推しの結婚式に出たいだけの人生だった……_:(´ཀ`」 ∠): 作:かりん2022
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「皆、こっちだよ」
一年生がさとゆ達を連れて歩く。
通りがかった補助監督が可愛さに目尻を下げる。
そんな穏やかな日常の最中、さとゆ達がふと気づいて呪専の門に向けて走った。
「さとゆ! すぐゆ! 良かった……」
「すぐ!」
五条傑が、さとゆとすぐゆを抱き上げる。
「なな! はいばら! 良かった。しょこちゃんもおいで。硝子も心配してるよ」
「あー、お前、五条傑? だよな? 悟と結婚した」
「してないよ!? ミスった責任とって五条家に身売りしただけだよ!」
必死で弁解する五条傑。
「何それ」
「それって村一つ皆殺しの事ですか?」
一応、傑のあれこれは周知されている。
呪詛師の工作を受けていたかもしれないという愛衣の申告を含めて。
現在、色々と調査中ではあるが、裏付けの証拠は見つかっていない。
せいぜい、虎杖悠仁という少年が実在していることぐらいだ。
「そんな事したら秘匿死刑だろ……。あ、いや。私のした事も大概だったけど……。知らない術師のいう事を聞いて、悟の誕生日にこの子達を作ってしまってね。やりようによっては呪殺も出来たって事で、問題視されたんだよ」
「そんな事できんの?」
「やりようによってはね。幸い、そうはならなかったわけだけど。術師の目的もわからなくて。軽率だったよ」
落ち込む様子を見せる五条傑。その術師の目的とは結婚である。
馬鹿な術師の暴走が、一人の術師の人生を狂わせてしまった事に一同は同情した。
「厳しい措置に感じますが。結局害はなかったんでしょう?」
「しゃけ」
「悟を呪殺って、そんな凄かったのかあの女」
「作ったのは傑なのか」
「術師からもらった夢卵ってのを使ってね。まさか、夢卵の製作者が見つかったのかい? ずっと探していたんだ」
「いるっちゃいる」
「尋問されているけどなー」
「その人はこちらで回収するよ。夢卵も返してもらえるね?」
「僕達からはなんとも。とりあえず、来ていただけますか?」
そこに、五条が走ってくる。
「傑!」
「悟」
傑は悟にジロジロと見られる。
「女の子ではない、ね」
「結婚してないから。身売りだから!」
「何があったのさ。あ、一応拘束させてね? こっちの世界の傑、呪詛師だから。……灰原。君も入って。七海が喜ぶよ」
「あ、いえ。傑さんは何としても無事に返せと悟さんに言われてるので交渉は僕がします。夏油さんはすぐゆと先に帰っていてください」
「交渉ぐらい私だってできる!」
「いやその、出立から1時間以内に傑さんが帰らないと、僕死んじゃうんで」
「は!? そこまでする!?」
「そこまでしないと傑は帰らないって」
「っ あのバカッ」
「一日したら迎えに来てください」
「全く! さとゆ! 灰原についていてあげて」
「すぐゆ」
そして、傑とすぐゆは消えた。
「おや残念。向こうの僕達すごいラブラブなわけ? ヤンデレじゃん」
「僕からはなんとも……」
「えー! 話聞きたい! いつもあの調子な訳?」
「はい」
「え……引くわ。ていうか傑もプライド高いのによく奥さんなんてなったよね。その時点で僕愛されてんじゃん。それか傑にそういう趣味が」
「違います! 悟さんはすぐゆ越しに傑さんの呪霊操術扱えるんですよ。悟さん、呪霊操術の術式コレクションに嵌っちゃってて。中毒って言っていいほどで、それで傑さんが危ない真似するの絶対許さないんです。呪霊操術使えなくなるから」
「は?」
「気持ちはわかりますけどね。僕も、七海の十劃呪法を手放せませんし」
「使えんの?」
「なながいれば」
「ミニマムじゃなくて?」
「悟さんは呪霊の領域展開まで使ってます」
「何それ、僕もすぐゆ欲しい」
「悟さんに殺されてしまいます。というか、こちらの傑さん呪詛師なんでしょう? まあ、僕の知る悟さんなら捉えて閉じ込めて呪霊操術だけ活用ってやりそうですけど」
「うーん、本当に術式フリークなんだね。色々情報交換したいな」
そういうわけで、灰原は招き入れられたのだった。
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マシュマロ
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