アイちゃんって才能ある人間しかちゃんと認識出来ないから
芸能界に入っても自分が認識出来る人間が少なくて出来ても
そこから興味の対象になれる人間っていなさそうだし
そこに某カの字が現れたらそらぁ引っかかるよねっと思ってしまう。
某カの字は自己愛の人だからアイちゃんが求めるものとは真反対の人。
別れて以降のアイちゃんって他人への期待とか愛してもらう事を諦めてそう。
代償行為として血の繋がった家族である赤ちゃんを愛する事を選んだと考えてしまう。
余計に拗らせたアイちゃんと愛し愛される関係になるってルナティックモードだと思う。
アイside
「またやっちゃったなぁ」
私は考えるより先にその場に沿った事を言ってしまう。
正直言って本当は納得出来ていない。
芸能界に入りたくてアイドルになった訳じゃない。
アイドルより先の事なんて考えてない。
でも私が我儘を言ったらアイドルに相応しくないってあの子みたいに捨てられるかもしれない。
社長は私が噓吐きっていうのを知ってるだけ。
親でも捨てられる私なのに汚い私を赤の他人の社長に知られたら
あっという間に捨てられてしまう。
そしたらアイドルでは居られなくなる。
それだけは駄目だ。
アイドルじゃない私は誰にも必要とされず居場所もない。
それだけは嫌だ。
だから皆に必要とされる
「うーーーん。どうしよう・・・このまま帰ろうかぁ」
折角ここまで来たんだしスターバで休憩しながらエゴサして帰ろう。
社長もうるさいし。
「あの一件から社長が過保護で困った困った」
着信音が聞こえ視線を下げスマホを取り出そうとした時
目の前の誰かとぶつかってしまった。
「っ!すみません。」と言いながら顔を上げると
『痛ってぇなぁ。どこ見て歩いてんだ!』と声を荒げながら睨んでくる男性2人組。
『お!ダッセェ格好してるから男かと思ったら女の子じゃん!』
『それによく見たら顔も可愛いし』『おいおいロリコンかよw』
『恋愛に年なんて関係ねぇよw』
『ねぇねぇ。俺たち今暇なんだけど一緒に遊ばない?』
『君も一人で寂びそうだしさぁ俺たちが一緒に遊んであげるよ』
「結構です。私忙しいので」と一言伝え立ち去ろうとすると
『おい!何勝手に立ち去ろうとしてんだよ』
『お前からぶつかって来たんだろうが!ちょっと付き合うのがスジだろうが』
『そうそうwこいつの腕、打撲か折れてるかもよw』
『あぁぁ痛てぇわぁ。どうしてくれるの?責任取れよ』
はぁ面倒くさい事になった。
周囲の人は足早と目線を合わせないように立ち去る。
普段、テレビやネットでは正義感を突き付ける癖にいざ近くの立場になったらこの有様。
だから噓吐きだらけの大人は信用できない。
どうしよう。このまま警察が来るまで粘るしかないかなぁ。
でも周りの見た感じ誰も警察を呼んでくれてない。
まぁ期待はしていない。
『おい何黙ってだよ!』
『いいから、こっち来いよ』と左手首を強く掴まれる。
ヒッと悲鳴を上げそうになり眼を瞑ってしまう。
知らない男性2人に囲まれ、その一人に腕を捕まれる嫌悪感。
そして誰も助けてくれない状況にパニックになる。
何で・・・
何で私ばかり。
私何かいけない事した?
私がバカだからすぐ皆を怒らせちゃうのがいけなかった?。
嘘をついた事がいけなかった?
でも私は噓吐きしないと皆私を見てくれない。
噓吐きしないと皆すぐに離れていく。
誰か助けて
だけど口から誰か助けてって出てこない。
こんな私でも分かる。
皆がこっち見るな。関わるなって。
痛いほど伝わってくる。
だから自分の
こんな時でも私は嘘をついてしまう。
私って本当に救いようがない。
そのまま連れて行かれようとした時
『なぁ何してるんだ?その子嫌がってるよな?』
『なんだてめぇ!この子はこれから俺たちと遊ぶ予定なんだよガキが引っ込んでろ!』の怒声に対して
『いい年して何やってんだロリコン!』の声と共に左手首の痛みが無くなる。
恐る恐る眼を開くとそこには
『いででででぇ離せ!』と
腕を掴んできた男性は腕を握り潰さんと掴かまれて膝を床につけて座り込んでいた。
『俺は嘘つきと卑怯者が大っ嫌いだ』
『そしてお前らはその両方だ』
『骨の1、2本は覚悟出来てる?』
金髪を靡かせ両眼に殺意が籠った黒星を爛々とさせる少年が目に入る。
2人組も本能的ヤバいと感じたのか尻尾を巻いて逃げて行ったらしい。
らしいというのは、こんな時に口をポカンと開けて彼を見つめていたらしい。
その時、私はその瞳を見つめて何故か綺麗だなぁ見入っていた。
『おーい』
「・・・」
『?』
「欲しいなぁ」とボソッと心の声が口から零れると同時に
『おーーい!ってば!』と目の前で手を振られ我に返る。
『おいおい。何か余裕そうだな』と少年に苦笑いされる
「そっそんな事ないよ。助けてくれてありがとう!」
「いやぁこんな色気のない恰好をしてても可愛さって伝わるものなんだね!」と参った参ったと笑っていると。
『・・・』今度はお兄さんが何も言わず私の顔を凝視してくる。
「? どうしたの?私の顔に何か付いてる?」
「あっもしかして私に惚れた?」
「お兄さんごめんねぇ。せっかく助けてくれた所、申し訳ないけど今日初めて会った相手とはお付き合い出来ないよぉ」とアハハと笑っていると
『・・・あぁごめん。違う違うただ感心していただけ』とお兄さんは言う。
どういう意味だろう?関心する所なんてあったかな?!と顔に出さず軽く混乱していると
『これ言っていいのかな。えっと嘘吐き上手だなぁと感心していたところ』と爆弾発言される。
さき程の出来事と違い怖い事など無いはずなのに心臓がドキッとして何故か汗がじっとり出てくるのを感じた。
「っ!アハハ何言ってるの?お兄さん私達は今会って話したばかりなのに」
「どこに噓吐きする所があったの?もしかして新手のナンパァ?」と捲し立てる様に喋る。
お兄さんは私の事を数秒見つめ
『・・・ごめん。気のせいだ。不愉快な思いさせて悪かったな』と言い周囲を見渡す。
『軽く見渡したけど、あいつらも居ないみたいだ』
『もしまた君が1人の時あいつらにあったら今度こそ何があるか分からないから今日は早く帰った方がいい』と言いながら背を向けて
『家に帰ったら念の為、左手首冷やしておいた方がいい』
『それじゃ気をつけてな』と言い立ち去る。
お兄さんが立ち去った瞬間、私の中で言い知れない恐怖に襲われる。
このままお兄さんを見送ると後悔すると。
考えるより先に口が動く。
「ちょっと待ってお兄さん!」と手を伸ばして引き留め様とするとお兄さんは
『? どうかした?』と心配そうに私の方に寄って来る。
戻ってきてくれた事に何故か安堵して続けて言葉を出そうと
「えっとね。えええと」
「ちょっと待ってね。あのね」
「何でだろ。あはは・・・」と言葉にして伝えようとするも
上手く言語化出来ずパニックなっているとお兄さんの手が伸びてくるのを感じる。
何故か涙が溢れてきて感情が上手く制御出来ない。
ああ私って本当にダメだなぁ、お兄さんの事を怒らせてしまった。
引き留めておいて勝手にパニックなるなんて怒られて当然だ。
目を瞑って殴られる準備をしていると
頭の上に手が乗り上下する。
「?」と理解出来ず目を開けてお兄さんを見つめると
『なぁ俺さ今お腹空いてて、まだ昼ご飯食べてないんだ』
『良かったら一緒にご飯食べに行かないか?』と聞かれて
「行く」とさっきまでのは何だったのか分からないぐらい即答した為
お兄さんは苦笑いしながら溢れ出た涙を指で掬い「それじゃ行こっか」とゆっくり歩き出す。
今日の私はおかしい。
本来のアイちゃんならもっと余裕があり
その場に適した行動が出来ています。
しかし今のアイちゃんはメンバー解雇などあり余裕がない状態でした。
その為、上手く対処できませんでした。
あと漫画でアイちゃんとヒカルが並んで映ってるシーン
ヒカル14~15歳だと思いますがアイちゃんの身長って151㎝で結構低いんですよね。
そのアイちゃんより低いって考えずらいんですよね。
大人のヒカルは178㎝あるのでまぁ高校以降で伸びる人もいるからそのパターンだと思いますが
主人公はヒカルと同じ高さなのでこの話では160cmある事にします。