鉄道公安隊の私服公安官岩泉は、ある1人の女性に会った。
「あのー、すいません。」
「どうしました。」
岩泉は女性に声を掛けた。
「実は、最近私を後を付けている人がいるんです。」
「えっ、それ本当ですか。」
「はい。」
そう言って、岩泉は彼女の自宅へ送ってもらうことにした。
「あのー、自宅は何処なんです。」
「ええ、近くのマンションなんです。」
「どの辺です。」
「ここです、コーポ大野です。」
「なるほど、では男に狙われているっていうのは。」
「最近、私、誰かに後を付けているって感じな人でした。」
「なるほど、何歳ぐらいの男でしたか。」
「そうね、確か30代前後です。」
「あのー、名前を教えていただけませんか。」
「はい、私は菊池幸子と言います。」
「菊池幸子さんですね。」
「はい。」
「この家、インコ飼っているんですか。」
「ええ、チー子って言うんです。」
「このインコ、可愛いですね。」
「行く時と帰ってきたときも餌をやっているんです。」
「なるほどね。」
そして、次の日岩泉が女性を送った事を話した。
「えーっ、その女性がこわいから送って行ったのか。」
「そうなんだよ、その女はな菊池幸子って言っていたな。」
「その女がどうかしたのか、岩泉。」
「実はな、彼女が怪しい男に後を付けているって助けを求めたんです。」
「ほう。」
「名前は菊池幸子って言っていたから、マンションで1人暮らしなんだ。」
「ほう、マンションで1人暮らしか。」
「ええ、彼女はバイトでクラブで働いているんだ。」
「へぇー。」
次の日、菊池は上野駅から寝台特急「北斗星」に乗って旭川へ行く事になった。
16時50分、菊池が乗った寝台特急「北斗星1号」は札幌へと走って行った。
ピィーッ!
と、警笛を鳴らし、上野を発車した。
「北斗星に乗って、旭川。」
「どうも、乗車券を拝見。」
「はい。」
「どうも。」
郡山を過ぎると、彼女はグランシャリオに来ていた。
「1人での食堂は寂しいわ。」
「お待たせしました。」
「ええ、ありがとうございます。」
ほぼ、同じ頃、東京警視庁管内で女性の死体が発見された。
「殺害された、クラブの小桜みどりさんは若い男の人に付きまとわれてナイフで殺害されたと考えてられます。」
「ほう、やはり彼女はストーカーで苦しんでいたんだな。」
「ええ、それは考えられますわ。」
桜井は高杉に言った。
「菊池は狙われないのかな?。」
「犯人は菊池の後を付けていた男も犯行ではないでしょうか。」
「うん、特捜班としてはこの女の後つけていたと小桜を殺害した男は同一人物って事も考えられるな。」
「ええ。」
8時53分、菊池が乗った寝台特急「北斗星1号」は定刻通り、札幌に到着した。
さっぽろー、さっぽろー。
と、駅のアナウンスが流れた。
菊池は、駅の助役に話をした。
「すみません、あのー旭川まではどこへ行けばいいでしょうか。」
「それでしたら、今停車中の特急「スーパーホワイトアロー」に乗ってください。」
「あれですか。」
「はい。」
菊池は札幌駅から、特急「スーパーホワイトアロー3号」に乗り込んで旭川へ向かった。
「旭川行か、これに乗ればいいのね。」
ファーン!
札幌と旭川を結ぶ、特急「スーパーホワイトアロー3号」は785系と言われる特急電車である。
札幌を9時に発車し、滝川、終着旭川には10時20分に到着する。
「これ以上、私の後を付けないで。」
と、菊池は車窓を見ながら言った。
10時20分、菊池が乗った特急「スーパーホワイトアロー3号」は旭川に到着した。
「よう、さち。」
「幸助。」
「いつ、旭川に。」
「上野から夜行で。」
「そうか。」
「ええ。」
その頃、特捜班はその男がストーカーと思われる男に話を聞く事にした。
「はい、私は札幌へ行って、次の日に釧路へ行きました。」
「じゃあ、あなたは高田と言う人でしょうか。」
「いいえ、違います、私は名前は高田 健吾です。」
「それじゃ、事件当日は札幌へ行っていたんですか。」
「はい。その時に出張へ行ってその後に釧路へ行っていました。」
「そうですか。」
「武田と言っても、別ですよ。」
「そうですか。」
南と高山は、高杉に高田の事を報告した。
「何、高田は札幌と釧路へ。」
「はい、札幌へ出張へ行っていたそうです、その後に釧路へ行っていたそうです。」
「なるほど。」
「高田はシロですね。」
「再度、調べる必要がありますね。」
「ええ。」
そして、旭川で事件が起きた。
丁度、その頃岩泉は旭川に来ていた。
「あれ、何だこれ。」
「えっ、この女って。」
暫くして、岩泉が通報した北海道警察のパトカーが到着した。
「道警本部の橘です。」
「旭川署の高杉です。」
「あのー、被害者の女性は。」
「被害者は旭川出身の瀬川広子さん、27歳です。」
「ほう、それで死因は。」
「ええ、恐らく絞殺ですね。」
「絞殺か。」
「あの、何か知ってるんですか。」
「ええ、実は東京で変な男に追いかけられてるという事件が起きましてね。」
「おお、東京の事件と旭川の事件がこれを関係してるって事か。」
「はい、その事件を捜査していまして。」
「なるほど。」
と、高杉刑事が言った。
「そうか、旭川で殺人が起きたから北海道警か。」
「はい。」
「それで被害者の身元は。」
「はい、被害者は瀬川広子さん、27歳です。」
「それで、死因は。」
「死因は絞殺です。」
「ほう、何かで占められていたのか。」
「はい、恐らくロープのようなもので絞められたと考えられます。」
「よしっ、高山、小海、行くぞ。」
「ええ。」
「班長、旭川へ行ってきます。」
「うん、頼むよ。」
そして、南と高山と小海は羽田から飛行機に乗り新千歳空港で旭川行の特急「ライラック」に乗り込んだ。
「今乗るとしたら、函館線の特急「ライラック9号」があるな。」
「ええ、今なら間に合いますね。」
「ええ。」
南と高山と小海は、新千歳空港発10時47分の特急「ライラック9号」に乗って旭川へ向かった。
ファーン!。
「旭川へ行くなら、ライラックの他にスーパーホワイトアローも旭川へ行くことが出来ますね。」
「ええ。」
「とにかく、旭川へ行って見ようか。」
「ええ。」
13時00分、特急「ライラック9号」は旭川に到着した。
「岩泉、第二の事件は旭川で起きたって。」
「ええ、被害者は絞殺されたと思われるんだ。」
「なるほど、菊池は旭川へ行く時は寝台特急「北斗星」に乗って行ったのか。」
「はい、乗車券買っていた事が分かっていたんですが。」
「でも、どうして旭川に行ったんだ。」
南は、岩泉に言った。
「彼女は旭川で学生時代の友人に会いに行ったそうです。」
「なるほど、すると菊池は旭川で友人に会うため旭川駅で待っていたって事か。」
「ええ。」
旭川警察署
「えっ、次狙われるのは菊池が。」
「はい、彼女は一昨日にストーカーではないかと脅えていたそうです。」
「なるほど、犯人は東京で起きた事件と旭川の事件と関係しているのか。」
「ええ、犯人はタカダと名乗る男が怪しいと思われます。」
「犯人はタカダか。」
「年齢は20代から30代前後だ。」
「わかったよ、主任。」
「どうした、岩泉。」
「これは多分、ストカーの相談者だ。」
「何、ストーカー相談。」
「犯人は、2人を殺害し東京から旭川で犯行を計画したと考えられるんだ。」
「おう、なるほど。」
「じゃあ、次に狙われるのは。」
「菊池幸子だ。」
「菊池が危ない。」
「ええ。」
そこへ、高杉から連絡が会った。
「高杉だ、高田って言っていたけど、その男は偽名だ。」
「えっ、それ本当なんですか。」
と、南は言った。
「ああ、警視庁で調べて見たら一致したよ、名前は小武隆弘、その男は手配中の容疑者だ。」
「何だって。」
と、高山は驚いた。
「そうか、やはり犯人は偽名だったのか?。」
「私、ちっとも気が付かなかったわ。」
南と高山達は橘警部と高杉刑事とともにパトカーに乗って、タカダが菊池を狙う場所へと向かった。
「そっちを探せ。」
「はっ。」
「あっ、あそだ。」
菊池はタカダと名乗る男に会った。
「あっ、あなたは。」
「やっと覚えてくれたな。」
「えっ。」
「まさか、どうしてここに。」
「そこまでだ!、高田。」
「誰だてめぇ。」
「鉄道公安隊だ、観念しろっ。」
「高田平次いや小武隆弘、お前を逮捕する!。」
と、岩泉が言った。
「この男よ、公安さん。」
「そうか。」
岩泉は高田 平次を手錠をかけた。
「やはり、この男が犯人か。」
「ええ。」
こうして、岩泉の女性保護から始まった東京と旭川の連続殺人は解決した。小竹は女を後を付けて殺害したことも自供した。
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