ひろがるスカイ!プリキュア~選択者の継承~ 作:ディロイ・ファントム
タウィル「・・・」
ミュウ「・・・」
刀を持った少女「・・・ねぇ、もう止めない?」
3人は今白窓の部屋にいた。タウィルは2人に手加減無しの本気で相手をして欲しいと頼んでおり、現在はタウィルが体を動かす事が難しい状態になっていた
ミュウ「・・・私達はリワトになる時間や姿を変える為の時間も与えた。確かに私達は本気で戦った。でも、それでこのざま?」
刀を持った少女「まぁまぁ・・・でも、どうしてこんな事をしたのか位は教えて」
タウィル「・・・・・・」
刀を持った少女はタウィルに近付いて掠れる様な声を拾う
刀を持った少女「・・・はぁ、だとしても無謀よ」
ミュウ「タウィルはなんて?」
刀を持った少女「強いルリグに本気で戦って貰えば強くなるって思ったみたいよ?」
ミュウ「・・・そう言うのは『アレ』がある程度使える様になってからにしなさい」
刀を持った少女「取り敢えず、ベッドで寝てもらお?」
ミュウ「・・・そうね。タウィル、貴女のベッドまで運んであげるから、少しは休んで頭を冷やしてなさい」
次の日の朝。ソラとましろはヨヨからプリキュアに関する事を聞いていた。どうやら古い言い伝えにある伝説の戦士の事の様だ。話しを終えてから、おとはが居ない事にヨヨは気付いた
ヨヨ「・・・そう言えば、ましろさんとソラさんはおとはさんを見ましたか?」
ましろ「もー何言ってるの。ちゃんとおとはは・・・・・・あれ?」
ソラ「・・・今日はまだ見てませんよね?」
ヨヨ「ミラーパッドで探してみるわ」
ヨヨはミラーパッドで居場所を探すが、何処にも居ない。それもその筈、おとはは白窓の部屋と言う異空間に居るのである。ミラーパッドの範囲外である
その頃のおとははと言うと
タウィル「・・・寝てたの」
ミュウ「・・・やっとお目覚め?」
タウィル「ミュウ・・・」
ミュウ「・・・無茶をしても、強くはなれない。結局は、日々の積み重ねなのよ」
タウィル「・・・でも」
ミュウ「・・・でも?」
タウィル「・・・強くならなきゃ、ダメなの」
ミュウ「・・・弱いなら弱いなりに、戦術を立てればいい」
タウィル「・・・え」
ミュウ「その場で戦術や戦略を組み立てたり、予め幾つかパターンを用意する。強さなんて言うのはフィールドの状態とかも含めて戦略とかを組み立てる事が出来れば簡単にひっくり返るものなのよ」
タウィル「・・・戦術や、戦略」
ミュウ「・・・速い話しが、慢心せず、自身の力に溺れず、それでいて自身の力をキチンと理解して活用すればどうって事は無いのよ」
タウィル「・・・成る程。ありがとう、ミュウ」
ミュウ「・・・どういたしまして」
ミュウの言葉で吹っ切れた様で、おとはに戻ってから家に帰るのであった
おとは「ただいまなの!」
ソラ・ましろ「「おとは(さん)!?」」
ヨヨ「お帰りなさい。何処に行ってたんですか?」
ましろ「そうだよ!心配したんだからね!」
おとは「黒羽さんの所に行ってたの。急用だったから伝えれなかったの」
ソラ「・・・あの、もし良ければ、その用事を教えて貰えますか?」
おとは「いや、流石に言えないの」
ソラ「そう・・・ですよね」
おとは「じゃぁ、部屋に戻るの」
ましろ「あ、うん」
そう言っておとはは自室に行き、演奏を開始した
暫くして、ヨヨがミラーパッド越しからランボーグを発見し、その事を部屋にいたおとはに伝えた
一方、2人は外に出かけていたのでランボーグを発見出来た。2人は既にランボーグと戦っていたが、相手の方が強く、かなり劣勢であった。今は路地裏で一息つけているが、それでも劣勢なのは変わらない
カバトン「お客様のお呼び出しをしますー。プリキュア様ー。プリキュア様は・・・」
カバトンはプリキュアを見失っていた。そしてカバトンはなんとプリキュアを呼び出す様だ。・・・まぁ、来るわけが無いが
おとは「・・・シャボン・サモンだけで倒せるとは思えないけど・・・やるしかないの。アンロック」
カバトン「繰り返し・・・ん?あれは!?3人目が居たのねん!?・・・まぁいい。轢き殺してやるのねんッ!」
カバトンを乗せた電車のランボーグがタウィルに向かって突撃する。が、タウィルは当たる少し前にひらりと回避した。・・・シャボン・サモンを置いて
カバトン「効かねぇよ!」
タウィル「・・・効いては無さそうなの」
カバトン「もう一度なのねん!」
ランボーグがタウィルに再度突撃する。が、タウィルのスカートだと思っていた部分が変わり、翼となった(元から翼なので変わった訳ではないが)。そしてそのまま飛行し始める
カバトン「逃がすかぁ!」
タウィル「しつこい・・・アイギス・シールド」
タウィルの持つアーツ『アイギス・シールド』でランボーグの突撃を完全に防ぎ切った
タウィル「(・・・スカイとプリズムを探すの。何処に・・・って、路地裏しか無いの)」
カバトン「なんなのねんお前!色々おかしいのねん!」
タウィル「シャボン・サモン!アイギス・シールド解除!」
シャボン・サモンにランボーグが突撃した事により、ランボーグ達の視界は煙幕に包まれた。その間にタウィルはキュアスカイとキュアプリズムと合流した
タウィル「・・・なんでそんなにボロボロなの」
プリズム「タウィル・・・って事はおとは!?」
スカイ「おとはさん!?なんで来たんですか!?」
タウィル「言ったはずなの・・・本能だって」
少しの間沈黙が漂った。が、すぐにカバトンとランボーグに発見され、建物を破壊しながら追ってくる。キュアスカイとキュアプリズムは言い合いをしながら逃げる
タウィル「・・・呆れたの。グロウ。アーツ、炎翼の翔破」
タウィルはタウィル(赤)に変化し、アーツを使って炎の翼を生やし、エルちゃんを回収した
タウィル「さぁ!こっちに来て!」
カバトン「生意気なぁ!」
炎翼の翔破は羽ばたく度に超高温の熱風を起こす効果もあるアーツの為、エルちゃんがすぐに弱っていってしまう
タウィル「こうなったら・・・」
エルちゃんをこれ以上弱らせない為に、1度エルちゃんを物凄いスピードでキュアスカイとキュアプリズムの元へと投げつける
カバトン「プリンセスが!?」
タウィル「融解して!」
電車ランボーグの正面に対し、攻撃の為の超高温の熱風を出し、融解させ始めた。電車ランボーグはすぐに離脱した為、大きなダメージにはならなかったものの、それでも一部分が融解してしまっている
タウィル「・・・私はここまでなの。にしても、まさか自分がハリネズミのジレンマ現象を感じるなんて思わなかったの」
タウィルはこれ以上は出来る事は無いと判断し、タウィル(白)になった上で何処かへと飛び去った
一方、電車ランボーグはプリキュア達の元へと向かい、プリンセス・エルの奪取をしようと迫ってくる。が、タウィルが間接的とは言え、時間を稼いでいたお陰で仲直りが出来たので力を合わせる事が出来る様になった。
その為か、エルちゃんの体が光り出し、新たなる力をキュアスカイとキュアプリズムに与えた。そして、2人はそのスカイストーンをスカイミラージュに装着した
スカイ「スカイブルー!」
プリズム「プリズムホワイト!」
カバトン「ヒィッ!?カバトントンッ!?」
スカイ・プリズム「「プリキュア!アップ・ドラフト・シャイニング!」」
ランボーグ「スミキッタァ」
電車ランボーグの浄化が完了した。キュアスカイとキュアプリズムは変身を解除してエルちゃんと一緒に家に帰る
ましろ「ただいまー」
ヨヨ「お帰りなさい。・・・おとはさんはどうしました?」
ましろ「あれ?帰ってきて無いの?」
ヨヨ「ええ。まだ姿は見てないですね」
ましろ「何処に行ったんだろ・・・」
ソラ「ましろさん・・・」
と、心配していると玄関からノックが聞こえた。誰だろうと思ったソラが出てみると女性が立っていた
ましろ「あの、貴女は?」
幸「私は五十嵐幸。所で、ここは虹ヶ丘おとはちゃんの家で合ってますか?」
ましろ「え?はい。おとはは私の妹ですけど・・・」
幸「おとはちゃんのお姉さん?丁度良かった。実は少し話しがあるの」
ましろ「話し?」
幸「えぇ。貴女の妹さんは私の所に居るから安心して。唐突だったけど、一緒に集まらない?って言ったら来てくれたんだけど、もしかしてと思って一応来てみたの」
ましろ「あ、そうだったんですね。わざわざありがとうございます」
幸「ふふ。どういたしまして。それじゃぁ、私は戻るので」
そう言って幸は立ち去った。一方、おとははと言うと
タウィル「はぁ、はぁ」
ミュウ「ッ!」
タウィル「かはっ!?」
タウィル(赤)で本気のミュウ・エクストラを相手にしているがまったく歯が立たず、ボロボロになってしまっている
ミュウ「・・・気は済んだ?」
タウィル「・・・」
ミュウ「・・・はぁ。大体、何が『最強の姿であるミュウ・エクストラと本気で戦いたい』よ。そもそもの力の差があるのに、それでいて悩んでる様じゃ勝負にすらならないのは分かってる筈でしょ?」
タウィル「・・・」
リワト「それについては、かつての貴女と似ていると思いますよ」
ミュウ「・・・私は消化不良よ。リワト、悪いけど、後で1戦付き合ってくれるかしら?」
リワト「分かりました。1度タウィルを連れて行きますね」
ミュウ「お願いね。・・・後で言わないとね。『春休みが終わりかけてるから無理はし無いように』って」
タウィル(赤)
奏でし者タウィル=トレの姿をしている。タウィル(白)よりパワーがある
アイギス・シールド
周囲にシールドを展開するアーツ。シールドは光によるハムニカ構造になっており、かなり頑丈
炎翼の翔破(えんよくノしょうは)
自身に炎の翼を形成させるアーツ。飛翔可能であり、羽ばたかせれば強烈な熱風を発生させれる