無冠の王 IF 禍福の天秤   作:カグ槌

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戦姫1 飛んだ世界での出会い方

 

 

ジャマト勝利の宴から暫く経った

 

 

「こんな感じかな?…えーと畑の肥料(コアID)は此処にばら撒くと」

 

 

ハルトは現在、アルキメテルとルサルカと正式な雇用関係を結びジャマトライダーの能力テストとしてデザイアグランプリに敵として暴れまたある時は農園の手伝いをしている

 

 

そしてそんな新しい日常にも変化がある

 

 

「!!!」

 

 

「ありがとう」

 

 

「!!!」

 

 

あの戦いで勝ってから一部のジャマトが好意的に接してくれるのだ特にこのサボテンと騎士を合わせたようなジャマトは良くしてくれる

 

 

「サボテンナイトジャマトだっけ?助かるよ変身しても大量の水運ぶの大変だからさ」

 

 

「???」

 

 

と話していたらナイトジャマトが渡してくれたのは蛇口の形をしたバックルであった

 

 

「え……これ使えるの?」

 

 

縦に頷くので使えるのだろう、よし

 

 

「試してみるか…変身!」

 

 

『JYAMATO ARMED WATER』

 

 

ジャマトライダー・ウォータージャマトになると手に現れたレイズウォーターを構えてバケツに水を出す最初は勢いが良かったが段々と弱まっていき普通の蛇口から出る水くらいの量に治った…が

 

 

「え?普通に水汲みとか水撒きに使えるじゃん!凄い便利アイテムだ、ありがとう!!」

 

 

「!!!」

 

 

余談だが並行世界のハルトはこのウォーターレイズバックルを使えないハズレバックルと文句を言いながら専用武器のレイズウォーターを振り回したりなど鈍器としか見てなかったりするが

 

 

 

「いやぁ日常生活に転用出来るバックルって当たりだよなぁ〜」

 

 

世界が違うと価値観も変わるものである

 

 

そんな事など勿論知らないハルトは楽しく水撒きしてると

 

 

「ハルト大変だ!…って何で変身している!」

 

 

「どしたの?アルキメテル?」

 

 

変身解除し慌てるアルキメテルに近寄ると

 

 

「ゲームプロデューサーがやって来た!」

 

 

「ゲームプロデューサー?」

 

 

「大雑把に言うとデザイアグランプリの運営よ!」

 

 

ルサルカも慌てているので大変な事なのだろうなぁと思っていたら

 

 

「え?運営の人が此処に何のようなの?」

 

 

「簡単に言えばジャマトの調査と貴方の件ですよ」

 

 

現れたのは白スーツを着ている偉丈夫であった

 

 

「ニラム様!」

 

 

「ニラム?」

 

 

「この人がゲームプロデューサーよ!!」

 

 

「その通り初めまして、ジャマトライダー」

 

 

「あ、はい初めまして」

 

 

「「ノリ軽!?」」

 

 

友達に会うようなノリで答えるしかなかった

 

 

そして応接室に入るとニラムは申し訳なさそうに

 

 

「君の事は調べさせていただきました…何と言うか凄い過去をお持ちのようで」

 

 

「あ、いやこっちも…何と言うかゲームの邪魔をして…申し訳ないと言うかなんと言うか…ただ、あの街の連中に報復してスッキリしました!!」

 

 

「凄い眩しい笑顔で物騒な発言ですね…ドン引きです」

 

 

「サマス、思ってても言わないようにそれにお礼を言うのは此方ですよ、アレ以来ライダーの勝ちの確定した出来レースではなくジャマトに勝つか負けるか分からないとオーディエンスには好評ですよ寧ろ良いテストケースとなって頂いて感謝します」

 

 

「そりゃ良かった………ん?オーディエンス?」

 

 

「おっと忘れて…それで単刀直入にお話しがあります」

 

 

「何でしょう?」

 

 

「実は私は近々新しい世界でデザイアグランプリを開催しようと考えています」

 

 

「ほぉほぉ」

 

 

「それで貴方には会場となる世界を下見して頂きたいのです」

 

 

「………はい?」

 

 

「協力感謝しますよ常葉ハルトさん」

 

 

「いやいや!今のは承諾じゃなくて確認の意味のはいですよ!そんな異世界転移とか簡単に出来るんですか!?」

 

 

「勿論です我々運営の力を持ってすれば造作もない事」

 

 

 

「デザグラ運営の力ってスゲェー!」

 

 

「お待ち下さいニラム様!ハルト君が長期で抜けたら私達の業務にも影響が…」

 

 

「そうよ!ジャマトのスポンサーとしても感化できないわよ!」

 

 

「その点に関してはご安心を、彼とジャマーガーデンは自由に往来出来るようにしておきますので」

 

 

「そ、それなら…まぁ」

 

 

「けど本当に往復出来るのかしら?」

 

 

と疑う目のルサルカを見てニラムは

 

 

「お約束します、私としても何故ジャマトの力を持ちながら人間としていられるのか分からないのです…そんな貴重なサンプルに何かあると困りますから」

 

 

「俺はぁ珍獣と同じ扱いかよ」

 

 

ハルトが苦い顔をしていると

 

 

「勿論タダでとは言いません、キチンとサポートさせて貰いますよ前払いとして貴方が前回大会で奪ったバックルとアイテムは差し上げます、それと」

 

 

ニラムが開けたケースには多種多様なバックルが入っていた

 

 

「此方を実装予定の物もあります、テストも兼ねて使って頂けませんか?」

 

 

戦力強化を考えれば断る理由はないが

 

 

「ジャマトが勝ち続けるのって運営的にどうなんです?」

 

 

「その点はご安心ください、そうなりましたらなったらジャマトがライダーを倒して世界を滅ぼすゲームも検討していますので、そうなった際は貴方も是非参加してくださいね」

 

 

「前向きに検討します…つか運営って何でもありかよ」

 

 

「いえいえ並行世界の貴方と比較されると劣りますよ」

 

 

「は?並行世界?」

 

 

「おっと失礼、口が過ぎました…任務としてはその世界を調査して素直な感想を投稿して貰えれば大丈夫です、後は私が運営として協議させて貰います完了後に引き上げですね」

 

 

「つまり俺は住んだ感想を言えば良いのか」

 

 

「そうなります」

 

 

「それだけなら良いか…その前に確認が」

 

 

「何でしょうか?」

 

 

「万一戦闘になったら?何処まで許されるんだ?変身までOK?」

 

 

「勿論、細事は自己判断にお任せしますよ…変身しても構いません流石に変身して良いかなど一々確認など取ってられませんし、別世界の輩がどうなろうも我々が認知する意味などありませんから」

 

 

傲慢と思うが別に俺として売られた喧嘩なら買うだけだから問題ないな

 

 

「んじゃ行く」

 

 

「決まりですね、では準備をお願いします」

 

 

「ん、あ…そうだ一つ質問」

 

 

「何でしょう?」

 

 

「ゲームエリアの中に俺の家族はいた?」

 

 

「いいえ、旅行に行っていて街には不在でしたよ」

 

 

「息子や兄の喪に服さず旅行か…悪運が強いと言うか罰当たりと言うか…」

 

 

「心中お察しします」

 

 

どうやら色んな意味で決着をつけないとダメな事があるようだが仕事をこなしてからにしよう

 

 

ーーーーーーーー

 

 

さて数日後、準備完了したハルトは

 

 

「んじゃ行ってくる」

 

 

「早く帰っておいでよ!」

 

 

最早アルキメテルがお爺ちゃんにしか見えなくなってしまった…慣れとは恐ろしいものだ最初などナタで襲い掛かられたの

 

 

「気をつけなさいね!」

 

 

「わーった!行ってきまーす!」

 

 

 

「アルキメテル、大智に連絡なさい」

 

 

「かしこまりましたよルサルカ様」

 

 

ーーーーーー

 

 

 

そしてハルトが新しい世界へと移動したのであるが

 

 

 

移動して街に提供された仮宿で夜を明かすと

 

 

「んじゃ早速仕事と行きますか」

 

 

ハルトは街の図書館へと向かうのであった、流石にインターネットの情報を全部集めるには時間もかかるし取捨選択が面倒だ此処は確実に情報のある場所で調べた方が価値があるだろう

 

 

 

「スパイダーフォンでも限界はあるしな」

 

 

 

こんな時、情報収集チート能力でも使えたらなぁと思ったよ…地球の本棚?そんなチート能力あるなら使いたいわボケェ!

 

 

 

図書館

 

 

 

「ふぅ………だいたいこんな感じか」

 

 

歴史や政治制度は基本同じ…ただ世界に目を向けると知らない国があるという感じか

 

 

んで問題が

 

 

「ノイズねぇ〜」

 

 

ノイズ、人を襲う災害 触れるだけで炭素にするという恐ろしい力を持っているらしい

 

 

 

「ゲーム会場にするならノイズは予想外になりそうだな、やるなら安全に配慮しないと危ないかも」

 

 

独自に分析していると

 

 

「大丈夫ですよ、ノイズと会うなんて通り魔に会うのと同じくらいの確率ですから」

 

 

「え?」

 

 

声の主はメガネをかけた知的な青年だった

 

 

「歴史や文化…神話など色々と資料を集めてますね…何かイベントの企画でも?」

 

 

「え、えぇ実は仕事でイベント会場の下見と調査を頼まれまして何処にしようかと」

 

 

「なるほど…それなら何故ノイズのことを?」

 

 

「屋外の広い場所でやる予定なので万一に備えてですね」

 

 

嘘は言ってないよ?街(広い場所)を舞台にイベント(デスゲーム)をやるのだから!

 

 

 

「そうでしたか、それは失礼」

 

 

そう言い離れた姿を見送ると

 

 

「何だアレ?まぁ良いか」

 

 

資料をまとめたノートをカバンにしまい帰路に着く

 

 

「さて今日のご飯何にしようかなぁ〜」

 

 

献立を考えていると

 

 

「おい待てや!!」

 

 

何かに追われている子と追っている大人数という感じかな…うわぁ怖いなとドン引きしていると

 

 

 

「っ!助けて!!」

 

 

その女の子は俺を見るなり助けを求めた

 

 

「は?」

 

 

「見つけたぞ…ったく手こずらせやがって」

 

 

何というか小悪党な人達がバットやら何やら持っているではないか

 

 

「うわぁ…」

 

 

思わぬ展開に天を仰ぐ神様教えて下さい、確かに俺は復讐で色々しましたが…トラブルに巻き込まれるのが運命なのでしょうか?どうしたら良いか教えて下さい

 

 

 

『俺の弟子なら出来るだろ?変身だよ、人は変わる事が出来るこの世界でも頑張れよハルト』

 

 

 

「はい!……ん?今の神託?けどあの声って…確かに神様だけど…」

 

 

弟子?あの人に弟子なんていたかなぁ…

 

 

「おい何ぶつぶつ言ってやがる!」

 

 

「はぁ…一応聞くけど何で夜中にこんな小さな子供追いかけ回してんの?そう言う趣味の変態なの?」

 

 

「決まってんだろうが、そのガキがあのライブの生き残りだからだよ!」

 

 

「ライブ?」

 

 

「っ!」

 

 

「そうだよあの死人がたくさん出たライブのな!つまりこれは正義なんだよあの事件の被害者の代わりに生き残りの加害者どもを痛めつけるのがなぁ!」

 

 

「そうやって沢山の人を傷つけたわけだ」

 

 

「あぁ!だがこれは正義だ!正しい行いなんだよ!!」

 

 

ハルトの心は決まった誰の味方をするべきか

 

 

これが正義だと冗談じゃない

 

 

「だからそのガキさっさと引きわ「死ね」あ」

 

 

こんな非道を正義と通ってしまったらあの人達に申し開き出来ない!とジャマト由来の身体能力で接近しリーダー格の男に腹蹴りする死なないように加減したがな

 

 

「ごふぅ…!テメェ何しやがる!!」

 

 

「お前たちはその会場にいなかったんだろ?なら復讐する権利なんて無いのに正義大義だの抜かして生き残った人に何して良い訳ねぇだろう?」

 

 

被害者が加害者に復讐するのは分かる、俺も復讐した側だから分かる…だがな

 

 

「何も知らねぇで周りの意見に流されて抵抗出来ない弱者苛めて悦に浸ってんじゃねぇよクズ共が」

 

 

「え…」

 

 

この子は昔の俺だ…なら迷う理由はないだろう

 

 

『助けて!』

 

そう求めても俺を誰も助けてくれなかった、皆見放したような目で見て突き放していく

 

 

しかし困っている人がいるなら迷わず助けるとあの人達が教えてくれた…なら少なくとも手の届く範囲でなら助けたい

 

 

 

「テメェら纏めてやっちまええ!」

 

 

 

取り逢えず正当防衛なのでバットを持った奴は顔面を殴りバットをぶん取ると

 

 

「ふん!」

 

 

「あがぁ!!」

 

 

他の奴に目掛けて振り抜き顎を砕くと返り血のついたバットを投げ捨てた

 

 

「ふぅ……」

 

 

何か気分がスッとする…何というか

 

 

「楽しくなってきた」

 

 

そう笑うと相手は怯え始めた

 

 

「ひ、ひいいいいいい!」

 

 

「本気かよ!お前人殺しになりてぇのか!!」

 

 

自分達を棚に上げて何言ってんだろ?

 

 

 

「君達だってなろうとしてたろ?それにさ」

 

 

『DESIRE DRIVER』

 

 

「あるお婆ちゃんが言っていた正義とは俺自身…俺が正義だ!」

 

 

そう言いジャマトバックルをドライバーに装填し

 

 

「変身」

 

 

『JYAMATO』

 

 

ジャマトライダーに変身すると今度こそ心が折れそうなので

 

 

「正義の為なら何しても良いんだよなぁ?」

 

 

ダメ押しである

 

 

「ひいいいいいい!や、辞めてくれ頼む!もうライブ事件の生き残りは襲わないから見逃してくれ!!」

 

 

 

「はぁ…見苦しいな…おい嬢ちゃん」

 

 

「は、はい!」

 

 

「目と耳塞いでろ、こっからはR指定だ」

 

 

「はあ!」

 

 

 

こんな幼い子にアマゾンズのような残虐ラフファイトなど見せられない…ああいうのは大人になってからな

 

 

「さて……」

 

 

「や、辞めてくれええええ!」

 

 

「そう言った人間をどうした?助けずに笑って痛ぶったんだろ?人は良くて自分はダメ?そんな道理は通らねぇよな?」

 

 

「ひ、ひぃ!」

 

 

「さぁ不幸の時間だぜ」

 

 

ジャマトライダーの全力パンチでバットを持っていた奴の顔面を殴り飛ばすと

 

 

パァン!と言う音と共に男の首は四散して血の柱だけが昇る死体となった

 

 

「あ、あれ?……あぁ、ライダーのパンチとかキックってトン単位なんだよな忘れてた」

 

 

本編で戦う奴等には相応でも生身の人間にライダーの力ぶつけたらこうなるのも無理はないし良い気味だ

 

 

「いやぁ…お前たちみたいなのは死んでも良心が痛まないから助かるよ」

 

 

 

しかし相手に与えた恐怖は絶大なようで

 

 

「い、いやああああああ!」

 

 

「逃がさない」

 

 

ブロンアームズで拘束して手前に引き寄せるとその男は泣きそうな顔で

 

 

「頼むから見逃してくれ!何でもする!!」

 

 

「何でもしてくれるの!じゃあこのまま縛られてろ」

 

 

「ぎゃあああああ…あ…」

 

 

そのままブロンアームズの締め付けを厳しくして雑巾のように血が出なくなるまで締め上げると死体には用はないが

 

 

「ほら来ないの?弱い女子供は追いかけ回せても毛色の違う奴は手出し出来ない?」

 

 

「ふざけんじゃねぇ!!」

 

 

「おい待て行くな!」

 

 

文字通り命を投げ捨てに来たバカには相応の礼をしよう

 

 

「ん」

 

 

締め上げた死体をブロンアームズが思い切り投げつけて吹き飛ばす

 

 

「さて、残りはお前だけか」

 

 

「た、頼む!もう心を入れ替えるから見逃してくれ!!」

 

 

「ん〜……ん?んじゃ逃げな」

 

 

「え?」

 

 

「ほら、10秒数えてあげるから早く逃げなよ俺の気持ちが変わる前にさ」

 

 

「は、はいいいいいいい!!」

 

 

と男が失禁しながら涙と鼻水に塗れた顔で逃げようと生にしがみつくが

 

 

「あ、気持ち変わったわ」

 

 

 

と逃げさないようにブロンアームズで拘束したのだ

 

 

「な、なんでええええ!!」

 

 

と子供のように泣きじゃくるリーダー格の男にジャマトライダーは面倒くさそうに答える

 

 

「は?言ったろ気持ちが変わる前にって1秒考えたらさ……あ、やっぱり殺しとこって気持ちに変わったんだよ、それに言ったろ?」

 

 

夜、返り血、死体の山、ジャマトライダー

 

 

さて此処から導き出せる答えは?

 

 

 

「生かして返さないってさ!」

 

 

 

「ぎゃあああああああ!!」

 

 

恐怖である

 

 

 

「うるさいなぁ黙ってろよ」

 

 

「あがぁ!」

 

 

リーダー格に関しては別だ一撃で済ませるなんて生優しい事などしない

 

 

 

「さてどうしてやろうか」

 

 

と考えてみるが思いつかないものなので

 

 

「んじゃ放り投げてツタで串刺しに「それは勿体無いと思うなぁ」っ!」

 

 

慌てて振り向くとそこには図書館にいたメガネの青年がいた

 

 

「やぁ久しぶりだね」

 

 

「…………………」

 

 

「大丈夫だよ僕は五十鈴大智、味方だよ」

 

 

五十鈴大智と名乗る男に警戒心全開だが

 

 

「農園の主の紹介と言えばいいかな」

 

 

「アルキメテルか?」

 

 

「正解」

 

 

パチパチと手を叩く大智を見て気が緩んだのか拘束が緩み塞いだ男の口が再度開く

 

 

「た、頼むよ!あんた!け、警察を呼んでくれえええ!」

 

 

「嫌だね、君みたいな品性や教養に欠ける人間は好きじゃないからなぁ」

 

 

「そ、そんな!」

 

 

「んで、勿体無いってのは何でだ?」

 

 

「丁度、アルキメテルが新しい肥料を探していてね丁度良いのが揃ってると思ったんだよ死体か生身の人間か…君以外がジャマトバックルを使ったらどうなるか、とね」

 

 

「爺さん、やっぱり生身の人間肥料にしてんじゃん…んじゃ後は任せるか」

 

 

「血とかの後処理はこっちでやっておくから彼女の所に行ってあげなよ」

 

 

「おう」

 

 

変身解除したハルトは彼女の手を取り少し離れた場所に移動して

 

 

 

「終わったよ」

 

 

「あ…あの……」

 

 

「大丈夫、あの人達はもう来ないから」

 

 

「……………」

 

 

「家まで送ってくよ場所分かる?」

 

 

「いえ……ない…」

 

 

「は?…んじゃどうするか……」

 

 

と考えてるとハルトは

 

 

「んじゃ家で飯食ってけよ、嬢ちゃん」

 

 

「嬢ちゃんじゃない……響」

 

 

「響鬼?」

 

 

ほほぉ君のお父さんとは美味いお酒が飲めそうだと思っていると

 

 

「多分違う…私は立花響、宜しく」

 

 

「響ちゃんか」

 

 

 

もしも並行世界のハルトがこの場面を見ていたら絶句していただろう展開であるのは言うまでもない

 

 

 

 

 

 

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