前回 響加勢の為に戦場に現れたハルト一行の裏ではルサルカ、ケケラ、キューンと対峙したのは 何とハルトの妹 ハルカであった!
そんな事など知らないハルト達はノイズを蹴散らしながら前進していると
「ハルト!」
アナザータイクーンが現れたので嫌なのが伝わる声音でジャマトライダーは答える
「またお前か…邪魔しないでくれよ響の奴に説教があるんだからさ」
「そうは行かないんだよ!響が今も危険な状態にあるのは変わらない…この世界の響も俺達世界の響も纏めて助けたいんだ!」
「またそんな綺麗事を…」
「綺麗事が一番良いんじゃないのか!!お前が尊敬してる青空の英雄もそれが一番だって望んでる事だろう!!!」
「っ!」
それはナツキの知る、魔王なら首肯し天晴れと笑うような答えだが
「っ!お前が……あの人を語るなぁ!!」
この世界のハルトに取っては敵の戯言でしかない上に地雷である
「感情的だよな此処のお前は!」
「黙れええええ!」
ゾンビブレイカー片手に突貫するジャマトライダーに対してニンジャデュアラーを双剣モードに変えると交差する形で迎え撃つアナザータイクーンに対して
「僕も加勢しましょう…やはりあのタヌキには何故か1発入れないと気が済まない…何故か闇堕ちさせてやりたい気持ちになりますよ」
ナッジスパロウも構えるがロポとダパーンが止める
「時間の無駄だ、あのタヌキの分身もいるし響の安全を確保させたら撤退するよ」
「あぁ時間稼ぎはハルトに任せてアタシ等はさっさとやる事やるぞ」
「それも正解か……ちっ」
渋々だがナッジスパロウも追従するのであったが
「…………」
「先輩、どうしたっすか?」
「アカリ、ちょっと私離れるから皆んなをお願いね」
カリバーは地面に剣を突き刺すと暗闇を作り何処かへ転移したのであった
「え?ちょっ先輩!せめて何処かに剣を置いて欲しいっす!伝承のエクスカリバーみたいに地面に刺さないでぇーー!」
と叫ぶ最光に集まるノイズ達
「た、助けて先輩!!…こうなったら、えええええい!ままよー!」
『WHO is THIS!最光二章!光から生まれる影…シャドー!』
強く念じると最光の影がヌルッと立ち上がり人型を形成すると光剛剣を引き抜き構えを取る
「これぞ最光シャドー!このアカリ!先輩がいなくとも世界を守る剣士としての役目を全うするっす!さぁ何処からでも掛かってこいっす!!」
そしてシャドーはノイズの群れに突撃したが
「や、やっぱり1人だと怖いっす!誰か助けてえええ!」
ヘタレて泣いているのであった
ーーーーーーーー
その頃 グレア2とケケラ、キューンvsルシファーの対決だ
「このっ!」
『JACKING BREAK!』
ルシファーはサウザンドジャッカーに残っているライドモデルから多彩な攻撃を出すが
『SUPPORT MODE!』
キューンがレイズライザーのモードを切り替えカード型のエネルギーで壁を作り防御すると
「よくやったわねキューン!さぁ、くらいなさい!」
壁の死角を生かしヒュプノレイを展開して光線を放つグレア2、そのエネルギー量はルシファーの体を削り取るが
「無駄無駄無駄無駄!私は不死身なのよ貴方達ゲテモノライダーの攻撃なんて効くわけないじゃない!」
「ゲテモノって言われてるわよケケラ、キューン」
「俺達かよ!」「…心外」
「貴女も含めてるのよ!若造りロリババア!!」
ルシファーは挑発で言ったのだが
「は?」
「「あ……」」
ケケラとキューンはルサルカのガチギレを悟り下がると
「…………誰がババアよ…このパチモノがぁ!!」
『DELETE』
同時にヒュプノレイがバリアを展開するとグレア2は飛び上がり急降下キックを放ちルシファーを爆散させた……が
「あはははは!無駄だって言ってるのがわからないの?これだから年増は…っ!」
突然のダメージにルシファーは膝を突き顔を下ろすと
「あら失礼、お金でも落ちたのかしら?」
体を形成している赤い霧がポロポロと抜け出ているのだ
「な……私の体に何をしたぁ!!」
「簡単よ、貴女をハッキングしたのこんな風にね」
『HACKING on CRACK START!』
ドライバーを操作するとノイズ混じりの電子音声と共にヒュプノレイが二つ外れると何処から伴く現れたGMライダーの頭部に装着されたのであった
「ほいっと」
『UP GLADE ZOMBIE/BEAT』
GMライダーが遠隔操作でゾンビ、ビートフォームに変身すると互いの持つ属性技が発動した
『PUNK BLIZZARAD』
『TACTICAL BREAK』
ビートアックスから放たれた氷の範囲攻撃でルシファーを形成するナノマシンが凍結機能停止した所でゾンビブレイカーからの溶解毒の一撃で部分的にだがナノマシンの機能が弱体化した
「あ、がぁ!……くっ!」
「貴女やハルト達からすればAIナノマシンなんて未来に等しい技術でしょうけど、私達からすれば石器みたいな技術なのよ…それで最新技術を語らないでよ烏滸がましい……ってケケラは何してるのよ」
「あそこ」
「は?」
キューンの指す方向に目線を向けると
「頑張れ野田ナツキ!!負けるな!そうだ!お前が仮面ライダーだ!!応援してるぞ!!」
仮面ライダーケケラの状態で推し(アナザータイクーン)を応援しているではないか!
「何してんだよ!…まったくこうなったら俺が加勢に「行く前に私等を手伝いなさいよ!」行く前に働くか……狩り開始!」
「シリアスにしては遅いね」
「黙ってろキューン!ならせめて…これは他のサポーターから預かったもんだ受け取れ!」
とケケラは口からミッションボックスを吐き出したのであった
ーーーーーーーー
そんな事など知らない、ジャマトライダーもアナザータイクーンの対戦だが
「お前に俺の何が分かる!!」
「違う世界だけど…お前は俺の友達だ!だから話を聞いて欲しい協力して欲しい!騙されたと思って聞いてくれ!!」
「なら知ってるだろう俺はずっと我慢ばかりしてたから凄い我儘なんだよ!聴きたくねぇな!敵の戯言はな!!!」
「なら無理矢理にでも話を聞いて貰うって…あいたぁ!」
丁度のタイミングでケケラの投げた、ミッションボックスかアナザータイクーンの後頭部に直撃した
「ててて…ん?何だこれ?」
アナザータイクーンが開けると初めて見るバックルがあった
「え?お、おう…こうか?」
アナザータイクーンはニンジャバックルを外すと、言われるがままにバックルを装填しボタンを押した
『GREAT READY FIGHT!』
『レイジングソード』
「え?これだけ?」
アナザータイクーン・レイジングフォーム
その音声と共にニンジャの装甲が外れ、エントリーフォームに戻るが頭部には機械的なバイザーが装備されると片手長剣 レイジングソードが何処から共なく飛来したのであった
「何だあのバックルは!」
「顔だけ変わった?んなのありかよ!」
ナッジスパロウとダパーンは、アナザータイクーンの新フォームに驚愕しているとアナザータイクーンはレイジングソードに装備されている片割れのバックルを見つけた
「これは外れないのか?これどうやったら使えんだ?……いや待て魔王ハルトならどう考える?」
あのライダーオタクの思考パターンをトレースすれば良い、そうあのダサい文字Tと女誑しに定評のあるハルトだがライダー知識と応用力は豊富であるのだ
『あのさ変身中は君の考えてる事、俺を通じて王様(ハルト)に筒抜けだけど大丈夫?』
……素晴らしい王様の叡智を参考にすれば打開策はある!
『手遅れだよ、今度そっち行くから覚えてろって』
「お、終わった……」
「は?」
「い、いやまだだ!……はっ!」
そうだハルトならこうする!
「ふん!ぐぎぎぎぎ……」
アナザータイクーンは何を思ったのかレイジングソードにつけてあるバックルを力ずくで引き剥がそうとしていた
それを見たケケラは何してんだよ!と驚き、ルサルカは爆笑、キューンは我関せずである
もし此処に魔王ハルトがいればこう言うだろうこの開け方を
不破式ロック解除法(不破ライズ)
と
「今の俺にこじ開けられない物はねぇええええ!うおおおおおおお!」
もう一度言うが、今作のハルトはゼロワン未視聴なのでナツキの行動に何ら感慨もなかった故に
「…………」
『MAGMUM』
ジャマトライダーはゾンビバックルを外してマグナムジャマトフォームになるとマグナムシューターにゾンビバックルを装填しトリガーを引いた
「何してんの?」
『POISOM TACTICAL BLAST』
紫色の毒エネルギー弾丸がアナザータイクーンに放たれアナザータイクーンは慌ててレイジングソードを盾にして防いだが威力により体が吹き飛ばした
「ててて……何だよ!全然外れねぇじゃん!」
「………そうだろうよ」
そう呟くと
「くそ…………どうしたら…良いんだ」
「んじゃコレで終わ……「きゃああああ!ごふぅ!」ん?」
何かがまた吹き飛んで来たので攻撃を辞めると見たことない仮面ライダーが落ちてきた
「……骸骨?」
ジャマトライダーは誰?って顔をしているとルサルカから通信が入る
『ハルト!そいつを倒しなさい!』
「は?」
「ててて……っ!愚兄じゃな「消えて」いっ!」
その声を聞いた瞬間、ハルトはマグナムシューターを0距離で発砲しようとした刹那に背後から現れたカリバーがルシファーの首を刎ねたのであったが瞬時にナノマシンで再生して
「い、いきなり何すんのよ…この野蛮「黙れ」あがぁ!」
ルシファーを片足で踏みつけ抑えるとシューターにマグナムバックルを装填しリボルバーを回転させる
『MAGMUM TACTICAL BLAST』
躊躇いない0距離射撃にルシファーは爆散したが、やはり再生していく、しかしライダーシステムは問題だったようで変身解除した女は俺を睨みつける
「は……はぁ…何なのよ!兄なら妹を守りなさいよ!アンタには、それしか能がない癖に!!」
この身の程知らずは間違いない
まさか…こんな所で会えるとはな
「今更、どの面下げて家族面してんだ?ハルカ?」
「ハルカって…嘘だろ、俺達の世界では刑務所に収監されてメンタル崩壊してるのに」
「え?何それ詳しく教えて」
「ふざけないで!私は貴方の妹なのに「黙りなさいな偽物」ぅ貴女!!」
そこに現れたのはルサルカと仮面ライダー状態のケケラとキューンである
「だ、誰!このデカいカエルは!」
「俺はケケラお前のサポーターだ、取り逢えず正座しろ!そのレイジングソードの使い方教えてやる!!あんな雑なこじ開け方でコマンドが使えるか!」
「え?そもそもサポーターってな「座れ」はい!」
と巨大なカエルに説教され始めたアナザータイクーンと
「は……初めまして…俺はキューン、君のサポーターだ」」
「お、おう…アタシもまさか喋るライオン?に話しかけられるとは思わなかったな…それとサポーターって事は応援してくれてんのか?ありがとや」
「よ、よろしく」
「おう!」
シャイなライオンと会話しているダパーンというカオスも広がっていたが
「なぁルサルカ、こいつが偽物ってどう言う事だ?」
顎で指すのは踏みつけて押さえているハルカを見て
「そいつは魔王世界にいたハルカよ…まぁ正確に言えば本体がナノマシンで間接的に操作していたアバターね」
「アバター?」
「……あ、そう言えばハルカの奴がナノマシンで分身してハルトの国や仲間に襲いかかったって緒川さんが言って「人と話す時はこっち見ろ!」はい!」
「タヌキ君の言う通り、ようは遠隔操作する人形のような物と思えば良いわ」
「ふーん」
「ただ本体の精神が逝ってるから本来なら制御出来ないナノマシンは霧散して消えるはずだったんだけど」
魔王世界のハルカは、以前このナノマシンアバターを使って彼の妻や居場所を奪おうとした報いで地獄の責め苦を受け精神崩壊しているのだが
「そう……私は愚かなオリジナルが最後に得た愚兄やその関係者への怒りを受信して独立した個を獲得した新時代のナノマシンアバターなのよ!!」
負のシンギュラリティで覚醒したナノマシンアバター、それがこのハルカの正体なのである
「それで自律行動して勝手に暴れてる訳、私達も偶に出張って倒してるんだけど潰しても潰しても増えるのよ」
と苦労混じりのルサルカには悪いが
「なーんだ本物じゃねぇのか残念」
ため息を吐いて残念がると
「な、何よオリジナルに会いたいの「あぁ全力で不幸にしてやりたいからな」え?」
「今まで幸せ奪ってきて悦に浸ったろ?さぁ取り立ての時間だ」
「ねぇ私も混ぜて貰って良い?その子なんだよね私をイジメてた首謀者は」
「勿論だ、一緒にやろうぜ…お互い取り立てるとするか」
「うん!」
「さて不幸の時間だぜ」
「ふざけるなぁ!!」
と叫ぶとナノマシンは霧散して足元から消えるとハルカは全員の正面に立つ
「何で選ばれた私が貴様等のような奴等に!き、今日は準備不足だっただけなんだからな!」
「完全に負け惜しみだな」
「何とでも言いなさい愚兄、覚えてなさい今日は挨拶よ次こそは必ず!!」
そう負け惜しみながら体が霧散して撤退して言ったのであった
「さて、取り敢えず響!」
「っ!」
「取り敢えず休戦だ、あのバカが出てきたとなったら呑気に小競り合いしてる場合じゃねぇぞ」
「けど!「お前の気持ちは良くわかるが今は堪えろ」…っ、わかった」
「おいタヌキ、テメェの言ってた前例って奴聞かせろ」
「話聞いてくれるのか!」
「忌々しい事この上ないが、俺からしたらテメェ等よりもあの愚妹を全力で不幸にしてやりたいんだよ敵の敵は味方だ」
「そう言う所はハルトらしいと言うか何というか…分かった取り敢えず話せる場所に行こうか」
「そうね、なら此処にご招待〜」
ルサルカがヴィジョンドライバーを操作するとデザグラのサロンまで転移したのであった
いつもありがとうございます!
はい、今作のハルカはナノマシンアバターが本人から流れた感情でシンギュラリティに達した個体ですね モデルは新約とあるの垣根がした白カブト虫に近い物だと思ってください
なのでルサルカも人を指す 者ではなく 物と表記させて貰いました
次回予告
アバターハルカの登場により共闘と響に対しての話し合いが進む中、感情の整理がつかない響は…飛び出してしまう
そんな時、彼女が出会った人とは?