ひろがるスカイ!プリキュア~選択者の継承~   作:ディロイ・ファントム

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バッタモンダー最後の秘策!キュアサフリクス登場!

 

 あれから数日後。おとはは黒羽、幸と共にソラシド市の土手で目を瞑りながら日向ぼっこをしていた

 

 

おとは「落ち着くの・・・」

 

 

黒羽「温かいわね・・・」

 

 

幸「寝そう・・・」

 

 

黒羽「・・・そう言えば、おとはは学校行かなくて良いの?もう10時だけど」

 

 

おとは「あー・・・まぁ、行くのは良いけど何処の学校に行ってたか分からないからいいやって感じ。あと、私セレクターだしさ」

 

 

黒羽「・・・それもそうね」

 

 

幸「せめて家には帰ったら?」

 

 

おとは「その家も場所が分からないから白窓に居るんだけど?」

 

 

幸「・・・そう言えばそうだったね」

 

 

 それから沈黙が続く。結局全員寝てしまっていた様だ。因みに5時間位してからリワトが起こしに来た

 

 

 次の日、虹ヶ丘家ではスカイランドからの通信が繋がっており、全員がミラーパッドの前に集結してスカイランドのアリリ副隊長からの報告を聞いていた

 

 

ヨヨ「そうですか・・・王様と王妃様は眠ったまま」

 

 

アリリ「ああ、お変わりないと言えばその通りだが・・・民も兵も希望を捨ててはいない。だが不安は募る一方だ。それで、キラキラポーションとやらはどうなんだ?」

 

 

ヨヨ「まだよ。キラキラエナジーが充分に貯まって無いの」

 

 

アリリ「ううむ・・・仕方が無い。それに関しては任せるが、なるべく早めにお願いする」

 

 

ベリィベリー「ソラ!」

 

 

アリリ「こら、話し中だぞ!」

 

 

ソラ「ベリィベリーさん!」

 

 

ベリィベリー「ソラ、お前達に話しておく事があるんだ!」

 

 

アリリ「だから、それをこれから話そうとだな」

 

 

ベリィベリー「シャララ隊長を、行方不明になっていたシャララ隊長を見たって人が居たんだ!」

 

 

ソラ「本当ですか!?」

 

 

ベリィベリー「それ以外にも、シャララ隊長を見たという知らせが私達の元に沢山届いているんだ!」

 

 

 その報告にソラ、ましろ、ツバサの3人は嬉しそうにする。が、あげはだけは喜んではいなかった

 

 

あげは「待って!目撃情報だけ?妖怪や幽霊じゃあるまいし・・・」

 

 

ベリィベリー「そこなんだ。隊長は最後には煙のように消えてしまったと、皆そう言っている」

 

 

ましろ「・・・本当なのか嘘なのかはわからないけど、ここで話していても始まらないと思います!引き続き捜索を続けて、何か情報があったら教えてください!どんな小さな事でも構わないので!お願いします、ベリィベリーさん!」

 

 

ベリィベリー「分かった。情報が入り次第、また連絡しよう」

 

 

 それを最後に通信が終わる

 

 

ましろ「おとは・・・貴女も何処に居るの・・・」

 

 

 その日の昼、ソラ、ましろ、ツバサ、あげはの4人は街のスーパーで買い物が終わった様で出て来た

 

 

ツバサ「餃子!それはこちらの世界が生み出した究極のグルメ!」

 

 

ましろ「味も良いけどさ、皆で大きなお皿を囲んでワイワイ食べるのが最高に楽しいよね!」

 

 

あげは「幸せひしひしだよね。エルちゃんの好きなチーズ餃子も作っちゃうよ」

 

 

エル「ちーず!しゅきしゅき!」

 

 

 ツバサが荷物を持ち、あげはの車に積み込んでいた。そんな中、ソラが突如として遠くを見るとシャララ隊長の背中が見えた。そのシャララ隊長は何処かへと行き姿をくらまそうとしていた為、ソラはシャララ隊長を追いかけて走り始めてしまう。その行き先は工事現場であった

 

 

ソラ「シャララ隊長、探しましたよ。生きていたなら、どうして青の護衛隊の元に戻らなかったのですか!」

 

 

 ソラがシャララ隊長にそう問うと、シャララ隊長はいきなり剣を抜き、ソラを斬りつけようとする。が、その剣は当たる事は無く、代わりにシャララ隊長は黒い煙となって消えた

 

 

バッタモンダー「やっと来たね、キュアスカイ」

 

 

ソラ「何のためにこんな事を!私に対する嫌がらせですか!そんなに私が憎いんですか!!」

 

 

バッタモンダー「ああ、憎いね!」

 

 

 そう言うバッタモンダーは怒りに満ちていた

 

 

バッタモンダー「優しくて強い僕のプライドを傷つけた事……きっちり落とし前つけさせてもらうぞ!」

 

 

 バッタモンダーが指を鳴らすと地面から人を素体にしたかの様なランボーグが出現した。そして、そのランボーグはバッタモンダーの怒りを具現化したかにも見えた

 

 

ランボーグ「ランボーグ!」

 

 

ソラ「ヒーローの出番です!スカイミラージュ!トーンコネクト!ひろがるチェンジ!スカイ!」

 

 

 ソラの周りの空間が変化し、変身が開始される

 

 

ソラ「煌めきホップ!爽やかステップ!ハレバレジャンプ!」

 

 

スカイ「無限にひろがる青い空!キュアスカイ!」

 

 

バッタモンダー「やれ!ランボーグ!あの忌々しい奴の様に・・・いや、お前はそれ以上に忌々しい!だから・・・アイツ以上に潰してやる!」

 

 

ランボーグ「ランボーグ!」

 

 

 キュアスカイと人型ランボーグは戦闘を開始する。実力は同じなのか、その戦闘状況は一進一退の攻防戦となっていた

 

 

スカイ「ランボーグの影にコソコソ隠れて!それであなたのつまらないプライドは!満たされるんですかッ!」

 

 

バッタモンダー「あぁ!満たされるさ!」

 

 

 尚も戦闘が継続する。そして、この激しい攻防はキュアスカイの方が1枚上手だった様でランボーグに1撃与える事に成功した。だが、どう言う訳かバッタモンダーは僅かではあったがその結果に対し喜んでいる様に見えた

 

 

バッタモンダー「ふふっ、お楽しみはこれからだよ」

 

 

 バッタモンダーがそう言うとランボーグは立ち上がり、背中にマントを生やした。そして、そのマントは何処となく見覚えがあった

 

 

スカイ「これは、マント?・・・まさかッ!?」

 

 

バッタモンダー「やっと気がついたかぁ、キュアスカイ。君の大切なシャララ隊長にアンダーグエナジーを注ぎ込んだんだ。君は酷い事をするよね」

 

 

スカイ「そん・・・な・・・」

 

 

バッタモンダー「あぁそうそう。ランボーグへの攻撃はぜぇんぶシャララ隊長へのダメージに転換される。つまりぃ、君は大切なシャララ隊長にダメージを与えていたんだよ」

 

 

 事実であろう事を告げられ、キュアスカイはみるみるうちに顔が青ざめていく

 

 

バッタモンダー「そう・・・それだ・・・その顔が見たかったんだ!ランボーグ・・・いや、シャララボーグ!やれ!」

 

 

ランボーグ「ランボーグ!」

 

 

 ランボーグ・・・いや、シャララボーグは動けないキュアスカイに攻撃をする。が、次の瞬間シャララボーグは倒れていた

 

 

スカイ「・・・え?」

 

 

バッタモンダー「へぇ?2度と会わないって言ってたのに、結局来たんだ?」

 

 

 キュアスカイとシャララボーグの間にプリキュアと思わしき禍々しい少女が立っていた。その禍々しい少女はシャララボーグに追撃しようと臨戦態勢に入った

 

 

スカイ「ッ!?やめて下さいッ!あれは!あれにはシャララ」

 

 

禍々しい少女「ッ」

 

 

 キュアスカイがシャララボーグへの攻撃を止めさせようと禍々しい少女にしがみ付く。が、その少女は少なくともバッタモンダー達の敵ではあるもののキュアスカイの味方では無い。その為キュアスカイにその牙が剥かれてしまう

 

 

バッタモンダー「仲間割れかい?丁度いいや!」

 

 

シャララボーグ「ランボーグ!」

 

 

 禍々しい少女に攻撃をしに行くシャララボーグだが、剣を持っている手に強烈な蹴りを浴びせ、シャララボーグを壁の様に蹴る。その勢いを使ってキュアスカイを殴り飛ばした。そのダメージがかなり大きかったのかキュアスカイはソラに戻ってしまう

 

 

禍々しい少女「次はお前の番」

 

 

 禍々しい少女はそう言って光の灯ってない目でバッタモンダーを見る。が、少女の死角にエネルギー弾が撃ち込まれる

 

 

プリズム「誰かは知らないけど、よくもスカイを!」

 

 

バッタモンダー「(誰かは知らない?ならコイツを利用するか。確かあの姿はサフリクスとか言ってたか?・・・よし!)ランボーグ!サフリクス!アイツらも捻り潰せ!」

 

 

シャララボーグ「ランボーグ!」

 

 

サフリクス「・・・ちっ」

 

 

 シャララボーグと禍々しい少女改めキュアサフリクスはソラを追ってきたキュアプリズム、キュアウイング、キュアバタフライに対し攻撃を仕掛ける。が、ソラは泣きながら3人に訴える

 

 

ソラ「止めて・・・止めて下さい!あのランボーグは・・・あのランボーグは!シャララ隊長なんです!」

 

 

プリズム・ウイング・バタフライ「「「・・・え!?」」」

 

 

バッタモンダー「ちぇ、なぁんでバラすかなぁ。・・・まぁいい。シャララボーグ!」

 

 

 バッタモンダーがシャララボーグに攻撃指示を出す。が、シャララボーグが攻撃してくる気配が無く、どう言う事かとシャララボーグを見る。するとシャララボーグから紫の煙が何度も出ていた

 

 

バッタモンダー「あーあ、もうお終いかぁ・・・しょうがない。サフリクス!そのままプリキュア達を叩き潰せ!」

 

 

 そう言ってバッタモンダーはシャララボーグと共に消えて行った。残ったキュアサフリクスはプリキュア達との戦闘を継続する。本当はバッタモンダーも仕留めたかったが、居ないのであれば別の敵からと既に頭を切り替えていた

 

 

サフリクス「(敵は、殺さなきゃ)」

 

 

 キュアサフリクスはキュアプリズム、キュアウイング、キュアバタフライを相手取る。そして、当然と言わんばかりに3人を圧倒していく

 

 

プリズム「この人・・・強い!」

 

 

バタフライ「うん。しかも、明らかに対人戦慣れしてる」

 

 

ウイング「3人掛かりでも歯が立たないなんて・・・」

 

 

バタフライ「(タイタニックレインボーを使うかどうか以前に、全然連携させてくれない・・・それに、私のバタフライプレスやプリズムショット、ウイングアタックを使うだけの隙すら無い・・・どうすれば)」

 

 

サフリクス「・・・遅い」

 

 

 キュアサフリクスはどうしようと考え事をしていたキュアバタフライの背後に回り、頭に対して縦方向の回転蹴りを放つ。キュアバタフライはなんとかバリアを展開するも一瞬にして砕かれた

 

 

バタフライ「嘘っ!?一撃!?」

 

 

 キュアサフリクスはそのままキュアバタフライに蹴りを一撃与え、1度後退する

 

 

サフリクス「しぶとい・・・」

 

 

 キュアサフリクスはそのまま突撃をする。が、それは合間に入ってきた少女の攻撃によって止められる

 

 

少女「ダメだよ、攻撃しちゃ」

 

 

 そう言って少女はキュアサフリクスに強烈な一撃を入れる。するとキュアサフリクスは吹っ飛ばされ、同時に変身が解除される

 

 

少女「・・・あ、皆さん大丈夫でした?」

 

 

バタフライ「え?あぁ、うん。私達は大丈夫」

 

 

少女「そっか。良かった」

 

 

 3人も変身を解除する。少女はそれを見て驚く

 

 

少女「あれ?皆さんは人間じゃ無かったんですか?」

 

 

ツバサ「僕達は変身してただけなので人間ですよ」

 

 

少女「変身してたんだ。あ、そうそう。虹ヶ丘さんの家って何処にあるか知ってます?私そこに住んでいる人に伝えないといけない事がありまして・・・」

 

 

ましろ「虹ヶ丘なら私ですけど・・・」

 

 

少女「あ、貴女がそうだったんですね。虹ヶ丘さん。実は聞いた話しなんですが、貴女の妹さんが行方不明だそうですね?」

 

 

ましろ「え?なんでそれを?」

 

 

少女「ふふ・・・私は何でも知ってるので。それで、貴女の妹さんですけど、生きてますよ」

 

 

ツバサ「それって本当ですか!?」

 

 

少女「嘘は言いませんよ。ただ、何処に居るかまでは把握して無いんです。すみません」

 

 

ましろ「いえいえ!生きている事が分かれば充分ありがたいです!」

 

 

あげは「ちょっとまって!本当に信じて良いの?そもそも、貴女名前は?」

 

 

少女「あ、まだ自己紹介してませんでしたね。私は小湊るう子と言います。それと、私の義妹が失礼しました」

 

 

 小湊るう子を名乗る少女は謝罪をした後、キュアサフリクスとなっていたピンク髪の少女を回収して何処かに去って行った。だが、その際にましろだけがその少女の顔を見てしまっていた

 

 

ましろ「(今の・・・見間違いじゃ無ければ・・・でも、なんで・・・)」

 

 

ツバサ「・・・それはそうと、シャララ隊長を助ける方法を考えないといけません。アップ・ドラフト・シャイニングかタイタニック・レインボーでランボーグにかかっているアンダーグエナジーを浄化してはどうでしょう?」

 

 

あげは「それは私も考えたけど、バッタモンダーの事だし、多分シャララ隊長はアンダーグエナジーによって生かされている。だから、それを浄化しちゃったらシャララ隊長が生きていられるとは思えない」

 

 

ツバサ「でしたら、アンダーグエナジーを浄化してすぐにミックスパレットで癒せば・・・」

 

 

ソラ「それでダメだったらどうするんですか!それで失敗してしまったら、シャララ隊長は死んでしまうんですよッ!」

 

 

 ソラの心は既にズタボロになってしまっており、最悪自殺しかねない程であった。でも、それでもソラは堪えようとはするも、限界であった様で、涙を流し始めてしまった

 

 

ソラ「もう・・・綺麗事なんて、うんざりなんです・・・ヒーローも、もう・・・沢山です・・・私は・・・戦いたく・・・ありません・・・」

 

 

 決壊した思いが溢れ出してしまい、ソラはもう辛うじて見ていられるかどうかと言う程に痛々しかった。そして、それを現すかの様にミラージュペンが黒く染まり、次の瞬間には砕け散った。そしてスカイストーンも色を失い、最早唯の石としての能力しか持たなくなっていた

 

 

ましろ「ソラちゃん・・・おとは・・・」

 





小湊るう子


 不敗に近い強さと天使や女神とも言える優しさを兼ね備えいたセレクター。高校2年生で、ルリグである遊月(紅月遊月)と親友関係がある。因みに本人も回りも無自覚であり認識していないが戦闘狂である
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