(まぁ、可愛いからいいか)
とりあえず自分がアンカレッジの姿になってしまったことは一旦納得することにした。
あの野郎(神)、ぜってぇモデリングするのも面倒くさがって既存のキャラから引用してパパっと俺の体に充てがったに違いねぇ・・・。
(にしても、いきなり神様転生あるあるの真っ白部屋からぶっ飛ばされたと思ったらここは一体どこなんだ・・・?)
あたりを見渡すが暗く、わずかに薄ぼんやりとした青い光が完全な暗闇でないことだけを伝えてくる様子がわかった、なんというか見覚えらしきものがあるような無いような、部屋らしき所?ではあるようだ。
(いや~実際ゲーム世界転生とかいう状況になってみると全然理解とか難しいわ、そもそも元のゲームは二次元のADVみたいな世界だぜ?こうしてよくわからん広くもなさそうな場所にいるだけでも情報量が二次元とは全然違うしなァ・・・。まあとりあえず考えててもしょうがないし動き回ってみるしかないんだが)
そう思うとともに床にぺたんと女の子座り状態だった俺は足に力を入れて立とうと
「きゃん!?」
思っきり転んでしまった
(というか何www今俺ww「きゃん」てwww声wかわゆすww「きゃん」てw)
つかなんで普通に立とうとしただけでコケる・・・ってああ!
そらそうよ!このKAN-SENの艤装らしい靴?みたいのだもん
純正野郎だった前世でこんな強烈なヒールのついたようなものを履いたことがあるような経験なんてあるわけもなく普通に立とうとしたもんだからコケるのも当然だった。
(マジかよww立つ所から頑張らなくちゃならんとか異世界転生舐めてた・・・!赤ちゃんスタートじゃないから余裕とか思ってたンゴww)
慎重に、慎重に・・・と再度注意をしながら立ち上がることには成功したが(プルプルプルプル)
(子鹿ッ・・・!俺今生まれたての子鹿!やっべ足攣りそうwwたちゅけてーw)
どうやら身体を纏うようにして自分の高さに追従して浮いているらしい艤装にもたれ掛かることでなんとか攣らないように力を抜くことができた、とりあえずこのまま歩行の訓練から始めないといけないみたいだ・・・。
~ 2時間後 ~
(人類はッ!進化の先に!二足歩行を体得したッッ!!!)
これが進化の歴史、生物の神秘かと頬に一筋の涙がつたう!
あははっ!僕らは何処にでもいけるんだぁ~~!嬉しいな!あの神、絶対許さんわ。
とりあえず、ここは何処なんだろうかとあたりを調べてみるとする、
というか2時間も子鹿ムーヴを続けてるうちに暗いのにも目が慣れて大体察しはついてはいるんだが・・・。
確認の為にもまずはさっきから一番気になってるこの青白い光の近くに行ってみることにする。
(あ~、やっぱりね。ここかぁ~)
クラフトチェンバー
ゲームではお馴染みの女子高生に貢ぎ物を作るために存在する謎装置だ。
(こいつがあるってことは、ここはシャーレのビルの地下ってことか?
え、いきなり先生とエンカウントするとかヤバない?いや逆に・・・?んー)
いきなり砂漠の真ん中とか禁止区域の廃墟の奥深くにポップしなかったのは運が良かったのは確かではあるんだろうが、初期スポーン位置がよりにもよって此処なのか。
少し明るい場所についたことで多少落ち着いたのもある、
あらためて自身の姿を確認してみることにした。
うん、青白い光に照らされて色まではよくわからないが、すっげぇ痴女コスプレイヤーみたいな格好しているのがわかる、実にアズレンらしい衣装だ・・・。
細い指先、白磁のような肌の腕・・・鏡がないからわからんがきっと顔も原作のソレと同じならめっちゃ美少女なんだろう。
(というか、でゅふwデュフフwwこのおっぱい!おっぱい!太もも!太もも!違法建造だろwwこんなんもうwwおっぱい!おっぱい!!)
頭がおっぱいでいっぱいになってしまった。
このアンカレッジというキャラクターはアズールレーンに登場する重巡洋艦の娘だ。
といっても実在する船が擬人化した娘なのかというと、ちょっとよくわからんのだ。
一応元ネタ的なものはあるらしいのだが別ゲーのWowsというリアル艦船で戦う感じの対人ゲームに登場する架空の船、それをアズレン側が美少女に擬人化したというコラボキャラクター、
正直そんなよくわからん位置のキャラクターなのだ。
そしてそんなよくわからん生まれとも関係なく、キャラの属性的にもよくわからんのがこのアンカレッジ。
言動?というか精神年齢がとても幼く、基本的にセリフがほぼ、ひらがな・カタカナで
指揮官とか提督とか呼ばれることが多いアズレン主人公を「せんせー」と呼ぶような娘なのだ。
(あれっ?ブルアカかな・・・?まさかそれが理由でアンカレッジになった可能性が微レ存?
よくよく見てみればこの羽織ってるコートとか色合いとかミレニアム生徒っぽいんやがww)
まぁそれは考えないようにするとして、そんな精神幼女のくせに、
このアンカレッジというキャラは・・・実にアズレンらしい容姿をしているのがミソだ。
俺の語彙力が足りないので描写は割愛するが『アンカレッジ アズレン』で調べろ、理解する。
つまりブルアカでいえばアスナとかカリンみたいなのがゴロゴロいるゲーム、それがアズレンだ。
そう、そんな大人ボディに
先に述べたように、幼女の頭脳が搭載された・・・
同人CG集か何かの設定かな?知ってるそれ!幼稚◯児キャラが謎のお菓子とか食べちゃって
身体だけバインバインぶるんぶるんの大人になっちゃうやぁつでしょぉ!
業を煮詰めたような無知シチュっていうか無知というより無知ムチィッ!みたいなやつ!!
それがアンカレッジというキャラであった・・・ッ!
まぁ自身の事を確認するのもいい加減にするとして
(さて、場所はわかったとしてこっからどうするかだな、何でシャーレ?とか考え出しても答えがわかるとも思えんし兎にも角にもこっから出ないことには始まらんけども)
と地上に繋がるであろう階段でも探してみようと考えた矢先、
何かが開くような音と共にフロアの電気がつき一気に明るくなった、そして・・・。
【アンカレッジ・・・!!!?アンカレッジナンデーーーッ!?】
・・・おぉぅ、あれが先生か。