惡の帝王 作:承認欲求
目が徐々に徐々に醒めていく。
ふと気が付けば、俺は何故か岩の上に突っ立っていた。目線がとても高く、日本人の平均身長は軽く超えているだろうことは伺える。
身体を見てみると、とても筋肉質であることが解った。自分の身に何が起きているかが全く理解できない。
俺はこんな化物みたいな筋肉はついてないし、身長もこんな高くはない。
身体を軽く動かしてみたが、大した違和感はなく。寧ろ絶好調に近い状態にあるだろう。
ならば、この異物感はなんなのか。
「どういう事だ……?」
俺の喉からとても濃く、そして聞き覚えのある声が発せられた。
記憶が違わねば、恐らくCV子安武人とついているだろう声だろう。
「……。とりあえず、状況確認と情報整理が先決だな」
情報量が多すぎてなにがなんだか。
ただ一つ確かなのは、こんな異常としか言えない状況になっても、変わらず俺の心が凪いでいることだけだった。
◆
周囲を暫く探索してみると、ここが小さな洞窟という事が解った。洞窟の出口付近に光が若干差し込んでいたので、今の時間帯は昼だろう。
……『太陽』と『昼』という言葉が忌々しく、そして恐ろしく感じる。外を見て解ったが、アレらは俺の身体に害を成すものなのだろう。直感だが、確信がある。
次に情報整理だ。といっても、簡単に纏めるだけだけだが。
一つ、俺には前世があり、その時の記憶と自我を引き継いでいる。前世で俺がどのような人生を送ってきたのかは大まかに解るが、それ以上は霧の様な物がかかっており思い出せない。
二つ。俺は洞窟の中に居る。さっき判明したことだな。
三つ。俺は人間という種族と乖離している。もし人だったら『昼間』や『太陽』等の言葉に忌避感を持つわけがない。
……こんなところか。
願わくば、この体の詳細な情報を識っておきたいものだが。
俺が脳内でそう念じた瞬間、目の前に『ステータスプレート』が現れた。何故名前が解るのは不明だ。
先程から解らない事尽くしでいい加減自分に腹が立ってきたが、今は情報を集めることに専念しよう。話はそれから始まる。
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名称:ディオ・ブランドー
種族:『
加護:なし
耐性:物理攻撃耐性 精神攻撃耐性 状態異常耐性
備考:この世の
―――月夜に吼えた紅き月は、闇夜に浮かぶ赤き
称号:なし
ユニークスキル:『
エクストラスキル:『惡のカリスマ』『惡の帝王』
コモンスキル:自己再生
『
???……らせん階段、カブト虫、廃墟の町、イチジクのタルト、カブト虫、ドロローサへの道、カブト虫、特異点、ジョット、
キラークイーン……独り平穏に生きようとした者の魂の具現化。それは、きっと叶わぬ理想であったのだろう。対象を跡形も無く爆殺・爆破が行う事が出来る。【未開】
キング・クリムゾン……それは自己の開示を何よりも恐れ、忌み嫌った。時を飛ばして『過程』を消し去り、結果だけをその場に残すことができる。【未開】
備考:―――其の魂が真に『惡』を知ったとき、それは理想でなくなる。
『
魅惑のカリスマ……それは人を無意識に引き寄せる力であり、一国をまとめ上げるに足る権能である。
相互理解……物事を極めて穏便に進めることができる話術。応用が利く。
貧民街の技巧……生きる為の技術。窃盗、詐欺、殺人。なんでもござれ。
気化冷凍法……自身の腕を凍らせ、そこから大気を伝って対象に攻撃する。こちらも応用が利く。
努力義務……計画、演算、実行。この三つを極めて効率的に行う事が出来るようになる。
赫耀の
備考:人の理から外れ、体のみではなく精神も乖離した者の傲慢。
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言葉が出ない。その言葉が今の俺の総てを表わしていた。
極めつけには波紋の字。
どれもこれも―――ジョジョの奇妙な冒険に出てくる設定であった。
ジョジョの奇妙な冒険。俺が生前愛読していた漫画である。
ただ、逆に言うとそれだけでしかない。
なのになぜこんな……。疑問を解消する為にステータスプレートを開いたのだが、寧ろ増えた。
何故このような状況に陥ったのか心底疑問に思いながら、俺は洞窟の暗闇に消えていった。
あとがきって何書けばいいの?
ヒロイン(スライム)について
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YES, YES, YES!
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NO,NO,NO!