夏休みが終わる少し前、ベッキーは当初の予定よりも早くミンチン女子学院に戻ってきた。何やら実家にいると、食費が余計にかかってしまうかららしい。早い話、口減らしだ。
そしてベッキーは、新学期からセーラが教室に復帰する事を知ると、まるで自分の事のように喜んだ。
「いやあ、お嬢様が生徒さんに復帰なされるなんて、なんて素晴らしいんでしょう」
「でもベッキー、あなたの仕事が増えてしまうわ」
「とんでもございません。お嬢様が生徒さんに復帰される喜びに比べれば、こんな事どうって事ありません。やっぱお嬢様は炊事や洗濯より、教室で勉強される姿の方がお似合いでございます」
「でも私、あなたと一緒にお仕事をするのも楽しかったのよ」
「それは私もでございます。そりゃあ辛い事も多かったですが、でもお嬢様のおかげで毎日が幸せでした」
「私もよベッキー。あなたのおかげで私も幸せだったわ」
そうしてセーラとベッキーは抱きしめ合って、二人一緒にいられる残り少ない時間を惜しんでいた。そんな姿を見て、俺はもう少し二人に時間を作ってやりたいなと思った。そして一つの妙案を思いついた。
「そうだベッキー、良い事を思いついたぞ」
「何でございますか、ジェームスさん?」
「買い出しの仕事はこれからお前がやれ。ミンチン院長から買い出しの仕事だけは今後もセーラに引き続きやらせるように言われているからよ。今後は買い出しはセーラとベッキーの二人で行ってくるんだ」
するとセーラとベッキーの顔がパッと輝いた。
「ありがとうございますジェームスさん。毎日セーラお嬢様と買い出しに行けるなんてとっても嬉しいです」
「ただし、会計はお前がやれ」
「えっ、私がお会計を? それは駄目ですよ。私は計算が苦手で、よくお釣りを誤魔化されてしまいます。せっかくお嬢様が一緒なんですから、お会計のお役目はお嬢様の方がピッタリだと思います」
「だからだよベッキー。せっかくセーラと一緒に買い出しなんだ、この機会に計算の基礎をセーラに仕込んでもらえ」
「そんなぁ」
するとセーラが言った。
「ベッキー、生きていく上でお金の計算はとっても大切な事なのよ。ジェームスさんはそれをあなたに身につけてほしくて、こういう提案をしてくれてるのよ。あなたもそれに応えなくてはいけないわ」
さすがはセーラ、俺の意図を一発で読み取ってくれたようだ。
「分かりました。でもお嬢様、私は物覚えがすごく悪いですから、見捨てないでくださいましね」
「大丈夫よベッキー、毎日やっていればすぐにできるようになるわ」
「これで二人の時間が確保でき、ベッキーは計算スキルが身に付き、俺は楽をできる。全員が得をするナイスアイデアだろ?」
「はい、ジェームスさん」
セーラはにっこりと微笑む。
ベッキーの方は喜び半分、悲しみ半分と言った感じで、笑顔が微妙に引きつっていた。その様子が何となく
「それじゃあ献立は組んでおくが、お買い得商品があれば優先的に買うように。予定とは全然違う食材でも構わねえ、何でも俺が調理してやるよ」
「はいジェームスさん、やってみます」
「よし、それじゃ今日一日だけ監督してやる。セーラのお手並みを拝見させてもらおうか」
「はい、ジェームスさん」
そうして俺とセーラとベッキーは三人で買い出しに出かけた。
セーラは献立に必要な食材を慎重に選び、その個数や価格をベッキーに伝え、それをベッキーが計算する。計算が間違っていたら、そこはセーラが指摘し、特に問題なく仕入れをする事ができた。
そうして夏休みの最終日。明日からは生徒が帰って来て新学期を迎える。セーラはテーブルマナーなども生徒のお手本とするため、食事も生徒と一緒に摂る事になっていた。つまり、本日の夕食が使用人4人で囲う最後の晩餐となる。
俺はセーラのお祝いのため、とっておきの切り札を出す事にした。それはプリンだ。
俺はプリンこそ全デザートの頂点にいると強く信じている。子どもの頃の夢はプリン屋さんになりたいと思っていた程だ。シンプルなプリンに、プリンパフェ、プリンケーキ、プリンロール、味も王道のカスタードプリンに、チョコプリン、イチゴなどの果汁を混ぜたものなどなど、店内の商品が全てプリンという夢のようなお店だ。
だが、そんな夢も、特に何もする事なく普通にサラリーマンになってしまったのだった。
「どうだ、お前達。俺のとっておきのプリンの味は」
「すごいですジェームスさん、私、こんな美味しいもの食べたの初めてです」
ベッキーは心底感動しているようだ。
「へえ、あんたがこんな物作れたなんてねえ、惚れ直したよ」
モーリーの反応も上々だ。あとはセーラだ。俺を除けば、この中で一番美味しい物を食べた経験があるはずだ。セーラから美味しいと言わせられればプリンを作った甲斐があるというもの。さあどうだ!
しかし、セーラはポロポロと涙を
「どうしたセーラ、美味しくなかったか?」
「いいえ、違うんですジェームスさん。あの、逝ってしまわれたお父様の事を思い出してしまって」
「親父さんの事を?」
「はい。以前私、このデザートをお父様と頂いた事があって、それを思い出してしまって」
セーラは必死に涙を抑えようとするが止める事ができず、本人も困惑していた。
「そうか、何だかすまないな。辛い事を思い出させてしまったか?」
「いいえ、私の方こそごめんなさい。せっかく皆で美味しい物を頂いて楽しい空気だったのに、台無しにしてしまって」
「そんな事は気にしなくていい。もし辛かったら残しても構わないからさ」
「いいえ、ジェームスさん。プリンはもうお父様との思い出の味だけじゃなく、皆さんとの思い出の味にもなりました。私、プリンが大好きです。私にとって幸せの味です」
そう言いながらセーラは涙を拭い、プリンを口に運ぶ。
「それにしても、料理人としては嬉しいよ。セーラが親父さんと食べたと言うと、一流のレストランだろ。その味を思い出させるなんて、俺のプリンも上出来じゃないか」
「むしろ、ジェームスさんのプリンの方が美味しいくらいだわ」
「それは褒めすぎだよ」
「いいえ、本当よ」
するとモーリーが言った。
「ジェームスが作ったプリンがそんな一流レストランの物と比較して上等な訳ないよ。それはきっと仕事の後だからだよ。お嬢様が何もせずにただ与えられただけのプリンと、働いた後に食べるプリンじゃ、働いた後に食べる方が美味しいのは当たり前さ」
「そりゃそうだな。空腹は最大の調味料とも言うしな」
「それにしても、私は一流レストランなんか行った事ないけど、これは本当に美味しいよ。これ売って商売したらきっと儲かるんじゃないかい?」
「プリン屋か。いいな、やりたいな」
昔の夢をここでなら実現できるだろうか。セーラはもう俺がいなくても大丈夫だ。なら、後はもう自分の夢を叶えるために生きようか。
「なあモーリー、うちらってどれくらい貯えがあるんだ?」
「全くない訳じゃないけど、雀の涙だねえ。まあ、ここで10年も頑張れば郊外に小さな店くらいは持てるかもね」
「10年か。気の長い話だなあ」
セーラは涙もおさまり、ようやくプリンを食べ終える。
「ねえ、ジェームスさん。もしジェームスさんがプリン屋さんを開いたら、きっと私もそこで働くわ」
「ああ、それもいいな。いつかみんなでプリン屋さんをやろうか」
この時俺は、いっそセーラがこのまま大富豪に戻らず、みんなでプリン屋を開けたら良いなと思ってしまった。
そうして俺たちは夕食を終えた。
そして翌日から、いよいよ夏休みが終わり、生徒達が帰ってきた。そして、セーラも生徒として復帰した。アーメンガードやロッティは、それを特に喜んだ。
そして、生徒に復帰したセーラは学院内外で大いに活躍した。市長夫人にも気に入られ、ロンドン市内でミンチン女子学院の知名度は大幅に向上した。さらには市内でも優良の学院と認められ、市からの援助金も増額したと聞く。多くの親からも「
セーラの活躍がそのまま学院の名声に繋がるため、ミンチン院長はセーラの活動を積極的に支援するようになった。洋服も、普段着ではあるが上等な物をセーラに買い与え、院外での活動も積極的にセーラにやらせるようになった。
その結果、セーラは地元ではちょっとした有名人になった。
ある日、ベッキーが手の放せない仕事があり、俺は久々にセーラと買い出しに出かけた。そして市場で商品を見ていると、こんな会話が聞こえてきた。
「おや、どこかのお嬢様が使用人とこんな所まで買い出しに来ているぞ」
「お前知らないのか。彼女ああ見えて使用人なんだぜ。買い物にだって毎日来てるんだぞ」
「え、マジか。それじゃうちで雇いたいな」
「バカ言えよ、俺らの稼ぎであんな上等なメイドが雇えるわけないだろ」
「そりゃそうか。きっと良いとこの使用人に違いない」
その話を聞いて、俺はちょっと笑ってしまった。
「まあ、実際はただ働きだけどな」
するとセーラがにっこりとしながら言った。
「いいえジェームスさん、私たくさん頂いているのよ」
「え、いつの間に? まさか俺よりたくさんもらってたりしないよな」
「お金じゃないわ。お食事とか、寝る所とか、授業だって受けさせて頂いているわ」
「ああ、そういう事か…」
俺は、『それは子どもなら無条件で与えられるべきものだろう』と言いかけたが、ピーターやベッキーを見ていると、決して当たり前にもらえるものではないのだろうなと思い、言葉に詰まってしまった。
「だから、院長先生には感謝しているわ」
あの院長に感謝とは、まったく、どれだけ人がいいのやら。いくら学院内での待遇が改善したと言っても結局はメイド扱いだ。授業のない休日はセーラをメイドとして朝から晩まで働かせているし、いまだに屋根裏部屋住まいだ。俺からすると理不尽な扱いに怒りを覚える所だが、当のセーラは休日にベッキーと働ける事が楽しみになっているようだった。
そして、ついにセーラが大富豪に復帰する時が来た。
ミンチン女子学院のすぐ隣に引っ越してきた大富豪、クリスフォード氏が、長い間セーラの事を探していたのだ。
クリスフォード氏はセーラの父、ラルフ・クルーと共同経営でダイヤモンド鉱山の開拓事業を行っていた。セーラ没落のきっかけともなったダイヤモンド鉱山であるが、なんとダイヤモンドが産出したのだった。それによりラルフの会社の経営はV字回復し、行方不明となっていたラルフの一人娘、セーラをずっと探していたのだ。
そしてラルフの妻の祖国がフランスであった事から、ずっとフランス中の寄宿学校を探していた事から、セーラを見つけるのに時間がかかってしまったのだった。
しかし、セーラが地元で評判になった事から、それがクリスフォード氏の耳に入り、セーラ発見に至ったのだった。
そうしてついに、セーラはダイヤモンドプリンセスとして返り咲く事となる。
セーラはミンチン女子学院に、自分の面倒を見てくれたお礼として10万ポンド(現在の価値で20億円以上とか)もの大金を寄付した。
これに感謝したミンチン院長はセーラの居室に特別室を与えようとしたが、セーラはそれを辞退した。屋根裏部屋にはメルというネズミのお友達がいる事と、出窓から眺めるロンドンの街並みが大好きだからだそうだ。それに屋根に飛んでくる小鳥たちにエサをあげるのも毎日の楽しみらしい。そんな訳でセーラは大富豪に復帰後も屋根裏部屋に住み続けている。
さらに体調を崩していたピーターの両親の治療費も全額負担し、大きな病院で治療を受けさせた。その結果、ピーターの両親もみるみるうちに回復を遂げた。
そして、ベッキーを自分の専属メイドとして正式に雇用する。とは言え、セーラの用事がない時は、あくまでも善意で学院内の仕事も手伝っている。
そして、なんと俺にもプリン屋を開業するための開業資金を援助したいと提案してきた。しかし俺はビビり屋だった事もあり、そんな大金受け取れないと、思わず拒否してしまった。セーラは幾度か提案してくれたが、何度か断り続けていると、今度はモーリーの説得にかかった。
「モーリーさんは以前、私の事を本当の娘のようだとおっしゃってくださいました。モーリーさんは娘からの感謝の気持ちを受け取ってはいただけないのでしょうか?」
「別に、私は拒否するつもりは毛頭ないよ。ジェームスのヤツが小心者でビビってるだけさ。もっと言ってやっておくれよ」
娘からの感謝の気持ちと言われたら、受け取らない方が逆に不誠実になる。俺はありがたくセーラからの申し出を受ける事にした。その結果、10年後に郊外にこじんまりしたお店を、というプランが、何とロンドン市街の駅前の一等地に店をオープンする事ができるようになった。
店の開店準備や仕事の引継ぎなど、色々とあって1年ほどが経過し、ついにはプリン専門店をオープンする事ができた。
メニューはプリンとプリンクレープの2種類だ。使い捨て容器を準備する事が困難だったのと、冷蔵庫がない家庭も多く長期保存が難しいため、基本は店内で食べてもらう。それと店外でも食べ歩きができるクレープだ。
ちなみに価格はプリンもプリンクレープも一律4ペンスだ。作中でぶどうパンが1個1ペンスだったため、まあ、ぶどうパン4個分くらいの価格なら問題ないだろう。それに4ペンス銀貨1枚で買えるのは会計が楽という意味もある。
恐らくはそれ以上高くても売れるかも知れないが、それ以上高くなってしまうと庶民が気軽に買えなくなってしまう。プリンは庶民の食べ物であって欲しい。
そして俺は、ピーターと母親を従業員として雇った。ピーターも日雇いなどではなく、正規雇用だ。賃金も大人と比較しても遜色はない。本当は父親もまとめて雇いたかったのだが、父親の方は馬車作りや御者としての本職が順調なようなので諦めた。
そして、セーラは俺の店に頻繁に通ってきてくれた。と言っても客としてではなく、従業員としてであった。学院の休日や日曜日の教会の帰り道に、そのまま店に来ては店頭に立ってくれる。クレープを焼く手さばきなど、ほれぼれするほど鮮やかだった。ベッキーの方は裏で洗い物作業などを手伝ってくれた。
ある日俺は二人に給料を支払おうとした。しかしセーラはそれを辞退した。
「私はたくさんの物を与えられていますから、もう十分ですジェームスさん」
「いや、労働の対価は受け取るべきだよ」
「それなら私の分はベッキーにあげてください」
するとベッキーが言った。
「いいえお嬢様、私はあくまでもお嬢様のサポートに来てるだけですから。それに、今のこの瞬間もお嬢様からお給金を頂いていますから、これ以上お給金を頂く訳にはまいりません」
「そう、それは困ったわ」
セーラは少し考えてから言った。
「そうだ、良い事を思いついたわ」
「良い事?」
「はい。私、以前パン屋さんの前で4ペンス銀貨を拾った事があるの。その時、お腹をすかせた女の子がすぐ店の外にいたの。だからそのお金で女の子にぶどうパンを買った事があるの。きっと、街にはまだまだお腹をすかせている人たちがたくさんいるわ。だから、私のお給金分のプリンをその方たちに差し上げてください」
「ああ分かった。それじゃベッキーの給料はどうする?」
「私の分も、セーラお嬢様と同じようにしてください」
「それじゃ、セーラとベッキーの給料は全額貧しい者への施しに充てるという事でいいな?」
「「はい、ジェームスさん!」」
セーラとベッキーの声が完全に重なった。それが何となく可笑しくて、俺たちは思わず声を上げて笑ってしまった。
それにしてもセーラが店頭に立つ日は、大袈裟じゃなく売り上げが倍増する。中にはセーラがいる時を狙って店にやって来る客もいる。まったく看板娘とは良く言ったものだ。
おかげで今日はもう品切れになりそうだ。早く次の分の仕込みを始めなくては。
そうしてセーラは今も、俺の隣で来客者に向けて、天使のような笑顔を振りまいている。
【悪役料理人は小公女を救いたい】
おしまい☆
おまけ
この度は【悪役料理人は小公女を助けたい】をお読みいただきありがとうございました。
今回は、夏休み明けからセーラが生徒に復帰する事に伴って、作中のストーリーと変化する点を考察しながら振り返ってみたいと思います。ちなみに夏休み以降のセーラの出来事は以下の通り。
大病で死にかける⇒食事と毛布が屋根裏部屋に届けられる⇒差し入れがバレて屋根裏部屋追放・馬小屋での生活⇒馬小屋全焼・学院追放⇒ピーター宅にてマッチ売りの少女になる⇒ダイヤモンドプリンセスに返り咲き
と、格差がハンパないのですが、もしセーラが学生だったら、これらはどうなるでしょうか。
①セーラの大病について
セーラは雨の中での石炭運びや、ラビニアの服の染み抜きなどのためにその日はかなり長時間、雨の中を動き回っておりました。その結果、高熱を出し意識も消失、生死の境をさ迷いました。
もしセーラがメイドでなければ、雨の中での石炭運びはもちろんですが、ラビニアの服に染みがつく事もなくなります。
セーラがラビニアの部屋の暖炉に石炭をくべる作業の際に、院内の飼い猫シーザーがラビニアの部屋に入ってしまい、シーザーが暴れまわった事でラビニアにインクが掛かります。なので、セーラがラビニアの部屋に入らなければ、シーザーもラビニアの部屋に入る事もなくなり、服に染みがつく事もありません。結果、高熱を出す事もないでしょう。
ただし、これをきっかけに隣の大富豪、クリスフォード氏がセーラとベッキーに豪華な食事と暖かい毛布を屋根裏部屋に届けるようになるので、このイベントも同時に無くなってしまう事でしょう。
そして、この届け物がなければ、セーラが屋根裏部屋を追放になって馬小屋に寝泊まりする事もなくなると思われます。
②馬小屋出火事件
ハロウィンパーティーの日、ロッティが馬小屋に入るのですが、そこでパンプキンのランタンを落としてしまい、それが藁に引火して馬小屋が全焼(半焼?)してしまいます。それを一方的にセーラのせいにされ、セーラは学院を追放され、街でマッチ売りを始める事になるのですが、セーラがメイドじゃなければこのイベントも回避されます。
ロッティが馬小屋に行った理由は作中では明確には触れられていませんが、ロッティが馬小屋に行く理由などたった一つしかありません。セーラに会いに行ったのです(その時セーラは厨房で洗い物をしていた)。
なので、セーラが生徒としてハロウィンパーティー中ずっとロッティと一緒にいたなら、ロッティが馬小屋に行く理由はありません。もちろん火事になる事もないでしょう。
①で触れていますが、セーラが生徒の状態なら、そもそも屋根裏部屋を追放される事もなかったので、完全に馬小屋火事イベントは存在しなくなります。
③セーラの大富豪復帰タイミング
セーラの大病や、あるいは街でマッチ売りをしていた事も、セーラがクリスフォード氏との距離を縮める一因になっていたと思われます。もしセーラが生徒として、あまり貧相な生活をしていなかったらクリスフォード氏がセーラを発見するまでにもっと時間を要したと思われます。
まあ、そういう予測の元に本編を書いたので、原作より約1年ほど、大富豪に復帰するのが遅れております。