この素晴らしいカズマに祝福を!   作:名もなき駅員

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はい…このすば小説の…はい…すいません…
新しい小説のネタが思いついちゃって…言い訳無用ですよね…すいませんでした…


この素晴らしい2巻に祝福を!
このリーズナブルな屋敷に祝福を!


とある朝、俺とめぐみんはギルドの近くにある武器屋にやってきていた。

 

「おじさん、例の刀、できてる?」

 

「らっしゃい…って、カズマじゃないか! 教えて貰った、KATANAとか言った剣。魔竜石を使って武器を作れるとあっちゃ本気を出さずにはいられなくてよ。こいつは想像以上の出来だぜ」

 

そう言いながら、店主は鞘に収められた一振りの剣を持ってきた。

俺は以前武器店に寄った時、店主に「一度でいいから強力なモンスターの素材を使って武器を作りたい」という夢を聞いた。丁度持っていたデスドラゴンロードが吐き出した石をあげたら泣いて感謝され、金はいらないから武器ができたら是非貰ってくれと言われていたのだ。

手のひらサイズのこの石は魔竜石と言い、ドラゴンの魔力の源らしい。なんでも魔竜石は形や大きさを自由自在に変えられる不思議な性質を持っているようで、店主の作った刀も俺の元いた世界の刀と遜色ないほど綺麗に再現されていた。

 

「おお、俺の足りない説明からよくここまで…おじさん凄いよ、これ完璧だよ!」

 

「へへ、ま、俺にかかればこんなもんよ。後はこの魔法のかかった札に銘を書いて、剣の柄に貼れば完成だ。これからはそれがお前さんの愛剣になるんだ。立派な名前を付けてやんな」

 

俺はその説明を聞き、気合いを入れて名を付けようと…!

 

「はっ…カズマ、ちゅんちゅん丸はどうでしょうか? 我ながら天才的な命名…ふふ、私もたまには爆裂魔法以外でも役に立てるのですよ?」

 

…したところで、めぐみんが横からそんな事を言ってきた。お世辞にも格好いいとは言えないその名前は、めぐみんなりに一生懸命考えたものなのだろう。

 

「うーん、俺と紅魔族のめぐみんでは感性が違うから、できれば自分で名前を付けた…」

 

「あっ!」

 

店主が、俺の持っている刀を見て声を上げた。

刀を見ると、柄に書いてある文字は…

 

「…嬢ちゃん、銘を刻んじまったのか…」

 

「刻んじまいました。今日からこの子はちゅんちゅん丸です!」

 

めぐみんがにぱっと無邪気な笑顔を見せる。

 

「それはカズマのだろうが…ていうか、カズマはそれでいいのかよ?」

 

「いいんだよ。スッパリ決められなかった俺に代わってめぐみんがつけてくれた名前だ。文句なんかないさ」

 

俺は何故か申し訳なさそうな顔をする店主に笑顔を向け、ちゅんちゅん丸を腰に収めた。

 

ーー

 

「悪い、待たせた」

 

俺はギルドのテーブルで談笑しているアクアとダクネスに向かって歩き、話しかける。

 

「いや、別にそこまで待ってはいないから大丈夫だ」

 

「それより、早くお昼ご飯食べましょ!」

 

「それもそうですね」

 

俺達はそれぞれ好きなものを注文し、料理がくるまで適当に会話で暇を潰す事にした。

 

「そういえば、もう冬か…」

 

そう、時が経つのは早いもので、最近は肌寒くなってきた。もう冬に突入しているのだ。

 

「カズマさんのおかげで私達は蓄えがあるから今年の冬は越せそうね」

 

「だが、流石にそろそろ馬小屋を抜けたいところではあるな」

 

「そうですね。そろそろ宿に泊まるべきでしょう」

 

皆が言いたい事は分かる。馬小屋で寝るとなると直風がかなりキツい。ダクネスならいざ知らず、大自然の拷問は基本お断りしたいものだ。

そこで、俺はある事を考えていた。

 

「あのさ、皆、ちょっと…家とか興味ない?」

 

「「「…詳しく」」」

 

おお、凄い食いつき…

 

「いや実は、デスドラゴンロードの報酬で懐が潤ってる今なら、活動拠点も買えるんじゃないかと思って色々調べてたんだよ。そしたら豪勢なのにとびきり安い物件を見つけてさ」

 

そう、俺達は基本的にアクセルの町からそこまで動かない。なら、お金を使わなくても寝られる場所があった方がいいと思ったのだ。

 

「行きましょう、今すぐ行きましょう! 女神にふさわしい屋敷なんでしょうね?」

 

「値段の割に合わないほど立派な屋敷だよ」

 

「…ふむ、屋敷でしかも立派なのに、何故そんなに安いのでしょう?」

 

めぐみんの呟きが俺に聞こえる事はなかった。

 

ーー

 

「ここだよ」

 

「ほ、ホントに大きいな…」

 

俺が指差した建造物を見たダクネスが驚きながらそう言う。そして改めて値段と比較して絶句する。うん、その気持ち凄い分かる。

 

「あ、あの…もしかして、この屋敷に住まわれるのですか?」

 

しばらく見ていると、この屋敷を管理しているらしい不動産業を営んでいる男性がおずおずと言った感じで出てきた。

 

「え? ああ、はい。…もしかして、何か問題が?」

 

「いえ、その…この屋敷には大量の悪霊が住み着いておりまして…」

 

「「「あ、悪霊!?」」」

 

アクア達三人が身を引いた。

 

「ま、まあ別に私は構いませんが? アクア達が怯えるので別の物件に…」

 

「む…悪霊か…どんなプレイになるだろうか?」

 

「…知りませんよ」

 

いつになく真面目な顔で問うダクネスに、呆れたようにめぐみんは溜息をついた。

 

「さあアクア! 夜は一緒に除霊開始だ!」

 

「早めに終わらせてご飯食べるわよ!」

 

俺とアクアは不安げなめぐみんに気付かないまま右手を挙げ、気合いを入れた。




次回はなるべく早く出る…と思います。
アンナちゃん好きなキャラなんで(真顔)
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