前回 ルサルカの仲裁によって場を収めたハルト達であったが並行世界から来たという妻を名乗る女性によりハルトは混乱の極みに達していた!
その後、無事に響と合流したハルト達は千冬、束、ルサルカも合わせてファミレスで会談となった
「改めて自己紹介からだな私は織斑千冬、別世界で教師をしている…まぁ最近は専ら荒事担当だ」
「篠ノ之束だよ〜ちーちゃんと同じ世界で社長しててねハルくんの奥さんだよ」
「へぇ奥さん…良かったね綺麗な人が奥さんで」
と響はまるで虫ケラを見るような目で俺を見る
「あのなぁ響、並行世界の俺だからな此処の俺じゃない」
残念だが俺に蔑まれる趣味はないと言うが
「ちなみに子供もいるよ」
「そっちの俺は一児のパパなの!こんな俺が父親!?」
「ふん!」
「だから彼女達の世界ではだって!」
そっぽ向かれた理由を確認する
「何でそうなんだよ…五十鈴わかる?」
「それは自分で考えてくれ」
「んだよ釣れないな」
五十鈴に言われた言葉でフラッシュバックしたのは
『ごめんね……ハルト…』
あの時の彼女がした悲しい顔であった
「はぁ……色恋なんざ、あかねだけで充分だっつうの」
ハルトが何気なく言った一言に
「「「「え?」」」」
ナツキ、エルフナイン、千冬、束は聞き返したのである
「んな事よりルサルカ、今日の晩飯だがウチで食ってくか?」
「え?い、いや」
「「「「ちょっと待てええええ!!!(待ってください)」」」」
「なんだよ騒がしいなぁ」
「おいハルト、あかねって誰の事だよ!!」
「あ?そっちの俺から聞いてねぇの俺の幼馴染のこと」
「「幼馴染!?」」
「まぁ好んで話したいとは思わねぇよね…俺の片思い話とか」
「片思い…だと…あの仮面ライダーオタクがか!!」
「具体的に教えて!」
「え!いや…その…彼女の泣く顔は見たくないとか…ずっと側にいて笑ってて欲しいとか……その…何言ってんだろ恥ずかしいな…」
と初々しくはにかむ姿に戦慄した2人は
「束、大至急帰ってハルトを問い詰めるぞ!」
「うん!ハルくんにこんな表情させるんだから色々根掘り葉掘り聞かないとね!!何ならウルちゃん(ウルティマ)に頭から直接情報抜いて貰おう!!」
「ちょっと2人とも落ち着いて下さい!」
「まったく話しとけよ…いやまぁ話したくないか……俺の不幸話とか誰得か」
そっぽ向かれたハルトの目線はアナザータイクーンに変身したナツキに向かう
「んで、アンタも同じように異世界人ぽいけど何かあったの?」
「お、おう実はー」
ナツキとエルフナインが来た理由を説明し始める
「俺達の世界で並行世界を行き来できる聖遺物…まぁロストテクノロジーの産物が見つかってな…それが起動したと思ったら」
「響さんが倒れたんです」
「私?見ての通り私は元気だけど…」
「あ、並行世界の響さんです、それでこの世界に何かあると思ってボク達が調査に来たんです」
「成る程な、それで現れたノイズを撃退するために変身したと」
「そうなるね」
「つまりは俺は……っ!ナツキさん…理由も聞かずにいきなり攻撃して悪かった!!」
ハルトは全身全霊を込めて頭を下げたのを見て周りは固まった
「勿論、タダで許されるとは思ってない…けど「や、辞めろ!ハルトの顔でのマジ謝罪されるとかさん付けとか色々困るわ!!」へ?」
「そ、そうですよ頭あげて下さい!」
「やっぱり俺なんかの謝罪とか意味ない「違うから!」……ん?」
「此方をご覧ください」
とエルフナインが指差す先には
「ハルくんが悪いと思って素直に頭を下げてるぅ!?」
「ナツキにさん付け………だと……!」
束と千冬が震えているのであった
「千冬さん達がカルチャーショック受けてるから!」
「そっちの俺どんな感じなのさ!?」
「悪いとは思う…だが私は謝らないを普通にしてるよ」
「何じゃそれ!とんだ人格破綻者じゃないか!」
「いや貴方も言えませんよね?私怨で街を滅ぼしている辺り否定できます?」
大智の言葉に詰まってしまう
「うっ!」
しかしながら
「なーんだぁ、ハルくんじゃないか」
「あぁ世界は変わってもハルトはハルトだな」
なぜか満面の笑みで頷く彼女を見てハルトは思わず
「何でそこで納得したのさ!!どんな並行世界なんだよ!」
ハルトは頭を抱えているとナツキは話題の修正にかかる
「と、とにかく俺達の世界の響が倒れた原因調査なんだけど」
ナツキは響を見て思ったことを尋ねる
「てか未来は?」
「何で…………その名前を知ってるの?」
響は驚いているがナツキはキョトンとした顔で
「だって俺達の世界では響の1番の親友だよ一緒にいないのが不思議な位に」
「っ!ふざけるな!」
響が机をドンと叩くとナツキを憎しみに満ちた目で睨む
「未来は何も言わずにいなくなったんだ!私を見捨てたんだ…っ!」
「っ!」
「捨てられた……ね」
ハルトは何処か寂しい目をしていたのを大智は見逃さなかったのである
「…………」
「はぁ!?」
ナツキはそんなの知らない!と驚いている中大智は冷静に何かを考えていた
「ふむ」
「どうしたんだよクイズ先輩?」
「いや…何か喉元に引っかかりを感じてね」
「何だ魚の骨ならアレほど食べる前に取っておけと…」
「違うよ、この世界と君達の世界が繋がった影響で彼等の世界の響は倒れた…間違いないよね?」
「あ、あぁ」
「この世界と繋がっているなら、こっちの彼女にも何かしらの影響がある筈なんだけど?」
「っ!そう言えば…響、何か違和感とかなかったか?例えば変な奴に変身して友達襲う夢とか!2220年の未来から来たキカイとかに会ったとか!?」
「それ何処の仮面ライダードラゴンナイト?ジオウ?」
「……あちこちで女の子と関係を築くチャラい男を殴り飛ばす夢を見たよ」
「よしそのチャラい男を倒せば事件は解決だな!探すぞ!」
「それ多分お前のことだよ!」
「いや俺はチャラくないぞ!」
「お前だよ!!並行世界で五人も奥さんいる奴が何言ってんだ!」
「何?俺複数の所帯を持ってんの?…そんなの不誠実じゃん!!」
「え?」
「え?」
何かおかしい事を言ったのだろうかと首を傾げていると
「なーんだ大丈夫だよビッキー、そんなの束さんもたまに見るから普通普通」
「あぁ…まぁ私は殴るではなく切り刻むだがな」
「それはそれで心配だわ!」
「頑張れ並行世界の俺!!」
その頃 アナザーのハルトは背後に悪寒が走ったと言う
「あと……紫色の剣士?がハルトを襲う夢を見る」
「紫色の剣士?それって」
「正解は」
大智の言葉を合図に皆の視線がサソードになる千冬に集まるが
「わ、私は何も知らないぞ!!」
「うん、夢に出るのは違うライダー?だよ剣みたいな角が生えてたし、ギザギザの剣を持ってた」
「ギザギザの剣?」
「フランベルジュのようなものかな」
「うん……それと何ていうのかな…ハルトね名前をうわ言のように呟いてた」
「何それ怖っ!」
「紫色の剣士か…それは私達の方で調べてみよう」
「まぁ最新作まで見てるハルくんに聞けば大体のライダーは「ちょっと待て」何?」
「そっちの俺はゼロワンよりも未来の仮面ライダーを見ているのか?」
「うん!」
「な、なら教えてくれ!2022年の仮面ライダーは一体誰なんだ!気になって夜しか眠れないんだ!!」
「確かギーツ…だったかな?」
「そーそーアナザータイクーンもギーツに出る二号ライダーだよ」
「そ、そんな…2022年は仮面ライダーシノビじゃないのか……嘘だ!俺を騙そうとしているな!!」
「落ち着けハルト話が進まねぇから」
「確かに…それで、何かわかったのか?」
冴の言葉にナツキは意見を述べる
「今の段階だと、この世界の響が俺達の世界の彼女と違う体験をした響ってのが分かったよ、それとギャラルホルンの影響で双方の響に影響がある事も」
「……それが関係するか分からないけど、アンタの言う胸の歌?を信じたら変な鎧が出たんだけど」
「っ!それってシンフォギアじゃ…あ、ペンダントとかある!?」
「そんなのないよ」
その響の言葉でナツキとエルフナインは答えを得たのか通信端末を取り出して何処かに話し始めると千冬と束は自分のいた世界で紫色の剣士の情報を聞く為に一回帰るのであった
「何なの?あれ?」
「さぁな……?」
ジャマトに近づいているから人間離れした聴覚が対象の捕縛だの何だの物騒な事を言っているのが聞こえた
「取り敢えず響は先に五十鈴達と帰ってろ」
「何で?」
「俺は、ちと散歩して帰るから」
その言葉で大智、冴、クリス達は何をするか理解したのか
「それは聞けない話だね」
「そうだな現状単独行動するのは危険だぜ」
「はぁ……わーった五十鈴、頼むわ今回の件でお前の意見も聞きたいし」
「分かりました、じゃあみんな気をつけて」
と一旦皆別れる事になった