鏡の中の愛   作:鏡の国のアリス

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こんにちは
感想で「舐めてたのは重曹では?」という痛い指摘を受けました。まだ僕も作品の理解度が足りてませんね…


11 石動と星野

 

───約10年前。

 

「何やってんだこのバカアイドル!!!」

 

 都内某マンションの一室。

 金髪にグラサンという、所見では堅気に見えない男性の怒号が室内に響き渡った。

 彼の名は斉藤壱護。芸能事務所・苺プロダクションの社長である。このマンションの一室は苺プロダクションの事務所になっており、斉藤が主に活動している場所になる。

 そんな彼が怒鳴り散らしている相手は、目に一番星を宿す絶世の美少女。大人気アイドルグル―プ・B小町の不動のセンター、アイだ。

 

 「ご…ごめんなさい」

 

 アイはソファに座り、しょんぼりとした様子で口を開く。

 普段は飄々と掴みどころのない彼女だが、今日はやけに素直に謝罪した。というのも、今回の件はヘラヘラ笑って済まされる状況ではないことを理解しているのだろう。

 アイは本気で反省しているようで、そんな様子を見た斉藤は頭ごなしに怒鳴りつけたことを少し反省し、悪いと一言謝った。

 とはいえ、怒鳴りたくなるのもしょうがない状況ではあった。

 

 斉藤が頭を抱えることになる事件が起きたのは本日の朝であり、現在の時刻から10時間ほど遡る。

 事のあらましはこうだ。

 アイはとある事件の影響で数週間に渡って活動休止しており、本日から復帰の予定だった。

 事件の影響で引っ越しを行ったため、新居から通勤しようとしたところ、お隣さんが大物女優とその息子の天才子役であることが発覚。

 玄関先で仲良くお話していたところに、隠し子であるルビーが顔を出してしまい、ばっちりと目撃されてしまった。

 いや、目撃されただけならまだしも、ルビーがアイのことを「ママ」と呼んでしまっており、それもガッツリ聞かれているという始末。もはや誤魔化しができない状況になってしまった。

 斉藤目線だと、自社の看板アイドルの隠し子が赤の他人にバレた、という状況だ。事務所や自分の人生が台無しになりかねない大事件。そりゃ、怒鳴り声の1つや2つも上げたくなる。

 

 「はあ…まあ、キレてもしょうがねえ。どうするか考えねえとな」

 

 先程まで怒鳴っていたおかげか、漸く冷静さを取り戻した斉藤。頭をガシガシと掻きながら、これからどうするべきかを思案する。

 

 「とりあえず、石動玲奈に連絡を取るぞ。そんで、口止めだ。上手くいく保証はないが、それしかねえ」

 

 「口止め……受けてくれるのかな?」

 

 「分からん…が、石動玲奈の噂を聞く限りでは人格者だ。可能性はある」

 

 バレた相手があの石動玲奈だったのは不幸中の幸いだったと言えよう。

 石動玲奈は基本的に温厚で礼儀正しく、誠実な人物だという。今回のことを無暗に言いふらすとは思えないが、100%ではない。他の人間に漏れる前に口止めを行うのは必須だ。

 斉藤は直接玲奈に会ったことはないが、噂に聞いている玲奈の性格が本当であれば、誠意をもって嘆願すれば聞き入れてくれる可能性はある。

 

 「石動玲奈の個人連絡先は知らねえから……事務所に電話してアポを……」

 

 斉藤が行動に移そうとしたタイミングで、事務所の固定電話が鳴り響いた。斉藤は心の中で悪態を吐くと、電話を手に取って応対する。

 

 「苺プロダクション、斉藤です」

 

 『こんばんは。社長さんですよね?』

 

 「ええ。苺プロダクション社長、斉藤と申します。どういったご用件でしょうか?」

 

 電話先から聞えてくるのは、妙齢の女性の声だった。少なくとも、斉藤の知り合いではない。なのになぜか聞き覚えのある声だった。

 

 『石動玲奈です』

 

 その名を聞いた瞬間、斉藤は自分の喉から変な音が出るのを聞いた。

 ――なぜ、石動玲奈が電話をかけてくる?しかも、こんな狙いすましたようなタイミングで?

 斉藤の動揺を感じ取ったのか、電話の向こうにいる女性は、くすりと笑った。

 

 『そんなに驚かないでください。ただ、そろそろウチの事務所にアポを取ろうとする時間だと思ったので、こちらから電話しただけです』

 

 「なっ……」

 

 斉藤は思わず小さな声を漏らし、戦慄する。全身に鳥肌が立ち、額に脂汗が滲む。

 玲奈の言っていることが真実だとしたら、会ったこともない斉藤の行動パターンを完璧に推測できていることになる。有り得ない、なんてレベルじゃない。親しくもない、ましてや初対面ですらない人間の行動パターンを予想するなど、人間に出来ていい訳が無い。

 それならばまだ、事務所に監視カメラを仕掛けていました、と言われた方が現実的だ。

 これが天才女優・石動玲奈。芸能界という地獄の最前線を闊歩する超人、常人では理解の及ばない怪物。

 そして、その息子もまた……。

 

 『要件はお分かりですよね』

 

 「…っ…!……はい」

 

 この状況で石動玲奈が電話をかけてくるなど、理由は1つしかない。

 斉藤は自分の心臓が握られているような感覚を覚えた。生きている心地がしない。

 

 『今からそちらに伺っても?』

 

 「はい……はい?え?い、今からですか!?」

 

 『ええ。善は急げ、と言いますし』

 

 「わ、わかりました。お、お待ちしております」

 

 『では、1時間ほどで到着しますので』

 

 「は、はい!よろしくお願い致します!」

 

 電話が切れた。魔王から解放されたような感覚を覚え、斉藤は深く息を吐いた。

 

 「えっと、今の、玲奈さん?」

 

 「そうだ。今から来るらしい」

 

 「え?今から?」

 

 「ああ。準備するぞ。お前も手伝え」

 

 「う、うん」

 

 電話が終わり一息ついたものの、斉藤に休んでいる暇はない。

 むしろ、これからが本番だった。

 

――

 

 「突然の訪問すみません。女優の石動玲奈と申します。そして息子の……」

 

 「石動リオンです。よろしくお願いいたします」

 

 「あ、いえいえ。こちらこそ態々ご足労いただきありがとうございます。狭い事務所ですが、どうぞ上がってください」

 

 先程の電話から1時間ほど経ち、石動親子が苺プロダクションの事務所へと訪れていた。玄関先で斉藤が出迎え、石動親子を応接室へと案内する。

 応接室の扉を開けると、中にあるソファにはアイがすでに腰かけていた。

 アイの隣に斉藤が腰を下ろし、テーブルを挟んで対面に玲奈とリオンが座った。

 

 「紅茶とコーヒー、どちらがよろしいですか?」

 

 「ああいえ、お構いなく。長居する気はありませんから」

 

 斉藤の言葉を玲奈がやんわりと断ると、室内は静寂に包まれる。

 斉藤がどうやって本題を切り出そうかと考えている中、静寂を破ったのは玲奈だった。

 

 「それで、今朝の話についてですが」

 

 「…はい」

 

 「単刀直入にお聞きします。あの時のお子さん、アイさんの実子ですよね?」

 

 「……っ!」

 

 鋭い刃を核心に突き付けられ、斉藤は息を飲んだ。

 ここまで直接的な言い方をしてくるという事は、ルビーがアイの子供だと確信しているのだろう。今の質問は、ただの最終確認に過ぎない。

 誤魔化しは不可能だと判断した斉が口を開く……その一瞬前に、アイが口を開いた。

 

 「はい。私の子です」

 

 アイの言葉を聞いても特に驚いた様子を見せない玲奈。リオンも同様に、ほとんど反応が無い。

 腹をくくった斉藤は、ここで口止めの交渉に入る。

 

 「玲奈さん、リオンさん、どんな条件でも飲みますので、このことはどうか内密に…」

 

 「?元から誰にも言うつもりはないですよ?私もリオンも」

 

 「えっ?」

 

 何を要求されてもいいと覚悟を決めていた斉藤だったが、玲奈の口から飛び出た予想外すぎる言葉に思わず声を上げ、ぽか~んと口を開ける。アイも斉藤と同じような表情をしており、間抜け面が2つ並んでいた。

 

 「今回ここに来たのは、ただ確認したかっただけです。別に交渉だとかをする気はないですし、誰かに言うつもりもないですよ」

 

 玲奈の言葉があまりにも衝撃的過ぎたのか、斉藤は完全にフリーズしてしまった。そんな斉藤を意に介さず、玲奈は続ける。

 

 「この前の事件と隠し子、何となくの事情は察せます。深堀りする気はないですけど」

 

 そこまで言うと玲奈は立ち上がり、ソファに座るアイの元へと歩み寄る。すると、アイのことをやさしく抱きしめ、頭を撫で始めた。

 

 「アイさん、若いのによく頑張ったわね。女手1つで、アイドルをしながら子育て。普通はできないわ」

 

 「えっ?ええっ?」

 

 唐突な抱擁と暖かい言葉に、アイは顔を赤面させて狼狽える。それに構わず、玲奈はアイを撫で続ける。

 

 「私も夫を亡くしてから大変だったの。アイさんの気持ち、少しは分かるわ。これからはお隣さんだし、困ったことがあったら何でも頼ってね?」

 

 「れ……玲奈さん…!」

 

 アイと玲奈が暖かい友情を築き上げている横で斉藤はぐったりと項垂れた。今まで張っていた気が一気に緩み、全身を脱力感が襲う。もうさっさと寝たかった。

 そんな斉藤の下に、リオンがとことこと歩み寄る。リオンは斉藤の金髪頭に手を添えると、優しく撫で始めた。

 

 「おつかれさまです。大変でしたね」

 

 「……ありがとよ、坊主……」

 

 5歳の子供とは思えない温もりと包容力に、心労が限界だった斉藤は涙を流す。

 後日、5歳児に慰められて涙を流した事を思い出し、恥ずかしさと情けなさで死にたくなったのは言うまでもない。

 

――

 

 「リオン君、久しぶり~」

 

 「どうも、アイさん。お久しぶりです」

 

 星野家のリビングに訪れた俺は、アイさんと挨拶を交わす。

 今日は俺の高校入試の日だった。どこからかそれを聞きつけたアイさんが、「みんな受験終わったし、お疲れ様会やろう!」と言い出したため、こうして星野家に御呼ばれしている。

 

 「リオン、おつかれ」

 

 「おつかれ!」

 

 「アクアとルビーもな」

 

 リビングのソファに腰かけているアクアとルビーにも挨拶をし、俺もソファに腰を下ろした。

このアクアとルビーはアイさんの実子であり、世間には公表されていない。知っているのは俺を含めた極小人数のみ。所謂、隠し子と言うやつだ。

まあ、アイさんが2人を産んだのは16歳くらいで、アイドル活動真っ只中の時期だ。世間にバレたらどうなるかは想像するまでもないので、リスクを犯して隠したのも頷ける。

そんな状況で産むという選択をしたアイさんの胆力も凄まじいが、隠し通す覚悟をした苺プロの面々も肝が座りすぎてる。実際、16年以上バレずに隠し通せてるのだから流石としか言えない。…まあ、俺と母さんにバレたのは…しょうがないと思う。あれは事故だし。

 

「さて、みんな揃ったね!」

 

 既にリビングのテーブルには料理が所狭しと並んでおり、開催の準備は万端のようだ。

 

 「じゃあ、さっそく始めよっか!みんな受験おつかれさま!」

 

 アイさんの音頭で、グラスに注がれたジュースで乾杯する。その後は豪華な料理に舌鼓を打ちながら、雑談に花を咲かせた。

 

 「リオン、試験はどうだった?受かりそうか?」

 

 「多分大丈夫だと思う。多分」

 

 「……心配なんだけど」

 

 「そういうルビーは大丈夫なの?」

 

 「……多分!」

 

 「お前もじゃねえか」

 

 ワイワイと時に騒ぎ、時に笑い、あっという間に楽しい時間は過ぎていった。

 料理も少なくなってきたころ、思い出したようにアイさんが口を開く。

 

 「あ、そういえば玲奈さんは元気?」

 

 「元気だと思いますよ。毎日メッセージ飛ばしてくるんで」

 

 俺の母親である石動玲奈は、2年ほど前に渡米し、現在はハリウッド女優として活躍している。母さんは俺を置いていくことを心配していたが、俺としては母さんが1人でやっていけるかが心配だった。

 とはいえ、その心配も杞憂だった。最初は愚痴のメッセージなども届いていたが、今ではそれもなくなり、愚痴の代わりに共演者との楽しそうな写真が送られてくる。アメリカでの生活を満喫しているようで何よりだ。

 

 「そっかあ。久々に会いたいなあ…今はニューヨークだっけ?」

 

 アイさんは母さんにかなり懐いている。母さんが日本を発つときなんか、俺よりも悲しんでたし、何なら号泣していた。もうそれは永遠の別れかってくらい。

 

 「はい。今撮影してる映画が終わったら一旦帰ってくるらしいので、2ヶ月後くらいですかね」

 

 「玲奈さん凄いよね~…リオンも将来ハリウッドに行くのかなあ」

 

 「馬鹿言うなルビー。こいつはまず英語の勉強からだ」

 

 「うぐっ…」

 

 ルビーの言葉にアクアが反応する。俺のことを馬鹿にしたような言葉だが、実際にその通りなので何も言えない。悔しいっ…!

 アクアの言葉がチクチクと俺の心を刺す中、アイさんがそれを吹き飛ばすような笑顔を見せ、口を開く。

 

 「あ、そうだ!リオン君聞いて!アクア、ドラマに出るんだって!」

 

 「へえ?そうなの?アクア」

 

 「まあ…」

 

 アクアは何やら煮え切らない返事を返してきた。

 もしかしたらあんまり良くない役なのかもしれない。けど、どんな役であれ選ばれるのは凄いことだ。卑下する必要なんかないのに。

 

 「何の作品?」

 

 「お兄ちゃんの部屋にある、今日は甘口で、っていう漫画のドラマ」

 

 通称今日あま。恋愛漫画の金字塔。俺も全巻読んだ時は泣きすぎて死ぬかと思った。

 

 「今日あまか、懐かしい。役は?」

 

 「最終話に出てくるストーカー。陰湿な感じがお兄ちゃんにぴったりだよね」

 

 「おいこら、喧嘩売ってんのか」

 

 アクアとルビーが小競り合いを始めるが、いつものことなので無視だ。

 というか、今日あまのストーカー役なんて中々美味しい役じゃないか?なんであんな反応だったんだ?

 

 「今日あまのドラマって結構凄いんじゃないの?人気作だし。なんで微妙な反応なの?」

 

 俺が問いかけると、アクアのみならずアイさんとルビーも顔を渋く歪ませた。

 

 「いやあ、その……見てもらった方が早いかな?」

 

 アイさんがタブレットを操作してから手渡してくる。

 タブレットでは動画配信サービスのアプリが開かれており、『今日は甘口で』のページが表示されていた。

 平均評価は5段階のうち1.2。もうこの時点で何となく察したが、一応1話を再生する。

 その話を見ている間、俺は終始真顔だった。

 

 『オマエ、ソンナカオデタノシイノ?』

 

 『オレノオンナニテダスナヨ』

 

 『みんな、やめて~!』

 

 1話の10分もしないうちに、俺は画面をそっと閉じた。

 そんな俺を見たルビーが、苦い顔で告げる。

 

 「まあ……こんな感じ」

 

 「なんていうか……最悪だな」

 

 それ以外の感想が浮かばなかった。

 棒読みなんてレベルじゃない最悪の演技に、原作を無視した無理やりな展開、いる必要のない大量のオリキャラ追加。

 もはや『今日は甘口で』の原形をとどめていない。これは原作レイプどころじゃない。俺が原作者だったら全員ぶん殴ってるレベルだ。

 これを見る限り収益目的の作品じゃなさそうだ。原作のネームバリューを使った新人役者の宣伝が目的だろう。演技は二の次、三の次。

 とはいえ、演技と脚本は最悪でも、演出は悪くない。最悪な演技でも、何とかギリギリ感情を殺せば見れなくはないレベルの作品に仕上がっている。恐らく、裏方は相当優秀なのだろう。

 それに主人公の演技は、まあヘタウマってとこだ。こいつと裏方のお陰でギリギリ作品としての体を保っている。

 というか……この主人公の女優、滅茶苦茶見覚えあるな…誰だっけ…あっ!

 

 「もしかして、この主演女優って有馬かなか?」

 

 「そうだ。よくわかったな」

 

 「まあ昔は毎日テレビに出てたしな。それにしても久々に見たな」

 

 「……それ、本人には言うなよ」

 

 有馬かな、元天才子役。

 最近は全然見なくなったから、もうやめたのかと思っていたが……まだ続けてたんだな。

 それにしてもこいつ…周りに合わせてわざとヘタクソな演技してんのか。まあ、作品を壊さないためにはそうするしかないのは分かるが……そんなんしてたら、この先ずっと良いように使われるだけだぞ。

 

 「こんな惨状だし、アクアが演技をいくら頑張っても…ちょっとどうしようもないんだよね」

 

 「俺もそう思います」

 

 アイさんが溜息交じりに言い、俺もそれに同意する。

 もはや、この作品はどうしようもない、いくら裏方が優秀だろうが、主演が周りに合わせようが、出演者の大半がクソだ。

 皿は豪華で、調味料も旨い、けど肝心の食材が腐っているという状況。もうどうしようもない。

 

 「リオンが出るってなったらどうするの?」

 

 「え、トぶ。こんな駄作やってられない。時間の無駄。原作に失礼」

 

 「ええ……言い過ぎ……でもないか、うん」

 

 ルビーが問いかけてきたので即答する。俺の答えにルビーも納得してしまった。

 駄作という意見は満場一致らしい。

 

 「お兄ちゃんは…」

 

 「俺は出るぞ」

 

 ルビーがアクアに視線を向けると、アクアは真っ直ぐな瞳でルビーを見つめ返した。その瞳には、強い意志と覚悟が見て取れる。

 

 「確かにクソな作品だが、主演は実力派、裏方は優秀。やりようはある」

 

 「ここから何とかするつもり?もう最終話しか残ってないのに?」

 

 俺が言うと、アクアはニヤリと悪い笑みを浮かべた。

 

 「終わり良ければ総て良し、ってよく言うだろ」

 

 アクアの瞳の星が輝き、その光が俺を射抜く。

 こいつなら本当に何かやってくれるんじゃないかと、何の根拠もないのにそう思ってしまった。

 




次回で今日あま編、次次回くらいから高校入学となりそうです
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