無冠の王 IF 禍福の天秤   作:カグ槌

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戦姫5 予測と最速

 

 

 

前回 ミッションに乱入したアナザータイクーンを倒す為に攻撃を加えるハルト達、しかし突如現れた サソードとゼロツーによって妨害されたのであった

 

 

「だ、誰だ!その仮面ライダーは!!」

 

 

初見のライダー登場にジャマトライダーは警戒する自分の知識にないライダーとなると厄介極まりない

 

 

 

「私?」

 

 

「そうだ!そんな俺は仮面ライダーなんて知らないぞ!」

 

 

「あれ?ハルくんなら知ってると思うけどなぁ…仮面ライダーゼロワンだよ」

 

 

「ぜ、ゼロワン…だと…」

 

 

そんな有り得ない…だってその仮面ライダーは

 

 

俺が死んだ後に放送される予定の仮面ライダーだったからだ

 

 

「嘘だろ…」

 

 

何処の世界ではゼロワンを見るまで生きようと思ってたのか…そんなことって…

 

 

「そしてこれはハルくんと皆で作り上げた夢に向かって飛ぶ為の新しい仮面ライダーだよ!」

 

 

「皆で……夢を……」

 

 

 

夢なんて…絶対に叶わない身に降りかかる呪いでしかないのに……何で夢なんて見たのさ…

 

 

 

「ゼロツー!仮面ライダーゼロツー!それがこの子の名前だよ!」

 

『it's never over!』

 

 

「…………」

 

 

「成る程、彼も知らないライダーですか」

 

 

「だったら先手必勝!」

 

『MAGNUM TACTICAL BLAST』

 

 

「待てクリス!」

 

 

ダパーンはマグナムシューターにバックルを装填し必殺技を発動、エネルギー弾がゼロツー目掛けて命中する…筈だったが

 

 

「その未来は予測済みだよ」

 

 

「なっ!……がっ!」

 

 

発射した弾丸を回避した刹那にゼロツーはダパーンに肉薄して数度の打撃で壁に向かって蹴り飛ばしたのである

 

 

「クリス!このぉ!」

 

『SET FEVER!』

 

 

ロポは怒りに任せてスロットバックルを再度展開すると同じ ???が出るが

 

 

『JACKPOT HIT!GOLDEN FEVER!』

 

 

大当たりのブーストフォームへと変化すると

 

 

『REVOLVE ON』

 

 

反転して下半身にブーストフォームを移動させると

 

 

「スピードなら誰にも負けない!!」

 

 

陸上選手の誇りか持ち前のスピードを生かしてゼロツーに迫るが

 

 

「無駄だよ、ゼロツーは単純なスピード特化のライダーじゃないんだから」

 

 

「なっ!」

 

 

気づくと背後に立っていたゼロツーの一撃はロポを吹き飛ばし変身解除させたのであった

 

 

 

「予測か…成る程AIによる演算か未来視がそのライダーの武器ですか」

 

 

「半分正解だよスズメくん」

 

 

「なら残り半分も教えてもらいたいですねぇ!」

 

 

『DUAL ON! ARMED CHAINARRAY!』

 

 

レイズチェーンアレイを呼び出すとモンスターフォーム由来の怪力で鉄球を投げつけるのであった

 

 

 

その頃サソードvsジャマトライダーは

 

 

 

「らぁ!はぁ!」

 

 

「遅い!」

 

 

ゾンビブレイカーをサソードヤイバーでアッサリと弾き飛ばしたサソードは追加の斬撃をジャマトライダーに叩き込む、何とか起き上がりバーサークローで反撃をするがサソードのアーマーにより塞がれてしまう

 

 

「くっ…邪魔ダァ!!」

 

 

『TACTICAL BREAK』

 

 

そのまま鎧を切削しようとしたのだがサソードは逆にサソードヤイバーを押し返してジャマトライダーの肩まで押し当てると同時にゾンビブレイカーは自らの装甲を切削していく

 

 

 

「がああああああ!」

 

 

ならばとバーサークローで切り裂こうとしたが

 

 

「させんよ」

 

 

サソードは冷静にゼクターの尻尾を強く押し込むと全身に放電が起こるなり装甲が浮き上がり始めた

 

 

「っ!まずい!」

 

 

何をするか瞬時に理解し慌てて下がろうとしたが予想以上にサソードヤイバーを押し込まれた力により下がるのが間に合わない

 

 

『CAST OFF』

 

 

音声と同時に装甲が音速で射出されると中から現れたのは紫色の騎士であった

 

 

高貴に振る舞う 紫毒の騎士

 

 

『CHENGE SCORPION』

 

 

仮面ライダーサソード

 

 

「うわああああ!」

 

 

装甲のパージでジャマトライダーが吹き飛ばされた隙をサソードは見逃さなかった

 

 

「ライダースラッシュ」

 

 

『RIDER SLASH』

 

 

サソードゼクターの尻尾を押し上げると再度強く押し込むとサソードヤイバーの刀身にタキオン粒子から生成された激毒を帯びると一度構えを変えると

 

 

「クロックアップ!」

 

『CLOCK UP』

 

無防備になったジャマトライダーに確実な攻撃を当てる為にサソードは光速の世界に突入した

 

 

 

「ふっ!」

 

 

サソードは普段の鍛錬から織りなす高速の剣戟 それは音を置き去りにし一振りしたようにしか聞こえなかった

 

 

振り抜き終わりサソードヤイバーを納刀したような構えを取ると

 

 

「確か…そして時は動き出す……だったかな?」

 

 

『CLOCK OVER』

 

 

世界の速度が戻ると同時に

 

 

「があああああああ!!」

 

 

ジャマトライダーは爆破し変身解除となる転がるとボロボロながらも立ち上がり再度バックルを構えたのである

 

 

ハルトがサソードの毒に耐えられたのは一重にゾンビバックルの持つ毒耐性なのか、はたまたジャマトバックル由来の生命力かは不明だがもう一つの戦いも決着がついた

 

 

「君を止めれるのは束さんだよ!」

 

 

『ゼロツービックバン!!』

 

 

「たぁ!」

 

 

「うわぁああああ!」

 

 

ナッジスパロウも変身解除され全員が倒れるが

 

 

「まだだ……こんな所で終われるかぁ!」

 

 

ハルトだけは立ち上がり、再度ジャマトバックルを構えようとするが

 

 

「ちょ!ちょっと待ったあああ!」

 

突如、ハルトの影から現れたルサルカが戦いを止めに入る

 

 

「何者だ?」「ルサルカ?」

 

 

「今のアンタ達じゃ魔王の妃に敵うわけないじゃない!何戦ってるのよ!!」

 

 

「そんなの…あのアナザーライダーを庇ったからだろうが!」

 

 

アイツらがいる限り、仮面ライダーの歴史が消えて彼等がいた事で救われた人が不幸になるのだ、そんなの許せない! 

 

 

「そのアナザーライダーは響ちゃん助けるのに必要なのよ!少しは考えろ脳筋!」

 

 

スパーン!と頭をスリッパで叩かれて少し冷静になるハルトは

 

 

「ってて…響を?どう言うことだ?」

 

 

と尋ねる前に

 

 

「しかし本当にハルトだな」

 

 

「そうだねぇ〜切り替えの速さは流石だね」

 

 

変身解除した2人が近づくと

 

 

「なぁルサルカ、この人達が誰か知ってるみたいだけど…」

 

 

「そうね…掻い摘んで話すと並行世界にいる貴方の奥さんよ」

 

 

奥さん?……ほほぉ奥さん……つまり嫁という事か……ん?……ん?

 

 

「…………成る程!だからトキメキクライシスがあるのか!」

 

 

「は?」

 

 

頭から煙を出しているハルトを見て周りも

 

 

「た、大変ですルサルカ!彼の少ない脳の容量ではその情報は処理できません!」

 

 

「大智、あんた大分失礼よ」

 

 

「ま、ハルトがあぁなんのも分かるけどな」

 

 

クリスがやれやれと被りを振ると

 

 

「貴様もいるのか小娘」

 

 

「驚きだねぇ〜いや本当」

 

 

「何でだよ?」

 

 

「君、並行世界だとハルくんにタコ殴りされてるからさ」

 

 

「何なら首も絞められていたな」

 

 

「テメェ!ハルト!並行世界とは言えアタシを殴るたぁ覚悟は出来てんだろうなぁ!」

 

 

「俺のせいじゃないだろう!そっちの俺とクリスの問題じゃん!」

 

 

「んな事ぁ関係ねぇんだよ!一回殴らせろ!!」

 

 

「貴女も落ち着きなさいクリス!!」

 

 

冴は慌ててクリスを止めるのであった。

 

 

「はぁ……まったく、この子達は」

 

 

「そう言えば貴女は私達の事を知っているようだが」

 

 

「え?あぁ私はルサルカ、貴女達の事はゲームプロデューサーから聞いてたのよ異世界からライダーが来るって」

 

 

「ゲームプロデューサー…一体何者…」

 

 

「さぁ?知らないわ、だって顔も見たことないんだもの….…そんなことより皆で食事にしましょう!」

 

 

「そうだな…そう言えばルサルカ、アルキメテルの爺さんから野菜が届いてたんだけど」

 

 

「あぁアレ食べても大丈夫な奴よ、私が確認したから」

 

 

「……食べたらダメな奴も入ってたの?」

 

 

「少しだけよ…えーと食べたらインベス?になる木の実とか…ってハルト!アンタどこへ行くの!」

 

 

「その実を処分すんだよ!!大至急な!!」

 

『ブーストストライカー!』

 

 

バイクを呼び出し高速で帰宅するハルトの背中を見て

 

 

「ねぇちーちゃん」

 

 

「何だ束?」

 

 

「そう言えばカレたん(カレラ)がさ…ヘルヘイムの果実転売した奴を半年牢屋にぶち込んだって言ってたよね?」

 

 

「あぁ…ウルティマの調査ではハルトが出入りしているクラックに忍び込んで果実を入手していたと……まさか」

 

 

「これ捜査してもらう?」

 

 

「……頼んでおくか?」

 

 

束と千冬は別の意味で戦慄したと言う

 

 

 

 

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