ひろがるスカイ!プリキュア~選択者の継承~ 作:ディロイ・ファントム
1度ソラシド市に帰って来た4人とエルちゃん。その数日後、おとはは外に出る
おとは「・・・私は、結局役に立てて無いの。・・・コインベット、アンロック」
おとはは静かにウリスを呼び出す
ウリス「何か用?」
おとは「・・・稽古を付けて欲しいの。弱い私は無価値。なら、過去に巫女と渡り合ってたウリスを相手にしたいの」
ウリス「・・・おいで!」
おとははウリスに対して攻撃を仕掛ける。が、全て避けられ、カウンターを貰ってしまう
ウリス「その程度?」
おとは「・・・まだッ!」
おとはは何度も攻撃をするがさっきと同じ展開になってしまった
ウリス「・・・で、これに何の意味があるの?」
おとは「・・・私は、弱くて、役に立たない。そんな無価値な存在なの」
ウリス「それで?」
おとは「だから、鍛えて、少しは役に立つ、価値のある存在になりたいの」
ウリス「・・・なら、先ずは貴女の力を最大限活用出来る様にしてみる事ね」
おとは「・・・え」
ウリスはそれだけ言い残して消えていった。おとはは、ウリスが最後に残した言葉の意味を考える事にした。しかし、幾ら考えても答えは出て来なかった
おとは「・・・早く・・・第3段階に成れるようにって事なの?でも、だったらあんな回りくどい言い方しなくても・・・ううん。何か意味があるはず。なら、その意味は一体?」
おとはは自身の本来の姿とも言えるタウィルのキーカードを持ち、見つめる。そこにあげはが来て強制的に家の中に入れられる
おとは「一体何をやるつもりなの・・・」
あげは「何って、見て分からない?人形劇だよ!」
おとは「・・・いやそれは見れば分かるの」
あげは「じゃぁ鬼役宜しく!」
おとは「鬼なの?取り敢えず分かったの」
あげは「それじゃぁ、人形劇の始まり始まり!」
そうして人形劇が始まった。内容は桃太郎がベースで、所々改変されていた。赤子が桃から産まれるのでは無く雲から産まれたり赤子がエル太郎と言う名前になってたり。
少し話が進めばきび団子もとい雲パンを持たされ、犬(ソラ)、猿(ましろ)、キジ(ツバサ)を連れて鬼ヶ島に向かう。そして鬼ヶ島には1体の赤い鬼(おとは)が居た
おとは「・・・」
ソラ「(あれ?喋らないんですか?)」
ましろ「おとは!セリフセリフ!(小声)」
おとは「え?ぁ・・・」
おとはは鬼らしくしようとしてとんでもない声が出た
おとは「貴様ら、よく来たな!だが、この私に・・・勝てると思うなよ小童共が!」
全員が驚いた。何故ならおとはの声とは思えない程ドスのきいた声だったからだ。しかも感情がかなり出てしまい、本物の怒りが含まれていたのもあり、威圧感も並では無かった。それに驚いた3人は舞台を倒してしまった
あげは「ちょっ!?大丈夫!?」
おとは「ぁ・・・」
おとはは不安になったのか、どんどん顔が青ざめていき、尻餅をついてしまう
おとは「私は・・・もう・・・戦う以外に価値が・・・」
エル「しょら、ましぇろ、おとは、ちゅばしゃ、あげは!」
おとはは、白窓の部屋に逃げようとした。しかし、エルが5人の名前を呼んだ事で行くのを躊躇う
おとは「・・・わたし・・・は、」
おとははまた悩み始める。だが、ツバサの鳥友達の情報によって、こちら側に現れたバッタモンダーの所に5人は移動する
バッタモンダー「遅かったじゃないか・・・」
ソラ「バッタモンダー!」
おとは「あいつが・・・」
あげは「エルちゃん、やっぱお家に戻ろうよ」
エルちゃん「いやや!」
おとは「何が狙いなの!」
バッタモンダー「僕の狙いかい?それは君達プリキュアさ!カモン!アンダーグエナジー!」
バッタモンダーは赤鬼の的をランボーグにした
ソラ・ましろ・ツバサ「「「スカイミラージュ!トーンコネクト!」」」
ソラ「ひろがるチェンジ!スカイ!」
ソラ、ましろ、ツバサの周りの空間が変化し、変身が開始される
ソラ「煌めきホップ!爽やかステップ!ハレバレジャンプ!」
スカイ「無限にひろがる青い空!キュアスカイ!」
プリズム「ふわり広がる優しい光!キュアプリズム!」
ウイング「天高く広がる勇気!キュアウイング!」
スカイ「レディ!ゴー!」
スカイ・プリズム・ウイング「「「ひろがるスカイ!プリキュア!」」」
おとは「アンロック!」
ランボーグ「ランボーグ!」
赤鬼ランボーグはプリキュア達に攻撃をする。本来であれば初撃は確実に躱せれるのだが、タウィルだけが反応仕切れずに当たってしまう
スカイ・プリズム・ウイング「「「タウィル!」」」
バッタモンダー「だーっはっはっはっはっはっwだっせぇwだーっはっはっはっはっはっw」
タウィル「(やっぱり・・・私は弱くて役に立たない、無価値な存在だった・・・)」
あげは「ちょっ!?大丈夫なの!?」
バッタモンダー「ランボーグ!まずはアイツからだ!」
ランボーグ「ランボーグ!」
タウィル「(・・・もう)」
しかし、バッタモンダーは・・・いや、誰もが知らなかった。虹ヶ丘おとはが悩みを投げ出して自分自身を証明しようとしていた事を
タウィル「・・・どうでもいいや」
ランボーグの攻撃がタウィルに当たり、吹っ飛んでしまう。だが、すぐに立ち上がった。しかし、そのタウィルの様子がおかしいのはここに居る誰もが感じ取っていた
タウィル「・・・グロウッ!」
タウィルはタウィル・トヴォ(赤)にグロウし、目に付いたものを片っ端から攻撃し始めた。最初の攻撃目標はキュアスカイである
スカイ「止めて下さい!敵はあっちです!」
キュアスカイが呼び掛けるが反応は無く、手持ちの武器で攻撃が継続される。しかし、キュアウイングが助けに入った事で標的がキュアスカイからキュアウイングに変更される
ウイング「今度は僕なのか!」
バッタモンダー「仲間割れかぁ・・・ランボーグ!今の内だ!」
ランボーグ「ランボーグ!」
バッタモンダーはランボーグに攻撃をするよう指示を出した。そしてランボーグは攻撃をしに行き、プリキュア達に不意打ちを喰らわす事に成功する。が、タウィル・トヴォ(赤)の標的はランボーグに変更された
タウィル「はぁぁッ!」
ランボーグ「ランボッ!?」
バッタモンダー「はぁぁぁ!?アイツ強すぎるだろ!?」
ダウンしたランボーグにタウィル・トヴォ(赤)が接近し、持っているマイクスタンドの様な武器を叩き付け、その後上空に投げ飛ばす
タウィル「アーツ・・・熱音の」
プリズム「ダメーッ!」
キュアプリズムの光弾を数発程タウィルに当て妨害する。おとはは聞いてなかったが、ランボーグを浄化した際に出て来るキラキラエネルギーを一定量回収せねば王様と王妃様が目覚めないのだ
タウィル「・・・」
タウィル・トヴォ(赤)はキュアプリズムを標的にし、攻撃をする。キュアプリズムはタウィル・トヴォ(赤)に何か話そうとしていたが、聞く耳を持って貰えず、あげはとエルちゃんが居る木まで飛ばされてしまう
タウィル「・・・私だって・・・・・・私だって!やれるんだぁぁぁぁッ!!」
タウィル・トヴォ(赤)は自身の武器をキュアプリズムに向けて振り下ろす。が、それは寸での所で躱されてしまう
タウィル「逃げるな!アーツッ!グラン・クロスッ!」
タウィル・トヴォ(赤)は『タウィルの状態で』使ってはいけないアーツであるグラン・クロスを使う。すると本来であれば対象に対してのみ、4本(多い時も少ない時もある)の十字架が襲いかかるのだが、今回は空中に大量の十字架が出現していた。その数は明らかに20本は超えており、その数何と50本。そしてその十字架達が狙いを付けてない状態で放たれる
あげは「やばっ!?逃げるよエルちゃん!」
あげはとエルちゃんはプリキュアやランボーグと比べて戦域から遠かった為攻撃から逃れる事が出来た。だが、プリキュア達は攻撃を喰らってしまい、キュアスカイ以外は変身が強制解除されてしまう。一方、ランボーグの方は躱せる筈も無く、撃破寸前まで追い詰められてしまう。当然だが、ラストアタックがタウィルだった場合、キラキラエナジーが発生しない
タウィル「(あぁ、そっか。私って、こんなにも・・・)」
そして、タウィル・トヴォ(赤)からおとはに戻り、倒れてしまう
おとは「・・・弱かったんだ」
更に、おとはの体が光となり、消滅していく。その場には1枚のキーカードが残った
エルちゃん「おとは・・・」
あげは「おとはが・・・カードに・・・」
そんな事実にプリキュア達も含め驚いていた。が、キュアスカイはすぐにランボーグの方に向き、浄化技を放った
スカイ「ヒーローガール!スカイパァーンチ!」
ランボーグ「スミキッタァ・・・」
スカイ「ミラーパッド!OK!」
ランボーグを浄化し、キラキラエナジーを回収する。安全が確保された為、あげははキーカードを回収しようとする。だが、それとほぼ同じタイミングで体をマントで隠し、角が生えている金髪の少女もキーカードに接近していた。尚、いつの間にかバッタモンダーは消えてしまっていた
金髪の少女「・・・」
その少女がキーカードに近付き、それを回収する
あげは「ちょっと!?なにやってるの!」
金髪の少女「お主らには要らぬ代物じゃろ?であるならば、わしがどうしようが関係ないじゃろう?」
あげは「関係ある!それにはおとはが」
金髪の少女「封印されておるのじゃろ?知っておる。なにせ見ていたのだからな」
あげは「なっ!?」
金髪の少女「あぁ、奪い取れるなら奪い取ってもよいぞ?最も、奪い取れるなら、じゃが」
あげは「だったら!」
あげはは金髪の少女の頭を掴みに行く。だが、少しの動きで躱された挙げ句そのまま強烈な回し蹴りを背中に入れられてしまう
金髪の少女「まだやるか?もうせぬなら我は帰るが?」
あげはは何も言えず、そのままむざむざと帰らせてしまうのだった