられた本気で戦おうか?」

 

 

ベリィベリー「何が禁じられた本気だ!やってやる!」

 

 

おとは「・・・彼女と1戦しても?」

 

 

シャララ「君が良いなら、許可しよう」

 

 

おとは「・・・・・・いつでもおいで」

 

 

 おとはの言葉を合図とし、ベリィベリーが突っ込む。おとはは当然の如躱していき、ベリィベリーを1度蹴り飛ばす

 

 

おとは「今から私の本気を見せてあげる。アンロック」

 

 

 おとはは1度タウィルとなる。続けてコイン・・・では無く、コインが描かれたカードを持って宣言する

 

 

タウィル「コインベット!」

 

 

 そう宣言するとコインが描かれたカードが、持っている所から消えていく

 

 

タウィル「グロウ!」

 

 

 タウィルがグロウを行う。するとリワトに変化する。それもただリワトになったのでは無く、リワトの第3段階であるリワト・フィーラになっていた

 

 

ベリィベリー「それが如何した!」

 

 

 ベリィベリーはおとは・・・いや、タウィルがリワト・フィーラになったと言う事を理解しておらず、グローブを介して電気を拳に溜め、殴りに行く。勿論勝てる筈が無く・・・

 

 

リワト「ッ!」

 

 

ベリィベリー「カハッ!?」

 

 

 本気のパンチがベリィベリーにクリーンヒットし、かなりのスピードで吹っ飛ばされた。それを見届けたおとはは自身にロックをかける

 

 

おとは「・・・あれ?ここは何処なの?」

 

 

シャララ「見事だったな。それが貴女の本気と言う事か」

 

 

 思った以上の強さに驚いたシャララ隊長はおとはに近付きながら「驚いた」と言う。が、おとはから返ってきた言葉は、その誰もが耳を疑う物だった

 

 

おとは「ッ!?誰なの!?」

 

 

全員「「「「「!?!?!?!?」」」」」

 

 

ソラ「何を言ってるんですか!?」

 

 

シャララ「そうだぞ。さっき話して居たではないか」

 

 

おとは「本当に・・・誰ですか・・・ッ!」

 

 

 おとはは敵意を剥き出しにする。それはそうだ。何故なら、面識が無い人からいきなりフレンドリーにされれば何か裏があると考えるのが普通(勿論個人差あり)だからだ

 

 

ましろ「何言ってるのおとは・・・この人はシャララ隊長だよ。・・・覚えて無いの?」

 

 

 いつの間にかましろとツバサがおり、姉であるましろに名前を教えて貰う

 

 

おとは「・・・もしかして」

 

 

 おとはは何かに気付いたのか、ソラに質問をする

 

 

おとは「・・・ソラ、嘘偽り無く教えて。直前の私は、コインをどう使った?」

 

 

ソラ「え?えっと・・・確かタウィルになった後に紙を出して、それで、その紙が消えたと思ったら黒いリワトになっていました」

 

 

おとは「・・・なら記憶が無いのも納得がいくの。それで?私は何と戦ってたの?ランボーグ?アグレッサー?それとも別の敵?」

 

 

ソラ・ましろ・ツバサ・シャララ「「「「アグレッサー?」」」」

 

 

おとは「アグレッサーって言うのは仮想敵の事なの。まぁ、この感じだと誰かが本気を出させるぐらい強かったか、それとも本気にさせる位の事を言ってしまったかのどちらかなの」

 

 

ソラ・ましろ・ツバサ「「「へぇ・・・」」」

 

 

ましろ「と言うか、結局なんで記憶が無くなったの?」

 

 

おとは「それは簡単な事なの。コインは記憶その物。で、コインを使うイコール記憶を使う事なの。でも、記憶自体は基本的に消える事は無いの」

 

 

ツバサ「それなら、どうして記憶が無くなったんです?話しを聞いた限り、記憶はある筈ですよね?」

 

 

おとは「確かに記憶が消える事は基本的には無いの。ただ、力の強制解放に使った時は必ず消えるし、やり方次第では消えない筈の使い道でも消えてしまうの。勿論これは確定してるの」

 

 

シャララ「・・・知らなかったとは言え、すまない事をした」

 

 

おとは「別に良いの。・・・と言うか!生身の人間相手に使ったなら気絶所か死んでるかもなの!早く見に行くの!」

 

 

 おとはは会話内容から生身の人間に使った可能性を察し、急いで見に行く。すると、一応ではあるが、ベリィベリーは生きていた

 

 

おとは「(少し手加減した上でダメージが少なくなる所を狙ったのか・・・)良かったの。一応生きてるの」

 

 

シャララ「なら私が彼女の部屋に連れて行こう」

 

 

おとは「お願いしますなの」

 

 

 そうしてその場は解散となった

 

 

おとは「・・・じゃぁ、私は寝ようかなぁ」

 

 

 そう言っておとはも寝に行こうとした

 

 

ましろ「え?寝るの?」

 

 

おとは「あんまり連続で戦う・・・と言うか、戦った後にも行動し過ぎて倒れるのも良くないの。それに、実際疲れたから寝ておきたいの」

 

 

ましろ「そう?ならおやすみ」

 

 

おとは「おやすみなの」

 

 

 そう言って部屋に戻り、寝に行った。

 

 

 時間が経ち、おとはは起きた。すると爆発音が聞こえてくる。そしてそこに向かうと

 

 

おとは「ラン・・・ボーグ・・・こんな・・・所にまで・・・」

 

 

 グローブランボーグが街で暴れていた。既にキュアスカイ、キュアプリズム、キュアウイングの3人が対応していた

 

 

おとは「・・・今回は私に出来る事は無さそうなの。見守る事にするの」

 

 

 そして、少し見守って居るとランボーグが浄化されて行く。するとカバトンの仲間と思わしき者がブチ切れた。が、すぐに我に返る

 

 

???「ふざっけんなよ!・・・ふっ、おめでとう。お互いに良い戦いだったよね。また会おう。バッタモンモン」

 

 

おとは「・・・お姉ちゃん!」

 

 

ましろ「おとは!」

 

 

おとは「ねぇ、今のってなんなの・・・」

 

 

ましろ「バッタモンダーって言う、アンダーグ帝国から来た新しい敵だよ」

 

 

おとは「・・・そう・・・か。分かったの。私は今から白窓の部屋に引き篭もるの」

 

 

ましろ「えぇっ!?なんで!?」

 

 

おとは「強くなりたい。それだけなの」

 

 

ましろ「・・・分かった。2人には伝えとくね」

 

 

おとは「お願いするの」

 

 

 そう言っておとはは白窓の部屋に移動した

 

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