漫画アニメ短編集&救済の物語   作:クリリ☆

6 / 46
ルパン三世 カリオストロの城【ルパンが盗んだもの】

【まずは成功シーン】

 

銭形「くそー、一足遅かったか。ルパンめまんまと盗みおって!」

 

クラリス「いいえ、あの方は何も盗らなかったわ、私のために戦ってくださったんです」

 

銭形「いや、ヤツはとんでもないものを盗んでいきました」

 

クラリス「とんでもないもの?」

 

銭形「あなたの心です」

 

クラリス「はい!」

 

 

 

____________________________________

 

 

【全財産】

 

銭形「ヤツはとんでもないものを盗んでいきました」

 

クラリス「とんでもないもの?」

 

銭形「あなたの全財産です」

 

クラリス「全財産!?」

 

銭形「あなた名義の土地や建物、有価証券など、あらゆる資産が名義変更され、その大部分がすでに売却済みです。はっきり言って、今のあなたには帰る家すらないのです」

 

クラリス「ひどいわおじさまー(ToT)」

 

 

____________________________________

 

【何も盗んでなかったら】

 

銭形「ヤツはとんでもないものを盗んでいきました」

 

クラリス「とんでもないもの?」

 

銭形「あなたの心です」

 

するとクラリスはちょっと考えてから言った。

 

クラリス「いえ、盗まれてませんけど?」

 

銭形「あ、いや、それは物理的な意味とかじゃなくてですね、心情的にというか、ほら、慣用句で相手に夢中になる事を心を奪われるとか言うじゃありませんか」

 

クラリス「それは分かってます。私は別に心を奪われてはいませんわ」

 

銭形「それは失礼しましたー」

 

上手い事を言おうとして思いっきりスベってしまった銭形だった。

 

 

____________________________________

 

【私の心】

 

銭形「いや、ヤツはとんでもないものを盗んでいきました」

 

クラリス「とんでもないもの?」

 

銭形「私の心です」

 

クラリス「あなたの心!?」

 

銭形「くそ、ルパンめ。ワシという者がありながら、このような小娘にうつつを抜かしおって。許さん、捕まえてたっぷりお仕置きだ。一晩中可愛がってやるから覚悟しておけー!」

 

クラリス「その内容、後で詳しく教えてください(;´Д`)ハアハア」

 

腐女子なクラリスなのでしたw

 

 

____________________________________

 

 

【クラリスの心】

 

銭形「いや、ヤツはとんでもないものを盗んでいきました」

 

クラリス「・・・・・・」

 

銭形「あなたの心です」

 

クラリス「・・・・・・」

 

銭形「あの、クラリスさん?」

 

クラリス「・・・・・・」

 

クラリスは全く反応がなく、まるで案山子(かかし)のように無表情で立っていた。

 

銭形「くそっ、心を失った人間は知性と感情が無くなると聞いた事がある。ルパンめ、必ずワシが貴様を捕まえ、クラリスさんの心を取り戻してやる~!」

 

____________________________________

 

 

【ズンドコベロンチョ】

 

銭形「いや、ヤツはとんでもないものを盗んでいきました」

 

クラリス「とんでもないもの?」

 

銭形「ズンドコベロンチョです」

 

クラリス「ズンドコ、ベロンチョ?」

 

銭形「おや、まさか貴女ほどの高貴なお方がズンドコベロンチョをご存じない?」

 

クラリス「いえ、知ってます知ってます。あれですよね、ズンドコベンジョですよね」

 

銭形「あら、今ズンドコ便所って言いましたか?」

 

クラリス「いえいえ、言ってません、ズンドコペロンチョですよね!」

 

銭形「え、ズンドコペロンチョ?」

 

クラリス「ええっと、ああそうそう、ズンドコベロンチョですよね。あのキレイで可愛い」

 

銭形「キレイで可愛い? ズンドコベロンチョが?」

 

クラリス「ええー、ああ、はい」

 

銭形「むう、確かに見方によっちゃそう見えなくもないですなあ」

 

クラリス「ですよね! あれ、私すっごく可愛いと思ってるんですよ!」

 

銭形「は、はあ。とにかくルパンがズンドコベロンチョのヤツめを盗みましてですね」

 

クラリス「いや、それはちょっといけませんね。やっぱ死刑は免れませんか」

 

銭形「いやいやいや、ズンドコベロンチョくらいで死刑にはなりませんが・・」

 

クラリス「ああ、そうですか。まあ、簡単に手に入りますしね」

 

銭形「何を言ってるんですか、あれはそう簡単に手に入るものではありませんぞ!」

 

クラリス「ああー、えっと、うち独自の入手ルートを使えば簡単に手に入るんですよ」

 

銭形「しかし、あのズンドコベロンチョはカリオストロ家の唯一のもので、他に入手方法はないはずですが」

 

クラリス「ああー、そうでしたっけね」

 

銭形「あなた、本当にズンドコベロンチョを知ってるんですか?」

 

クラリス「・・・すいません~、ズンドコベロンチョって何ですか~(ToT)」

 

結局、知らないのがバレてしまうクラリスなのでしたw

 

 

____________________________________

 

ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)

 

 

銭形「いや、ヤツはとんでもないものを盗んでいきました」

 

クラリス「とんでもないもの?」

 

銭形「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)です」

 

クラリス「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)!?」

 

銭形「ええ」

 

クラリス「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)はかつて、それを得るために多くの者が海に冒険に旅立ち、また海賊と海軍が争い、多くの者が命を落としたという呪われた秘宝です。我がカリオストロ家がひとつなぎの大秘宝(ワンピース)を手に入れてから、二度と誰の目にも届かぬよう、地の深い所へ封印したと聞きます。あれは決して地に放ってはなりません。取り返すのです!」

 

銭形「ええ、このままではひとつなぎの大秘宝(ワンピース)を巡って世界大戦が起きるとも限りません。一緒に取り返しましょう!」

 

そうして銭形とクラリスのひとつなぎの大秘宝(ワンピース)を巡る長く果てしない冒険が始まるのだが、それはまた別のお話し。

 

 

 

 

 

おしまいw

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。