ひろがるスカイ!プリキュア~選択者の継承~ 作:ディロイ・ファントム
取り敢えずで虹ヶ丘家にやってきた3人。結構な大きさの家だった為、ソラが無茶苦茶な事を言いだしてしまう
ソラ「うわはぁぁ・・・お2人はもしかしてこの世界のプリンセス・・・ましろ姫におとは姫ですか!?」
おとは「・・・姫じゃない。お姉ちゃんは尽くす事が得意で、私は誰かを傷つけるのが得意。ただそれだけ」
ましろ「(傷つけるのが得意・・・私、おとはのそんな姿見たこと無い・・・)」
虹ヶ丘家の前まで来ると玄関の扉が開き、中から2人の叔母であるヨヨが現れる
ヨヨ「ましろさん、おとはさん。お帰りなさい」
ましろ「あ、おばあちゃん。聞いて!」
おとは「お姉ちゃんは説明し無くていいの。実は、さっき買い物中にこのソラさんに会ったの。でも、紫の豚の様な人が現れてショベルカー型のモンスターを生み出したの。
でも、私達は勝てなかった。そしたらソラさんが光に包まれて変身、向上した身体能力を駆使してモンスターを撃破したの。でも、ソラさんは家が無いみたいなだったからうちに住まわそうかと思ったんだけど、いい?」
おとははしっかりとヨヨに説明をした。するとヨヨに「住んで良い」と言われ家の中に入って行った
家の中に入り、ソラの話しを聞いた所、どうもスカイランドと言う世界の住人で、しかも抱えていた(今も抱えている)赤子を奪い返そうと奮闘した。そうしたら謎の空間にあの紫の豚が逃げ込んだので後を追いかけた所、ここに来てしまったと言う事らしい
おとは「別の世界、かぁ。でも、あったとしても不思議では無いの」
ましろ「え?そうなの?」
おとは「そんなもんなの」
ソラ「私は、まだ別の世界にいて、しかも自分がキュアスカイになってしまった事も・・・」
ましろ「それに、そのペンってなんなんだろ?・・・・・・ねぇ、おばあちゃん。お部屋の百科辞典にプリキュアの事」
おとは「載ってるわけ無いの」
ましろ「そんなぁ・・・」
おとは「それより、その子の世話をする用意をした方が良いの」
ソラ「そうです!私は兎も角!この子をお家に帰してあげる方法を探す事が先です!・・・約束したんです。この子をパパとママの所に帰してあげるって!」
ましろ「ソラ・・・」
ソラ「ヒーローは!泣いてる子供を絶対に見捨てません!」
ソラの声があまりにも大き過ぎた為、エルちゃんが泣き出してしまった。まぁ、そうなってしまうのは
おとは「当然なの」
ソラ「ごめんね・・・よしよし」
ましろ「ほら、ベロベロ・・・バァ!」
おとは「・・・おばあちゃん、粉ミルクとミルク瓶、それとオムツって何処に売ってるの?必要だと思うし買ってこないと無いと思うの」
ヨヨ「それならキッチンにあるわ。オムツはその近くに置いてあるから」
おとは「・・・やっぱりお見通しなのね。私の事も?」
ヨヨ「・・・あら、バレてた?」
おとは「・・・幾らなんでも用意周到過ぎるからね。で、私の事は・・・」
ヨヨ「・・・分からないわね」
おとは「・・・出来れば、知らないままの方が嬉しいかな。・・・分かったの!取ってくるの!」
おとははキッチンに移動し、ミルクを作り始めた
おとは「えーっと・・・まずは軽く洗ったり消毒して・・・で、お湯?ミルク?は36度だよね?・・・あってる?」
おとはは取り敢えずミルクを作り終え、ミルク瓶に蓋をした。一方、その頃のソラとましろはと言うと
ましろ「な、なんで泣き止まないのぉ」
ソラ「わ、私に言われましてもぉ・・・あ、も、もしかしたらお腹が空いてるのかも知れません」
ましろ「え?じゃぁ粉ミルク買ってこないと・・・あぁ、でも、市販の物で大丈夫なのかな・・・」
2人はかなりアワアワしていた。そこにおとはがやって来る
おとは「・・・なにやってるの?」
ましろ「おとは!・・・あれ?それって」
おとは「ミルクなの。飲ませてあげるの」
ソラ「それなら私が!」
エル「ゴキュゴキュ・・・プハァ」
おとは「・・・へぇ、凄く上手なの。まるで経験者なの」
ソラ「はい!私には年の離れた弟がいるので、この位は慣れたものです」
ましろ「て言うかよく粉ミルクなんてあったね?」
おとは「一応持ってきたの」
ましろ「オムツまで・・・」
ヨヨ「出会いに偶然は無い。人と人が巡り会う事。それは必然。運命、物語の始まり」
おとは「・・・物語の・・・始まり・・・私の・・・存在意義」
ましろ「おとは?」
ヨヨ「・・・貴女の世界に戻る方法が見つかるまでは、2階の空き部屋を好きに使っていいわ」
おとは「それならまずは上に行って部屋を決めるの!」
3人はエルちゃんを連れて2階に上がり、空き部屋に入る。その間にエルちゃんが寝てしまったのでソラの部屋となった部屋にエルちゃんを寝かせた
ソラ「これでよしっと」
おとは「まるでお母さんなの」
ソラ「えへへ・・・あ、所で、あの人の事、何か知りませんか?」
ましろ「あの人?もしかして、紫のパーカーの人?」
ソラ「はい。身体能力がやけに高かったので」
ましろ「私は今日あったばかりだから、おとはの方が詳しいと思うけど・・・」
おとは「あの人は白月黒羽さんって言うの。一応女子高生で、私は黒羽さんの居る所のメンバーになってるの。因みに私を含めて7人居るの。みんな女子高生なの」
ましろ「え!?みんな女子高生なの!?」
ソラ「女子高生?」
おとは「大体16~18歳の女子の事で黒羽さんは私達より4つ年上なの」
ソラ「成る程。だからあんなに強かったのですね」
おとは「それはどうだろ・・・取り敢えずドラムでも叩いてくるの!」
そう言っておとはは自室に行った。勉強机とベッド、そして本棚とタンス以外の物がドラムしか無く、年頃の女子にしてはあまりにも質素な部屋。それが虹ヶ丘おとはの自室である(防音仕様)。ドラムを叩くとは言っても音楽に乗ってやるものでは無く、本当に、ただ単純にドラマー擬きの叩きをするだけである
おとは「・・・」
おとはのドラムは兎に角音を出す事と、兎に角速度を出す事を重視している。稀にリズムを取る時もあるが、それでも基本的には音を出す事と速度を出す事を重視した叩きである。今日は珍しくリズムを取っている
おとは「(私は、あの人の・・・リワトの様になれるだろうか・・・それに、今日の黒羽さんも手加減していた。・・・追い着ける気がしないよ・・・)」
この日は結局、夜遅くまでドラムを叩いていたおとはであった。
次の日の朝。いつも通りの時間に起きたおとははキッチンに行き、朝食を作っていた。ましろも後から起きてきて手伝い、更にその後にソラが起きてきたので朝食にした
ソラ「ッ!美味しい!なんですかこの魚!?くさみが無く食感がプニプニ・・・」
おとは「それは切り身なの。魚の中だと刺身と同じ位食べやすいの」
ソラ「そうなんですか!?・・・これはなんでしょう?」
ましろ「あ、それは」
ソラ「酸っぱいッ!?」
おとは「そうなの?普通に美味しいの」パクッ!モキュモキュ
ましろ「そのまま食べたら酸っぱいって言おうとしたけど遅かったかぁ・・・後、いつもの事だけど、何でおとははそのまま食べれるの?」
おとは「食べれるから食べれるの」
ましろ「回答になってないよ・・・」
おとは「そうなの?それはそうと、今日は出かける所があるの」
ましろ「そうなの?私達はソラちゃんの服とかを見に行こうかなって思ってたけど・・・」
おとは「そうなの?」
ましろ「って言うか、おとはもおとはだよ!」
おとは「?」
ましろ「なんで服が3着しか無いの!?しかも同じ奴!」
おとは「問題無いの」
ましろ「大有りだよ!もぉ・・・おとはって本当に女の子なの?」
おとは「んー・・・物凄く広い定義だと一応そうなの」
ましろ「・・・」
ましろは遂に頭を抱えてしまった。こう言ってはなんだが、おとはは女子かを疑う程にお洒落に微塵も興味が無いのだ
おとは「ご馳走さまなの。食器洗ったら出かけるの!」
ヨヨ「気を付けてね」
おとは「はーいなの」
おとははすぐさま白窓の部屋に行く。その中にいた紫の少女の下に行く
おとは「・・・ミュウ」
ミュウ「・・・何かしら?」
おとは「・・・私に・・・私に扉の力とプライマル・サーガ、そしてグラン・クロスの練習をさせて!」
ミュウ「・・・扉の力とプライマル・サーガは・・・まぁ、制限付きでならいいわ」
おとは「ホント!?」
ミュウ「扉の力とプライマル・サーガは、ね。グラン・クロスは使用禁止よ」
おとは「なんで!?」
ミュウ「・・・なら、グラン・クロス級のアーツを見せてあげる。それを見て判断しなさい」
おとは「・・・分かったの」
ミュウ「なら離れれて。・・・カオス・アウトブレイクッ!」
ミュウは自身の持つ同類のアーツ、カオス・アウトブレイクを放って見せた
黒羽「はぁ・・・はぁ・・・わ、分かった?アーツが違えど、貴女がグラン・クロスなんて使ったら・・・こんなのじゃ済まされないの」
おとは「・・・」
黒羽「・・・せめて、扉の力とプライマル・サーガをある程度使える様になってからにして」
おとは「う、うん・・・」
黒羽「・・・ごめん。ちょっと休む。後はレイラかリワト辺りに頼んで」
おとは「・・・」
あの黒羽ですらただの1度使うだけであれでは自分にはまだ使えない。おとははそう感じた。
一方その頃、ソラとましろはショッピングモールに行ったりしていた。が、その最中に紫の豚と自販機ランボーグにちょっかいをかけられ、戦闘をしていた。が、キュアスカイとなったソラが無傷で返り討ちにしてしまったのは言うまでも無い