ひろがるスカイ!プリキュア~選択者の継承~   作:ディロイ・ファントム

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砕ける思いとよみがえる力

 シャララボーグ及びキュアサフリクスと戦った日の夜。ソラは部屋に引き篭もってしまい、ましろはずっと上の空であった

 

 

ましろ「おとは・・・もし、貴女があのプリキュアなら、どうして私と敵対してきたの・・・」

 

 

ツバサ「・・・かなり重症みたいですね」 

 

 

あげは「そうだね・・・それにしても、あのプリキュア・・・キュアサフリクスだっけ?あの子って一体何者だったんだろ?」

 

 

ツバサ「分かりません。ですが、僕としてはキュアサフリクスよりもあのるう子さんの方が気になります。相手は仮にもプリキュアです。それをあぁも簡単に・・・」

 

 

あげは「それに、あの子の事を自分の妹って言ってたでしょ?あの妹さん、どうやってプリキュアの力を手に入れたんだろうね?」

 

 

※あげはもツバサも妹と勘違いしてますが、実際は妹は妹でも義妹の方です

 

 

ツバサ「もしかしたら、おとはさんを助けた時にプリンセスから受け取ったのではないでしょか?」

 

 

あげは「それこそ有り得ないと思うな。だってあの時は雨だったから仕方が無かったにしても、そもそもとしてルリグは私達プリキュアより強い存在でしょ?

だったら負ける事は無いだろうし、それこそゲート作って逃げれるから撤退も出来る。更に言えば仲間を連れてこれば流石に負ける事は無いだろうしさ」

 

 

ツバサ「じゃぁ尚更プリキュアになれた理由が分かりませんね」

 

 

あげは「後、あのるう子って子もね」

 

 

 キュアサフリクスと小湊るう子の正体を考察していたあげはとツバサだったが、結局分からずじまいだった

 

 

ミュウ「分かってはいたけど、やっぱり居ないと」

 

 

ツバサ「わぁ!?」

 

 

あげは「誰!?・・・あれ?ミュウ?」

 

 

ツバサ「え?・・・あ、ホントですね」

 

 

ミュウ「脅かす様な真似して悪かったわね。タウィルが消えたから探して居たの」

 

 

あげは「おとはなら、生きてるって情報はあるけどそこまでだね」

 

 

ミュウ「つまり情報無しと。しょうがない、もう1回探しますか。コインベット、サイレント」

 

 

 ミュウはコイン技『サイレント』を使用し、姿を消した。そして、そんな会話をしていた間にソラがスカイランドへと帰って行った事を知るのはおよそ1時間後の事であった。一方その頃、るう子とおとはは人気の無い倉庫に居た

 

 

おとは「んん・・・ここは・・・」

 

 

るう子「あ、起きた?気を失ってたからここまで連れて来たんだよ」

 

 

おとは「そう、だったんだ。・・・ぁ、あの人達は?」

 

 

るう子「大丈夫だよ。ちゃんとまいたから。それでね?おとはちゃんには、明日も戦って欲しいんだ」

 

 

おとは「明日も?」

 

 

るう子「うん。具体的にはあの・・・4人組?3人組?の方と一緒に戦って欲しいかなって。勿論色々支援はするよ?」

 

 

おとは「・・・分かった。じゃぁ、寝てるね」

 

 

るう子「うん。おやすみ」

 

 

 おとははすぐに寝てしまう。どうやらまだ疲れが取れてない様だ

 

 

るう子「(折角のチャンスだからね。プリキュアの中身がルリグである事が関係あるか見させて貰うね。でも取り敢えず、)まずは雰囲気作りから。だね」

 

 

 るう子はおとはを床に寝かせ、必要な物を取りに行ったり作ったりしていくのだった

 

 

 次の日の朝、ましろはおとはの部屋のベッドで目を覚ました。もう何日もおとはと喋る所か、会ってすら居ないからだ

 

 

ましろ「おとは・・・」

 

 

 ましろはドラムの方へ行き、少し寂しそうな顔になる。そして慣れないながらも演奏をし始める。が、そこにツバサの声が家中に響いた

 

 

ツバサ「皆さん!来てください!」

 

 

あげは「どうしたの!?」

 

 

ツバサ「街にシャララボーグが出現しました!」

 

 

ヨヨ「気をつけて」

 

 

ましろ「・・・ねぇおばあちゃん。お願いがあるの」

 

 

 ましろは手紙をヨヨに渡した

 

 

ヨヨ「・・・わかったわ」

 

 

 プリキュアになった3人は町に到着する。するとシャララボーグが町を破壊していた

 

 

バッタモンダー「はい強い!そしてコイツを使役する僕も強い!」

 

 

バタフライ「この世界のことわざをあんたに1つ教えてあげる。弱い犬程良く吠える!」

 

 

 バッタモンダーはふざけたように「わんっ!」と吠える。そしてシャララボーグとプリキュア3人が激突する

 一方その頃。ヨヨはソラの家の前に移動しており、偶然居たソラと会う

 

 

ソラ「ヨヨさん・・・私、もうプリキュアじゃありませんよ。何か用ですか?」

 

 

ヨヨ「渡してほしいと頼まれたの」

 

 

ソラ「ましろさんから?一体何を?」

 

 

ヨヨ「私にもわからない」

 

 

 ソラは躊躇いながらも手紙を開ける。そこには、ましろがプリキュアになった日のことが書いてあり、当時のましろが何をどう思っていたかがよく分かる文章であった。そこからは無理せず元気で居て欲しい、そして戦いたく無いなら戦わなくて良いと書いてあった

 

 

ソラ「私は・・・ヒーローなんか・・・じゃない。・・・ただの弱虫です。戦うのが怖くて逃げた挙げ句、シャララ隊長や仲間、街の人達を皆見捨てた!そんなヒーロー、居て良い訳がないッ!」

 

 

 ソラはガラに無く泣き出してしまう

 

 

ソラ「うっ・・・ううっ・・・私・・・は・・・私は・・・ッ」

 

 

 ソラは、例えプリキュアになれなくとも、例え絶望的な状況であろうと、

 

 

ソラ「友達が待ってるから・・・だから、行かなくちゃ!」

 

 

 突然ソラから光が溢れ出ていき、ミラージュペンとスカイストーンが復活し、ソラがそれを手に取る。それからシドとレミは外に出てくるとレッド共にソラを見送りに来た

 

 

レッド「カッコいいぜ、お姉ちゃん」

 

 

レミ「ソラ、良いのね」

 

 

 ソラは頷く

 

 

レミ「そう・・・いってらっしゃい。でも躓いたら、またいつでも帰って来て良いからね」

 

 

ソラ「うん」

 

 

ヨヨ「実は、状況はかなり差し迫っている。あのランボーグが居る上に、例のプリキュアも居るの」

 

 

ソラ「え!?」

 

 

ヨヨ「行ってくれる?」

 

 

ソラ「勿論です!・・・今助けに行きます!ましろさん!」

 

 

 少し時間を巻き戻して町中に。現在キュアプリズム、キュアウイング、キュアバタフライの3人はボロボロになりながらもシャララボーグとの激闘を繰り広げていた

 

 

バッタモンダー「ふふふ・・・ふははははははっ!どうだプリキュア!これが僕と君達との実力差だ!」

 

 

バタフライ「別にあんたの力じゃない!これはシャララ隊長の力!だからあんたが強い訳じゃない!」

 

 

バッタモンダー「キュアバタフライ、さっき君が言った事をそのまま返すよ。弱い犬程良く吠えるってねぇ!」

 

 

 シャララボーグはキュアバタフライに対し持っている剣を振る。それをキュアバタフライがバリアを張って防ぐも破壊されてしまう。更に剣による追撃がキュアバタフライを襲う・・・はずだった

 

 

シャララボーグ「ランボ!?」

 

 

バタフライ「・・・?」

 

 

ウイング「!みなさん!あれをみて下さい!」

 

 

 キュアウイングの指の先を見てみる。するとそこには茶色の布を被った人が立っていた。その人物は建物から飛び降り、シャララボーグとプリキュアの間に立つ

 

 

バッタモンダー「誰かは知らないけど、1人増えた程度じゃ同じさ!行け!シャララボーグ!」

 

 

シャララボーグ「ランボーグ!」

 

 

 シャララボーグが剣を構えて振り下ろす。そして布を被った人物はその布を脱ぎ捨て、目眩ましに利用する。そしてその中身は布の影に隠れる様に移動し、シャララボーグを蹴り上げる

 

 

バッタモンダー「なっ!?」

 

 

プリズム・ウイング「「サフリクス!?」」

 

 

バタフライ「なんでここに!?」

 

 

 その中身はキュアサフリクスであった。が、よく見ると色が鮮やかになっており、骨を剥き出しにした様な3対の翼も無くなっていた。しかし、片目は未だ光が灯って居なかった

 

 

エクレール「私はキュアエクレール。サフリクスでは無い存在」

 

 

バッタモンダー「へー?でも良いの?また負けちゃわない?」

 

 

エクレール「あっそう」

 

 

バッタモンダー「何時まで余裕でいられるかな?やれ!シャララボーグ!」

 

 

 シャララボーグにキュアエクレールを攻撃するように命じ、シャララボーグはその通りに攻撃をする。が、キュアエクレールは全て回避し、時折反撃をする

 

 

プリズム「あの声・・・何処かで聞いた様な・・・」

 

 

バタフライ「え?もしかして知り合い!?」

 

 

プリズム「分からない。それに、そもそも誰が変身してるのか・・・」

 

 

ウイング「誰が変身してるにしろ、あの人は僕達より戦闘が上手いのは確かです」

 

 

バッタモンダー「クソっ!なんでだよ!なんでお前なんかに!」

 

 

エクレール「なら1つ、その勘違いを正してあげる」

 

 

バッタモンダー「勘違いぃ?僕が強いのは決まってる事さ!」

 

 

エクレール「私を・・・いや、私達ルリグを、舐めるんじゃ無い!」

 

 

シャララボーグ「ランボッ!?」

 

 

 シャララボーグはキュアエクレールの勢いあるパンチで吹っ飛ばされる

 

 

ウイング「!?みなさん聞きました!?」

 

 

バタフライ「うん。確かに聞こえた」

 

 

プリズム「私も!今確かにルリグって・・・じゃぁ、やっぱりサフリクスもあの子もおとはだったんだ!私の、妹だったんだ!」

 

 

 シャララボーグは少しふらつきながらも立ち上がり、標的をキュアエクレールからキュアプリズムに変える。どうやら勝てないと悟り確実に勝てる相手からやる様だ。だが、その判断は正しく、そしてあまりにも遅かった

 

 

スカイ「ヒーローガール!スカイパァーンチ!」

 

 

シャララボーグ「ランボォ!?」

 

 

バッタモンダー「何!?」

 

 

プリズム「ソラちゃん!」

 

 

ウイング・バタフライ「「スカイ!」」

 

 

スカイ「今の私にヒーローを名乗る資格があるとは思えません。ですがプリズム、あなたがそう呼んでくれるのなら私は、何度だって立ち上がります!」

 

 

エクレール「(あれがキュアスカイ・・・昨日の戦闘で単独戦闘をしてたから仲間を持たないと思ってたけど・・・)」

 

 

 突如シャララボーグの真上からスカイパンチを食らわせて颯爽と登場するキュアスカイ。仲間達は歓喜し、キュアエクレールはキュアスカイを観察する

 

 

エクレール「(・・・って、こんな事してる場合じゃない)キュアスカイ、貴女はまだ体力が余ってるはず。だからあれを叩くのに協力して欲しい。私は援護も出来るから」

 

 

スカイ「・・・分かりました。ですが、あれを・・・シャララボーグを叩く事はしません」

 

 

エクレール「一体何を」

 

 

スカイ「私は、あの人を助ける為に戦います!」

 

 

エクレール「・・・指示通り、貴女に合わせる」

 

 

 キュアスカイはシャララボーグに真っ直ぐ突っ込む。そこにシャララボーグの予備動作が入るが、キュアスカイの後ろからのかなり強烈な閃光でシャララボーグが怯む。キュアスカイはそのスキに攻撃を行う

 

 

バッタモンダー「クッソ!なんだよ今の光!」

 

 

エクレール「・・・さっきから五月蝿い」

 

 

 キュアエクレールは電気で出来た球を一瞬にして作り出し、光の速さでバッタモンダーに当てる

 

 

バッタモンダー「ビリビリビリビリ」

 

 

 キュアエクレールはシャララボーグの方を向き、浄化技を放つ体制になる

 

 

エクレール「ヒーローガール!エクレールスラスト!」

 

 

シャララボーグ「ラン・・・ボォ・・・」

 

 

 キュアエクレールのヒーローガール・エクレールスラストをシャララボーグに命中させるもまだ浄化は出来なかった。だが、それでもかなり弱ってきている様である

 

 

スカイ「プリズム!」

 

 

プリズム「うん!」

 

 

スカイ「スカイブルー!」

 

 

プリズム「プリズムホワイト!」

 

 

スカイ・プリズム「プリキュア!アップ・ドラフト・シャイニング!」

 

 

シャララボーグ「スミキッタァ」

 

 

スカイ「ミラーパッド!OK!」

 

 

 シャララボーグを浄化しきり、シャララ隊長がアンダーグエナジーから完全解放される。そしてキュアバタフライは回復を即座におこなう

 

 

バタフライ「2つの色を1つに!イエロー!ブルー!癒しの力!上げてこ!」

 

 

エクレール「・・・で、そこに居る緑。何をしようとしてるの?」

 

 

バッタモンダー「ギクッ」

 

 

 バッタモンダーはキュアエクレールに行動を看破され1度動きを止めてしまうが、再びその行動を取ろうとする

 

 

プリズム「動かないで!・・・1ミリでも動いたら、許さない!」

 

 

エクレール「それ以上動いたら、私はこの12発の超高圧縮電磁弾を全部撃ち込むから」

 

 

バッタモンダー「カヒュッ・・・ば、バッタモンモンっ!」

 

 

 バッタモンダーはキュアプリズムからの怒りをあらわにした威圧感と、キュアエクレールからの酷く冷たい威圧感に晒され逃げてしまう

 

 

るう子「うん。お疲れさま、キュアエクレール」

 

 

エクレール「るう子・・・どうだった?大丈夫?」

 

 

るう子「予想以上だったよ。やっぱりルリグってだけで結構なアドバンテージなんだね」

 

 

エクレール「そう・・・なのかな?」

 

 

 突然建物の影から出て来た小湊るう子にみなが驚く。そして、キュアプリズムだけは4人の中で最も速く『るう子が出て来た』と言う現実に戻り、聞きたかった事を聞く

 

 

プリズム「エクレール!貴女なんでしょ!貴女がおとはなんでしょ!・・・答えてよ!」

 

 

エクレール「・・・なん、で・・・なんで、私の名前を」

 

 

プリズム「分かるよ!だって・・・」

 

 

ましろ「だって!貴女は私の妹だから!」

 

 

おとは「・・・知らない!」

 

 

ましろ「え?」

 

 

おとは「貴女なんて知らない!そもそも私の何を知ってるの!」

 

 

るう子「おとはちゃん、そこまでにしよ?貴女も、一旦落ち着いて。それにそもそもおとはちゃんが貴女の妹だって言う絶対的な根拠はあるの?」

 

 

ましろ「それは・・・」

 

 

あげは「じゃぁ、貴女の妹だって言う根拠や証拠は?」

 

 

るう子「私?私はこの通りコインも出せるし、少なくともプリキュアには負けないだけの力はあるよ?後、勘違いしてるみたいだから言うけど、妹って言っても義理の方だから」

 

 

 るう子は「近い内に」と言い残しおとはを連れて何処かへと姿を消して行った





 で、結局るう子って何者なんでしょうね?おとはを確保(?)したのに黒羽達と情報共有してないしなんなら洗脳(と言うより刷り込み?)っぽい事やっちゃってるし。それにやってる事もあんまり分からないからどう判断すれば良いのか・・・ただ、間違い無く言えるのはおとはと関係があり、尚且つ何か目的があってやってるって事だけですね
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