公安特捜班捜査行 殺意のJR特急   作:新庄雄太郎

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善子が、北海道の函館へ旅をした。


善子・女ひとりロマン旅行

東京駅、善子は静岡から東京へは特急「東海」に乗り込んで、東京から東北新幹線に乗って函館へ向かった。

 

「えーと、次の東北新幹線「やまびこ1号」は8時00分か、そこからは盛岡から函館へは「はつかり」に乗って行けばいいのね。」

 

と、善子は言った。

 

「久しぶりだわ、北海道へ行くのは。」

 

そう言って、善子は東京駅から東北新幹線「やまびこ」に乗って北海道へ向かった。

 

プルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルーッ!

 

ファーン!。

 

午前8時00分、東京駅から仙台と盛岡を結ぶ東北新幹線「やまびこ1号」は東京駅を発車した。

 

昭和57年6月22日に、東北新幹線が開業され、L特急「やまびこ」と「ひばり」がダイヤ改正で廃止され、L特急「はつかり」は盛岡から青森まで短縮された。

 

善子が乗った東北新幹線「やまびこ1号」は東京を8時に発車し、途中停車駅は仙台のみであり、終着盛岡へは10時36分に到着する。盛岡からは東北本線の特急「はつかり」で青森と函館へ結ぶ。

 

新幹線「やまびこ」車内にて

 

「何か、ヨハネは家出してるみたい。」

 

善子は、車掌を眺めながら手紙を読んでいた。

 

「まずは函館へ行って、次はどこへ行こうかな。」

 

と、ガイドを見ながらプランを立てた。

 

10時36分、善子が乗った新幹線「やまびこ1号」は定刻通り、盛岡へ到着した。

 

善子は、盛岡で下車した。

 

「えーと、次の「はつかり」は何時だったかな。」

 

「どうしました。」

 

と、駅員は善子に話をした。

 

「すいませんが、函館行の「はつかり」は何時かわかりますか。」

 

「はい、函館行の特急「はつかり5号」は10時44分です。」

 

「どうも、ありがとう。」

 

と、言って善子はホームへ向かった。

 

東北本線のホームへ行くと、特急「はつかり」が停車していた。

 

「函館行か、これに乗ればいいのね。」

 

と、善子は盛岡発10時44分の特急「はつかり5号」に乗って函館へ向かった。

 

ファーン!

 

と、青函トンネルを通って、善子が乗った特急「はつかり5号」は14時55分に函館に到着した。

 

「あっ、善子ちゃん。」

 

「理亜ちゃん、聖良、迎えに来てくれたのね。」

 

「うん、いつ函館に。」

 

「うん、盛岡から「はつかり」に乗って来たの。」

 

「へぇー、はつかりか。」

 

そう言って、善子は函館の街へ周った。

 

一方、東京中央鉄道公安室特捜班の南 達仁公安主任は、その日、突然上司の大湊室長に呼ばれた。

 

「実は、警視庁からその男の行方を追ってくれと捜査協力の要請があった。」

 

「室長、どの男ですか。」

 

「この、男だ。」

 

と、写真を見せる。

 

「誰なんです、その人。」

 

「相川 侑一郎、37歳だ。」

 

「その男が何をしたんですか。」

 

南は大湊に言った。

 

「実は、東京の有楽町で現金輸送車が襲われ、警備員を拳銃で射殺し現金10億円を奪って逃走しているよもうだ。」

 

「なるほど、この男が逃走しているって訳ですか。」

 

「ええ、とにかくその男の行方を追ってくれ。」

 

「わかりました、室長特捜班の方では行方不明の捜索していますが。」

 

「ほう、特捜班が行方不明の捜索と有楽町の10億円強奪が関連しているって事か。」

 

「はい、詳しいことは捜査してみないと分かりませんが我々で捜査してみます。」

 

「そうか。」

 

そして、次の日。

 

「みんなちょっといいか。」

 

と、高杉は捜査員たちに言った。

 

「10億円強奪犯に共犯がいるらしいんだ。」

 

「ああ、この男か。」

 

「名前は、相川 侑一郎か。」

 

「おお、よく知ってるな。」

 

「この前、室長から聞いたので。」

 

「なるほどね。」

 

「班長、それで犯人はまだ逃走しているんですか。」

 

「ああ、今だに逃走しているよ。」

 

この日、南と高山は寝台特急「北斗星」の警乗に当たった。

 

「じゃあ、行ってきます。」

 

「行ってきます。」

 

「ご苦労さん、頼むよ。」

 

と、言って南と高山は上野駅へ向かい寝台特急「北斗星5号」に乗り込んだ。

 

19時03分、南と高山は寝台特急「北斗星5号」は夜の上野を発車した。

 

一方、小海と菅原と梶山は行方不明の捜索をしていた。

 

「なるほど、じゃあ友人の家に行ってくると言って出掛けたまま行方が分からなくなったんですね。」

 

「ええ、まさか強盗に強要されたんじゃないかな。」

 

と、母親は言った。

 

南と高山は車内を見回ったが、手配犯らしき男は乗っていなかった。

 

「どうやら、この車内には乗っていないね。」

 

「ええ。」

 

「相川は東京から逃亡して北海道へ逃げたと考えられるな。」

 

「ええ。」

 

「そして、相川はから札幌へ逃げたって事も考えられますよ。」

 

その頃、南と高山は寝台特急「北斗星5号」に乗って警乗したが、菊池の姿はなかった。

 

「相川はいませんね。」

 

「仙台過ぎても、乗ってこないなんて。」

 

「とにかく、班長に報告しておこう。」

 

高山は高杉に連絡して報告した。

 

「何、寝台特急「北斗星5号」には乗っていない。」

 

「ええ、車内を捜索したんですが「北斗星1号」には乗っていないですね。」

 

「そうか、高山達は引き続き捜査を続けてくれ。」

 

「わかりました。」

 

「何か、分かったか。」

 

「ええ、班長の話だと上野から札幌へ逃亡したと目撃されていた事が分かりました。」

 

「そうか、ここには乗っていないって事は。」

 

早速、高山は時刻表を見て見ると。

 

「わかったよ、田村は寝台特急「北斗星1号」に乗って札幌へ行ったんだよ。」

 

「そうか、犯人は上野から「北斗星1号」に乗って札幌へ行ったのか。」

 

「ええ。」

 

南と高山が乗った、寝台特急「北斗星5号」は10時50分に到着した。

 

札幌駅

 

「この男が、犯人かな。」

 

「やはりな。」

 

「あっ、間違いないこの男だよ。」

 

「つまり、犯人は先に逃亡して逃げ込んだって事か。」

 

「ええ。」

 

「今乗ったとしたら、9時40分発の特急「オホーツク3号」に乗って網走へ行ったって事になるな。」

 

「わかったよ、犯人が何処へ逃げたか。」

 

「本当か、高山。」

 

「ええ、きっと網走だ。」

 

そして、南と高山は15時16分発の特急「オホーツク5号」に乗って網走へ向かった。

 

一方、善子は札幌から網走へ来ていた。

 

「ヨハネのひとり旅は網走に来たのね。」

 

と、言って善子はサロマ湖へ来ていた。

 

「あっ、何この人死んでるわ。」

 

数分後、北海道警察のパトカーが到着し、捜査が開始されていた。

 

「警部、被害者の身元が分かりました。」

 

「おう、本当か。」

 

「ええ、被害者は警視庁から捜索願が出てる井上 敦さん19歳です。」

 

「そうか、やはり10億円強奪に関係してるんじゃないでしょうか。」

 

「それも、考えられますね。」

 

と、そこへ南と高山が現場へ行くと。

 

「井上だって、まさか。」

 

「やはり、サロマ湖で殺されるとはな。」

 

「この男を知ってるんですか。」

 

「ええ。」

 

「我々が東京で捜索していました。」

 

「そうですか」

 

「それで死因は。」

 

「恐らく、相沢が殺害したんじゃないかな。」

 

そして、行方不明の井上がサロマ湖で死体で発見された。

 

「何、奴は網走に。」

 

「ええ、被害者は捜索願に似ているんです。」

 

「そうか、じゃあ二人は引き続き捜査を続けてくれ。」

 

「わかりました。」

 

そして、犯人は知床へ逃げ込んだと分かり、早速向かった。

 

「あっ、アンタどうして。」

 

「やっと、見つけたな。」

 

「待て、相沢。」

 

「あっ、誰だ。」

 

「鉄道公安隊だ、もう逃げられないぞ。」

 

「ちくしょー。」

 

と、高山を襲った。

 

そして、背負い投げされて、高山は手錠をかけた。

 

「大丈夫か、善子。」

 

「うん、何とか。」

 

こうして、事件は解決した。

 




次回は、最後に飾るのは四国ロケ。

お楽しみに
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