無冠の王 IF 禍福の天秤   作:カグ槌

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戦姫9 乱入者と因縁あり?

 

 

前回のあらすじ

 

最光に倒されかけたハルトを助けたカリバー彼女の正体は前の世界でハルトの幼馴染だった女性 あかねであった、再会を楽しんだのも束の間で乱入した響とカリバーのバトルそして監視していた特殊部隊にジャマトライダーが襲い掛かるのであった

 

 

その頃 大智達はと言うと

 

 

「なぁ…クイズ先輩聞いたか?」

 

 

「えぇ…少し出歯亀しただけでアレですよ」

 

 

と目線の先にはブロイアームズから伸びるツタと徒手空拳のみで特殊部隊を潰して回るジャマトライダーの姿があった、戦斧で銃や樹木を切り捨て逃げた奴には斧を投げ、ツタで持ち手の部分を縛ると鎖鎌の容量で仕留めに走り、立ち向かってくる奴には拳で一撃に沈め返り血に染まっている姿は怪人そのものであった

 

 

「これバレたらアタシらもやばくないか?」

 

 

「そ、そうですね…こうなったら逃げますよ」

 

 

「あぁ…姐さん行こうぜ…ってあれ?姐さんは?」

 

 

「い、いない!一体何処に」

 

 

「クイズ先輩、あそこ!!」

 

 

「えっ!」

 

 

クリスが指差した先には

 

 

「変身!」

 

『NINJA!READY FIGHT!』

 

 

走りながらロポに変身した冴がデュアラーを双剣モードにして特殊部隊めがけて切り掛かった

 

 

「冴さん!何でここに!」

 

 

「ピンチってルサルカに聞いて走ってきたんだ!」

 

 

「そ、そうなのか…ありがとう!凄い早いな流石元アスリート!!」

 

 

「礼は良い」

 

 

「あれ?冴さんだけ?五十鈴やクリスは?」

 

 

「そんな事より連中を最速で倒す!」

 

 

「え!お、おう!!」

 

 

とさりげない合流で有耶無耶にした冴の姿を見て

 

 

「ずりぃ姐さん!!ズルさが爆発してやがる!!ピンチで駆けつけたとか絶対怒れねぇじゃないか!」

 

 

「おのれ…これでは僕達が駆けつけても二番煎じですよ!バレたら僕達が肥料になってしまう!」

 

 

「どうするよクイズ先輩!!」

 

 

「どうするもこうするもありません!取り敢えず「どうします?」それはもう彼に…え?」

 

 

またこのやりとりかと後ろを見るとスーツ姿の男性 緒川が何人かの職員を連れて立っていた

 

 

「すみません動かないで頂きたい…それと彼方で戦ってる方にも交戦を止めるように説得して貰えませんか?」

 

 

「その答えはNOだよ!」

 

 

「!!!」

 

 

大智が指を鳴らすと何処からともなく現れたポーンジャマト達が片手剣を装備し背後に立っていたスーツ姿の男を強襲する

 

 

「くっ!」

 

 

「クイズ先輩、あんな事も出来たのかよ!」

 

 

「策士ですから…第二の策は用意してるよ」

 

 

「なら出歯亀バレた時の第二の策は?」

 

 

「………行くよクリス!」

 

 

「ねぇのかよ!!…今一番欲しい策を用意しておけよ策士!!って、んな事言ってる場合じゃねぇか!」

 

 

「えぇ、行きますよ」

 

 

「「変身!!」」

 

 

『MONSTER』『MAGMUM』

 

 

『READY FIGHT!』

 

 

 

「よっと」

 

 

「って、ダパーン!?」

 

 

ナッジスパロウとダパーンに変身するとダパーンはマグナムシューターをライフルモードにして近くの木に登ると

 

 

「BANG!」

 

 

そのまま発砲、ジャマトライダーとロポの死角にいた部隊員の頭部を狙撃したのである

 

 

 

「クリス!?」

 

 

「悪りいなクイズ先輩!これなら姐さんと一緒にかけつけて狙撃場所を探してたと言い訳できるぜ!」

 

 

「おのれ!!それで勝ったと思うなよ!!」

 

 

「何の勝ちだよ…んなの事言う暇あったら、そこの奴何とかしなって」

 

 

「……こうなったら八つ当たりに付きあってもらいます!」

 

 

ーーーー

 

その頃 

 

 

「狙撃?ダパーンか……って彼奴らも彼奴らで何か揉めてるぅ!つーかあのスーツ男何だ!忍者みたいな動きをしてるけど!」

 

 

「あぁ彼奴らも出歯亀してたぞ?」

 

 

「え!嘘?ツー事は…冴さんも一部始終見てたの!」

 

 

「あぁ…ごめん……駆けつけた体なら怒られないかと」

 

 

「べ、別に仲間なら怒らないけど…恥ずかしいな……まぁ良いか…仲間以外は不幸の時間だぜ」

 

 

「八つ当たりじゃない」

 

 

「それは言わないお約束だよ冴さん」

 

 

ガッツリ冴がバラしていたのであった

 

 

ーーーー

 

 

その頃 カリバーvs響はと言うと

 

 

「ハルトと一つ屋根の下!?そんなうらやま…こほん…けしからん事になってるなんて許せない!」

 

 

「羨ましいでしょ?」

 

 

「くっ!なら貴女はハルトのどんな所が好きなの!!」

 

 

「え、え!!」

 

 

「即答出来ない段階でたかが知れてるよ!」

 

 

『月闇居合!』

 

 

「私はあの人が彼がどれだけ辛かったか苦しかったかもわかる…だから支えたい一緒にいたいのもう離したくない…偶々助けられただけ程度で…半端な気持ちで彼の隣にいるなぁ!」

 

 

『読後一閃!』

 

 

腰だめに放った抜刀術は紫の斬撃と共に響を飲み込むと響は倒れた

 

 

「っ!」

 

 

「そこは私の居場所!君の居場所じゃない!」

 

 

「はぁ…私だってあのライブの後に色んな人を見てきた、会ったばかりのハルトは人に対して絶望してるみたいだった…それって貴女が見捨てたからじゃないの?私も同じだから分かるんだよ…それだけ大事に思ってるなら一緒にいなよ…」

 

 

嫌味混じりで笑うとカリバーの地雷を踏み抜いたようで激昂する

 

 

「っ!黙れ!!」

 

 

振り上げた暗黒剣を下ろそうとした刹那

 

 

 

 

 

 

『Rei shen shou jing rei zizzl』

 

 

 

 

 

 

 

遠くから透き通るのような祝詞が響いた

 

 

「何だ?」「この声……っ!」

 

 

その刹那、閃光の雨がカリバー目掛けて降り注いだ

 

 

「っ!」

 

 

暗黒剣で闇の壁作るが、その閃光は闇を貫きカリバーにダメージを与える

 

 

「くっ……この光…!!」

 

 

カリバーは防御でなく回避に徹している隙に

 

 

『閃光』

 

 

紫色のレーザーがカリバーを飲み込んだのであった

 

 

「あかね!!」

 

 

その光景を見てジャマトライダーは血相を変えその場に向かって走り出したが

 

 

「大丈夫だよハルト」

 

 

そこには無傷のカリバーが立っている

 

 

「え?防いだの?何したの?」

 

 

「危ないと思ったから、この子の封印を解いたの」

 

 

と話しているのは先程封印された筈の光剛剣ことアカリであった

 

 

「僕、光剛剣最光は!補助能力も優秀っすからねまらあの程度の攻撃ならバリア貼るだけで防げるっすよ…あと先輩、今後は真面目にやるんで封印は勘弁してください」

 

 

「なら無闇に人を煽らないようにね」

 

 

「はいっす!」

 

 

「そっか……あかねを守ったのか取り敢えず…でかしたぞ片手剣」

 

 

「この光の聖剣をモン○ンの武器みたいな呼びしないで欲しいっす!」

 

 

「聖剣?はっ!お前にそんな徳があるとは思えんよ俺の知ってる最強の聖剣はキングラウザーだ」

 

 

「それ聖剣違いだよハルト」

 

 

「そ、それに先輩を守るのは後輩として…相方と当然っすよ元カレさん!」

 

 

即落ちとはこう言う事を言うのだろうな、全然学習してないぜ!

 

 

「ちょっとあかね、その剣貸してくれない?今からへし折るから」

 

 

『ARMED HAMMER』 

 

 

それはハンマーというには余りにもコンパクト過ぎた、持ち手が短く、槌が大きく、そして日曜大工にも転用可能なのはジャマーガーデンの補修作業に使い学習していた

 

 

「ベル○ルク風のナレーションで説明しないで欲しいっす!」

 

 

「これ以外と便利なんだよなぁ…レイズアローとかジャマーガーデンを襲う猪やシカの駆除にも使えるし小型バックルは使いやすいのが多いよね〜…この間食べたボタン鍋美味しかったなぁ…ジビエって匂い気になるって言うけどキチンと処理したら美味しいんだよ?」

 

 

レイズハンマーで素振りをするジャマトライダーに

 

 

「ナチュラルに怖いこと言わないでくださいっす!!こ、これは言葉の綾っすよぉ〜それに先輩も何やかんやで僕のことが好き「はい」ちょっ、先輩ぃいいいいいいい!?」

 

 

「さて……と、行くぞムジョルニア!!」

 

 

ムジョルニア(レイズハンマー)を振り上げるジャマトライダーに思わず

 

 

「あの雷神のハンマーを語るな烏滸がましい!とか言われるっす!」

 

 

「確かに…じゃあドンカチ!」

 

 

「それはそれで良いの?」

 

 

「辞めて!怪我しちゃうと大秦寺さんに全身メンテナンスされるっす!あの人普段寡黙なのに聖剣の事になると怖いんすよ!!」

 

 

もしこれが魔王ハルトなら、大秦寺(仮面ライダースラッシュ)の名前が出た瞬間に手を止めていただろう…何ならサイン欲しさに取引出来たかも知れない

 

 

しかし

 

 

「ほほぉ…関係ないね」

 

 

 

このハルトはセイバー未視聴であったので

 

 

「いやああああああああ!!」

 

 

問答無用でレイズハンマーを振り下ろしたのであった

 

 

数分後 叫びすぎてクタクタになっている最光を取り敢えずカリバーに返すと

 

 

「その前にあかね、本当に怪我はない?」

 

 

「ないよ本当にハルトは心配性だなぁ」

 

 

「心配にもなるよ…あんな殺意全開のビームに撃たれたんだよ」

 

 

「大丈夫だよ安心して」

 

 

 

「そうか……ならちょっと待ってろ、カリバーを守れ片手剣」

 

 

「………は、はい!!ってアンタ何するんっすか?」

 

 

「あのビーム女を締め上げる……誰の特別に手を出したか教えてやる」

 

 

 

そして響の前に現れたのは中華風の装束と鉄扇を持った戦姫であったが彼女の顔を見て響は固まった

 

 

「…み………く?」

 

 

「響!話は後今は逃げるよ!!」

 

 

「え!いや、ちょっ!」

 

 

何処ぞの誰かが響の手を取り飛び去ろうとしたが赤い光弾がそれを阻止した

 

 

「っ!」

 

 

「おいおい、そんな事させる訳ネェだろ」

 

 

ダパーンがマグナムシューターを構えると彼女は声の主を知っているのか

 

 

「その声……まさかクリスちゃん!!」

 

 

「あ?誰だお前?」

 

 

「え?違うの?」

 

 

混乱している所悪いが

 

 

「彼女を攫おうとか一体何をしてるんですかね?」

 

 

ナッジスパロウが接近し右ストレートを顔面目掛けて放つ、伸縮自在な右腕の一撃は彼女の顔面を捉える…筈だった

 

 

『タイクーン』

 

 

「っと!女の子の顔面狙うとか何してるんですか!!」

 

 

双剣を交差して攻撃を受け止めるアナザータイクーンを見てナッジスパロウは

 

 

 

「君は確か……タヌキ君!」

 

 

「俺はタヌキじゃない!…って何言わせてるんですか!!」

 

 

「何故庇うんだい?」

 

 

「そうだな響を攫おうとする奴だぜ?敵だろ?」

 

 

「そ、それは…彼女は並行世界から来た響の友達で「そんなの関係ない!友達なら仲間の誘拐を仕方ないと受け入れるバカがいるか!」い、いやちょっと話聞いて!」

 

 

 

「問答無用!」

 

 

『REVOLVE ON』

 

 

『SET FEVER!』

 

 

ロポはスロットバックルを装填してレバーを回転させると

 

 

『ZOMBIE!HIT!FEVER ZOMBIE!』

 

 

ロポはゾンビニンジャフォームになりゾンビブレイカーを肩に担ぐと走り出した

 

 

「響から離れなさい!!」

 

 

「あぁ!もう!話聞いてくれよ!!スズメさん!狼の説得をしてくれないかな!!」

 

 

「僕は構わないけど…彼が何と言うか」

 

 

「彼?」

 

 

「問題、彼女が攻撃した剣士を傷つけたら一番怒るのは誰でしょうか?因みにヒントはないよ」

 

 

「えっ!………まさか……あのカリバーって」

 

 

アナザータイクーン、ナツキは仮面の下で濁流のような汗を掻く彼は知っているのだ

 

 

・・

特別が傷つけられると誰だろうと必ず報復し

何なら世界相手にも喧嘩を売った身近な凶王の事を

 

 

「正解は」

 

 

クリスが指を刺すと同時に

 

 

『JYA JYA JYA STRIKE!』

 

 

「し、しまっ!」

 

 

地面から伸びたツタが未来に向かって伸びたのでアナザータイクーンが突き飛ばすと変わりに捕まり万力の如き力で締め上げる

 

 

「あ……が………あぁ……」

 

 

「あのビーム女をつれてきたのはお前か?」

 

 

「は……はる……と」

 

 

「正解」

 

 

とナッジスパロウは拍手して正解を祝うが

 

 

「お前は俺からあかねと響の2人を奪うの?そんなの許せる訳ないよなぁ…どんな世界から来てどんな俺と会ってるか知らないけど…この世界の俺を不幸にするならきちんと幸せは取り立てないとなぁ……」

 

 

激情に飲まれたジャマトライダーがその場に立っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺の特別に手を出すなら不幸にしてやるよ化け狸」

 

 

 

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