ひろがるスカイ!プリキュア~選択者の継承~ 作:ディロイ・ファントム
あの日から幾日が過ぎた頃。バッタモンダーが累計14体ものランボーグをけしかけて来ていた。そして、今回倒したランボーグで15体目となっていた
ましろ「おとは・・・いつになったら帰ってくるの・・・」
一方、ましろは未だ帰って来ないおとはの事を心配していた。白窓の部屋には、例えミラーパッドを使ったとしても侵入出来ない様になっているとは言え、心配は心配な様だ(但しその事実を知る事は今の所無い)。一方、おとははと言うと
リワト「プライマル・サーガ」
ドォォォォォォン!
おとは「・・・」
リワトに踏み付けられた状態でプライマル・サーガを喰らい、強制解除されていた。この状態でトドメをさされた回数は既に50を超える
リワト「・・・この程度ですか。確かに私はリワトになる事は禁止しました。ですが、私はリワト・フィーラへのグロウを禁止した上でそちらのグロウを見逃しています。それでここまで簡単に負けていては話しになりませんよ」
幸「様子を見に来たよー・・・あのさ、タウィル、気絶しちゃってるよ?」
リワト「・・・幸、貴女から見て、タウィルはどの位の強さですか?」
幸「え?うーん・・・この前のエキシビションでNo Limitとうちゅうのはじまりを同時に相手してたよ」
リワト「あのトップ層の内の6人ですか・・・何とも言えませんね・・・タマから聞きましたが、ピースとやらを打ち破ったそうですね?戦った事はありませんが、場合によってはタウィルを降格処分にし無ければなりませんね」
幸「流石に・・・幾らなんでもあそこには落とさないですよね!?どうなんですかッ!?」
リワト「まだ落とすと決めた訳じゃありません。それに、幾ら私でもあそこは不適切だと思ってますので」
幸「・・・」
リワト「どの道、1度休憩です。私もですが、タウィルもこの有様ですから」
そう言ってリワトは何処かに去って行った
タウィル「・・・正直、リワトの言ってる事も間違っては無いと思うの」
幸「タウィル・・・」
タウィル「でも、最後に物を言うのは、経験とセンスなの」
幸「センスかぁ・・・でも、確かにそうなのかもね」
黒羽「もし、力が欲しいなら、壊れる位の想いが必要よ。それが私達を進化させたのだから」
幸「黒羽!・・・まぁ、確かに私達はそうだったけどさ・・・」
黒羽「そう言えば、なんで私とタウィルは始めからグロウ出来たのかしら?」
幸「確かに・・・なんでだろ?」
タウィル「え?幸って初めはグロウ出来なかったの?」
幸「うん。そうだよ」
リワト「タウィルがグロウ出来るのは私の系列だから。黒羽が出来たのはタマの影響。幸は普通だからよ」
タウィル「まさか聞いてたの・・・」
幸「じゃぁ2人が異常って事なんだ・・・」
リワト「まぁ、後はウトゥルムの系列ならそうなるけど・・・私とあれは例外ね。まぁ、何故か黒羽もだけど」
おとは「・・・そう言えば、ウトゥルムはここ数年見てないの」
リワト「大方、私の様に後継者を探してるのかも。私の時もそうだったし」
おとは「へー・・・あ、ちょっと行く場所があったの!行って来るの!」
何かを思い出した様に何処かへ走って行くおとは。目的の部屋に入り、中に居る者と話しをする
おとは「今日はお願いがあって来たの」
少女「珍しく客が来たと思ったら、あんただったの?それで?要件は?」
少女がそれを口にした途端、おとはの雰囲気が変わる
おとは「・・・全ての能力の解放」
少女「何を言い出すと思ったら全ての能力の解放?それなら出来るでしょ?」
おとは「出来ないからここに来ているの」
少女はさも心当たりが無いと言うと様な態度を取る。が、おとはの次の言葉で観念する事になる
おとは「・・・───・オーバードーズ」
少女「それを悟られちゃったか・・・でも分かってるの?あれは」
おとは「闇その物であり、危険な物」
少女「・・・知ってて尚それを求めるのね?」
完全に観念した事を察したおとははいつもの雰囲気に戻り、答える
おとは「・・・当たり前なの!」
少女「・・・なら貸してみなさい。それを含めて色々使える様にするから」
そう言っておとはから“それ”を1度回収して目を閉じる。10秒程経ち、目を開けた少女はおとはに“それ”を渡す
少女「終わったわ。くれぐれも、取り扱いには気を付けて」
おとは「勿論なの!じゃぁ向こうに戻るの!」
それだけ言っておとははその部屋から出る
少女「・・・私の二の舞にはならないでよね」
おとはは白窓の部屋を歩いて居た。そこにタマが大慌てで駆け寄って来た
タマ「おとは!向こうに敵が来てる!」
おとは「え?ホントに?」
タマ「しかも、プリキュアが苦戦してる!」
おとは「・・・タマ、黒羽とリワトに伝えて欲しいの。『私はプリキュアを助けに行く』って」
タマ「分かった!いってらっしゃい!」
おとは「・・・行って来ます!」
おとはは扉を作り、スカイランドに行った
スカイランドに着いたおとはは最初に驚愕した。空に凄く大きい黒色の球体が浮かんでたからだ。勿論浮かんでるだけならそこまで驚かない。もっと別の事に驚いていた
おとは「あの3人が負けるって・・・あんな唯の球体が何をしてくるって言うの・・・」
見た目からして明らかに圧倒される要素は自爆しか無く、それ以外だと圧倒される要素と言うよりは圧倒する要素しか無い。だからこそ、一層警戒する
おとは「アンロック!」
タウィルとなったおとは。まずは周囲の気配を探る。だが
タウィル「(気配が・・・無い?)」
正確には動いている気配だが、それが無い。その為もう予測が出来なくなってしまっていた
タウィル「こうなったら・・・グロウ!アーツ!炎翼の翔破!」
赤いタウィルとなり、すぐさま炎翼の翔破で飛ぶ。そしてランボーグと思わしき物に対して突撃する
タウィル「ッ!?・・・成る程。あの触手は確かに厄介なの。・・・ロック」
タウィルは空中で解除し、地面に向かって落ちていく。その先にはキュアスカイ、キュアプリズム、キュアウイング、シャララ隊長が居た
ドォォン!
おとは「・・・っと。助けに来たの!」
プリズム「ねぇ待って!?今何処から来たの!?」
おとは「上から落下してきたの。でも足からの落下のダメージなら0なの」
※注:一応ダメージはあります
シャララ「そ、そうか・・・(人間・・・なのか・・・?)」
スカイ「おとはさん。あれは」
おとは「分かってるの。正直、ほぼ打つ手無しなの」
プリズム「聞いておとは!あれはアンダーグエナジーの塊なの!しかも、あと50分もしない内に爆発しちゃうって!」
おとは「だったら!キー、アンロック!グロウ!」
おとははウリスへと変化し、即座にグロウする。そして、ウリス・オーバードーズへと至る
ウリス「・・・さァ、ブっ飛ばしテアげる!」
プリズム「おとはぁぁ!!」
ウリス・オーバードーズはその翼の様な物で空へ行き、数秒の内にアンダーグエナジーの塊の所に辿り着く。そして
ウリス「潰レれさイよッ!」
スカイ「ヒーローガール!スカイパァンチ!」
キュアスカイは万が一にも破壊させない様にスカイパンチをウリス・オーバードーズに向ける。お陰で破壊は免れたが、矛先がキュアスカイに向く
ウリス「邪魔するなら・・・アンタから!」
そう言ってキュアスカイに1撃与える。が、その一撃は庇いに来たキュアウイングに当たる。しかし、その威力は到底耐えれる物では無く、地表にクレーターが出来ただけに留まらず、変身が解除され、更にプニバード形態へと戻ってしまう
ウリス「じゃぁ、後はコイツを・・・・・・時間切れね。しょうがない」
ウリス・オーバードーズはそのまま落ちていき、そのまま倒れた。それと同時に強制的に力をロックされる
プリズム「おとは!」
おとは「あー、はは・・・・・・動けないの」
プリズム「おとは、なんでスカイに、ソラちゃんに攻撃したの?」
おとは「・・・制御出来ない物を使った。だからかな・・・私が私で無くなったのは。・・・おやすみ、なの」
そしておとはは動かなくなった
プリズム「・・・仇はとるからね」
スカイ「ですが、アップ・ドラフト・シャイニングは通用しませんでしたし、どうすれば・・・」
打つ手無しとなった時、扉が出現し、中から少女が出て来る
少女「あーあー、やっちゃった」
スカイ「貴女は誰ですかッ!」
少女「答えるつもりは無いわ。それより、手ならあるけど?聞く?」
プリズム「・・・話しは聞きます」
少女「私がそこの人と空に飛んで投げ飛ばす。攻撃が終わった瞬間に浄化すればいい」
スカイ「じゃぁ、貴女もプリキュアかルリグなんですか?」
少女「元、だけどね。・・・タウィル、貴女には少し早かったみたいね?」
少女はキーカードを回収し、宣言する
少女「私の名はウリス!1度世界を滅ぼそうとした愚か者の力、今ここに蘇る!キー!アンロック!」
少女はウリスへと変化する。そう、この少女は2代目のウリスだったのだ
ウリス「グロウ!」
ウリスはグロウも行い、ウリス・ブラッディへと変化する
ウリス「さぁ、上空に連れてくわ」
シャララ隊長を連れてウリス・ブラッディがアンダーグエナジーの塊と同じ高度まで飛んで行く。そしてウリス・ブラッディがシャララ隊長を投げ飛ばし、そのシャララ隊長がアンダーグエナジーの塊を弱体化させる。しかし、最後の最後でアンダーグエナジーの塊からかなり手痛い一撃を貰ってしまう
スカイ「スカイブルー!」
プリズム「プリズムホワイト!」
スカイ・プリズム「「プリキュア!アップ・ドラフト・シャイニング!」」
ウリス「・・・へぇ。ちゃんと浄化しきっちゃうんだ。ロック」
浄化を確認したウリス・ブラッディは少女に戻り、落下する
少女「・・・」
少女はおとはの隣に座って起きるのを待つ。すると
おとは「ん・・・んん・・・」
少女「やっと起きた?」
おとは「あれ・・・私・・・は・・・」
少女「制御出来ない癖に使うからよ」
おとは「つい使いたくなっちゃったの。流石に反省してるの。留未」
留未「いい?今後それを使うのはホントの本当に最終手段。それ以外で使うのは禁止だからね?分かった?」
おとは「・・・ごもっともなの。・・・そうだ!ソラ!お姉ちゃん!先ずは王様のとこ・・・」
おとはが王様の所に行こうと2人に提案しようと回りを見渡す。が、既に居なくなっていた
おとは「・・・留未ぃ、どうすれば良いのぉ・・・」
留未「アンタねぇ・・・はぁ。1度王様のとこに行ったら?」
おとは「はーいなの」
おとはは1度王様の所に行く。しかし、城は所々破壊されており、更に王様と王妃様は倒れていた
おとは「・・・スカイ、何があったの?」
スカイ「おとはさん。実は・・・」
話を聞くと、王様達の所に来たは良いが、バッタモンダーがおり、王様と王妃様に呪いをかけられてしまったらしい。それを阻止しようとしたがダメージが大き過ぎて動けなかったそう。しかし、キュアスカイが睨み付けたら逃げたそうだ
おとは「・・・参ったの。それじゃぁ一先ずエルちゃんは私達で預かるの。それで、おばあちゃんにも手伝って貰って治す方法を探すの」
スカイ「・・・ですね。その方が良さそうです」
おとは「なの!・・・なら1度私達は休むの。休息を取ってから戻っても良いの」
キュアスカイはソラに戻り、それを肯定した
五十嵐 留未(いがらし るみ)
ウリスに変身する元人間のセレクター。人間の頃から壊す事に快感を覚える嗜虐趣味の少女だった。3歳年下の妹が居るがそこまで興味が無った。現在は専用の場所に隔離及び拘束されている
ウリス(オーバードーズ)
虚無の閻魔 ウリスの姿をしている。最早理性は無く、ただ、ひたすら強いと言う結果のみを持っている